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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
番外編 大和神国編
182/260

私の温泉旅は座礁しそうなんだが・・・ 分岐B

直ぐに帰らなかった世界線ですが、四人は帰るかは不明です・・・

何だか分からないが異世界に来て、盗賊を倒したまでは良かったが・・・・・・


女性達を見付けると四人居て、一人は銀髪の雪原に咲く美しき薔薇の様な、美しき美麗な美人で寒い場所に居たらしく、高そうな白い北欧で王族とか着そうな、そんな服装をしてた、白いスカートは高級感を出し黒いストッキングは、何か女の色香を出してる様な感じがした。


あとは黒髪ロングでセーラー服の様な服装の、顔が整った美少女と茶色のブレザーを着たツインテールは、美少女だが化粧が黒髪ロングの女子高生よりしてない感じだ。

最後の一人は黒髪だがおかっぱ・・・まあ、今風に言えばミディアムだろうか?

青いカーディガンに、黒いラインが入った白いスカートと黒タイツに学校指定らしき革靴。


こっちも美少女だし・・・何だコレ、美少女祭りかな?

何だか分からないがキューブに、回復魔法をピックアップして貰い、水と地の魔法の合成魔法エリクサーした出なかった。


「どこぞのゲームの、合成魔法に似てる気がするのだが・・・」


魔法を一応試す。


「エリクサー!」


先ずはミディアムカットの美少女に使うと、気が付いたらしく目が開く。


「───・・・此処・・・何処?」

「目覚めたねご主人」

「魔法は成功らしい」

「魔法て便利だね」


アカツキはそう話し、ミディアムカットの美少女の顔がアカツキを捉え・・・


「このネコちゃん可愛い」

「グゲッ!」


ギュット抱き付かれていた・・・

アカツキは役得だな・・・羨ましい。


「ザマ~」

「此方にもネコちゃんが・・・」

「グゲッ!」


哀れ・・・いや、羨ましけしからんなトム。

他の三人も魔法を使うが、アカツキとトムは未だにもフラ・・・いや、腹をネコ吸いされてる。


「うん~・・・野良ネコ独特の匂いや、おうちネコの匂いがしないけど、不思議な匂い・・・」

「「や・め・てぇ~!!」」


美少女はは泣き叫ぶトムとアカツキを無視する、二人の言葉を理解して無いかの様に。


「ネコちゃんモフモフ!」

「「ギャァ~!!」」


それを目覚めてジト目で見る、ツインテール女子高生まだ寝てる黒髪ロングの女子高生、微妙にパンツが見えそうだがそれよりもう一人は・・・


「此処は何処ですか?」


普通に日本語に聞こえるが、ツインテール女子高生は答える気は無いのか、聴こえてるのに振り向かないのは何故だ?

一応私が対応する。


「異世界らしいよ、銀髪の外国人の方」

「・・・え?」

「ちょ、今なんて言った?」


ツインテール女子高生が、私の襟首を掴み前後に揺する・・・吐きそうだ・・・


「止めろ、滝の様に口からファイヤーするぞ・・・うっ」


サッと手を離し逃げるツインテール女子高生、何て酷い女子高生なんだ・・・


「まあ私も今日この世界に来たばかりだが・・・」

「私はまだ死んで無いわよ!」


ツインテール女子高生が青い顔をして言うと、銀髪美人は・・・


「私は乗った車が爆発しましたよ」


今、とんでもない爆弾が投下された気がしたが・・・

ふとトム達をみるとミディアムカットの女子高生は、悲しい顔で言う。


「私は人見知りのクセにて、家や勉強の環境や成績が気に入らないと言われて、虐めでリンチされて・・・」

「・・・・・・・・・」


涙を流すミディアムカットの女子高生、その頭を撫でるトムとアカツキ。


「何か暗い空気に成ったわよ・・・」


何故か私に言うツインテール女子高生。


「私に言われてもな・・・」


一応全員の話を聞く事にした。

女神様から貰った中がコテージ風の、不思議な万能テントを出してまあテントではなかったが、空中にノブが浮いてたので掴むと、不思議な猫の形をした黒い鈴が付いた扉が現れ。

