表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
新章一話、異世界で旅を始めよう。
235/260

旅立ちの朝と

 今私は異世界二日目の朝を迎えた、朝は寒く何故か二匹のケツ穴が私の顔に向けて寝てる、しかも見慣れた猫の姿で二匹共……………アレ? 昨日のは夢幻かな?

 それにしても自分の部屋ではないし、さっき異世界二日目の朝と自分で思ったしな、しかも何か外が騒がしい……………なんか『ゴゲー!』とか『グッモォ~』とか、動物にしては何か汚い鳴き声て言うか、まったく爽やかさの欠片も無い声がする。


 ゴゲー! ゴゲー! ゴゲーコッコォー~

 グッモォ~~~


「鬱陶しいな」


「うるさい(怒)」

「もう少し寝かせてよ!」


 二階に射す薄明かりの日差しは、早朝だと教えてくれるがカーテンよりも防音性が必要らしい、後で増改築の一つに加えないとな…………今からでも改造出来るだろうか?


 頭まで新しい羽毛の布団を被り、二度寝は開始した・・・・・・休みの日は早起きは三文の得は無い、だが金を稼がないと異世界だから生きては行けない。


「起きないとダメか・・・・・」


「畜産がぁー!!」

「あともう少し・・・・・・」


 グレイは起きたくない様だ、身体を起こしベットから出てヒヤリしたフローリングに足を置く、寒い…………今季節的に何時なんだ?


 春の始まりだった他の雅史達よりも遅い、五月初頭の春が終わり新緑の季節である、でないと雪で凍死してたオチがある為である、そして全ての雅史達とは違う歴史を辿る世界は、意外にヒロイン達の年齢も変わってたりする、モンスターの驚異は他の雅史達よりも高いが基本強くてイケメンがモテるのは、異世界でも基本だがこの世界にも変な顔や変な頭の悪役は居たりする。


 誰とはあえて言わないが。


「言ってるだろうがよ、俺はテンッロウて言ってるだろうがよ!」

「俺様は新キャラだから、前のキノコ野郎と一緒にするなよ、さて新しいメス奴隷を誘拐させないとな・・・・・クックックックッ・・・・・俺様の、新たなコレクションは次はあの街の・・・・・」


 何やら不穏な二人が現れたが、それは後に登場予定だが…………また出るかゴブルリン。


「ゴブルリンて、俺を変な名前で言うんじゃあねぇー!!」


「さてあの二人で済むかな、ケッケッケ・・・・・ベロリ」


 怪しげに影から新たな悪党の予感、さてヒロインは誰が狙われるでしょうか?


