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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
大和神国編
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拠点製作

やはり異世界と言っても住むところないと不便、野宿無理派には無理ですね。

町の近くの雑木林に二人は居た。


「あれ町の史料館にも成ってる、関所に似てるな………」


トムがこの国の説明や事情等を教えてくれる。


「まあ大和神国は近年魔法科学が今の関白によって、活発化し魔法科学が他国より発展してる国ですから、基本地球技術より進んでる技術ある国ですからね、魔法科学の進歩により一部世界からある意味孤立してますからね。

妬みや嫉妬を隣国や唯一神国を信仰する国から、色々妬まれてるらしいですよ」


何処の世界にもあるんだな………………。


「何でそんなに発展出来たんだ? この国………でも何か時代劇の街並みが普通にあるぞ、まあたまに近代的な建物も見えるけど」

「それも近年の国の成長の影響です、まあ大抵冒険者ギルドか商業も合わさったギルドの建物か、物流移動魔法の基地かも知れませんね」

「魔法物流あれば、長距離トラックドライバー要らない世の中なのか?」


魔法物流とはなかなか画期的な国だし,短距離ならブラックな運行とか無さそうだな………たぶん。


「そもそも乗り物は少ないですよ、魔法による鉄道輸送は在りますが、乗り物等は中世位のレベルですよ、基本的には」


地球より進んでたりなかったりの様な………


「鉄道は世界中にあるのか?」


どんな魔法で動く列車か見てみたい。


「大和神国しか無いですよ基本的に、あと数年前まで橋で渡れる国には運行してたみたいですね」

「橋で渡れる国あったのか………」

「まあ今は二ヶ国に行けないみたいです」


それもに関する情報は,情報収集と知識庫が必要だな。

あと忘れてたが,まだトムのステータス見てないな、さて見てみるかスキル先生お願いします………てトム凄いな。


ステータス

猫精霊族 雄 1歳 名前トム

Lv299 HP29900 技 PW2990 術 MP2990

体力:800

腕力:880

器用:299

幸運:900

知識:999

精神:500

魔力:999


武器Lv

剣 大検Lv1

刀 小太刀Lv1

斧 槍 小剣Lv1

杖 棍棒Lv5

体術Lv999

回避技

魔法 闇 光 風 土Lv999

猫精霊魔法Lv999


スキル

トラップ罠解除 影移動 隠密 情報収集 通常猫変幻 斥候 早着替え 視力補助 敵感知能力 夜行性(闇・夜) ステルス 鍵開けLv99 ステルス敵感知 自然治兪 回復判定不能 分身 テンション暴走 マタタビバーサーカーモード マタタビ酒酔拳


称号

神により精霊に成りし者 猫アサシン 八兵衛を継ぐ者 猫精霊執事 食いしん坊


スキルの後半ヤバイな、あと称号て何に使えるんだ?私は無かったが、あと食いしん坊は良いけどおっちょこちょいは勘弁だぞ。


「さて一応偽装ステータスで登録しようかな」


トムが不思議そうに聞いてくる。


「何故です?」

「何かの保険的なね」

「僕も偽装ステータスは、レベル50でお願いしますね」

「レベル299は異常だしな、まあ看破は大丈夫だろう」


それに名前の漢字変えてるだけだしな、後で変装の仮面でも作って偽名登録しておくかな。


「さて準備出来たし向かおうかトム」

「さていくらで入れますかね」

「まあ特典資金あるから大丈夫だろう、まあ銅貨は有るけど一朱銀と銀貨もあるし大丈夫だろう」


小判とか高い通行税で無いことを願う,まあ払えるが買い物にどんだけ予算使うか分からない為だな。


そして,関所に向かって歩く…………もう少しだな。


「そこの毛深い怪しいのと,その連れ止まれ」


着く寸前で何か止められたよ……………何故?


