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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
番外編 惑星旅編
217/260

分岐D さらばゼノンオッサン Dルート完

Dルートは今回で終わります、さて結末はいかに

 星間移動をした先はまた海だが、今回は芸術の国アクアアンジュの職人の街近くに出た、銀河鯨の尻尾の方面には大和帝国が在り、日本に似た文明だが鉄道はリニア以上の技術を使い、移動時間を短縮してるらしいが温泉宿も在るらしい、アクアアンジュは雪の大地が大半を占める大陸の国、北の地には観光名所の城にまだ人類が攻略してない、スノーキャッスルガーデンと言う遺跡が在る。


 温泉地も在るので旅行をマリーとエマとするかな、何か新婚旅行的なノリで二人と行こう、二人以上で行くと何かなヤバそうな目で見られそうだ。

 途中で宝石を換金しゼノンオッサンと、シャロさんを連れこの国の列車に乗り、職人の街アルティザンヴィルに向かった。


 そわそわする二人だが、残して来た家族はどうする気だろうか? そもそも、単独で迎えに行ける程生易しい場所ではない。

 まあ1駅位の距離………この国のね、雪が舞い始めると二人のテンションが変わる、まあ大半雪の国だからね………


 そして着いた場所の街の駅に下車する、二人には一応通訳装置が有るがこの国でしか通用しない、役所に行き他の国から来た移住者登録をした、一応二人分空きを作り登録を完了。

 一応審査に本当に他国から来たかチェックはされた、まあ他の惑星だが他国で在るから問題は無かった。


 そして後継者が無くてもう誰も使わない、町外れの古い工房と町外れだが空き地の場所、街中で若手がしのぎを削る若手職人街、その代わり娘の身の安全は保証できない。

 何せ色々溜まった若い肉体、理性が在れば良いがそんな事まで管理は出来ない、他にも職人同士の喧嘩は日常茶飯事で捕まっても、喧嘩両成敗で罰則が科される理不尽さ。


 陰湿な工作は直ぐに取り締まるし、盗作は御法度でどんな職人でも捕まる、ガラス職人だろうが陶芸家だろうが………

 そしてゼノンオッサンが選んだのは、私を見ながら何やらニヤリとし町外れの後継者無い、古い陶芸家の日本家屋の様な場所である。


 何かメッシュの白髪の、気難しい美食家弟子の男が出入りしそうな、そんな古き良き昔ながらの日本家屋だった、中も江戸時代かよて感じで引き継ぐ人が居ない理由が分かった。

 まあリフォームはするが、外観は変えずに中をリフォームするが、ゼノンオッサン達仕様に土足の生活に適したリフォームにし、庭に在る釜は日本陶芸釜そのままだった、転生者だったのかな? この家前の持ち主。


 他にも焼却炉の様なレンガ釜も在り、色々な作品を作ってた窯元と分かる場所だ、一応釜の手入れは使う本人に手入れを任せ、シャロさんは何かアピールしてたが無視。

 一応台所のリクエストだけ聞いて、仕方なくシャロさんのアピールに少し相手をし、台所のリフォームを開始してシャロさんの相手をしながら、キューブでキッチンを製造しフローリングに張り替える、シャロさんは相手をされてご機嫌だが、まあ私的には構わないが………色々な意味で。


 まだまだかまって欲しいらしいので、仕方なくゼノンオッサンも居ないしかまう事にした、何でシャロさんはそんなにアピールして、構われたいのだろうか?

 いつの間にかぐったりしたシャロさん、まあ面倒だから完成したシャロさんの部屋に運び、銀河鯨のシャロさんが使ってたベッドを置き、寝かせといたが全く何をしたかったのだろうか?


 他にも使えそうな道具は、ゼノンオッサンのリクエストを聞いて修理したり、知らない道具は図書館の資料のコピーを渡して、使い方を覚えたゼノンのおっちゃん。

 さて呼び方がランクアップしたが、問題は此処からだが何故かゼノンおっちゃんが居ると、流石のシャロさんもアピールはしない、まあ破廉恥アピールだからな………何のかは想像に任せるよ。


 釜の手直し方法は知ってる方は何とか成ったが、日本の登り釜等は知らないらしく資料をコピーし、直し方の資料を見ながらヒビや隙間等の修復をした。

 食材の買い出しは親子で行かせる、何となくシャロさんはこの街では浮いた存在だ、あのゼノンおっちゃんの遺伝子を受け継いでるとは思えん。


 そして私はたまに帰ってはエマとマリーと、イチャイチャして出張疲れを癒される、まだエマとは大人の関係ではないがエマが気が向いたら、そっちの関係も構築したい。


 釜の修理や色々費用は消えたが、要らない骨董品は意外な値段で売れたから問題は無い、逆にあんな値段で売れて良いのかと引くレベルだ、芸術に疎いが骨董品を一応鑑定した金額で売ったが、まあ別の惑星の骨董品だったからか不明だが、鑑定の10倍の値段が付いた………