扉を開くと涼しげな鈴の音と、広い玄関がある・・・

命名変更が必要だな、万能異空間扉か何処でも家でも良い気がする。


「全員入って、靴は玄関で脱いでね」


私がそう言うと銀髪美人は。


「大和帝国式ですね」

「大和帝国?」

「「?」」


ツインテールとミディアムカット女子高生が、不思議な顔して私を見る。


「この外国人の人の言葉が分かるの?」


ツインテール女子高生は、私に聞くとミディアムカットの女子高生は。


「英語なら少しは理解出来ますが、英語では無いですよね?」


と言われたので、素直に答える。


「? 日本語として聴こえてるが?」

「「?」」


首をかしげる女子高生二人と・・・


「日本語てなんですか?」


銀髪美人が不思議そうに聞くが、此れは女神様から貰ったチートてヤツだろうか?


「此れがさっき会った、女神様がくれたらチートかな?」

「何処のネタよ・・・て、本当に異世界なのぉ~!」


ムンクの叫びの様なポーズをする、ツインテール女子高生と理解出来ない、ミディアムカット女子高生。

一応話を聞く為に全員靴とブーツを脱ぎ、何故かバイクは万能キューブに回収されてた。

近くのトイレを発見した二人は、トイレに入って行ったが銀髪美人はトイレに興味在るのか、他の扉を開くと叫ぶ。


「なんですか? この綺麗なトイレは!」


一応覗くと、普通のシャワートイレだった。


「普通のトイレだな・・・」

「大和帝国恐ろしいです」

「大和帝国て何?」

「・・・え!?」


なんでて顔で見る銀髪美人、同時にジャーと水が流れる音が響くと。


「なにトイレの前に居るのよ、エッチ!」

「なんでそこの美人さんは、カタカタと震えてるのですか?」


一応話すと。


「大和帝国・・・私は日本人よ」

「同じく私も日本育ちですよ」

「一応此処に来る前は、私も中年日本人だ」

「「「・・・・・・」」」


三人は何故か私を見て固まる、まあ見た目は十代だし中身は四十代だからな・・・

ツインテール女子高生は、何かを思い出し頭を抱えながら言う。


「私は弟に夕食作らないといけないのに・・・」


どってもブラコンな、ツインテール女子高生みたいだ。


「私は死んだので、両親が哀しんで暴走しないと良いけど・・・・・・」


ミディアムカット女子高生の両親は、どんな両親なんだろうか・・・・・・

だが彼女は知らない、リンチした者達は不審な死と事故や不審な出来事により、その日の内に全員命の報いを受けてたのであった。

その家族も謎の現象に苦しみ、その一族全員数十年の時の果てに全ての血族は途絶えた。


銀髪美人はまだ混乱して居た、話をし易い場所を探しトムとアカツキが扉を開くが、客室の様に布団やベッドが何部屋か在り、廊下の突き当たりの部屋は広くリビングスペースだったので、此処で話しを聞く事にした。


まだ起きないお嬢様らしき、黒髪ロング女子高生を絨毯の上に置き。


「アンモニアとミントと、匂いがヤバいハバネロを超えるデスマスターソースの匂い、どれが効果有ると思う?」


ツインテール女子高生は無難に・・・


「ミント一択よね」

「起きますでしょうか?」


騒がしくても起きないので、ミディアムカット女子高生はそう言うが、だが銀髪美人は・・・


「アンモニアは直ぐに目覚めますよ」


ド・Sに火が付く雅史が選んだのは・・・


「起きてます、だから何もしないで」


何かを察した黒髪ロング、慌てた拍子に膝上丈故に見える黒い紐・・・凄い・・・食いこ・・・イカンイカン。


「・・・スケベ」


黒髪ツインテールがジト目で言う。


「私はあんなの捌けないです・・・」

「私はそもそも履いてませんよ」

「・・・・・・」


最後の銀髪の自己申告はスルーした、理性全開で煩悩を駆逐しながら、黒髪ロングは真っ赤な顔をしスカートを押えたが、もうあとの祭りだ・・・・・・凄い食い込みだな・・・

全員揃い近くのテーブルに座り、飲み物の好みが判らないのでキューブに、女神様が入れてくれたらしきドリンクの数々、だがピンクの不思議なペットボトルは、中身が分からないので普通の無難なペットボトルの水を出してから、一応全員簡単に自己紹介をする。


「私は雅史だ、一応元中年で今は若返った姿みたいだ、たぶん私だけ地方だな・・・何となく」


そう話すと黒髪ツインテールは・・・


「私は恵理(エリ)、東京の私立校の二年生よ・・・もうじき悪夢の受験生ね・・・」


ツインテール女子高生の頭上の表記に、恵理(エリ)と表記されたが今かよ!

