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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
番外編 大和神国編
198/257

修行場所作りと、住居作り

見た目美味しそうだが美味しくない、霊脈サクランボを三人で摘み更に二つの巨大な、山の裾野が合わさる場所に辿り着いたが、誰も此処には住む気は無いらしく町や村や集落さえない、エルフや亜人すらも居ない土地だが何故居ないかは分かる。


一つは街道が無いし険しい山で開拓が困難、二つ目に開拓する費用が掛かる、硬い岩やモンスター討伐しながら警備に費用が見合う土地かである。

日本で言えば此処は白川郷辺りに匹敵する場所、霊峰と大和富士から吹き下ろす寒気が溜まる場所でもあるが、実際来ると不毛の大地ではない。

何故か裾野が合わさってる場所辺りだが、モンスターが何故か居ないが、川には魚が丸々太り何か鮭ポイ岩魚ポイのが居る。


しかも小さいが湖も在るし、下より空気は薄いが標高二千メートル位の位置だが、懐かしい感じがする空気だが私が住んでた街よりは標高は結構高い。

杉や檜だが地球のより硬く柔軟性も有るので、リープエアースラッシャーで斬り倒す。

最初は円盤状で斬り倒したが、何故か檜に弾かれたので魔力を更に圧縮縮退して、リングの強度と回転スピードを更に上昇させ、檜も斬り倒すが大木のけやきに苦戦した。


トムとアカツキには砂と、石灰や火山灰等を回収を頼んだ、キューブから直ぐに回収出来る場所を選び、大量に持って来て貰う為だ。

この国の火山灰等は化学変化し、現代コンクリートより粘り気と耐震性と風化しない、化学変化により年月が経てば経つ程に丈夫に成るらしい、まるでギリシャの未だに解明されてない古代セメントの様だ。


キューブに入れて杉や檜に、大黒柱にする欅を入れてキューブが適度に種類別に乾燥させ、建築魔法で家を建てる土地測量と、屋敷風にしたいので広い庭にオドシシの庭をイメージしながら、先ずは母屋を測量し鉄杉て鋼鉄より硬い杉を支柱に加工、トムが戻り次第コンクリートコーティングする。


魔法マーキングした測量した場所に、先ずは土をアースホールで数センチくり貫き、グラビティで地面を圧縮し固める。

排水の浄化にそこらに居た、枯れた枝を分解してたり枯れ葉を分解してた、モンスターではないミミズみたいな働きをしたりする、スライムを捕獲して湖に放り投げておく。

出番に成ったら排水浄化槽に入って貰う、一応某ネタをしたらあんなスライムではないが、プラゴミやガラスまで分解しプラゴミは何も出なかったが、ガラスは原料に分解され出て来た。


建築には砕石さいせきも必要、地魔法で砕きながら砕石サイズまで小さく砕く。

コンクリートを作る場所を地面を掘り、トムとアカツキが戻って来たタイミングで、建築作業服にチェンジして砕石の細かいのと砂と火山灰に、水等を混ぜ込みコンクリートを練り、杉鉄にコーティングして先ずは杭として地面に打ち込む、その上に砕石を敷き詰めて更に魔法で定圧ていあつして、更に見えない型枠かたわくを魔法で作り、鉄筋の代わりに杉鉄の枝を使い骨組みにし、地下室と家の基礎を同時にコンクリートを流し、見えない魔法型枠に振動を送り空気を抜き、均一で滑らかなコンクリに仕上げてから、二人には熱風でゆっくりと乾燥をして貰う。


普通なら結構時間が掛かる工程を、魔法で減らし大黒柱の加工が終わり、コンクリも乾燥が終わったのでキューブに計測させてから、杉鉄でも鉄筋の代わりに成ったし耐久性は鉄筋より良いらしい。

コンクリの乾燥も建築安全基準なので、3人で大黒柱を立て固定する。


張り等を組み上げながら、木ハンマーで打ち込み建てて行くが、天気を気にしながら一階を組み上げてから、魔法で浮遊しながら二階を組み上げて行く、流石に家を建てるのに時間は掛かったが後に、もっと早く家が建てられる事を知ったのは家が建った後だった。


しかもそれを知り後にトムとアカツキに、マグロ狩を要求されるのはその少し後だ。

その機能でうっかり蔵を作ったからだ、切り株はキューブで薪とかの活用出来そうな物に変え、森の一部を修行場にしてトムとアカツキと、実戦に近い杉鉄木刀で打ち合い、木刀を手から離すまで体ではなく木刀を攻撃、他には地面に着地や川や湖に落ちても負けとのルールも付け、岩や木の幹や切り株を足場にし修行をした。


木刀の攻撃受け流し、まあ剣で言う技のパリィをしながらモンスター爪や、対人戦闘に大剣の受け流しや刀の受け流しを想定した、受け流しの見極めを想定しながらアカツキの不意打ちや、トムのアカツキを囮にした攻撃やフェイントに最初はやられたが、今は慣れて逆にアカツキの尻を蹴りトムを撃退してる。


