分岐D アネッサ
私はマヨが苦手だ、いや………果物以外の酸っぱい匂いや酢系の匂いが苦手だ、タバコの臭いも苦手だし結構匂いが原因でダメなのも有る、人間誰しも苦手は沢山有るもんだ。
私は銀河鯨に戻りトム達に捕まり、大量の魚を収納加工をキューブに頼む、毒とかの分類にキューブは便利だ。
その日はレヴィアタンブルーの、から揚げを揚げて刺し身も出して二人に出した、から揚げは人生を感謝するレベルで涙を流し食べた、何故かトムもアカツキも何故か女神様も……見なかった事にしょう。
気分転換に空中浮遊しながら、のんびり夜空を寝そべった姿で見る、天の川銀河ではない星空、大和神国とは違う大気の夜空………同じ恒星系の中とは思えない。
そして私はたまには、羽目を外しこの星の酒場ではしご酒も良いかもと思い、適当に夜の異世界バーを探す事にした。
この現代日本に近い惑星の世界、一応昼にドリンクバーの他も見たが、昼から酒は提供してないらしいが、まあアル中が量産されるよりはマシだろう。
夜の空を飛ぶのはたまに、鳥モンスターに出会うが基本襲っては来ない、昼は普通の鳥しか見ないが人間に寄って来るのは海の鳥だけだ。
あと何故かコウモリは私を見ると逃げる、何故かは分からないがアレがヴァンパイアで無い事を願う。
友好的か分からないのに出会いたくない、私は勘で街に降り立つと何故か、昼の赤毛の美少女に捕まってた。
「居た、私の運命の人」
また痛い事を言う赤毛の美少女魔女。
「そのセリフ痛い人に見えるから、やめない?」
「アッ!!」
周りの痛い視線に赤毛の美少女は、赤面し服から手を離し逃げ去ったが、何故か私の方に違う痛い視線を感じるが、私はヤバい交際はしてないぞ。
私は何も無かった事にし、夜の繁華街に消えて行くが人通りの少ないバーに引かれ入り、珍しいカクテルを飲み堪能したが、何か気持ちの良い酔い気分で帰った。
数日後喫茶店擬きで、異世界甘味巡りをしてたが何故か、相席に痛い魔女の女子高生が居るのだが、しかも何故かポニーテールからツインテールにイメージチェンジし。
「まさか直ぐに会えるなんてね」
「この痛い子ストーカーだろうか?」
「私はストーカーじゃあないよ、あと痛い子でもないよ」
騒ぐとまたあの夜の再現に成るので、ツインテール赤毛の少女………確かアネッサさんは、誤解です的な風に声のトーンを下げ言う。
率直に私は構わずに言う。
「痛く無い子は、『私の運命の人』とか痛い事を普通は回りを考えて言わないし、普通は脳ミソプリンかお花畑の不倫妻が言う台詞だな」
「私はプリン脳ではないし、まだ結婚してないから」
周囲を気にしながら文句を言うアネッサさん、でもよく2ちゃんねネタのプリン脳の台詞なんだよな、私の運命の人がとかロマンチストかよ、例え先見や予知夢だとしても本人に私の運命の人とは、普通は言わないわな…………
「運命だろうが、私は自分が好きに成った相手以外全て否定する、私の運命は私だけの人生の運命、誰かに言われて成る運命何て御免だね」
何故か泣きそうなアネッサさん、此は卑怯ではなかろうか?
「ここの払いはするから、自分の恋人位は夢でなく自分の力で勝ち取る事だね」
アネッサさんのパフェの値段に頭痛がするが、まさか最初から奢らせる気だったのかな?