 尚つい最近のスランプ時代の、ゼノンおっちゃんの作品はそれなりの値段に成った、値段評価はこの芸術の国では珍しい手法だかららしい。

 手法評価の値段に膝を着いたゼノンおっちゃん、まあスランプ時代でその値だから此からの筈だ。


 そして息子と嫁を迎えに向かい、ゼノン一家は………もといローデンス一家は移住を完了した。

 新しい場所で新たな生活が始まる、ゼノンのおっちゃんは昔の片腕を連れて来た、ゼノンおっちゃんの復活を待ってたらしく、バイトをしながら食い繋いでたらしい。

 代償に家族に逃げられたらしいが、さてシャロさんはこの片腕さんと結婚予定。


「私は聞いてないわよお父さん」


「姉さんは誰にも渡さない!」


「このバカ息子、シスコンが重篤ね」


 呆れて言うルキアさん、シャロさんが美人な意味が理解できたよ、シャロさんの弟も美形だし………本当にゼノンおっちゃんの子か?


 疑惑は払拭出来ないがまあ頑張れ、そして結局シャロさんは結婚しなかったらしい、シスコンが阻止したらしいしそれにやはり娘を、誰にもやりたくないが発動した。

 そして宴会をしローデンス一家と、静かに別れ多めの資金を置いて去った。




私はシャロ………マサシさんとさよならをし、私はとある日に幸せをお腹に存在を感じました、やはりアピールは大切ですね。


 そして沢山の時が流れました、マサシさんが去った後私達は順調に生活が出来てます、弟もやっと結婚したしお父さんは相変わらず、でも変わった物は確かに在る。

 私は二児の母に成り息子達は、お父さんの焼き物には興味は無いけど、雪の石像を作ったりして子供ながら賞を受賞してたりしました。


 息子達を産んだ事に後悔は無いわ、だけど私の選んだ道が少しでも違ったら、私はあの人の隣に居られただろうか?

 でもあの人に愛された訳では無くとも、あの時の行動を悔いた日はないしもしも行動しなければ、息子達に出会わなかったわ。

 あの人の面影は少し在る、しかし最初の出会いが違い一緒に居たら、この私の人生は変わってただろうか?


 それを知る術は私にはないわ、仕方ないわよね私が選んだ道だもの…………


「お母さん、また木彫りの作品が褒められたよ」


「シャロ母さん、僕は新しい絵が褒められたよ」


息子達は同時に睨み合い、同時に言う。


「「………………負けないからな!」」


「…………何で張り合ってるのよぉ~」


 何で息子は張り合てるのか知らないけど、息子にはすくすくと育って自分の信じた道を進んで欲しい、まあ今は手が掛かるけどお父さんよりマシよね。


「孫よ、ワシの渾身作を見よ!」


「「興味ない!」」


「そんなぁ~」


 お父さんは何とか息子に、陶芸家に成って貰いたいみたいだ、何か孫馬鹿じいじいに成り果ててる気がするわ。

 そして息子達は成人し私の元を去った、芸術と冒険者の世界に向かった息子達は、何故かモテモテに成って帰って来た。

 何故か息子達の父親の影響が強い気がするわ、あの人の場合は………やめよう私の心のダメージが増すわ。

 未練もう無いと思ってたのに、またあの人に会いたい………死ぬ前にもう一度………


忘れられない体の疼きと、あの人のあの大きな物の感触と私を求めてくれた、あの人をもう一度…………アレそう言えば、たまにお父さんと息子達が昔外食に行ってたけど、何故かたまに懐かしい料理の匂いがしたような………







 ローデンス一家と別れて翌日、マリーとエマと仕方なくリナやルリエにティナ達も連れ、芸術の首都で音楽鑑賞をした、私としては観光名所の城を見たかったのだが。

 先ずは無料の音楽祭を皆で楽しんだ、学生の演奏会はプロ並みの演奏会場、その道に進む学生故に素人でも圧倒されるクオリティーの合奏、他にもコーラスやアカペラ等多種多様のコンクールが開催、有料のコンサート会場はプロのオーケストラの演奏に、この国のアイドルのライブ等も開催中……日本でも、このアイドル達は売れるだろうな………小学生アイドルも居るんだな。


 他にも舞台劇に怪しげな時代創作劇、オペラハウスの劇等を二週間掛けて見た、ティナはうっとりと音楽鑑賞し何か音楽にハマったみたいだ、特にオペラに…………


 要らない骨董品を再び売り、トムに任せてお金を援助に向かわせた、まあ後の修復の経費も必要だろうがたまに、トムが泣き付かれ仕方なく行く時も有った。

 本格的に軌道が乗るまでは援助はする、連れて来た責任は果たすが何時までもは果たさない、それにそろそろ来そうだしな()()()


「マー君見付けたよ」


「来たなアネッサ」


「今日は私とデートしてよ」


「残念ながら私と今日はデートよ」


 火花散るエマとアネッサのデートバトル、今日は血の雨が降らない事を願うよ…………なんで、私の彼女はデートに成ると血の気が多いのかな?