「三度笠を取らずに進むとは、不届き者か」


え…………三度笠取らないといけないのか?まあ仕方ない従わないとまずそうだ。


「知らずに申し訳在りません,お役人さん」

「旅の初心者か?」

「はい、冒険者登録や情報をギルドに見に来まして」

「…………良くそんな軽装で…………体術使いか?」

「一番強いのは、我が友のこの猫精霊族のトムです。」

「精霊族殿とは知らず失礼した、通行料はお前だけ払う様に」


………私だけですか? まあトムの分浮いて助かったと思えば。


「次回は冒険者カード見せれば無料で通れる、わが国だけだけどな」

「他に特典はありますか?」

「護衛の仕事や、山等の魔物討伐を押し付けられるかもな」

「それは労働ですね」

「まあ初心者は伊岡で弱い魔物をたまに狩るか、聖条京の初心者専用ダンジョンで鍛えるかだな」

「アドバイスありがとう御座います」


良い情報手に入れたな、ダンジョン狩りでもしますかね。


「で通行料は銀貨一枚だ」

「一朱銀使えますか?」

「銀貨50枚の価値があるぞそれ……」

「一応同じ銀貨ですよね?」

「純度が違うんだよ」


純度が違う? 確かに微妙に銀貨は鉛が入ってるみたいと、スキルが教えてくれた。


「それでは銀貨一枚」

「関所で払ってくれ………我等が受け取ると、横領罪になる」

「え? 渡した程度で?」

「懐に入れたバカな他の地域の役人が、信用を下げた影響でな」

「関白の松平家お膝元も、きな臭い横領の噂絶えないて言ってたな」


役人二人が迷惑役人や、横領するクズ臣下の噂にうんざりな顔をして話している。


「東の港都市は特に酷いらしいぞ、喧嘩は日常茶飯事で血が踊る変態達の巣窟らしい、同じ人間とは思えん血の気の多い者が多い」


何処の迷惑な江戸っ子だよ


「西にも手段を選ばない血の気の奴ら居たらしいが、10年前の事件で全滅したんだろ?」

「国家転覆目論んでた西郷………何だったか忘れたが、同盟仲間暗殺未遂したりしたみたいだな」

「今その暗殺されそうに成った、坂本竜馬(さかもと りゅうま)は上様の片腕に成って海底火山活動前まで同盟だった、ドラルーラー王国との外交大使に成ったみたいだな」


坂本龍馬とは別人なのだろうか?それと海底火山が何処かは知らないが、好意の隣国もあったんだな。


「異世界勇者様が多く登場した国だからな、異世界勇者様が作った街や港町があるが、あの迷惑港都市とは交流ないみたいだ」

「ヘェ~行ってみたい国ですね」


先に来た異世界人の、残した物巡り旅も良いな。


「異世界勇者様のマヨネーズ料理や、我が国に似た食事が在るらしい」

「我が国も一時期マヨネーズブームだった、卵の乱獲とかで禁止に成ったんだよな」

「またマヨネーズ吸いたい………………」


…………この世界にも異常なマヨラーが居たのだな…………マヨの何処が良いんだ? 私は臭いとか苦手なんだが。

あとこの役人もマヨラー病みしてるな…………


「さて関所で払うか?…………あのオッサンに払えば良いですか?」

「あれでも我等の上司だから、余り失敬(しっけい)しない様に」


マヨラー役人さんも、()()()()と言ってますよ。

まあうだつが上がらなそうな感じのオッサンだな、たまに名推理しそうな感じのオッサンに金を払い、て何で払った直後に仕事終わったみたいな感じで、昼寝を始めるんだオッサン…………