「私は嫌よ」

「私も嫌だよ」

(わたくし)もですわ」


 金髪二人と赤髪の、あの三人が抗議するのだった。


「私は平和にお母様とお父様と、王都で平和に暮らしてるので、今回は悪役令嬢には成りませんわ」


 ネタバレはやめて下さい。


「おじいちゃん、なかなかお客さん来ないよ」

「モカお姉ちゃんは、お母さんとファンタジアですし暇です」


 そこもネタバレはやめて下さい、まあこの三姉妹……………。


「お姉達、客引きして来なよ…………僕は初等学園の宿題で忙しいから」


 おや? 新たなキャラが居る模様ですね。


「ねーちゃん、文句言ってないで真面目に学校行ってよ」

「そうよ、頭良いのに婚カツとか言ってないで、真面目にしてよアリシア姉」


 どうやらアリシアは、悲劇の弟が死んだルートではない人生らしいが、相変わらずの性格みたいだが。


「うへぇ~ イヤだよ、真面目に「ごきげんよう」とか言いたくないよ、私は優しい旦那様を見付け出して、子供を産んで旦那様に甘やかされる日々を…………」


「そんな幻想、私が殴り壊すわ」

「私も許さないわよ、アリシア!」


「ゲェ!? お母さん」


 どうやらアリシアの一家は平和な日々を送ってるらしい、今はまだ・・・・・・


「オヤジ、新しい魔法銃買ってくれよ」


「リゼ、自分のお小遣いを貯めて買いなさい」


「ガトーショコラを友達と学校帰りに食べて、貯まらないんだよ」


「・・・・・・知らん」


 此方も平和な様だ、一族的には知らないが。


「クッ・・・・・もっと強く成らないと…………」


 ヒロインの中で唯一新たな設定が増えた銀髪ヒロイン、さて誰とは言わないが彼女の運命はいかに。


「お姉ちゃん、魔法の制御失敗して追い出されそうだよぉ~」

「あらあらまあまあ、またなのルリエ」

「またなの、アンタ学習能力無いわね」

「ロ~ちゃん酷いよ!」

「ロ~ちゃん言うな!」


 ルリエの魔力を封印しなかった世界の様だ、まあ大樹が何本か気持ち悪いがり方や、砕け散ってたりする……………ハイエルフでも此は叱られるよね、剣士の才能も料理の才能も無いがこの先のまた破壊料理をまた作るのだろうか?


「お父様、まったくお母様と王都に来ればイチャイチャしてないで、ハルモニアに帰って下さいまし」

「まったく父上には困ったもんだ、僕もそう思うよエルリーナ姉さん」


 おや? 不倫事件は無い模様だがエルリーナが金髪ではない、しかも奥さんがローリエではないだと!?


 そしてそのローリエと言うと・・・・・・


「キャスビル王から逃げて早数年、何処かに私の運命のダーリン居ないかしら、もう直ぐ二十代が終わってしまうわ」


 何か色々逃げて来たらしいローリエ、さて彼女が今回のヒロインなのだろうか?

 まあ今雅史に近い場所に居るのは、実際的に撫子姫と雪姫と桜姫、次にルーシエでローリエであるさてあのメインヒロインだったシャロはと言うと、今回は一家は何とファンタジアにもエルフリーデンにも居ない。


 さてローデンス一家は一応ドラルーラ王国には居る、だが今回はアリシアともモカ達姉妹とも縁が無いキャラだが、だが意外なキャラと国旗を隔て仲良かったりする。


「シャロお姉様は……」


「私は平民ですわよ、フリージア様」


「私は貴族とか関係無く、年上のお友達のお姉さまとして接してますのよ」


 意外な運命を後に二人は遭遇するのだったが、ヒロインに成るかはローリエとルーシエが鍵を握ってたり、あのセーラ姫と髪色が金髪からプラチナブロンドに変わった、エルリーナや撫子姫が握ってたりするかも知れない。


 はたまた違う惑星の、皇女ルーテリアやマリアにやアネッサや銀髪の新たな長寿の魔女や、はたまた近場ではあのヒロインが再び現れる可能性も。


「私を忘れてませんか?」


「カルミア? 誰に話してるんだ?」


「お兄様は黙ってて、創作のじゃまです」


 今回も襲われるヒロインに成りそうな、カルミアである。


「私は、か弱いヒロインですから」


「カルミアは嫁に出さん、父上が画策しようが絶対だ」


 シスコンが更に悪化してる様だ。


「だから、私の小説の創作の邪魔しないで、うるさいと義理姉様に言いますよ」


「うっ・・・・・それだけは」


 妻に弱いのは、変わらないみたいである。


(わたくし)の運命の相手は何処かしら?」


 王都オスローホルム、その王城の一画の部屋のバルコニーで想い耽る長い三つ編みの美少女が一人、作者が最初にヒロイン予定にして忘れられた姫、長くたなびく三つ編みの青髪に碧眼の峰麗しいネグリジェ姿の姫が居た、なぜ忘れたかと言えば活発で可愛いマイルの存在を出した為、青髪美少女は一人で良いよねで出番を失った不幸な姫であり、どんな世界でも何故か呪われた様に何故か婚姻の話が来ない。


 まあヒロイン姫で最弱のバストに、何故か美貌はセーラ姫より高いのにセーラ姫はヒロイン属性で、雅史やその他の世界でヒロインなのに光が射さない不幸な姫であるが、遂に新たなヒロイン魔女のお陰で日の目を見る事に成ったのだった。


 しかもヒロインではルリエに匹敵する魔術の才能が在るが、王家的には古い測定器で測った為その測定器の魔力測定クリスタルが壊れた為、偶然で新しい測定器には反応が無かった為魔力無能姫と揶揄されたヒロインである。


 さてこのドラグーン王国の姫、ルーシアはヒロインに今回こそ成れるのだろうか?


