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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
完結篇
180/260

シルバーグリフォンと、旅は何処までも続く

あれから北東に進み、スノーフラワーと北極圏と雪原の国ノーラスの間に在る、ルーヴル海の近くにそびえ立つスノーマンジャロ山脈とアイスピーク山脈に、白く美しいホワイトグリフォンが居るらしい、白く美しい姿は貴族や聖騎士や王族すら欲しいモンスターらしいが、なかなか会えるモンスターでは無いらしいが普通のグリフォンなら、エルフの国やセンターウォールアルプスに在るネマール国の一部に居るとか聞いたが、エルフの国ではそんな話を聞いたことは無い。

僕達は更に途中の集落で情報や伝承等を検証して、ノーラス国のアイスピークに向かい寒い極寒の氷の山にタイニーフェザーに乗り、ホワイトグリフォンが居るらしき場所を探したが見付からない、隣ではイーリスさんは沢山の防寒着ダルマ姿で震えてるが、女神は人間と同じ体感らしく『寒い死ぬ・・・』とか『暖かい飲み物を・・・』とか、凍えながら言うが手は手袋が掴める厚さではないので無理だろう。

僕らは特殊防具のお陰で極寒でも平気だ、ルーナは流石に防寒具を装備してるけどね。


「久々の大空は最高だ!」

「あまり暴走しないでくれよ、タイニーフェザー」

「落ちるー!!」


タイニーフェザーの加速に落ちると涙目のイーリスさん、僕に抱き付いてる割にそんな台詞を言わないで欲しいが・・・まあ、ダルマの様な姿だけどね。


「コッチもスピード出して・・・」

「食事抜きにするからな、Jr.」

「・・・・・・」


あっちはあっちで何か言い合ってるみたいな気がする、山の麓を飛んで貰い標高の低い場所は・・・海を隔てると、スノーフラワーと違い凄く寒いらしい。

防具は脱ぎたく無いので試さない、試す気はない。


「さっきよりマシに成ったけど寒い・・・・・・」


身震いはしてないが寒いと主張するイーリスさん、天界だかに帰れば良いのに。


「帰ったら、美味しい食べ物を食べれないじゃあない」

「・・・・・・勝手に人の思考読まないで欲しい」

「? 伝えたかったのでは?」


伝える気はないが寒いと文句言うなら、帰った方が神様の仕事や楽な暮らし出来るのではと。


「・・・・・・アイリスに文句言われるし、ゼウス様に説教されるの嫌だから帰らない」


僕の知った事ではない、暫く飛んでも見付からないので海岸近くで一旦休憩して釣りをする、釣り道具を買いイーリスさんは少し防寒着を減らし興味津々に釣りを隣で見て居た。


「沢山釣って魚三昧だぜ!」


目を血ばしらせてマイケルは言う、タイニーフェザー親子は鳥らしい捕り方で両足に大きな鰹を捕まえ、此方に鰹を落として来る。


「美味い料理を期待してるぞ」


勝手なタイニーフェザーだ、マイケルは気に入らない顔をして居た・・・自分より獲ってるからだろう。


「果物が何処にも成ってないですね?」

「寒い場所に果物は無いよ」


絶望の表情のルーナ、鰹の血抜きをしてから少し炙り空に向かい投げると、タイニーフェザーが口ばしでキャッチして食べる。


「生も良いが炙りもなかなか」


どんどん血抜きをして炙り投げると、親子で競争が始まった。


「私の炙りを横取りとはこしゃくなJr.」

「親を出し抜いてこそ、美味い食事が食べられるのですよ」


なんだかなぁ~

昼を終え再びタイニーフェザーに乗り人が居ない雪原の森に行くと、喧嘩してる普通の鷲の頭に前足にライオンの胴体に綺麗な翼のグリフォンだが、シルバは全身が白くホワイトタイガーの胴体以外は変わらない。


