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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
番外編 ドラルーラ国~ノーラス国・スノーフラワー国編
210/257

分岐D 銀髪少女とエルフの国エデルフリート

再びあのポンコツエルフ登場

私達はファンタジアに寄り、トムとアカツキは食べ物を食べに行き、私は陶器の皿や湯呑みを買いに工房巡りをする。

工房から直接買える場所も有るらしい、思った物が無く歩いてると溜め息しながら困ってる、職人らしき中年が居た。


「金が無いから、あの良さげな粘土買えねえなぁ~」


誰に言う訳でもなく独り言を言う、職人らしき中年に何故か私は声を掛けた。


「ちょっとよろしいですか?」


「? ………何だ兄ちゃん?」


職人らしき中年は少し警戒しながら此方を見る。


「今マグカップとか探してるのですが、此れと言った物が無くて困ってて、もし貴方の所で売ってたら買いたいなと………」


何か困った顔で話を聞いてたが………


「まあ無くは無いが、パッとしない物だぞ………斬新なデザインではないからな」


そう私が買う気が無かったのは、何故かコップを斬新な作品にして売ってたからだ、しかも欲しいサイズの大きめのスープとか飲む、マグカップが欲しいので私は作品が欲しい訳ではない、使えるマグカップがそれなりの数欲しいのだ……形在る物は、いつか壊れるし予備は有って損は無い。


オッサンの工房に行き、工房の扉の鍵を開け活気がまったく無い殺風景な工房だが、物は少しは在る程度。

皿は使えそうだし普通のコップは、百均とかで売ってそうな感じのや、少し取って部分を植物の弦の様にしたのやら、たまに斬新………この街では普通が有った。


香りが広がるコーヒーカップやティーセットも欲しいが、何故か無いので仕方ない、ご飯の茶碗や茶碗蒸や湯飲みや急須は、大和神国で買って在るがオーダーメイドは出来ないので、何処かで頼めそうな気の合う職人探しもしないと。


デカイ丼とか大きな刺し身皿とか、少し自分では発想出来ない大きな刺し身皿が欲しい、トム達が驚く様な………イヤ………アイツらは食い気だからな、斬新な皿出しても意味は無いかも知れん。


唸りながら数少ないカップを睨みながら、オッサンは困った視線で居る。


「唸りながら見る様な物でも無いだろうに………」


「貴方が作ったコップだろうがよ!」


そう言うと明後日の方を見るオッサン………


「…………マグカップは此れだけだ」


近くのテーブルに置かれてるマグカップ、普通のマグカップだが欲しいのはカップが広い大きなマグカップだ。

よく百均で大きなマグカップが売られてる、両サイド取っ手付きマグカップや大きいコーヒーカップみたいな、そんなマグカップが欲しいのだ。


「何処も普通サイズのマグカップだな…………」


「…………昔勢いだけで作った、スープ位しか使えねえマグカップ持って来るか………」


「在るのかよ…………」


そうぼやくとオッサンは。


「お前さんが欲しいサイズかはわからんぞ………」


そう言い残し工房の奥に消えて行った、まあ今居るのは工房の入り口の接客や物を売るスペースで、奥にはヨーロッパ風の陶器を焼く、耐熱性レンガの釜が在るが火の気は無い………