 はたまた新たなヒロインや、シャロ達の可愛い美少女ヒロインの圧力に負け、再びモブ以下に成ってしまうかは秘密です、あと出なかった理由の一つにルーシエと名前が少し被ってるからでもある。


「もう城から抜け出して、旅に出ようかしら?」


 ルーシア姫が初めて、城から出る決心をした世界の様だ。


 まだ誰か忘れてる気がするが、まあ気のせいかな?


「私を忘れてますよぉ~!」


 ルリスティーナが涙を流し叫ぶのだった。





 ★☆★☆★☆



 再び戻り夜明けの雅史御一行は、朝食を取り身支度を始めて居た。


「トイレは早めにすませろよ」


「おやつ…………おやつと」

「カニカマが足りませんよ、マサさん」


「僕が昨日寝る前に少し食べた」


「・・・・・良い度胸だ、またハートブレイクショット食らわせてやるぞグレイ!」


「イヤなこった!」


 騒がしいくもほのぼの殺伐な光景である。


「待てやコルァー!!」

「待ってたまるかよ!」


「やれやれ、騒がしい旅立ちの朝だな……………モンスターの鳴き声からな…………」


 深い溜め息をする雅史だった。


「もう行くぞ、早くしないとインベントリの中にこの家ごと、留守番に成るぞ」


 凍り付くマイケルとグレイ、一旦休戦し素早く股旅用着物を身に纏い、三度笠を深く被り玄関を出てインベントリに箱庭式家を収納後、雅史を先頭に歩き出すが。


「なあマイケル?」


「何ですか? マサさん」


「この一日四回しか使えない、ワープスキルてマイケルが昨日使ったのと同じか?」


「違いますね、僕のは影渡りや一人用無限テレポートなんで」


「・・・・・・そうなんだ」

(他にもチートだらけなのかよ)


 雅史の仲間であるから、雅史以上のスキルてんこ盛りなのは当たり前である。


「まあ、早く街に行きたいし使うか……………地域地図を連動して、諏訪岡の人の反応が無い場所を指で押して座標マーキングして、さて行くぞマイケルとグレイ」


「楽しみだな、沢山魚が食べれるかな?」

「大丈夫だよねマサさん?」


 不安そうなマイケルと、ヨダレを光らせまだ見ぬ魚に期待するグレイ、何かグレイが八兵衛に見えるのは何故だろうか?


「何となく、ワープ!」


「・・・・・アレ? 着いたの?」

「周り、建物てより霧と水だらけなんですが……………」


 雅史は失敗し諏訪岡湖の中心の島の一つに、うっかりワープしてしまった…………人が居ないのは当たり前であり、諏訪岡湖大迷宮の入り口すらないただの島である。


「てへ、間違えたみたい」


「・・・・・・・」

「・・・・・・・」


 二人の冷たい視線が、雅史に突き刺さるのだった。


 次回に続く。




 マイケル:やらかしたなマサさん。

 グレイ:まさかだよね。

 雅史:始めて使ったんだから、大目に見ろよ。


 次回どうなるかは不明である。


 ルーシア∶本当に登場しますよね?


 アリス∶一番私が心配よ!


 ???∶実はアリスさん以外で、私も居るんだなぁ~


 ルーシア∶誰

 アリス∶貴女はまさか…………て、ダレ?

 ???∶それは秘密なんだな、此がね!


 さて一体ヒロインは何人居るんだ、彼女は本当に出て来るヒロインかは謎です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