分岐D 雪国の姫
銀河鯨で北に向けて、センターウォールアルプス上空を越え、スノーフラワー国の国境に入った。
そしていつの間にか学校が始まり、課題を片付けも含めて来れなかったアネッサが、久々に来たがセンターウォールアルプスの景色に、感動してたが私を微妙に距離置いてたエマさんが、アネッサの久々の登場で私の側に居る。
此は期待して良いのだろうか? だが、アネッサは私に抱き付くがエマさんも対抗し、何故か腕に抱き付いた………私は死亡フラグを立てた覚えはない。
何故かルリエも参戦し背中には、ルリエの慎ましい双曲線の感触に左側からアネッサの双曲線、そして右側には二人よりは少し有る本命の双曲線感触、我が人生に悔いなし………いやまだまだ異世界満喫するが、だがまだ終わらない何故か正面に来るシャロさん、だがエマさんが正面に移動しガードをした。
もうエマさん可愛い、彼女に成って欲しいな………成ってほしいなぁ~ まあ、右手が空いたのでエマさんを抱き締めてしまった、まあ少し驚かれたが何故か三人共に動かないし私は動けない、いや動きたくないしこの美少女と美女エルフのモテ期らしき、この瞬間をまだエンジョイしたい。
シャロさんが両手を付き、敗北者の様なポーズをしてたがどうせ、あのオッサンの為に私に尽くしたいだけだろう……借金返済に。
父親の借金の為に私に媚を売っても困る、そもそもシャロさんに私への恋愛感情は無いはず、借金で困っててバイトをしてた位だし。
あと勇者とか言ってるから、見た目より勇者らしき男に媚を売ってるかも知れない、私は勇者とは名乗ってないし名乗る気もないし、そんな勇者名乗るなら目立ちたい若者に譲るよ、目立つの基本キライだからね。
だが私は何故かこの後に何故か目立った、私が原因も含まれてるがそれは、この後助けた私の未来の伴侶にも影響する。
「私が居ない間に、私も負けませんよ!」
シャロさんを見なかった事にし、ティナが右側に抱き付き更に幸せな時間が増えた、この幸せが長く続けば良いな………
そしてスノーフラワー国のアモール川、エルドラ海と北海を繋げる運河でもある、海水混じりの大河に近い川の近くの街で、ティナとルリエとエマさんとアネッサを連れ食事に行った。
寒い国の川の街独自の調理法のスープ仕立ての料理、スパイスを使ったモンスター鳥料理や、中々珍しいモンスターの部位料理等が有り、トムとアカツキは魚料理を魔法で人間の姿に化けて食事、たまに見る姿とは言え微妙な顔でトムとアカツキを見る女性陣。
鳥モンスターのスパイス照り焼きを食べてると、不穏な話し声が聞こえた………それは、この国の姫が拐われたとの噂話だがだがそれは二週間位前の話し、だが同じく二週間前に国の行事に顔を出してたらしき、その姫だが噂は尽きず悪いクーデターを、何度もするなんとかプーチン………はて? 何処かで聞いた様な名前だな?