ツインテール女子高生の恵理さんが話し終えると、腰まで長い黒髪の女子高生は手を上げ。


「あっ・・・私も同じくだけど、私は都心かな・・・あと私の名は優姫(ユウヒ)です、私はもう学校推薦があるので受験は無関係かな?」

「何か格差を感じるんだけど・・・」


黒髪ロングの優姫さん、彼女も東京らしいが何故に都心と言ったのだろうか?

優姫さんが推薦と話すと、恵理さんは悔しそうに格差と言う。

そして次にミディアムカットの美少女が、自己紹介をする。


「私は神奈川です、高校二年に上がる前に死んでしまいましたが・・・」


再び暗い空気が漂うが、三人共に関東の大都市みたいだな・・・美少女な訳だ。


「あと私の名前は冬美(フユミ)です」


申し訳なさそうに名前を言う、ミディアムカットの冬美ちゃんだが、更に重い人が居る。


「私はシャーロンです、王族として視察公務中に暗殺されました・・・」


それを言うとやはり、更に重い空気が部屋に蔓延するが・・・


「でもその時の服装なのに、私は服や身体が死ぬ前と変わらないのは不思議です」


それを三人の女子高生に伝えると、冬美ちゃんも。


「私も暴行されて打撲とか、内臓とか・・・あとしょ・・・何でも有りません・・・」


何か赤い顔して言うのを止めたが、聞き間違えではなければトンデモ爆弾が投下された筈だ。

そして恵理さんと優姫さんは。


「私は家の玄関で何かに吸い込まれたわね・・・」

「私は色々有りまして、家出してる時に何故か森に居て二人に話を聞こうとしたら、彼女・・・冬美さんが光から現れた後に、あの時代劇でしか見ない方々に囲まれたと思ったら・・・」


その直後に私が盗賊に放った魔法が、四人にもて訳だな・・・

助けたようなそうで無いような、まあ先ずは万能キューブで今の話を解析して貰うと・・・


「全員帰れるらしいよ・・・シャーロンさんと、冬美ちゃんは少しタイムラグが発生するらしいけど」


それを聴いて何故か恵理さんと、優姫さんと冬美ちゃんがこそこそと集まり話してる。


「異世界は興味津々だけど、弟が心配だけど・・・太った奴が冒険出来る世界て興味在る」


恵理の言葉に優姫は。


「私は迷ってますね、エリさんでしたね」

「エリでいいわよ」


屈託無い顔で言う恵理、優姫は続ける。


「帰れなければ、あの人を頼るのですよ?」

「私は帰るわよ、弟が心配だし帰れる時に帰りたいし・・・・・・・」

「私は・・・一応死んだ身ですし・・・」


冬美は暗い影を落としながら言うと、優姫は・・・


「ごめんなさいねミフユさん」

「・・・・・・いえ、この世界で人見知りを治したい・・・て、私普通に皆さんと接してますね・・・」


冬美は頭を傾げながら言うと、恵理は。


「まあ猶予有るか聞いたら、私は直ぐにでも帰るわよ」

(異世界の世界を体験したいけど、両親が頑張って私や弟の学費を稼いでるから、私は両親を裏切れないし弟が心配だから)


とある事により帰れなかった、恵理の異世界生活も在るしあるドリンクを五人は飲んでたら、雅史は初日で恐ろしい記録を作ったであろう、まあ仕出かしてるがそれは語られないだろう・・・此処では。

そして三人は雅史に話を聞いた。


「何時まで帰れる猶予あるの?」


恵理さんに言われたので、答えようとしたら。


「私が答えましょう」


神出鬼没にいつの間にか再び現れた女神様、忙しく無いのだろうか?