 それから色々な街に旅をした、隣には大切な未来の嫁達と歩む、沢山の歩んだ道の先で家庭を築くその日まで。

たまにゼノンさんが小さな子を連れやって来る、犯人はトムだがまあ問題はないが、ゼノンさんよ新たな地で奥さんと励んだのか? まあ、今日は懐かしい料理を馳走しよう………マグカップも貰ったし。




 アレから数年後、定住先が見付かりエマと結婚した、まあ結婚したてより子供が出来ただな、エマは夜は更に可愛く成るがエマとの甘い夜は朝方まで、愛し合ったが………二人揃って歯止めが効かないな。

 そしてマリーの腹違いの妹も生き返らせ、リナも喜んでたがティナは何故か膨れ面、ルリエは落ち着いた雰囲気を纏うがやはりドジは治らない、まあ出会った頃に比べたら相当マシだ。


 マリーとの子は少し大きく成ってから、実家に挨拶に向かったが王妃様は喜び王様は血の海に沈んでる、昔と変わらない気がするが何故だろうか?


 ティナの実家は凄く面倒だったが、銀河鯨のフィールドを解除すると何故か態度が変わった、何だか分からないが銀河鯨をモチーフにした、国旗を作りたいらしいので許可したが、国旗て新しくして良いのか? 国が変わった訳でも無いのに。

 そしてグリフォン達も参加し何か拝まれてるが、気にしたらいけない気がするので放置する、微妙にグリフォン達がどや顔してたが………まあ私には関係無い。

 その数ヶ月後にアネッサが出産し、リナも出産してと忙しい日々が再び始まった、途中で拾った婦人科医師の鬼神の桜さんに任せて、わんぱく盛りの息子とのスキンシップも忘れない。


 そして成長した息子達が遊べとやって来る、私が幼少期に父からして貰えなかった、キャッチボールや肩車でその日の息子の話を聴いたりと、幼少期に私が経験しなかった思い出を息子と作って行く、息子達は擦り傷かすり傷は日常茶飯事だが、すくすくと成長する日々は私の宝物だ、この広く人類が居ないが息子や妻達に優しい星で…………


「酒が足りないぞぉ~」

「そうだぞぉ~」

「マタタビ酒もお願いします」

「僕も!」


 何で普通に昼でも夕方でも、のんべい何だアイツら………


「隠居の我等の家も頼むぞ」

「そうだぞ義息子よ」

「我等のエルフ用の家も頼むぞ」

「家も頼むぞ」


 義父は注文が多いから面倒だ、そもそも隠居する気ないだろうし、孫に会いたいだけだろうがぁ!

 全く困った義父達だな………種族関係なく。


「何で旦那様は歳を取らないのかしらね」


 マリーから圧を感じるのは何故だろうか?


「私は少し老けたのに………理不尽よ」


「知らんがねぇ~」


 さて今日はどんな料理を作るかな、たぶん息子達は美味しいモンスター肉のから揚げと言うな、何故に親子揃ってから揚げ好きに成るかな、まあ私の息子だから仕方ないか、だがまた何かを嗅ぎ付けたゼノンさんと、たまに連れて来るゼノンさんの子供? は、何故かシャロさんの面影がある中学生位に成った、良く食べる双子をまた連れやって来たが、何でそう美味いもの作る日に限って来るかな?

 エマとマリーとティナの息子は、その内学校に行く年齢なので何処の惑星の学校に入れるか、今もまだ議論が尽きない。


 まあ最悪アネッサの母校に通わせる気だが、アネッサはそれなら私と早く子作りしてよと、たまに文句を言われる…………理不尽だ。

 もう私とアネッサの子は産まれたのに、まあこの子が小学校に入る頃には兄達は小学校卒業だろうが、それにしてもエマとの子は見事にエルフ感が無い、人間の美男子少年てどうなんだ?


 美男子要素はエマだろうが、体の構成は人間だが身体能力はエルフを越えた何か、まあ余り深くは考えないぞ。

 いつか子供達と旅が出来て、酒を飲み交わすその日のまで私は息子達に、私が与えられなかった愛情を注ごう、何時か家の父ちゃんが未来の目標と言われるまで………言われたいな。



 分岐D完…………






 ルリエ「私の出番少ないですよぉ~」


 エマ「あらあらまあまあ」


 それでは残りは本編へ…………

今年最後の投稿に成ります、また来年も宜しくお願いします。

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