工房だがまったく火の気は無い…………


少し時は経ち持って来たのは、普通のマグカップより少し大きめのマグカップと、スープ用の食器類。


「…………探してる大きさでは無いな………」


「……………そうか………」


何か悲しそうな顔をするオッサン、一応紙とペンを出して説明すると…………


「そんなマグカップは、この街に売ってねぇーよ!」


だがオッサンは紙を見ながら言う。


「無いが、作ったら買うか?」


「欲しいから探してたが、まあ作れないなら自分で材料探して外の国で、作れそうな職人探すさ」


何か言いたげなオッサン。


「世界は広いからね、この湯飲みだって外の国で作られた焼き物だよ」


キューブから湯飲みを出して見せると、何故か湯飲みを引ったくりマジマジ見るオッサン。


「まあ大和神国なら、寿司屋とかに普通に在る湯飲みだな」


「此れが普通にだと!」


回らない寿司屋に普通に有る、あの六角形の湯飲みだ。

しかも文字を書いたのや、緑やお茶色にした湯飲みも普通に売られてたりする、そこら辺はたまに日本でも在るがマグカップは無いので、無ければ材料探して自作である。


「街に引きこもっては、世界の広さは計れないな………」


「湯飲みを自分のにしないでくれないかな?」


湯飲みを取り返した、少々痛い目にあわせて。


「くれないのか?」


「やるかよ!」


何故かガッカリするオッサン、ふざけるなよモンスターや盗賊を倒した金で、買った物だぞ。


「ケチじゃな」


「どっちがだかね」


もう用は無いし私は工房を出る、何故かオッサンは工房奥に走って行ったが、何か嫌な予感がするからトム達が居そうな食べ物屋が在る、広場に行き人集りが在る店に行くと………


「シーフードピザおかわり」


「僕はチーズピザ四人前」


「少々お待ちください」


…………やっぱり目立つよな、アイツら大食いモードで食べてるし、仕方なく近くのカフェで食い終わるのを待つ事にした。

ハニーティーは高い値段だが、貴重なモンスター蟻だかハチだかの蜜を使ってるらしい。

日本で飲んだ紅茶とはまた違う、優しい蜜の香りがする紅茶だが、店員からは不思議そうに私を見る?

何故だろうか?


近くの店からは騒がしいが、「猫精霊様が食べておわせだ」とか、「新しき勇者様は何処におわす」とか何か騒ぎが酷く成ってる様な。

店員さんに私は次に青紅茶と書かれた、ハーブティーらしきのを頼み飲むと………何か知った味にそっくりな。

通販の○マゾンに売られてる、バタフライピーに似てるがハーブが違うぽい。

レモン汁を垂らしたら、色が変わるかは分からないがまあ似たハーブティーみたいだ。


「青紅茶ねぇ~」


何か苦笑いするメイド服ぽい格好の、店員さんと何か表情がピクピクしてる店長らしき人物。

まだ食ってるらしいので、次はココアを頼むと何故か店長らしき人が、鼻息荒く作り始めた………挑発した覚えは無いが………


日本のミルクポーションを数個用意し、ポケットに入れ来た後に一口飲んだ後にミルクポーションを入れ、何か睨まれてる気がするがミルクココアにしてから飲む、ココアの質がやはり異世界だから違うから味も違うが、ミルクポーションを入れると近い味に成る………まあ、日本のス○ャータのコーヒーとかに入れるポーションだし。


ゴミをキューブに収納してから、トイレに行って戻るとココア片付けられてた、他にも注文しろて事だろうか?

他にはアイスミルク………アイスミルク在るなら、ミルクココア作れるだろうがぁー!!

他にはブレンドコーヒー、当店自慢のスペシャルブレンドコーヒーに、当店自慢の紅茶と………さっきまで無かったメニューが増えてる。

店員と店長らしきのをみたら、明後日の方を目を泳がせ見ていた、犯人は確定だ。


「次にハシゴするか」


何か残念な顔をする店員達…………何故だ?

私は次の店に行く前に、静かに成った店を見ると飽きたらしき野次馬は余り居らず、トイレに籠ってるらしきトム達に困り顔の店員や、「早くトイレを使わせてくれ!」と泣き叫ぶ客が居た、しかも男子トイレが順番待ちらしい。