「二日や三日位なら数分の誤差の範囲だけど、時間が経つに連れて帰った時に時間差に戸惑うわよ」


一息置き女神様は言う。


「この世界に生きるか、帰れる間に帰るかは貴女達次第よ、彼とは違うから()()()帰れるわよ」


そう言われて四人は悩んだ末・・・


「私は帰ります、私を暗殺した世界を変える為に」


強い意思を表明するシャーロンさん、だが恵理さんは迷いながら。


「弟が心配だし・・・・・・」


そして優姫さんは・・・


「私は・・・少し旅行をしてから・・・」


女神様は言う。


「この場所以外からも帰れるけど、元居た場所とは違う場所に転送されるわよ」

(まあ脅しだけどね。

一応帰れるアイテム在るけど、一年位だったら誤差無しで帰れるけど、数秒がこの星の一年・・・まあ地球だと二年位の時間感覚だから、時差ボケとか大変に成るのだけど・・・)

「・・・・・・」


優姫さんは財布を出し中身を確認して・・・


「海外に転送されなければ大丈夫です」


日本にもお金が有っても帰れない場所在るけど、国有林の山とか自衛隊とかの演習場所とか、硫黄島とか立ち入り禁止無人島とか・・・・・・


「海の上に出たら終わりだと思うよ」


恵理さんがジト目で優姫さんに言うと・・・


「そんな事はないですよね?」


女神様は言う。


「冗談だけど、此処に居て帰ったら時差ボケや変なクセや冒険でのクセが、帰った時に出ても私は責任を負わないわよ」


迷ってた恵理は帰るより、少し時差ボケしてこの異世界に来る前の時間に戻れるなら、少しのリスクは良いかと思う。

そしてシャーロンは何かこの異世界で、タダ帰るより帰った時に身を守る手段が必要と思った。

優姫は弟がハマった漫画みたいな世界を、父親と言う枷が無い中での生活がしたかった。


女神様は四人に言う。


「帰るタイミングや残るのは自己責任で」

「「「「はい」」」」

「・・・え"!?」


私のスロー温泉旅ライフは、始まらないみたいだ・・・


「ではこの世界に居る間だけ、私が貴女方に装備を与えましょう」


イヤイヤ帰らせてよ、女神様。

だが私は女神様に言われる。


「彼女達が帰るまで、貴方が彼女達を護りなさいね」

「・・・・・・ですよねぇー・・・」


やはり年長者は辛いよ・・・


だが冬美だけは帰る気は無かった、帰ってもまたイジメを受ける可能性が有るからだ。

警察が動いてくれる可能性が少ないし、証拠が無ければ泣き寝入りは確実で、また殺されたく無いし冬美は帰らない決心をしてた。


「でも女神様、移動手段がバイクだけですが・・・」


女神様は人差し指を私に向け。


「問題無いわ、貴方なら車やトラックの運転技能有るから、そこわ古代の遺跡から手に入れたと言えば、大抵のこの世界の住人は納得するわ・・・・・・ある意味単純だから」


この女神様、今酷い事をさらりと言ったよ!


「それにさっきのバイク楽だったでしょ」


確かに快適に運転出来たけど、トラックとミニバンでは違うんだよね・・・・・・

しかも道は地球と違い・・・また浮遊系かな?

私がそう思った瞬間に、女神様は微笑みながらまた私を指差し。


「当たりよ」

「ですよねぇ~」

「「「「?」」」」


四人は何を言ってるのか、意味が分からずに居た。


「ではぱぱっと終わらせましょう」


そう言って四人は裸・・・謎の光や雲により見えないが、何か服装が変わってるらしい。


「キャー裸にしないで!」

「何で裸なのよぉー!」

「優姫さん、大きい・・・」

「二人共もいでやる!」

「キャー! 来ないで恵理さん・・・痛っ!」


畜生、見えない。


「止めて下さい、大和帝国の人」

「私は日本人・・・今、言葉が通じたけど何かムカつくからモグ」

「そんなぁ~」


だが女神様の居る辺りから、何かタダなら無い気配が膨れ上がると、女神様の声がした。


「貴女達、大人しくしないと全裸で彼の前に出しますよ」


大人しくしてた冬美以外から、言葉に成らない悲鳴が上がると冬美は終わったらしく、光の中から此方に来た。


服装は猫耳の付いた魔女の様な青紫色の帽子に、肩出しの白いゴスロリお嬢様風のドレスには、黒猫の模様が在るが色々なバリエーション豊富過ぎる、胸には白い猫のブローチは魔法増幅装置らしい。

しかも上品に着こなす冬美ちゃん、まあ年下だしちゃんで良いよね?