さて見なかった事にしょうそうしよう。


「ギルドは何処に在りますか?」


マヨラー役人に聞いてみる。


「そこに見えてる建物だが?」

「……………」


聞く必要無かったオチですか………。

トムと二人並んで移動する、中々活気ありそうだが何故か少しアルコール臭い。


ギルドの建物と指差された建物前に到着する,何か時代劇に出てくる居酒屋を大きくした感じの建物だった。


「何か酒臭さが外まで漏れてるな」

「マサさん反対側にも建物ありますよ,こっちみたいですよ」

「……………酒場とギルド建物分けてあるのか?」


酒臭くなく外観は昔ながらの倉庫みたいな建物だが、結構大きい建物であり入り口に冒険者ギルドと暖簾(のれん)があった。


「………看板とか無いのだな」

「看板掛かってた場所らしきのが有りますけど、何かあって無くしたのですかね?」


看板があったらしき場所をトムが爪先で指す、まあ何か寂れた感じのギルドだが、登録とか問題ないだろう。


「さて入ろうかトム」

「僕が大活躍する、冒険者ライフの始まりですね」

「活躍してくれないと困るが…………まあ登録しょうトム」

「……………そうですね。」


二人は暖簾をくぐり中に入る、中は異世界やファンタジー作品で見るウェイトレス姿とかの、洋風な服装の職員も居るが明治中期位か大正の着物風な服装が多い。


ウェイトレス衣装の職員が案内に来た。


「ようこそ木曾地域、木曾御岳支部へは何のご用でしょうか?」

「冒険者登録に来ました」

「…………え? 登録ですか………」


女性職員が驚いて居る、何かまずかったかな?冒険者登録出来ない所だった?


「皆さん、久し振りの登録者が現れたわよー」

「あの悪評の日々に終止符打たれたか」

「前ギルマスの悪評で、この地域からの登録者ゼロだし、新しいギルマスは身内の不始末で頭を抱えてるし」


何かヤバイギルドに登録に来たかも、他で登録するか。


「………やっぱり止めますでは」

「「「え………?」」」」


一気にギルド職員は、自分達が余計な情報出したと後悔する。


「登録料とか割安にするので、登録して下さい………ギルドが閉鎖に成ってしまいます」


ギルドが閉鎖てどんだけ登録者居なかったんだ?て久しぶりとか聞こえた気がする………まあ事情を聴くか。


「少し事情を聴きますよ」

「それは私が話そう」


奥の部屋からアイドル顔の男が現れた。


「ですね………ギルマスの身内の問題ですし」


へぇ~ギルマスなのか、普通厳ついオッサンでは?


「前のギルマスの責任だけどな」


前任のギルマスが原因らしいが、このイケメンギルマスの身内みたいだな。


「私は数ヶ月前に代官様の命により、ギルドマスターを拝命(はいめい)され三上一郎(みかみ いちろう)だ」

「私はさっきまで冒険者登録を考えてた、雅史ですそれと旅仲間の」

「猫精霊族のトムです」


ギルド職員が一斉に驚きギルマスに集まる。


「まさか勇者様に使える猫人族の神様………」

「? 僕はそんなの知らないけど?」


今勇者に使える猫人族の神様て、聞こえた気がするが?


「もしや君は異世界勇者なのか?」

「いいえ私は勇者とかではありませんよ」


異世界人ではあるけど。


「そうか………遂に大和神国に数百年ぶりの、勇者様降臨だと思ったのだが……………」

「観光とか食事に来る勇者様は居るのに、何故神様は…………」


私は嫌ですよ、誰が好き好んで勇者とか英雄とか、面倒を押し付けられるの嫌だし。

私はこの異世界で、日本では出来なかった研究や甘味に趣味等を満喫したいんだ。

ゆくゆくは異世界の宇宙(そら)とかも旅したいしな。


「で、事情何だが前任………我が父上が原因でな………」


どうやら前任のギルマスはよく娘達に求婚する冒険者達に、喧嘩……あと他に伝説や名を挙げる者達の相手をして、ギルドマスターの仕事を職員に投げてたらしい。

代官や息子の忠告を無視した結果、騒ぎの中心だったギルマスの姉妹は親戚の農家で謹慎農作業に。

前任のギルマスは責任を果たしてないとし、大和神国の関白である上様から、解任を命じられ奥さんには離縁されたみたいだ。

まあ元荒くれ冒険者だったらしいので、地元の港都市の江戸に帰ったとの噂もあるらしい。


「では今はマトモな運営してるのですね」

「元々職員達はちゃんと仕事をしてた、まあ悪評は父上の責任だが」


仕方ない割安にして貰えるらしいし、登録するか。


「では情けで登録しましょう」

「これで職員達が路頭に迷わずに済む」


どんだけ困窮(こんきゅう)してたんだ?


