ヒロイン撫子ハーレム END
私は街を出る予定だったが、うろうろしてたら撫子姫に捕まった、何故私は引き返す道を歩いてしまったのだろうか?
「ハァ・・・ハァ・・・捕まえたよ、私は夢での助言を・・・・・・」
何か夢の助言とか聞こえたが、夢は夢のままの方が良い場合もある、何故か熱視線に困るが・・・・・・
「撫子姫を誑かすデブが居るぞ!」
「殺せぇ!」
「血祭りだ!」
「あんな奴になびく訳はない、撫子姫の目を醒まし我が妻に・・・」
「うるせえ! ヒョロガリボンボン野郎がぁー!! てめぇはお家で母親に甘えてな!」
「若造は此処から立ち去れ、撫子様は我が妻にする」
「「もうろくジジイには無理だな!」」
「私はお年寄りと所帯は嫌なんだよ、あと貴方達全員無理なんだよ・・・生理的に・・・」
何かチャラチャラした金持ちイケメン武士に、ゴロツキ風冒険者に剣山ヘアー冒険者に、取り巻き用心棒を連れたガマ蛙の様な歳の離れ過ぎた、何処かの武家らしきジジイ等が撫子姫を狙い現れた。
だが撫子姫の一言が、核爆弾のスイッチに成った。
「そんなバカな・・・」
「仕方ない力ずくで姫を奪え!」
「なら俺も!」
用心棒は刀を抜き冒険者は剣を抜き、町人は恐怖に蜘蛛の子を散らすよう物陰に逃げるが、野次馬根性により見て居る。
撫子姫の近くには護衛の侍が片膝を立て、左右に命令を待ち待機してたが撫子姫は居ない様に、見て見ぬふりをする。
「僕達の出番だね」
「ご主人に立ち塞がる奴は、僕らが倒す!」
「雑魚相手に熱くなるなよ二人共・・・」
トムとアカツキがケットシー体型に成ると、用心棒達の空気が変わりピリピリした殺気の空気を、用心棒達は纏わせる。
「猫人を倒したら名が売れるな・・・」
「ついでにあのデブもな、アイツはヤバそうだ・・・危険なな何かを感じる・・・此処で殺せば、俺達の未来が安泰な気がするぜ・・・」
用心棒は各々(おのおの)の流派の構えで私を囲む、魔法を使っても良いが腕が立つ侍との戦いは後に経験に成る。
「トムとアカツキは冒険者を頼む」
「「任された」」
キューブから流星菊一を出し、帯に差しゆっくりと刀を抜く。
「私は殺しはしないが、骨折して用心棒出来ない身体に成っても後悔するなよ・・・」
グリップを返し刀背打ちに刃を向け、摺り足で回りを警戒しながら敵の間合いを測る。
「私の為に頑張って、私の未来の旦那様」
その言葉に撫子姫の護衛が、私の敵に回る。
「貴様、姫を誑かしたのは本当みたいだな」
「撫子様を誑かすとは許せん、太った冒険者!」
「・・・・・・アレ? 何で?」
一人ぽっんと状況に置いて行かれる撫子姫、どうやら護衛のお役人も撫子姫を狙ってた模様・・・
一陣の風が拭き渡ると事態が動く。
「てぇーぃ!」
「てぁー!」
用心棒が同時に二人痺れを切らし来る、先ずは近い方の用心棒を横一文字に腹に刀背打ちを喰らわす。
「ぐふぉ!」
刀を返し遅い来る袈裟打ちで次の用心棒を、刀背打ちで沈める。
「ぐあっ!」
そして後ろからやって来るが、下段から刀を弾くと火花が散りながら刀は空を舞う、襲って来たのは撫子姫の護衛の役人。
「バカな!」
バカはどっちだと口に出さずに刀背打ちで倒し、仲間の敵と名目で来たもう一人のバカも倒す。
「佐之助より強い俺が・・・」
それを見て撫子姫は言う・・・
「私の未来の旦那様は、刀の扱いも格好良いんだよ」
熱に浮かされた顔で言う撫子姫の言葉に、トムとアカツキに対峙してた冒険者が、雅史に敵意を向けそして背後から名を挙げたい、用心棒がトムとアカツキに襲い掛かり乱戦模様に成るが。
「刀を持って無くても、僕らは強いんだよ」
「残念無念に地べたに眠るんだね」
トムとアカツキは同時に動き、用心棒が目で追えないスピードで、ボディーブローを打ち込み用心棒は弧を描き地面に倒れる。
ぼこぼこにされ行く者達、だが雅史の放った刀背打ちはただの刀背打ちではない、骨がヒビが入る重い一撃を打ち込んでるのだ。
全員を倒したのと同時に、奉行と撫子父・・・この地の殿が馬に乗りやって来た。
「皆の者静まれ! ・・・てもう終わった後か・・・」
盗賊を渡した時のお奉行が現れる。
「お父様!」
「撫子よ無事の様だな・・・だが恋愛自由とは言ったが、またえらい者を選んだものよな・・・」