靴はローファーてのみたいだが、さっきの学校指定らしき靴もローファーてのだった様な、色は茶色系統で猫耳の様な形が有る、だが雨の日とか大丈夫なのだろうか?

黒いタイツなのかニーソックスかは、膝より少し長いスカートで不明だ。


白いロンググローブに腕には、魔法増幅装置用の小さなタリスマンが装飾されたブレスト、何か魔法増幅装置多くない?


「ついでにお供も付けましょう」


猫の形をした光から現れたのは、ピンクの毛並みの珍しいラグドールだった、私もラグドール欲しいな・・・


「・・・・・・猫ちゃん」


何か感度の余り固まってるらしき、冬美ちゃんだがピンクの毛並みのラグドールは私の方に来て。


「初めましてご主人様、私に名・・・」


冬美ちゃんは慌てて、ピンクのラグドールに言う。


「私が主人あるじだよ!」

「・・・・・・嫌よ」


速攻で拒否された冬美ちゃん、そしてピンクのラグドールは言う。


「貴女から身の危険を感じるから・・・」

「そんなぁ~」


膝を付き項垂れる冬美ちゃんに、それを聞いて被害者だったトムとアカツキは頷く。


「確かに危険な人だ」

「僕らのお腹に顔埋めて、スハスハしてたし」

「最低だわ」


猫達から言われ放題の冬美ちゃんだった、まあ事実だけど。


「次は私よ!」


いつの間にか部屋の隅に行き、何かいじけてる冬美ちゃんを見なかった事に、私と女神様はした。

そして現れた恵理さんの姿は、何故かまた魔法使いの服装ですが女神様。


姿は何故か桜色のツインテールに変わり、髪止めは黒いリボンで髪を束ねてた、首にはチョーカーが在り白銀のウサギのアクセは、これも魔法増幅装置らしい。

服装は何かミニスカメイドぽいが、藍色のミニスカメイド制服に異様なさっきの制服には無かった膨らみ、その胸にはピンクのリボン。


白いブラウスの襟には三本のラインが在り、ブラウスのフリル半袖口にはピンクのリボンのが付いてる。

腕には魔力増幅装置の、白銀のタリスマンブレスト。


メイドぽく靴は黒のパンプスてのらしい、白いピンクリボンが付いたニーソックスと、絶対領域から見えるガーターベルトの紐・・・なんだこの可愛い生き物は・・・

私は思わず声に出してしまった。


「・・・可愛い・・・・・・」

「・・・・・・ありがとう・・・」


恵理さんは真っ赤な顔をし、何故か『ありがとう』と言われたが、キモイて言われなくって良かったと同時に思った。

まあ冬美ちゃんも可愛いが、服の似合い度が別格なのであるそれは、メイド服を着なれた様な立ち振舞い。


「何か恥ずかしい!」


恵理さんは靴を脱いで、何処かの部屋に走って行ったがパンツが微妙に見えたのは、言わないでおこう・・・言ったら殺されそう・・・縞パン。


「次は私ですね!」


優姫さんが現れた瞬間、私は率直に言う。


「・・・色物枠」

「?」


現れたのは優姫さんは私を見て、頭を傾け頭上に? マークが浮かんでる様な仕草をするが、見た服装の女神官みたいな服だがエロい。

白いベレー帽の縁に青いライン、白い法衣ほうえだが露出が多い。


肩出しの白い長袖に袖口が広がった衣と、その下に青い衣を纏ってるらしい、白いミニスリットスカートの隙間から白い太ももと、黒いガーターベルトらしき紐。

白いロングブーツと黒いニーソックス、強調された胸にはグリフォンらしきペンダント、冬美ちゃんや恵理さんとは違いタリスマンではなく、魔力増幅する金属を媒介に増幅するグリフォン型のペンダントらしい。


「何かスカート短く在りません?」


スカート短いでは無いレベルだ、少し胸元が見えてるので神官法衣が更にエロい。

何処のエロゲーだろうか?