「登録料は一人銀貨二枚か、世界共通通貨のアイリス通貨も使える」


もしかしてこの女神ぽい、幼女みたいな刻印の貨幣や紙幣かな?


「これですか?」

「それを一人五千アイリスだ」

「………銀貨四枚で。」


紙幣のアイリス通貨は数枚だけなので、まだ結構な数がある銀貨で対応。

まあ今後の買い物次第では、大判や小判や一朱銀や銀貨等無くなるだろう。

あとプラチナ製の大判が五枚あるが、これいくらなんだろうか?

たまに異世界物に白金貨てあるけど、それかな?


まだ? が多い通貨有るんだよな………何処で使えるだろうか?


「さて準備が出来た、この測定魔水晶石に手を触れれば、冒険者カードに自動刻印される。

一度作ればステータスやレベルは勝手にカードが更新する、まあ魔力は生まれながらだが、異世界勇者様とかはたまに成長するらしいが、限界値に至る魔族も異世界勇者も居ない」


魔族?人に害する方?美少女とか出てくる魔法特化とか?身体の一部が魔物の種族か?

まあ魔力の限界値に至って無いから,魔力特化の方達かもね。


「さて私からだな,何か緊張するな………」

「では僕は隣ので」


魔水晶に触れると隣の魔法レーザーみたな物で,冒険者カードに刻印されてゆく………カードの字は日本語でも英語やドイツ語とかではないな………不思議な字だな。

まあ数字は共通らしい10と出てる部分はレベルだろう………てやっと翻訳された。

魔力以外は全部出ているな,やはり限界突破は???に成ってる。


「冒険者ランク空白?」

「そうそう初心者や駆け出しはランクは与えられない、ある一定の経験か素材売却の実績で、やっと最下位ランクのGランクか、飛び級ランクしてDランクが最高かな。

山田て伝説の好色勇者様が出した以来出てないが」


好色勇者て…………ハーレムウハウハ勇者居たんだな………畜生メェェッー!!


「基本ステータスやレベルは個人情報だから、犯罪とか面倒事起こさない限り他人には見られない仕様だ。

まあ冒険者ランクは公開されるけど、あと一定の成果をランクDまでに出さないと、Eランク以下は1ヶ月の期限しかないから期限が過ぎれば、冒険者カードが消滅するから注意するように。

Dランクまでは一年の期限で、Cランクからは成果とかの制約は無くなるが、高い素材に高い税金が発生する、Aクラス上のSクラスや白金オリハルコン冒険者に成ると,高額依頼や所属国家からしか出ない仕事が貰えるらしい。

まあ災害級の魔物か王とかの護衛みたいだが、大和神国では呪われた地の魔物討伐がメインだ」


良し目標のランクはCかBを目指すか、………Aは何か嫌な予感がする………このギルマス何か隠してる気がする。


「トムその魔道具壊すなよ」


目がらんらんとし、何か獲物を捕まえる気配を感じたので、注意しておく。


「…………え?」

「お帰りトム…………我に返ったか」


どんだけ集中してたんだ?あとトム冒険者カードの刻印終わらない…………ステータス擬装したはずだが…………やっと止まった。


「何かトムの冒険者カードの色違わない?」

「精霊や人外の方は、また違う色のカードになりますので。」


受付嬢らしき女性が、カードの違いについて教えてくれた。


「勇者や英雄ではなかったか………しかも異世界人でもない普通の冒険者カードか………」


え? ………異世界人とか勇者とかも、冒険者カードの色変わるの? 色々危ないなこの冒険者カード、擬装しておいて良かったよ色々とね。

その色々は企業秘密である、厄介事は回避には色々と惜しまないのである。


「異世界の方は色がまた違うのですか?」

「近年だと最弱で冒険者から英雄に成った、サトウ カズマサての居たな………色は非公開らしい」


意外にブラックとか無色透明だったりしてな。


「まあ神様達の加護が強い者程、普通の冒険者とは違う初期三桁レベルや100目前とかあるからな」


何か聞いたこと有るな……………何処のイケメン主人公達だ。


「まあ頑張って素材集めてランクアップしてくれ、あと冒険者カードには支払い機能もある、冒険者ギルドが金融の役割等ある、冒険者ギルド関連の店なら冒険者ギルドに預けてある金額から買い物がカードで支払い可能だ、まあせいぜい稼ぐ事だ」


冒険者カードはクレジットにも成るのか、さてと終わったし…………反物屋を探して布類を買わないと、あと掲示板…………無いな?