「いらっしゃいませ」


店の中を見てたら、爽やかに営業スマイルする金髪の小柄で可愛らしい、美少女が居たが客ではないんだよな……


「何名様ですか?」


野次馬や冷やかしは許さないて、そんなプレッシャーを可愛い顔して放つ恐ろしい店員だ、しかもコルセットミニスカメイド服でだ。

足が細いし美少女だが、何か怖い…………まあトム達のせいだろうな。


「連れを探してまして…………大食いの………」


それを聞いてた引きる顔をする店員さん。


「勇者様ですか?」


「こんな平凡な人間が、勇者だと思いますか?」


新しい返しをすると、更に顔が引き攣る店員さん。


「私は勇者様を知らないので…………」


「普通に豪奢な装備をしてイケメン陽キャラで、国の威厳やらを使うのが勇者では?」


「私はどんなのが勇者様かは、知らないので」


それならトム達見て、勇者とか言うのはやめれ。


「トムのトイレ長いなぁ~」


いつの間にか席に戻り、残りのピザを食べ始めたアカツキ……まだ食べるのかよ。


「まだ買い物して…………」


私と目が合い固まるアカツキ、私はどんな顔をしてるかは分からないが、アカツキの顔色が悪くなる。


「ちゃんと自分達が払える金額で、食べてるから怖い顔しないで下さい」


怖い顔をしてるらしい、そして奥にからスッキリした顔で現れたトムが、私の顔を見てダッシュ出来て言う。


「直ぐに食べ終わるから待って下さい」


「旅の連れが迷惑掛けたみたいですね」


一部の店員の顔が、トムの食べ終わるを聞いて希望の顔に成ったのを見逃さない。

私の前に居る店員さんは、また顔が引き攣ってたが………


トム達の会計が終わりやはり足りずに、晩飯抜きを条件に足りない金額を払った後に…………


「…………今足りなかった分払ったら、晩飯出る?」


他に有ったらしい財布を出して言うトム、だが後の祭りだ。


「有言実行だよな、変わらず晩飯抜き」


「そんなぁ~」

「トムのバカァ~」


足早に店を出て、街を出ると何故かあの店員が死にそうな顔をしてた、酸欠の様に…………


「…………少しいいですか?」


「「「?」」」


息を調えてから店員さん、シャロさんは言う。


「何でもするので雇って下さい、勇者様」


「だから勇者ではない」

「「またかよ!!」」


一応何が出来るか聞くと、家事全般はこなせるらしい。


「ハウスキーパー位だな」


「ハウスキーパー?」


何故ハウスキーパー? て顔をするが、教えない。


「雇う程では無いよね?」


自動で掃除されてるから、確かに問題はないしゴミは無害スライムが分解するし。


「食事は?」


トムとアカツキが私を見ると。


「「間に合ってます」」

「お前らにはな………まあ私が作ってるが、今日はどう転んでも晩飯抜き」


地面に両手を付きこの世の終わりの様な、大根芝を見せ付けられる。


「明日の朝まで抜きの方がいいか?」


「「やぁ~めぇ~てぇ~!」」


土下座して言うトムとアカツキ、それを見てドン引きするシャロさんは…………


「私は此れで…………」


そう言って帰って行った。

トムとアカツキは立ち上がり、そして怪しげなオッサンが次に現れた。


「俺を旅に同行させてくれ」


何故か変装してるオッサン、そして何を思ったか戻って来たシャロさん。


「何をやってんのよ、お父さん」


「何故今通り過ぎた娘が、引き返してきたんだ!」


…………一言、言って良いか?

この親子髪の色以外似てねぇ~


「怪しい方のお父さんかな?」

「援助して宿屋に連れ込むだよね」


トムとアカツキがひそひそ話す。


「正真正銘の親子だわぁー!!」


唾を飛ばし叫ぶオッサンに、何時もの事的な顔をするシャロさん、こんなゴツいオッサンから美女が生まれるとは、何処かの公国のミネバ様だね…………


「今、物凄く酷い扱いされた気がするぞ」


「気のせいだよたぶん」


やはり追って来た、湯飲みを見て目付きが変わったオッサン、しかも湯飲みを自分のにしようとしてたし。


「お父さん逃げたら、私が一人で借金取りに追われるから、旅はダメよお父さん」


しかも厄介な借金持ちかよ!

仕方ないのでトム達の迷惑料代わりに、少しお金を渡した。

何故か二人はあたふたしてたが、そしてオッサン………ゼノンさんは泣き付き、何でも陶器作るから投資してくれと泣き付かれた。


仕方なく金融会社に行き借金を立て替え、怪しげな闇金は先にアカツキが猫の姿で潜入し、ろくでもないのでトムも行き怪しげな裏路地に在った闇金の店は、トムとアカツキが暴れて冒険者ギルド本部に、痛い目にあわせながら吐かせて渡して来たらしい。