そして最後に現れたのは、銀髪に青い大きな薔薇のアクセサリーに、白いモコモコが襟に付いた清楚な水色アーマードレス、アーマードレスには雪が降ってる様な雪の結晶の模様が在り、胸甲冑(ブレストアーマー)は軽い金属みたいだ。


武器はサーベルみたいとしか言えない、だって抜かないと刀身が分からないし。

ブーツは雪の様に白く、白いグローブは手首を隠す程度で、花の様な飾り装飾がグローブ口に在る。

全体的に凛々しい姫騎士て感じだ、優姫さんとは真逆のコンセプトだろうか?


「シャーロンさんは、凛々しい姫騎士て感じですね」

「その通り」


何故か胸を張る女神様、自画自賛の改心のデキなのだろう。

だがシャーロンさんは、何故かモジモジしてる?


「そんなに凛々しいですか?」


ハニカミながら言うので、親指立て。


「ベリーグッド!」

「何か恥ずかしいですが、新鮮な感じがしますね・・・」


まあ実際高貴な人らしいし、公務て言ってたからそれなりの地位に居たみたいだし、似合うのは必然かも知れない。

全員終わり女神様が私を見て一言、言う。


「雅史は少し此処で待て」


冬美ちゃんを女神様は引き摺りながら、女神様と三人は恵理さんが走って行った方に行った。

暫く暇だしキューブの中身を確認する。

食べ物はレーションや乾パンに、肉が入った缶詰めやフルーツにレトルトが山程。


あきたこまちや風さやか等のお米数千億トン位、色々なメーカーの食パンや何処のかも不明なメーカーの食パン。

精肉と書かれたホルダーには、各牛や豚や鳥にモンスターの種族別に区別されてるが、異世界物みたいに食べれるモンスター肉が在るらしい。


「オークの肉は、食べなくても良いみたいだ」


モンスター肉の中にオーク系は無かった、鯨のモンスター肉は在ったが・・・恐竜肉は興味ある。

他にもマグロや鮭・サーモン系モンスター肉、普通に魚と同じらしい魚介類モンスター肉。


海老は結構在るし、蟹や蜘蛛なのに蟹扱いのモンスター肉まである。


「ちょっと、私の名前を付けて欲しいのだけど」


冬美ちゃんの仲間に成る予定だった、ピンク色のラグドールが私に言うが・・・


「君の主人は冬美ちゃんだよね」

「嫌よ!」


側で頷くトムとアカツキ、相当猫吸いが嫌だったらしい。


「仕方ない、じゃあ仮主人と・・・」

「ダメですよ、彼女と契約しないなら帰って貰いますよ」


いつの間にか女神様が居たが、ピンクのラグドールは言う。


「あの娘と契約する位なら、私は帰ります」

「・・・・・・良いの?」


困惑気味に女神様が聞くと、ピンクのラグドールは。


「身の危険より安全を優先します」


女神様は困った顔で言う。


「・・・・・・仕方在りませんね」


女神様はピンクのラグドールに手をかざし、光に戻しピンクのラグドールは消えて行った。


「被害者を増やさずにすんだね、アカツキ」

「そうだな、僕達みたいな被害者を増やさずに済んだ・・・だけど、僕達の身の危険はまだまだ続くけどね・・・」


アカツキは言い終わると、二人は同時に溜め息をしたのだった。




◆◆◆◆


そして時系列は遡り、女性陣が集まった理由は・・・


「男には聞かせられないから、下着について話すわね」


女神様は四人に向かい言うが、冬美はまだ落ち込んで居た。


「もしかして汚れない下着とかですか?」


恵理は空気を読まずに、確信を言う。


「確かに恐怖で漏らしても、下着から漏れないしあの日でも汚れないわよ」

「「「おぉ~!」」」


そして女神は言う。


「生理用品は腰のベルトに付いてる、小型ポシェットに入ってるから生理痛の薬の不安も無いわ」

「それは助かります」

「乙女の必需品だからね」

「そうですわね」

「・・・・・・」


冬美は無言で頷く。


「下着は気分で色々な種類が選べるけど、使える期限は帰れるリミットと同じだけど、残る時は私を呼んでね。

必要な物を渡すからね」


冬美以外長く居る気は無いので、別に構わないと思った。


「あとスカートは、転んでも中は他の人には暗くしか見えないし、盗賊に襲われてもスカートの中に手は入っても何も触れないわ」

(まあ雅史だけは見放題に触り放題だけど、此は彼女達が早く帰るのと雅史の理性試しね、まあピンクのドリンクを五人飲んだら意味が無いけど・・・)


さてピンクのドリンクは、何なのであろうか?


