優姫スピンオフ 彼の側に居るために。
前話の優姫の続きです。
優姫は白い空間に何故か居る。
「願いは発動したのに何故?」
自称美貌と恋愛の女神と思い込んだ,見習いによる細工だが彼女の力では少し阻害する程度だったが,神見習いと言えでも悪しき心が在れば,敵対する異次元の異形の力を手にする。
優姫が前を見ると虹色の人形が立って居た,性別が不明な虹色に怯える優姫。
『怯えさせてすまぬ』
男性とも女性とも年齢が分からない声が,頭に直接言葉が響く………。
『君にこの仕打ちをした見習いは,子が責任持って対処した。』
「………??」
『分からなくて良い。』
頭を捻りながら混乱してる優姫。
『それでだ,今の君ではあの世界の人の中では,レア過ぎるステータスが無い人間である。』
「……それってあの世界の赤ちゃん以下て事ですか?」
『………植物や微生物レベルである。』
〘何か酷い事言われてるのだけど。〙
『事実である。』
「………………」
人の心を読まないで欲しいと思う優姫だった。
『詫びとして,ステータスと能力職業に装備をやろう。』
「本当ですか!?」
これでマサと並んで隣に居られると,優姫は思った。
『ステータスは能力職業に左右される,この中から選んで………冒険者は最低職だからステータス上がらないよ。』
「え!?」
マサは冒険者と言ってたので,同じ冒険者を選ぼうとしたら助言された………
〘では何故彼は強いのかな?〙
『私の力とは違う特典と,そもそも彼はレベルを上げて強く成っただけだ,まあ我のGift効果もあるが。』
何をプレゼントしたのだろうか?と思う優姫だった,カタログ本を読み進める。
〘ソードマスター………軽い宝具と強力武器らしいけど,剣とか重そうだし……,マジックマスターはイメージ魔法とか書いて在るけど,私はアニメとか無縁だったし………,家がアニメとか禁止だったから,まあ弟は友達の趣味で興味が出て,父と喧嘩して失踪したのだけど。〙
「イメージや筋力要らない職業て有りますか?」
『それなら神官や治療職だが,大怪我や死人見ても動じない,精神と魔力ステータスが高いが………あの者も治癒魔法も在るけど良いの?』
〘あれ?何か口調変わった?〙
『この方がフレンドリーみたいだし。』
〘何か恵理の口調みたいな。〙
『装備は………彼の書物から………』
優姫の身体が光る。
「きゃー」
光の中はすっぽんポンである。
光が衣装に変わり青い半袖服と,物凄く短いスカート姿に成る。
「これ下着見えちゃうよ,て何でブラ無いの?胸が少し服から出てるのだけど。」
『ダメか?』
優姫は手をクロスして。
「エッチな衣装ダメ。」
『仕方ないなぁ~』
また優姫の身体が光る。
「何で裸なの?」
『そういう仕様だから。』
何か遊ばれてる気がする優姫だった。
頭の光が青い鳥の羽が付いた,青いリボン付き白いベレー帽と,服は白い神官服ぽい手首まで袖が在る金の刺繍が入っている,スカートはまた超ギリギリミニスカと白いニーソに白いブーツに成る。
「………また下着が見えそうなスカートなんですが?」
『どんな角度でも中は見えない仕様よ。』
「乙女としては,恥ずかしい格好は嫌なんです。」
『彼の前では,スカート短くして大胆に誘ってたのに?』
「何で知ってるですか!?」
『秘密です。』
優姫は顔を手に当てて,真っ赤な顔を隠しながら座り込む。
「私の黒歴史………でも」
何やらくねくねと動く優姫。
『この子妄想力と思い出しによる妄想が激しいな。』
優姫の衣装が決まるのはまだ先である。
『仕方ない最強の回復師を基にして,ステータスは本人の特長をステータスに変更して,腕力が低いなあと体力もあと,レベルは600で良かろう後はHPとMPは,おまけ付き最大の99999で良かろう。』
ステータスが腕力と体力とPW以外,魔王や魔神を越えそうに成りつつある優姫だった。
『色々しても汚れない装備と,回復魔法をゲーム風に選択出来る様にして,後は魔法名言わなくても使える様にして………』
チート化される優姫………最強チートヒロイン誕生である………たぶん。
『あと魔法のポーチと中に食料を数十年分と,少し小遣いを………あの………そろそろ妄想から帰って来て欲しいのだけど…………』
困った声で優姫に言うが,優姫は欲求が深い為に,中々妄想ドリップから抜け出せない。
優姫が雅史に再開するのはまだ先である,そう優姫がこの後の選択肢が全てを変えた。
次回は本編へ戻ります。
次回ロリ増量します。