そのなにがしプーチンは、何度もクーデターを起こすが国王の優秀な騎士に撃破され、まあ姫の身代りに成った犠牲者も出てるらしいが、そのなにがしプーチンは未だに逃走し広い国を賞金付けて、国王が追ってるらしいが何年も捕まらないらしい。
あとそのマリー姫とティナは知り合い、何故か私に会わせたくないなぁ~と言われた、美人は確実だなこの反応は。
エマさんはルリエの世話で大変だ、アレで千七百歳位らしいが人間に換算すると、十七歳だそうだ………おいおい………
ちなみにエマさんは二千少しらしいが、人間換算すればセーフだしエルフだし守備範囲だ。
まあ人間だったらミイラかも知れないが、エルフの二十歳位と思えば問題なし、まあルリエは引き籠り歴は人間のニートを遥かに凌駕してるが、まああのドジでは中々に定職は無理だろうな、特技は何も無くても転ぶだからな。
アレで魔乳ならモテてたかもと、幼馴染みエルフのローズてのが言ってたな………だが、確かにあの魔乳エルフは男エルフにモテてたな………だが、ルリエとは違い転ぶ気配は無かったがあざとい気配はした、まあ私には関係無いしな。
キューブで一応確認すると、普通に拐われてた今居る場所から離れた場所だが、同じくアモール川近くの辺境の森に囲まれた街にだ、だがキューブは他にも情報を出す………マリー姫の影武者姫の存在。
王都に十人位の影武者に、二人は死んでるらしき反応の街道の林らしき場所と、王都から大きな街の途中の森に反応が在る、他にはマリー姫の近くに一つ………影武者とマリー姫が同時に捕まるて、異常だよね………
まあ考えてても仕方ないので、食事を終え暫く黙ったまま夕食近くには目的の場所に到着、何か寒い場所に来てから銀河鯨の動きが良い気がする。
寝静まったのを確認し、一応寝てるか確認してトムとアカツキをお供に、サイレントモードで目的の街に降り立つ。
ちなみにアネッサはもう帰ってる、ただの昼飯食いに来た魔女女子高生でしかないな。
トムは猫の姿で偵察に行き、アカツキはステルスモードでアジトらしき回りを偵察、そしてアカツキが戻るとこの街の大半は反国王派らしい、平等な社会主義を目指してるナンチャラプーチンの、思想に共感してる人間の溜まり場的な街らしいが、それは全員賛同はしてない。
感化され仲間に成った者、国王のやり方に反発したいだけの者、新しい事だけに乗った者に楽に暮らせるならや考え無しの者、あとは賛同はしないが中立の立場に居る住人、体制が変わろうと生きる土地は此処だけだかららしい。
何故にそんなに情報が出てるかと言えば、隠す気がない連中だらけだからだし、国王に加担する人物は街に居ない為に。
あくまでも中立の立場で、両方に加担する気はない人間は見て見ぬふりだ。
そしてアカツキが情報収集したのは二時間だったが、トムは更に掛かり三時間以上して帰って来た、マリー姫はボロボロの服装だったが襲われては無い、だがその代償にマリー姫の影武者が乱暴されてるらしい。
沢山の男達に無理矢理性的乱暴をされ、未だに男達は影武者のマリー姫そっくりな女性をなぶってるらしい、ちなみにマリー姫が居る場所は床に穴を掘り、無害スライムを入れてトイレをさせてるらしい、見張りの男が「早くトイレしねえかな、また恥ずかしい格好でトイレする姫が拝みたいぜ」と、下卑た事を言ってたらしい。
一応鉄の扉には確認用の窓とした下に、食事を与える扉が在るが食事からは臭い臭いがしたらしい、何か想像が付くのはエロゲー知識が在るからだろうか? それとも、薄い本ネタからかな?
味方は居なそうだし、眠りの範囲魔法を使う………しかも精神ダメージを負う、精神と闇の合成魔法のナイトメアーを使い…………しまった、マリー姫と影武者女性も攻撃してるなコレうっかりやってしまった。
トムとアカツキは呆れて居た、神速を飛ばしアカツキとトムに悪党の捕縛を頼んだ、まあこの街全員アウトだけどね中立だろうと、誘拐をほう助したらダメだろう。
私は先に男達に弄ばれてた、影武者を救い出し男達を蹴って退かし臭い体液がベッタリだが、特殊なポーションを飲ませてキューブに収納、邪魔に扉の前で寝てる見張りの男二人を蹴り飛ばし、剣を出して居合で扉を微塵切りにし姫をポーションと万能薬で、方法は言わないが飲ませて毛布を身体に巻き、何か真っ赤な顔をしてるマリー姫だが………目覚めて無いよね?