「バイト先のスカートも、同じ仕様に成らないかな?」

「無理です」


恵理はバイトの制服のメイド服に、その機能が欲しいと思ったが、即答で答えられたのだった。


「この世界に居る間はその服装が防具です、あらゆる攻撃を防御しますが身体能力がアップしてるのは、シャーロンさん」


いきなり女神に名前を呼ばれ、驚きながら返事をする。


「ハイ」

「貴女だけ身体能力を補助する機能が、その服装に有ります」

「私だけですか?」


女神は頷きつ続けて言う。


「魔法はこの三人より使えませんが・・・」

「物理特化の装備だね」


恵理の言葉に女神は頷きながら。


「そうよ、でも逆に貴女達は魔力は増幅アイテムで魔法威力は強いけど、身体能力は今のままよ」


優姫は運動神経は良い方だが不安が過る。

恵理はこの防具と魔法さえ有れば、アイツ(雅史)要らなくないと思って居る。

シャーロンはこの装備を持ち帰れば、身の安全は大丈夫と思ったが、三人の心を折る女神の言葉が次に来る。


「普通のモンスターや盗賊には、普通に三人は達捕まるわよあと、シャーロンさん」

「ハイ?」


女神は真剣眼差しでシャーロンに言う。


「装備は()()()()()()()て言いましたよね・・・」

「ハイ・・・」


項垂れながら持ち帰れないと、シャーロンに言う女神にちゃんと聞いてなかったシャーロン。


「この世界で自分達が遺跡やダンジョンで手に入れ、持ち帰れる鞄とか在れば帰っても消えないわよ」


シャーロンに希望の光が差すが、冬美は思った。


(猫ちゃんも持って帰れるなら、帰っても良いかな)


だが女神は言う。


「生き物や回復薬や魔法宝石、金貨とか危険物は持ち帰り無理だからね」


冬美の野望はへし折られた。


「普通の宝石なら良いの?」


恵理の目が$マークに成って居た。


「貴女が自分の手で手にしたらね」


やる気が吹き出す恵理、だがそんなに異世界でも世の中甘くは無い。


「やってやるわ!」

(稼いで両親や弟を、楽な生活に出来るわ)

「盗賊の持ってる貴金属は、持ち帰れないから言っときますね」


だが恵理の耳にはその言葉は、届いて居なかった。


「イケメンとか連れて・・・」

「人間も生き物の例外には入りません」


優姫は一瞬浮かんだアイデアを言ったが、普通に異世界人誘拐である。


「優姫さん?」

「何かしらシャーロンさん」


シャーロンは当たり前の事を言う。


「誘拐は犯罪ですわよ」

「・・・・・・あっ!」


優姫はやっと一瞬浮かんだアイデアが、アウトと分かり部屋の端に行き頭を抱えた。


「私マズイ思考に成ってる・・・」


未だに冬美は復活の兆しは無い、ダメージ引き摺り過ぎだろう。


「あと身を守るアイテムは、持って帰れますよ」


シャーロンは女神のこの言葉で決意する、雅史と旅をする事を。


「あと23ヵ月ゆっくり考えて、帰ってね」

「「「「え"!?」」」」


全員23ヵ月に固まるのだったが、実際は23ヵ月と29日のタイムリミットである。


「一年以上何だけど」

「一年23ヵ月て事かしら?」


恵理と優姫に女神は言う。


「この星の一年は24ヵ月よ」


全員顔が青く成るが、帰る時にこの24ヵ月が短いのか長いかは、後の彼女達の気持ち次第である。


「一応今は梅雨前ね、11月位だったかしらね・・・」


全員次の梅雨前までに帰るか、残留かを決めないと成らないがさて何人残るのだろうか?