何故か私とトムとアカツキを見て言う、撫子姫の父にしてこの地域を預かる大名の殿様、服装は時代劇の殿様の服装そのままだが、顔はイケメンダンデーで風格も在る。
「撫子に付けてた奴が倒れてるが?」
撫子姫が父親に説明する。
「かくかくしかさじかなんだよ・・・」
「・・・人選を間違えたな遠山・・・」
「申し訳ありません、撫子様、殿様・・・その二人も引っ立てェーィ!!!」
恥の余りか奉行さんの声がおかしくなる、あとガマガエル武家のジジイは逃げないようにトムが足で踏んで、押さえて居るが殿様はそれを見て溜め息をする。
「そのこのご老体は、畳の上で自害か御家断絶のどちらかを自分で選べ、遠山・・・」
「御意に!」
役人達は殿様に一礼をしてから、縄を打ち始めるが・・・
「この男もですよね? お奉行?」
「その者は前の大捕物の功労者だ、逆に何故捕まえる?」
それを聞いて何かバツが悪そうにする役人、それを見て奉行はやっとと言った顔をする。
「コイツも引っ立て!」
「何故ですかお奉行様、私は何もしておりませんよ?」
奉行の遠山さんは言う。
「金稼ぎに情報を売ってた輩の情報を、とある悪党から言わせたからな・・・」
そのとある悪党から言わせたのは、私ですけどね・・・しかも関白直轄の隠密まで終わり頃現れて、あの日は色々事態が動いてたらしいけど。
まあ私は関係無いし報酬さえ貰えれば、別に関り合いに成る気は無い。
「ダ・ン・ナ・サ・マ!」
撫子姫が甘えた声で腕に抱き付く、決して結婚してませんが何故か殿様から殺意の目を向けられる。
「まだ結婚は早いぞ撫子!」
「だったら駆け落ちするんだよ」
「父は許さんぞ! そんなワシが寂しい事はさせん」
娘離れが出来ない、父親の言い訳にしか聞こえない・・・
「でもこの前お母様から、早く孫の顔が見たいわねて・・・」
「私が許さんが・・・確かに孫の顔はいたいが、それはそれで此はこれだ!」
なんだかなぁ~
結局私はこの地域のダンジョンを、撫子姫と・・・と共に、攻略させられそして結婚した・・・いや・・・撫子達にほだされて結婚した。
「お父様も案外ちょろいでしょ?」
「ちょろい言うな、お義父さんが泣くぞ」
私は近くに居る二人の妻にも言う。
「エリーとルーシエの実家に、行かなくて本当良いのか?」
二人は同時に言う。
「ダーリンを連れて帰ると、お父様面倒ですから・・・」
「旦那様を連れ帰ると、一家総出で大変ですから・・・」
女神様のおかげで異世界モテ期は来たが、何故に私は姫ハーレムの人生に成ったやら・・・
三人とはダンジョンの中でエッチをしてから、毎日してるがルーシエの騎士はいつの間にか居なかったし、何故かそれに関与したのは撫子な気がする・・・
「早く孫をお父様に見せる為に、今日も沢山愛してね旦那様」
一番の妻の撫子におねだりされ、避妊の事は黙ったまま4Pの日課が始まる・・・
そして息子が産まれるまで甘々でエッチで、トムとアカツキが先に子供を作り大家族で暮らす日々は、地球では経験しなかった人生だろう。
私は今日も撫子から抱き、キスを交わし身体を重ね撫子と夫婦の恋愛を積み重ねて行く、ルーシエとエリーは同時に相手をし私との身体の関係から始まったが、今は二人共に身体も恋愛も積み重ねてる。
後に息子達を連れてルーシエ達の故郷に行くが、ルーシエ達の心配は義母により阻止される。
ボコボコに変形した顔の義父達の顔が印象深い、結局息子達に甘々な義父達はルーシエとの婚姻を認めて貰い、アイテムを使い何時でも息子に会える様にした。
そして撫子との息子二人とルーシエとの息子一人、エリーとの息子二人は義父と義母の毎日の訪問に喜ぶ。
たまに泊まっては孫を連れて一緒に寝てるし、特に義母が・・・
義父からは娘を頑張って子作りしろと言われる、孫娘リクエストされてもなぁ~
まあ未だに夫婦の夜の熱は覚めない、今日も撫子と夜の生活は熱いままだ、撫子と身体を重ねなかったのは息子を育てる時だけ、夜泣きとかの手が掛からなく成る年齢に成ったら、再び撫子と身体を重ね夫婦の恋愛を楽しんだ。
旅は何時か息子達が成人したら、家族全員で旅行気分で行こうと思ってる。
撫子「早くない? 私だけ?」
ルーシエ「私はオマケですか!」
エリー「私もオマケですか!」
出れるだけ良いと思って下さい、撫子ヒロインルート終了です次は普通のはず・・・たぶん