二人を大和神国の拠点に連れて行き、温泉で洗ったが我慢出来ずに手を出したが仕方ないよね、マリー姫は狸寝入りしてたしキスしたら手を回して、積極的にキスを堪能してたし。
気が付いた影武者のマリー姫の腹違いの妹の、リナはもう一人の妹だったエナの分まで、マリー姫を助ける為に身を挺したらしい、そのエナて影武者は乱暴されて途中で首を折られて森に捨てられたらしい。
エナが守ってくれなかったら、リナが乱暴されながら殺されてたみたいだ、後で蘇生出来ないかの実験に成って貰おう。
この世界には蘇生が可能な秘薬が在るらしい、だが私は秘薬ではなく他の惑星に在るらしい、どんな状態も回復する名もない星の温泉だ。
もしかすると大切な人が死んだ時、その温泉を効果が分からずに使うより、生き返るが試す為にも死んだ死体は必要。
まあ生き返ったら儲けもの程度だ、もしダメならこの広い異世界の宇宙規模の、秘薬素材回収をして試す予定だ。
一応魂は残ってれば蘇生するし、最終手段に女神様に土下座して魂を貰おう、身体の持ち主のをね。
そしてマリー姫とリナと身体の関係に成った、初めてのマリー姫をリードし私は異世界の姫と関係を持ち、私は我慢してた物を解放し解き放つが、何とは言わないよ。
二人共に甘えん坊で欲しがりに成った、明け方に戻るとアカツキとトムにメッチャ睨まれた、捕縛した悪党は瀕死目前の状態だ、まあ死にはしないが瀕死目前をキープしながら悪夢を見続ける魔法だし。
まあ私は天国を見たが、その天使二人は私にベッタリだ………ヤり過ぎたかな?
キューブにブチ込み死体も二体回収、後に蘇生を試すがそれよりエマさんが遂に私の彼女に成った、まあマリー姫達に触発されてが悲しいが、まあ結果オーライで………ついでにルリエとティナも恋人に成った、そしてマリー姫との別れは来なかったが王様に褒められた反面、殺されそうに成ったが王妃様の計らいにより不問に成った、王妃様の攻撃に血を流し倒れるバイオレンスな光景、ドン引きするマリー姫とリナは怖い笑みの王妃様に逆らえない。
「経緯はどうあれ、此でマリーも嫁入りして喜ばしいですわ」
「私はゆるぐふぇ………」
「黙りなさいアナタ!」
王様は王妃様の尻に敷かれてるらしく、手は出さないが口で文句を言うのみで抵抗はしない、あとマリー姫を嫁に出すから報酬は無くても良いわよねとも言われた、まあ姫を嫁に貰えるなら構わないし、お金に困っては無いし……この星でだが。
「やりましたわ、マサシ」
「姉共々私達を愛して下さいね」
「……そんな………リナまで………」
「やれやれですね、私以外の妻達も大変ね…………」
疲れ顔で王妃様が言うと、中学生位の少年が現れてマリー姫に言う。
「微妙な心境ですが、姉上おめでとう御座います」
「アルベルトも頑張って早く王に成って、この身内の結婚に否定的な父を早く引退させてね」
「姉上、一応私には婚約者がいるのですが………父上の、あの変なお見合いの果ての公爵令嬢のおどおどした………」
「大丈夫よアレは、権力に飢えた奴らの家を落としただけだから、素行調査で良かった令嬢しか居ないからね、あと二人アルベルトには婚約者が居るわよ」
「あぁ~あ言っちゃったわね」
母王妃様の言葉に、次期国王のアルベルト君はフリーズした、アルベルト君的には一人の婚約者だと思ってたらしい、だが今マリー姫がパンドラ箱を開けて、アルベルト君は知らなかった現実に叩き落とされた。
そして爆弾は破裂はしなかったが、後にマリーは言ったがマリーの影武者をしてた、マリーにそっくりな没落して捨てられた元令嬢の二人が、アルベルト君の婚約者相手らしい。
まあ数ヶ月後には王様の若き日と同じく、最初のお勤めが待ってるし同時に結婚もするらしい。
中学生位の年齢で結婚と子作りとは凄い国だ、まあ子孫を残すのは王族の宿命だろうな、私は好きな女性と長く一緒に居て家庭を作るが、まだその時ではない。
マリーとリナに死体のエナとルーナを連れ、何かマリーが四人居る錯覚がする…………二人は死体だけどね。
そして何となく寄った場所でグリフォンを二体仲間にし、エリアアースに向けて星間移動を開始した。
「なんだ懲りずに来たか、猫畜生達四匹」
「「猫畜生言うなぁー!!」」
「「我等は高貴な存在だ、そこの奴らと一緒にするなぁー!!」」
「「此方の台詞だぁー!!」」」
何だかなぁ~