◇◇◇


そして時系列は戻り女神は雅史に言う。


「乗り物は追加したから、キューブの乗り物ホルダーをタッチして確認してね」


そう言葉を残し、女神様は再び何処かに行ったみたいだ。


「さて色々大変な異世界旅に成りそうだ」

「だね」

「大変で済みます様に」


アカツキが女神様が居た場所に、手を合わせ神頼みして居た。

私達は部屋を出て先に玄関で待ってる四人、冬美ちゃんは何かを探してるみたいだが・・・

トムとアカツキは私の後ろに隠れて居る、冬美ちゃんの猫に対する接し方を見直す事を提案したい。

全ての猫が猫吸いを許す訳ではないから、猫にだって信頼関係が必要だしね。


「さて行こうか」

「目的はあるの?」


恵理さんに言われたので。


「この先の温泉が在るの異世界の街にね」

「温泉ね・・・異世界の温泉に、地球には無い効能あるかしら?」

(胸が育つ温泉とか・・・)


恵理さんは異世界にしかない、温泉に入りたいらしいと私はこの時思った、だが彼女が望んだのは・・・一部が成長する温泉だった。


「大きな湖に在る場所だし、色々在るだろうさ」

「琵琶湖くらい?」


恵理さんとの言葉に優姫さんが言う。


「琵琶湖は湖ではないですよ」

「知ってるわよ、でも基準にするでしょ普通」


だが私は・・・


「断然正当な湖は諏訪湖だな」


恵理はジト目で聞く。


「・・・・・・まさか長野県民?」

「そうですが何か?」


長野県民全員そうは思って無いが、何か実際は湖では無いとされてるのに、日本で一番デカイ湖とは認めたくない。

まあ夏に成ると藻が凄いが・・・諏訪湖。


「確か諏訪湖て温泉在ったよね」

「諏訪湖周辺域保々ね・・・山梨県も温泉在るし」


長野県と山梨県の境にも温泉施設は在るし、道の駅や一部サービスエリアにも温泉は在る。


「まあそれより温泉よ!」


何か恵理さんが温泉に入る気満々なんだが、何故だ?


「温泉て水着を着て入るアレですか?」


シャーロンさんが聞くと、恵理さんと優姫さんはシャーロンさんに言う。


「水着ではダメよ!」

「水着は怒られますよ!」

「何故ですか?」


シャーロンは不思議に聞くと。


「裸が当たり前」

「裸でお風呂に入るのは常識」


二人に怯まないシャーロンさん。


「でも一人ではないですよ?」


だが恵理は言う。


「お風呂に水着はマナー違反だからダメ!」

「恥ずかしいのは分かりますが、水着が良い温泉だったらにしましょうね」


納得出来ないが、仕方なく今は黙る事にしたシャーロン、だが後に温泉にハマるシャーロンに、この事は無かった事に成るのだったりする。


「先に出るぞ!」


一応声を掛けてから玄関を出ると、慌てて恵理さんが言う。


「ちょっと置いて行かないでよ!」

「今行きます」

「私も置いて行かないで下さい!」

「猫ちゃん・・・また逢えるよね・・・」


未練だらけの冬美ちゃんが最後に出て、山を降り開けた場所で知った形状の車を出すと・・・


「これト○タのミニバンよね」

「トヨ○ですね・・・」

「私の家は父がベ○ツ乗ってますよ」

「小さな車ですね・・・」


一般庶民ですから、この車でも高いんだけどな・・・あとやはりタイヤが無い・・・


「これタイヤ無いわよ」

「欠陥品?」

「欠陥品ですね」

「欠陥品ですよね」


確かに初見はそう思うが、車体にタイヤの形状が無いのに気付いてるのに、何故か四人はタイヤが無いと文句を言う。


「じゃあ置いて行くから」


運転席を開けシートベルトをし、何故か文句を言って四人は素早く乗るが、助手席には誰も乗らなかったので。


「この席は僕らの為だよね」

「だよねトム」


トムとアカツキが座るらしい、荷物の場所に何故か膝を抱えてる冬美ちゃん、後部座席に三人がぎゅうぎゅうと押し合って居た。

三人座っても余裕の筈だが、スターターを押し起動させ浮遊したら、アクセルを踏み感触を確認してからキューブのナビを頼りに、一路北上して伊岡に向けて走り出した。


「浮いて走ってるわよ!」

「嘘!」

「信じられません!」


何か後ろがうるさいが、運転に集中していざ疲れを癒しに温泉へ。







優姫「再び異世界の旅よ」

恵理「前は変な妖精が居たわね・・・また居るのかな?」

シャーロン「メイドに成って奉仕よりマシですよ、エリ」

恵理「そうね・・・」

冬美「一年異世界でバイトより良いですよ」

三人「!?」


さてたぶん続く・・・かも?

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