「群れの場所分からなく成ったなだろうが!」

「お前が、スノーラビット美味そう何てよそ見してたからだらろ?」

「美味そうだったから仕方ないだろ!」


何かどうでも良い喧嘩だった。


「そこまでにしな」

「誰だ・・・・・・」

「だ・・・」


初見のタイニーフェザーに固まるグリフォン、何か普通のグリフォンは白目に成ってるのだけど、タイニーフェザーから降りると雪が深いのでブーツの浮力で浮上し、シルバーグリフォンに向かう。


「初めまして、僕はレオン旅人だ」

「我はタイニーフェザー、レオンの仲間だ」

「えぇーと、俺はシルバーグリフォンの群れを見失いグリフォンの群れで居候してる、シルバーとまたはぐれる前の群れては言われて居たが、俺が人の言葉を話しても驚かないとは、面白い人間だな」


シルバーグリフォンに交渉開始。


「単刀直入に言うが、仲間に成らない?」

「・・・・・・」

「色々な世界を見れるぞ」

「色々な世界か・・・」


もう一息だな。


「美味いモンスターの肉も食えたりするぞ」

「───仕方ないな、俺も仲間に成ろう」

「──食い物に釣られた奴がよく言うわ」

「じゃあ君の名前は、今日からルドルフね」

「? ルドルフ、どんな意味だ?」

「皇帝て意味だが、今のルドルフは名前負けしてるから、旅をしながら鍛えるかな」

「何か釈然としないが言い返せん、今日から頼むレオン」

「契約成立だな」

「お前はタカな」

「もう少し考えろよ」

「シロとクロは居るし後はグレー・・・」

「もうタカで良いぜ、マイケルさんよ」


マイケルは独特過ぎるな、まあマイケルだしな・・・シルバーグリフォンとグリフォンを仲間にし、僕はルドルフに乗りマイケルはタカに乗りノーラス国から東に行き大和神国に向かった。


ノーラスと大和神国の間の北海を渡り秋川の、人里離れた場所に降り立つと服装を極東日光を参考にした旅の服装に変え、ルドルフからシルに乗り変え街道まで向かう途中でオオイノシシを沢山狩り、焼き肉祭りをしてから翌日街道近くで降り南に向かって行く。


「何か面白い乗り物走ってるが、列車てヤツだよな・・・」

「魔道列車てヤツだよな」


レオンは何かを思い出し始める、それは何かは分からない物だが必要な事だと心が騒ぐ。


「次の街で乗れたら乗ろうよマイケル」

「楽しそうだしな」


次の日田の街で魔道列車に乗った、空気中のエーテルと雷エーテル魔石を使った電気エーテルエネルギーを、動力モーター式の魔道列車は速く地球の新幹線と同等のスピードで何かする、途中の水戸学園都市郊外の駅に止まりレオン達は駅弁を買い、レオンは牛鍋丼弁当をマイケルは魚介弁当を10人分買い食べる。