帰りは猫の姿で巻いて来たらしい、シャロさんは母親に手紙を渡してゼノンさんの身の回りの世話の為、一緒に旅に動向するらしくバイトを辞めて来たらしい。

直ぐにバイト辞めれる世界なんだな…………


二人を目隠ししてから銀河鯨に戻り、二人を拠点で目隠しを外し見えた光景は、知らない不思議な建物の中にヘンテコな生き物二匹………


「やっと帰って来たな」

「我等のメシを忘れるとはけしからん」


「変な狸が喋った!」

「変な狸が喋ったわね、モンスター?」


「「ふざけるなよ、他の土地の小娘!!」」


モンスター扱いされキレるポン太。


「「ポン太ではない!」」


勘がよろしい事で。

一応モンスターではなく妖怪と教えると。


「モンスターとの区別は?」

「魔物とも違うのか?」


「「一緒にするなぁー!!」」


ナンヤカンヤありその日は終わった、翌日はアクシズには行かずに山脈の麓で、良質の粘土堀をしゼノンオッサンは頑張り、その娘シャロさんは参加せずにゼノンオッサンの献立を考えてる様だ。

私とトムとアカツキは、丁重にシャロさんの手料理を断ったが、何故かポン太達も口に合わなかったらしく断ってたのをみて、何故か落ち込んでた………普通に料理出来てたが。


まあ私は自分の食べたいのは、自分で作るスタンスは変える気はないし、苦手な食べ物を出される可能性しかないから丁重にお断りした。


ゼノンのオッサンは早速粘土を捏ね、欲しいマグカップの試作をして貰う、近くの村で試しに八木乳やチーズや麦を買い色々試す、食材をゲットし可愛らしいルナリアて子が魔法を練習してた。

しかし変な一団が来て村を襲い始めたが、その変な一団は運がないな………残念ながら。


「臨時収入のチャンス到来」

「盗賊に情けや人権は無いよね」

「襲ってる人を人権無い様に襲ってる輩だし、ボコボコにしても大丈夫だよねこの国も」


そんな事を私に言われても、アカツキよ答えられんよ。

久々に特殊弾の機関銃に、静圧式のグレネードランチャーにショットガンに、ハンドガンを出してまた私の出番なく終わったが、どうやらこのチンピラ一団は領主の依頼で、女子供を奴隷に売って微々たる税金を奴隷にして、次期国王に献金と更に、今以上の裕福な生活の為に金にするらしいが………


「国王直属の騎士団だ!」


「お前達………もう捕まってたか………」


天パの隊長らしきグリフォンに乗った、如何にも主人公オーラを放つ男が言う。

部下は馬で来たが、隊長らしき男だけグリフォンに乗ってるが、部下を待ってて遅れた訳では無いよね?


「助かった、私の名はアムロ・レイナスだ」


某モビルスーツの主人公に似てるが、ナスがなかったら完全にまんまなんだが。


「相棒のジョナサンだ」


「長らくアムロと一緒だが、先に敵が倒されてるのは初めてみるな」


………グリフォンて喋るんだな…………何処かで、グリフォンを仲間にしたいな………

アムロて隊長さんにチンピラ一団を渡し、経緯とチンピラ一団の討伐報酬と、チンピラ一団の雇い主は他の国王直属の部隊が制圧してるらしい。

あと自称次期国王は極刑らしい、どうやら今の国王を暗殺を計画してたらしいが、分かりやすく動いてたらしくその自称次期国王の従兄弟の息子は、その国王に盛る予定だった毒を自分に飲ませられて、死ぬ運命らしい。


私達は村人に感謝されながら、アムロさん達と途中で別れ森から銀河鯨に帰還した。

試しに買ったチーズをから揚げに使い、チーズから揚げを酒泉に行って食べながら、何時ものメンバーでどんちゃん騒ぎをした。


翌日やはり二日酔いは無い、だがアカツキは二日酔いしトムはキツイ方の二日酔いをし、会話不可能らしく二日酔い地獄に動けないで居た。

次に王都アクシズ近くの森まで移動、キノコや薬草に薬茸を採取する。


ゼノンオッサンは、インスピレーションを養う為に森をアカツキ護衛で見て歩き、トムは二日酔い回復の薬草を食べてた。


「待てよ! ミサーナちゃん」


「いやぁ~!!」


走り逃げる美しき銀髪の少女、貴族らしくスカートではないが動きやすい服装で、人間の言葉を発する鶏冠頭の冒険者みたいな格好の、盛ったゴブリンに追われてた。


「何か分からんが、ゴブリンから少女を助けるぞ」


「昨日はチンピラで、今日は変なゴブリン………明日は何が出るのかな?」


その前のマフィア的な奴ら、忘れてない? アカツキ。

銀髪美少女は私達に気付き、私達に向かうが何故か嫌らしい目で手加減して、美少女………確かゴブリンがミサーナと言ってた娘を、わざと走らせてる気がするし私達をまだ認識してないらしい。


「アカツキ、コンビネーションで行く」


「了解」


敬礼を教えた覚えはないが敬礼をして、アカツキは先行してゴブリンに攻撃を仕掛ける。


「まさか猫せ………」


間髪入れずにアカツキは攻撃を開始、素早い蹴りを放ちボコボコにして行く。


「助かりましたわ、アレはゴブルリンと言う全人類女性の敵ですわ」


ゴブリンの亜種だろうか?