たまに喧嘩しながら二人は、私を襲って来るがトム達の動きに目が慣れたお陰で、トム達の全力のスピードにも対応出来る。


近くの湧き出てる温泉に入り、打撲や擦り傷を不思議な温泉で回復させる。

モンスターが生息するエリアに行き狩をし、酒が湧き出る酒泉で狐の神様? とたまに、三人と一柱で宴会をしてると黒いタヌキと白いタヌキが現れた、どうやら霊峰の向こう側にも酒泉が在るらしい。

黒いタヌキのクロと白いタヌキの白夜は、妖怪らしいがタヌキにしか見えない。


「私は高貴な存在だ、タヌキではないわ変な猫よ」


胸を張りどや顔で白いタヌキ、白夜が言うとトムが反撃する。


「僕は猫妖精と言ってるだろうよ、凄い女神様がご主人の相棒として転生させた存在さ、ブサタヌキよ」

「「ブサタヌキ言うなぁー!!」」


相性が良いのか悪いのか、トムとアカツキとクロと白夜が絡み酒しながら喧嘩する、まあ飲み過ぎて途中で全員ダウンするから、文句やらの口喧嘩は痛み分けで終わる。

まあ大抵食い物争奪戦から、この不毛な戦いは始まるが狐のお面をした神様は、酒の肴にしながら色々な事を教えてくれた。


マグロはモンスターで沖に行かないと無理で、諏訪岡の湖に在る大迷宮には沢山の海の幸成らぬ、モンスターがそれなりに居るらしく、海に行かずに狩が出来るがそれは遥か昔の話しで、大迷宮に挑まなく成った人間の時代から、数千年経ってるか分からないらしい。


この国の大戦乱前までは普通に、大迷宮を挑む侍や武者修行する場として使われてたらしい。

大戦乱の末期には織田が戦乱を終わらせる手前で、手柄で次の関白は自分だと思った秀吉が、次の関白は優秀な子を指名すると公言した信長に、反旗を翻し戦乱の一角の足利や裏で明智を誘導し、信長暗殺を企てたが信長の弟分だが、日本とは違うらしき朝倉が明智を説得、だが裏切り者は更に居て明智と朝倉は秀吉に討たれる。


そして毛利と足利の同盟軍に、信長は討たれる寸前に脱しつするも秀吉に討たれる。

そしてついでに邪魔に成った毛利と足利を消し、最後は信長の子を庇護してた家康を叩きに行くも、関ケ原でこの異世界では連合に成った、武田と上杉の夢の共演に伊達が合わさり初代家康が、戦乱の最後の敵人間に化けた敵豊臣秀吉成らぬ濡れネズミザルを倒して、大戦乱を終わらせる。


上杉領は変わらないが、武田は北のデカイ大地を領地にし伊達と徳川の水戸は共同で、新しい人材を育てる育成の寺子屋街を始める、後に水戸の学園都市に成る。

伊達家は後に時空に飲み込まれた家康二世と共に、新たな国を建国したがそれで満足せずに、広い世の中を見る為に早く隠居して、健康オタク二世代を無視して旅をして余生を満喫した。


そして分家の松平家が今は統治してる、王の位置に居るのは神の巫女の帝で、国のまつりごとは松平家が取り仕切ってる。

あと聖条京は基本関白以外立入禁止、野心を持って来る者は死より苦しい場所に転送される。

故に信長は基本聖条京には、野心を捨てて身を清めてから帝に謁見をして居た、最後の足利将軍は聖条京には入れずに居た。

勿論豊臣秀吉は近付くと滅せられそうに成り、部下を差し向けて至りする。


どうやって帝から、関白に指名されて成る気だったのだろうか?

家督を継ぐのに試練を受ける訳でもないが、そもそも秀吉には関白に成る資格は元から無いのである、地球の秀吉とは違い人を騙し人の世を手に入れようとした、愚かな化け物である。


その秀吉の怨念眠りし、呪われた地を松平家は長年の悩みの種だった、異世界の勇者さえ返り討ちに会い、戦国時代に信長が濡れ鼠と言わしめた姿より更に醜い、猿の身体をし濡れた鼠の様な容姿の秀吉。

豊臣秀吉と聞いて日本人転生の勇者は、とんでもなく美化された自画像を普通の自画像と勘違いし、怨念と言えどあの三英傑のとか大阪を発展させたとか、妄想した挙げ句に幻滅して返り討ちに会い、仲間の女性冒険者や仲間を奪われ蹂躙され、おぞましい生き物を孕まされ生まされ死んで行く。