「ギルマスさん」

「何か?」

「掲示板とか無いのだが……………」

「情報やモンスター等の討伐依頼が、今の惨状で有るとでも」


いやいや…………討伐依頼位有るでしょう。


「まあ飲んべえ達が借金返さないと成らないから、基本初心者依頼は無いよ」

「では適当なモンスターを、1ヶ月以内に倒して来れば問題無いですね」


拠点近くに色々居るし。


「薬草等の回復出来る薬品の、材料でも初心者は問題無い」


薬草類は後々の研究の為に必要だから、売りたくないのだよね。


「まあ山菜とかも良いのですか?」

「基本栽培してたりする者が居るから、他人の土地の物で無い限り問題は無い。

モンスターや魔物を解体出来ない場合は、カウンターで魔法の袋をレンタル出来る、まあレンタル料は発生するが解体した素材の、1割か2割を天引きするけどな」


安いのか高いのか分からんなレンタル料、モンスターや魔物次第では安くも高くも成りそうだな、まあレンタルしないけどね。


「言うの忘れてたが、モンスターや魔物倒しても虫だけは、女性職員に出さない様に。

あと一言私か他の男性職員に声かける様に」


まあその前に自動解体BOX試したいし、使えると思うが嫌な魔物やモンスターだったら、こっちに出すか錬金術コピーで専用機作るかだな。

何かG的な虫モンスターか魔物とか、絶対居るだろうな…………


「では我等は(これ)にて失礼します」

「身の丈に合った狩りをするように」

「マサさん何か我等、弱いと思われてません?」

「私の体格とかだろうよ」


さてそろそろソナーによる,地図スキルの街解析完了してるだろう,さて反物屋はと…………少し歩いた先に武器屋と防具屋に反物屋等の,商店街があるなそこに向かうか。


「トム、この先に商店街ある………茶屋は後なトム」

「そんな~」

「夕飯減らすぞ」

「では商店街に向かいましょう」


やれやれだなトム…………


「それにしても土の道なのに車輪の跡すら無いな、やはり魔法による物かな?」

「馬車とかも通りますから、土魔法による土木作業と固定化の魔法で、永久的に陥没等しないらしいですよ、下には魔法インフラもまりますし」

「下水道とか水道とかか?」

「エーテル魔石は基本高いですから、庶民用に上水道と昔ながらの井戸や湧き水等は健在です」


標高が高い山々がと水脈が豊富なんだろう、拠点作ってる場所も山に囲まれてるし、まあモンスターや魔物は置いても自然の鉱物や温泉等、凄く良い場所だと思う。

素材もあるし水量や滝等在るし、水力発電とかバッテリーとか錬成すれば、エーテル魔石を余り使わない暮らしも可能だな。

太陽光発電とかは無理だがゆくゆくは、エーテル魔力による発電が開発出来れば、永久機関発電も夢ではないな。


「さて考え事してたら着いたな」

「たまにマサさんは何もない所でズッコケるので、よそ見しないで下さいね」

「……………何の事やら」


さてと武器屋とか見てみるか…………

武器屋には竹刀や木刀に小太刀に剣も売ってるが、何故か刀が無いな………小太刀や脇差しはあるのに。

あと槍や薙刀もあるが短い、…………たぶん通常の半分の柄である。

次に防具屋を見たが鎖帷子(くさりかたびら)や肩当てや手甲等は在るが,何故か鎧類が無い?