そしてアカツキからパスが来て、次に私が蹴りをマシンガンの様に放ち更にモザイクが必要な、変形した姿に変わるが何故かこのゴブリンの亜種のゴブルリンは、地球の何処かの芸人に似てる気がする……………子供には大人気らしいが。


そしてトムとゼノンオッサンがコッチと手を振る、ゼノンオッサンは近くに落ちてたらしい太い枝を素振りをし、トムは空中回転蹴りを軽くウォーミングアップしてた。


「どちらかに行け!」


蹴り飛ばしパスをしゼノンのオッサンは、落下点で待ち構えるがトムの空中回転蹴りに先を越された、ゴブルリンは大木に吹き飛び倒した。


「ミ………ミサ………ちゃん」


何か言ってたが無視、銀髪の少女は近くに来てお礼を言う。


「助かりましたわ、お礼に我が家に招待致しますわ」


だが私は行く気はない、トムとアカツキに行って貰った、何故か少女………ミサーナちゃんは不満そうだったが。

数時間後に帰って来たトム達は、不満顔で帰って来たけどね何か、クッキーがお美味しくなかったらしい。

ゴブルリンは人間だったらしい、まあ貴族令嬢を危険な森で追いかけ回してたので、釈放金が何時もの5倍………何時も捕まってる常習犯かよ。


一応アレで大商会の息子らしいが、家督は弟が継いでるらしいが兄に甘い弟は、普通に保釈金を払うらしいが今回は、直に国王に謁見して献上する事も追加されてるらしい。

たまにこの国の姫にまで求婚してる、とんでもないバカだと冒険者ギルド職員は話す。

そんなのを野放しにすんなよ。


トム達が戻り再び移動開始、東に向かいエルフラウ湖てレーティシア国最大の湖近くで、草食モンスターを狩りながら野生の牛や八木に羊を捕獲、大和神国の種類と混ざらない様に魔法で隔離しながら、牧草地に放置して無害スライムが微妙に増えてる気がするが、まあ大丈夫だろう………たぶん。


国境を越えウロライナーに入り、途中また薬草や薬茸を採取しながら植物モンスターを狩り、モンスター居ない場所でシャロさんは山菜取りを、ゼノンのオッサンは娘に聞きながら手伝うが、たまに怒られてる…………


不思議な香りの香茸……何か、聞いたことありそうな名前の木の腐った部分の中に生えてる、不思議な白い茸をゲット。

松茸擬きて松茸に似た茸は、異世界人が発見した………たぶんその異世界人は日本人だろう、その人物が松茸だと言った事から名付けられたらしいとか、他の異世界人が季節的に合わないと言って四季関係無く採れるから、松茸擬きと命名されたとか言われてるらしい。


香茸はウロライナー国内では、超高級茸で高級料理屋でもなかなか出ない品らしい、しかも黒香茸は貴重で食べたその日に子作りすると、子宝間違いなしらしい。


他には野葡萄や山大葡萄を手に入れ、後で酒に浸けるか発酵させて酒にする予定。

山葡萄のお酒はなかなか美味いが、異世界の野生の葡萄も美味しいのだろうか検証が必要。


香茸をゼノンのオッサンに渡したら、何故か親子揃って土下座するし………そんなに珍しい茸なのか?