だがアネッサさんの口から、他の要望が来た。
「じゃあ、空を飛べる魔法教えて…………」
まあそれくらいなら良いかと、連休らしいので支払った後で銀河鯨に案内した、アネッサさんには銀河鯨は見えないらしく、フィールドの中で驚き制御を乱し仕方なく助けたが、この子軽過ぎるのだが…………
トムに箒を回収を頼み、水で濯いでから天日干しをしてから図書館に行き、エアーウイングの部分の風魔法ページを渡す。
読める字に変わるらしく、アネッサさんはエアーウイングの魔法基礎を読み、何故かアカツキがエアーウイングの実演をしてたが、トムはモンスター釣りで忙しいらしい。
箒に股がり空を飛んでただけは有る、空中姿勢の制御は簡単に習得し、たまに調子に乗り墜落しそだったが最初に助けた以降、次の演技には惑わされなかった………異世界だろうと、女性は怖い生き物と再確認した。
助けたら「捕まえた」と言われたらね、次は無いでしょう。
あと猫の姿で飛ぶアカツキは、何とも言えない光景だった。
連休最終日には一緒に空を飛び、四人で少し高い店で食事をし解散した、トムとアカツキには精神魔法で姿を人間に見える魔法の実験に使った、見事に成功したがたまにトムが人間らしくない行動をするから、猫か何かに呪われた人間が虫をにじゃれてると、認識されてたがアカツキは何とか、トムと同類と思われたくないので、堪えてた。
翌日トムの食事量減に成ったのは、仕方ない事である。
「納得いかないよ~」
「アレだけ失態すればね…………」
逆にアカツキは食事がやや豪華に成った。
「チクショー」
「やれやれだね、トム」
数日間の甘味行脚をし、卵や牛乳を買い足し色々なプリンや牛乳を試し、飲んだ感想別にして牛乳を保管し、放課のアネッサと何故かギャルゲーかと言いたく成る、アネッサの放課デートがたまに開催された、あと途中から面倒だからアネッサと呼んで居る、何故か向こうは私をマー君と言うが、私は君より年上なんだが…………
あとデート費用は何故か私が払ったり、折半だったりしたが基本は私が払わされた。
「私はATMではないが………」
「ATMてなに?」
溜め息をし古いネタを言うが………
「アッシーでもないが?」
「アッシーてなに?」
アッシーは古いネタだが、どちらも通じない…………
「彼氏とデート行きなよ」
「私がモテるとでも?」
見た目悪くない美少女だ、男に奢らせる美少女ではなければ。
「見た目はモテるな、デートでいつも奢らせる彼女は嫌だと逃げるかもな、学生にはあり得ない金額のパフェやケーキ食べるから」
目を逸らすアネッサ、確信犯か。
「私も嫌だな、デート費ばかり高い彼女は」
何か焦り出すアネッサ、さて私はそろそろ別れの時だ。
「あとまた旅に出るから、アネッサとは今日でお別れだ」
「え!?」
何かショック………まさか、タカる相手居なくなるからか?
「また会える?」
「または会いたくないな………」
更にショックするアネッサ。
「イヤだまだ居て、私の側に居て!」
ナンデヤネン!
「好きだから…………マー君が好きだから!」
イヤイヤそんなに親しく成っては無い、会って三週間か一ヶ月程度でそれはないな………
見た目平凡以下な私と、異世界だが女子高生だよあり得ないでしょう。
「まあ気が向いたらまた来るかもな」
「冗談で告白してないよ、マー君!」
「大人をからかってはイケナイヨ」
そして私はアネッサと別れたが、付いてくるアネッサ………魔法を教えたの失敗だったかな。
銀河鯨は私と一緒でないと分からないので、海上でも少しづつ移動してる銀河鯨の位置は分からないだろう、例え絶対記憶能力だろうと今の銀河鯨の位置は、更に変わり方向も行動も違う。
私は本気を出してアネッサを振り切り、銀河鯨に入り更に居た場所より高い高度を取り、アネッサが私を探してるらしいとアカツキが言うが、仕方ないから手紙を書き再び会うと紙に書いて、手紙をアカツキ影分身がアネッサに渡して消える。
アネッサが手紙を読み諦めずに居るが、アカツキの影分身が渡した、雅史が知らないアイテムは後に雅史とアネッサの未来に繋がる、いや雅史は逃げられないのである。
そして雅史はトム達に聞く。
「元の星に戻るが、次は何処に行く?」
トムとアカツキは、まだ釣りをしないのて顔をしてる。
「まだ釣りをしたい」
「マグロが釣れるまで」
「戻っても出来るだろうよ、デカイマグロ居るし」
「確かに」
「あの美味いキングマグロとか」
キングマグロにこだわるアカツキ、だが色々忘れてたトムが………
「一角マグロ皇帝はまた食べたいな」
舌なめずりし言うが、トムは直ぐアカツキと部位で喧嘩すりからな……………
「僕はマグロもだけど、他に刺し身が美味い魚やモンスターも食べたい」
アカツキはそう言うが、この頃二人を贅沢にさせ過ぎた様な気がしなくもない、私は向こうの世界地図を的の上に映し出し、トムが目隠しをしアカツキが私にダーツを渡し、不正しない様にトムとアカツキが椅子に座ったのを、確認の音が聞こえてからダーツを投げ結果を目隠しを取り確認。
「北の方だね………二つ共に………」
「じゃあ遠い地だから、トムとアカツキがジャンケンして勝った方のダーツで、途中寄る場所にするか」
勝負は一回で決まったが、ジャンケンの駆け引きに二十分も掛けるのはどうかと…………
アカツキが勝利し妖精の弓を取り出したので、アカツキは失格だがちゃっかりトムがダーツを投げ刺さった場所は、とある国の巨大交易の異世界人が造りし港町だ。
「食べ物が美味しそうな予感」
「弓矢で撃ち抜………」
アカツキを睨み黙らせた、魔法の矢じりで撃ち抜いたら何処だか分からないし、木っ端微塵にで何処を当てたか分からなくなるし、絶対何か企んで………ぐるでやってないよな?
こうして私達はとある港町に向かった。
アネッサ「絶対私が、ヒロインに成ってみせる」
シャロ「今度こそ、ヒロインに返り咲いてみせるわ」
ローリエ「三十路に成る前に、ヒロインに私は成りたい!」