まあ参考に防具造る予定だったが、創作防具作った方が早いなこれ。


「何かパッとしない武器と防具だったな」

「品薄にしては異常かと」


まあ武器は作れば良いや、錬金術で作りたい創作武器在るし。

さてどんな遊び心で造ろうか…………

ジト目でトムが言う。


「何か悪巧み的な顔してますよ」


何か失礼な事言われたが、無視し次の店に向かう。

反物屋で必要な物をごっそり買い、反物屋が品薄ピンチに成ったのは言うまでも無い。

あと茶屋に寄るの忘れたが…………まあ良いか。


また人気の無い雑木林から飛行魔法で、拠点建設地に戻る。


「エアーウイングで帰ってる時に、トムが青ければあの長寿アニメだったな」

「……………何か僕を想像で、短足に変換してませんか?」


鋭いなトム。


「体型は近いけどな………ドラ…………何でもない」

「何か聞いたことある気がする…………」

「さて作業再開だ」


何か探りを入れてたがトムの機嫌を悪くすると面倒だ、色々はぐらかし作業再会した。

トムが次々と伐採して行く、………あれは何の魔法だろうか? 爪から見えない刃が飛んでる様な、…………数十分で大体の場所を切り開き、ついでに竹とかも伐採して貰う。

伐採さした木材はイメージで魔法作り、乾燥と製材してゆく。

さて最初に地下付き三階建ての家を造ろうか、………まあこの大型建設BOXでだけど。

外観は日本家屋だが三階は私の趣味スペースにして、一応硝子材料もトムが伐採中に近くの山から採取。


「何故かモルタルが鉱石の方の片隅に在ったが、深く考えない様にしょう」

「モルタルは砂や砂利が入って無い、コンクリー材だからな。まあ塀や石垣の隙間に塗ってたりしてるのは、水で練ったモルタルだな」


最初興味津々だったトムだが、最終的に興味なくした。


まあ材料は用意したし、地下用に整地等したしさて、期待道理の家が建ちます様にと。

まあ地鎮祭とかしてないが仕方ない、素人は地鎮祭は出来ないのである。

まあ安い酒と塩を盛ってはある、さて頼むよ大型建設BOX先生……ポチっとな。


ボタンを押したのと同時に鉄のインゴット等がBOXにから消えて行く、鉄の鉱石等も投入し何やらまたミストらしき物が発生していく。

結構高くミストが上がり、予定している辺り周辺に到達する、魔法加工した木材やモルタルや砂利等が、いつの間にか消えており、大量に積み上がった材料はもう無い。

一応布類も入れたはずだが、姿すら無い…………使い切ったみたいだ。

一応トタンとアルミに鉄鉱石を追加、また消えた…………さて鉱物とか手持ちでどの位残るのやら。

そう言えばミズン鉱石て有ったし、試しに入れてみたら消えた…………。

温室庭園兼農園予定地にもミストが…………てあれ?もしかして材料入れただけ、要望の建物も増築されるのか?まあラッキーにしておこう。

さっき材料が在った場所に、何故か土が山盛りに成って居る?まさか次に造る予定のラボまで、…………もうBOXに任せよう。


数十分経ち暇そうにトムが呟く。


「このBOX働き過ぎですねマサさん」

「もう30分経つがまだミストで見えん、まあお陰で人払いや擬装の魔法作れたけど…………」


まあ設置結界式だから、一応範囲決めて結界張らないとな。


「まあ受粉に必要な、蜜蜂転移装置とかも作らないとな」

「養蜂やった方が楽では…………」


そんなに楽ではないけどまあ、トムのスキルなら。


「そこはトムのステルススキルで、蜜を拝借すれば良いのさ。」

「…………駄賃は高いですよ」

「食事に値段付けようか?」

「………負けました」


なんでそんなにしょんぼりする?まあ労働対価は後で奮発するさ。

まだカニカマを、トムにやって無かったはずだし。


「まだ終わらないみたいですね、どうしますか?」


仕方ないトムと手分けして、結界杭でも打ち込みか。


「じゃあ結界杭制作するから、打ち込み頼めるか?」

「ガッテンですよマサさん」


えっへんと胸を張るトムであった………


続く

さて拠点の家が完成しませんでした、次回完成を目指します…………たぶん。

次回不定期予定。

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