精神を病む元日本人が昔は居たらしい、今はこの地に日本人は現れないし、他の国で冒険者や勇者をして欲しい物は、貿易品で手に入るので来る必要が無いと、狐の神様は言う。


「あの話し本当だったんだな、信長の使い走り時代に猿ではなく濡れ鼠と呼ばれてた話し」


そう私が言うと狐の神様は言う。


「君が何百年振りの日本人て事だね、まあ異世界人でも不思議な者も居るもんだ」


トムとアカツキがヨダレを垂らし寝てる、それを狐の神様ははツボに入ったのか笑う。

一応私をこの世界に連れて来たのは、この世界の神様ではないと言うと。


「だろうね、肉体構成が大和様とは違い緻密ちみつだしね、しかも強大な力を感じるよ」


あとでそのヤマトて神様に叱られないかな、この地方の神様は。


「………滅ぼされそうなら、君の女神様の下に行こうかな」


危ない橋を渡る話しだったらしい、それでも放任されてるしとやけ酒を飲む様に、酒泉から酒を柄杓ひしゃくすくさかづきに注ぎ、グビグビと飲み干す。


神様も大変らしいが、やってられるかとやけ酒するサラリーマンの様な飲み方だ、お面を少しずらしてだが。


翌朝はトムとアカツキは二日酔い、キューブの使ってないベッドを新しい家の自分の部屋に持ち込み、布団だけは毎回交換してる。

ベッドカバー等を自分で洗濯しなくても、自動で終わってるからだ。


鶏肉系はトムとアカツキが狩り尽くしたし、当分は要らないので豚肉に近いオオイノシシを狩に行く、空から魔弾ライフルでオオイノシシを狩る、団体はライフルでは無理なので個体を狙う。


湖では竹筒を沈め仕掛けをし、次は川で苔が食べられてる場所に釣糸を垂らす、地面に足を着けずに。

釣り上げた魚はキューブに放り入れ、深い川ではモンスターらしき巨大な鮭ぽいのを釣った、まあ脳天に魔弾を撃ち込んだが。


前に深そうな川を渡った時は、モンスターが襲って来た覚えは無かったのにな。

竹筒を引き上げると金色の腹と、青緑の色した山鰻がまんまと入り捕まってた。


竹串と頭を砕いた山鰻を、キューブに入れて後は任せキューブの必要な物リストは無いので、鰻の蒲焼きのタレはキューブが調合したらしい、ちゃんとタレ壷は買ってある。

本当なら果物を酒に浸け、果物酒にする予定だったのだがトム達の圧力に負け、味は保証しないを確約に炭火釜を作り木炭を作ったりした、蔵をキューブの機能で作ったのがバレたからだ。


「料理スキル有るから、心配ないのにな」

「うんうん」


スキルが全て上手く行くとは限らない、今の所は失敗は無いが前に釣った明石鯛はそろそろ尽きそうだ。

夜の宴会で馬鹿みたいに4匹で、酒を片手に食ってるからな何処かのキジトラとオレンジ野郎と、黒いタヌキと白いタヌキが4匹でな。


「鯛はその内尽きるから、食べ続けると食いたい時に食べれなく成るな」


そう私が言うと二人は真顔で言う。


「「また釣れば問題なし」」


自分で行って釣って来てくれよ、もう行かないぞ。


「「また行くよね?」」


即答で言う。


「ヤダ」


「「そんな…………馬鹿なぁ~!!」」


何でそんな絶望した顔で言う、自分で釣って来いよまったく。


たまにネタ修行をするが、滝修行は水温が死ぬ程冷たいからしない、絶対しない…………あんな冷たい修行は。

神速のスピードを上げる為に、足のバネを鍛える。


神速で湖の巨大な蓮の葉の上を走り抜ける、それを何日もしてたら水上神速を手に入れた。

試しに神速で湖の水面を走り抜けたら、走り抜ける事が出来たので前に撫子姫を連れて行った場所に、乗り物無しで行けそうだ。


トムとアカツキとの修行も新たな段階に入った、水上神速の獲得の次は空中戦闘戦法と言う、空中戦闘何でもあれスキル的なのが習得した。

魔力の足場らしきのが、空中で無意識に発動し足場を形成し空中でも、木の幹を足場にする感覚で移動が可能。

空中で不思議に神速すら使えるし、神速移動成るな更に走るより上のランクに突入したが、エアーウイングの方がまだ移動ではマシな気がする、魔力で空を飛んでるだけだし。


踏み込む一歩を間違えると、空中での移動の長さが思った場所を通り過ぎてたりする。

空間認識てのが足りないのだろうか?


家を建て修行を始めて一ヶ月、そろそろ人里に戻り旅を再開する、新しい魔法? あれは魔法だろうかは分からないが、拠点として作った家に何時でも帰れる様にした、蔵から素材を出して巨大な袋に入れてキューブに収める。


そしてふと思う。

たぶん最初に出会った四人の誰かが、一緒に居たら拠点は作らなかっただろう。

トム達の新しい武器も欲しいので、先ずは倒したモンスターの素材を売りに行く。

鰻を食べ気合い十分なトム達と、再び旅に出る。

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