ウロライナーではスープや料理に使うらしい、あの親子はスープにして食べるらしいが…………


数日間滞在し黒香茸を数本は、精神魔法で姿を変えて商業ギルドに、無登録で買い取って貰ったが………結構な収入に成った。


そして東に南下してる間に、マグカップ試作が完成したがゼノンのオッサンには、納得いかない品だったが私的には要求に近いので買い取る。

何か納得出来ない顔をしてたが、次は大きなコーヒーカップの様なマグカップを頼む。


「遊びに来たよマー君」


銀河鯨でポン太達と、回収してた果樹を植えてたら奴が来たが………そうアネッサだ。

トムは明後日の方を見て、アカツキはもう姿は無い………逃げたな…………


「デートしてよ」


「……………付き合ってないし、忙しい」


「…………じゃあその加齢臭するのと遊ぶよ」


「「助けろマサシィ~!!」」


私は無視をしクロと白夜が、お腹ぷにぷにされてるのを無視して木を植える。


「「助けてくれよぉ~」」


情けない声で私に助けを求めるなよ。


「相変わらずぷにぷになお腹だね」


「「ギャァー!!」」


土いじりは何も考えなくて良い、爽やかな労働をしてる気に成れるし、まあ重労働なんだが……………

何故か昼ご飯を手伝うし、何故かシャロさんが物陰からアネッサを睨んでるし、アネッサは何故か気安くベタベタするしなんだかなぁ~


今日はレヴィアタンブルーの、濃厚チーズから揚げ風を作り食べたが、肉汁溢れるがチーズも負けずに口の中に溶ける高級から揚げ。

無言で全員が食べ尽くす…………


食後はアネッサとカートゲームで対戦、アネッサが勝ったらデートの賭けをし対戦した、まあトムとアカツキが邪魔をしアネッサは勝てないけどね。


まあ妨害を乗り越えないと、勝てないしトム達も直ぐに飽きるし、居ない時はアネッサの苦手なコースオンリー対戦。

勝たせる気は全く無い、大人気ないだと言われてもな………


そしておやつを食べて帰るアネッサ、ぐったりするポン太達は半分灰に成ってた。

数日後にエルフの国のエデルフリートに着いた、何故かまたアネッサが居るが…………


「長期休みだから逢い引きに来たよ」


「合挽きなら肉だよねご主人」


「「「「「…………………」」」」」


寒い何かが通り過ぎて行く…………


今回はエアーウイングで降り立つ、アネッサも知らない星の世界を見たいらしいし、それにエルフに私とアネッサは興味津々だからだ。

あの星にはエルフは居ないらしい。


森に降り立つと数人のエルフが現れた。


「怪しい人間だが、何もない空からどうやって来たんだ?」


何故に空まで監視してるかな、ソコにドジなエルフが現れた。


「ぐふぇ!」


顔面から地面に倒れたよ、石にコケて顔面から………痛そう。


「ふぇ~痛いですぅ~」


「「「「「「「「「…………………」」」」」」」」」」


皆見てないふりをして、話を戻す。


「どうやって来たんだ?」


言い直すとドジエルフが言う。


「あそこにデカイのが空を飛んでるのに、何でそんな事を言ってるの?」


このドジエルフには、銀河鯨が見えてるらしいが隣を見ると、何故かドジエルフを睨むアネッサ……何故だ?


「何を言ってる? 頭大丈夫か?」


「見えないからって酷いよぉ~!!」


「見えない物を見えると言うと、後々痛いヤツ認定されるぞ」


何かエルフも人間と同じだな、だが見えてるエルフは他にも居て…………


「アレは何よ? ルー」


「モンスターには見えないけど、高い空に浮いてるわねルリエちゃん」


「え!?」


巨乳のエルフとピンク髪のおっとりエルフが、空を見上げて言う。


「でしょでしょローちゃんとお姉ちゃん」


「ローちゃんて言うな!」

「あらあらまあまあ」


「「「「「そんなバカなぁ~」」」」」


色々な場所からイケメンエルフが現れたが、あのおっとりエルフの妹がドジエルフの姉らしいが、何だあの魔乳エルフは現れた途端イケメンエルフが焦ってるぞ。


そして次回に続く!




ルリエ「此方でも私登場!」

ローズ「再びポンコツルーが迷惑道中かしらね」

エマ「あらあらまあまあ、ローズちゃんたらルリちゃんが心配だからって」

ローズ「ち………違いますよエマさん、ルリエがやらかしたら困るからですよ」

エマ「あらあら素直じゃあないわね」

ルリエ「そんなに私の事を心配して………」

ローズ「鼻水を私に付けないでよ、汚い」

ルリエ「ぎだな"ぐな"い"よ"ぉ~」

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