他の乗客は不思議な者を見る目で通り過ぎる、途中で江戸を通過し横浜で停車し海鳥が潮風に乗り飛んで居た、名物は佃煮弁当らしいし。


「レオンは食わないのか?」

「僕は食べる気は無いかな」

『次は首都尾張です、伊岡方面のお客様は乗り変えに成ります』

「何処まで行くんだレオン?」

「買った切符の聖条京までだよ」

「何でかは分からないが、どんな場所だろうな・・・」


聖条京では別れが待ってるがそれはその時の話し、魔道列車は無音で加速し尾張に向けて走る、途中浜名湖に停車するとマイケルはうなぎ弁当を片っ端から買い漁った。


「美味いなうなぎての」

「夜眠れなく成っても知らないよ」

「たぶん大丈夫だよ」


マイケルの自信は何処かは来る物だろうか? 大きな湾を見ながら、青い晴天の景色の海を見ながら魔道列車は進む。

暫くすると白い綺麗な城が見えて来たが、今までの城より大きく威厳がある城だが街も広く停車した駅からも、迫力ある城が見える。


「世界は広いなマイケル」

「凄くデカイ城だなレオン」


城の大きさに圧倒されてそれしか言葉が出なかった、暫くすると発車し次は何か確信が有る訳では無いが、聖条京だが何か近付くに連れ懐かしさとめんどくささが増して行く。


「美味いメシ有ると良いな・・・」

「たぶん団子やお茶は美味いよ・・・」

「何か思い出したか?」

「何となく思っただけだよマイケル・・・何となく・・・」


何故消え入りそうな声で言ったのだろうか? 分からない思いのまま、聖条京に着いたが何か懐かしさを感じた。


「もう日が暮れるな・・・」

「まだ茶屋がやってるからそこに行こう」

「何かレオン・・・」


マイケルは言葉を飲み込んだ、魔獣ザサファーを倒した辺りからレオンの影に見える、深く黒いローブを着た怪しげな影に。


「イヤ・・・何でも無いぜ」

(俺を見ると消えるんだよな・・・変な前触れはしてくれよ)


レオンに着いて行き、隣では見えたらしきイーリスが固まって居たのでマイケルは後で相談する事にした、まあ何故かルーナは見えて無いみたいだ。


「うどん美味いな」

「このハモてのも美味いな」

「甘くて美味しい」

「ルーナ私のみたらし団子まで、食べるでない!」

「追加のみたらし団子です」

「だから、私のみたらし団子を食べないで!」

「?」

「無視して食べないで! ルーナ(泣)」


騒がしい夕食? を食べ終え、冒険者ギルドではドラルーラと大和神国の間に新しい中立地域が出来、貿易の税が撤廃され新設の大和神国側の冒険者ギルドには・・・


「まさかガラハゲもといガラハドギルマスが、移動してるなんてな」

「コレ一ヶ月前の話しだから、もう就任してないか?」

「知らないよ、じゃあ聖条京の次は新しい中立地域の色丹しこたん貿易の街だね」

「美味い北の幸食べ放題期待だな」


色々なダンジョンマップが在るので見て、何か冥府の洞窟に興味が湧き向かう事にしたが街を出たまでは良いが・・・


「久しいな・・・雅史よ・・・」


会ったこと無い美しい狐人に出会った、何か懐かしいが雅史とは誰だろうか?


「時代が変わろうと、姿が変わろうと我と紡いだ愛は変わらぬ・・・」


こんな美人と結婚した覚えないぞ?


「契りを結んだ夫の魂ではないが、祐奈達を連れ戻しに来た方の魂じゃろ・・・」


祐奈・・・連れ戻しに・・・シャ・・・頭が痛い・・・


「頭が・・・頭が・・・頭が・・・ドドンパァー!!」

「ドドンパァーて何だ? レオン!」

「何か強い制限で記憶を消された反動かえ?」


──何となく・・・ああ・・・またあの・・・


「久し振り・・・数百年ぶりですね帝、会いたく無かったですよ」

「全くお主は変わらんが、またホットケーキや美味しいお菓子を所望する」

「持ってません・・・」

『ルール違反はイカンな、ガチャで出たルールは厳守じゃ』

『そこまでにして下さい母上』

『これ、邪魔をするでないエルドールよ・・・・・・』


声の主は消えたが・・・


「白金色の神より上の存在の声が、また数百年ぶりに聞くとは・・・」

「「「「え!!」」」」


帝は目を白くさせ立ったまま気絶した、イーリスも見ると立ったまま気絶して居たが、スキルを使い靴を脱いでから帝の部屋に行き寝かせて置く。


「たぶん私は完全に消えるけど、あの神様らしきのは間違えて私の魂を召喚して娯楽にマイケルと私の旅を見てただけだから害は無いよ。

私が知る世界では無いし、ローリエさんは可愛く若かったしあの残念領主は居なかったが、あの夫婦・・・夫婦前かは私の居た時代と変わらなかったな。

義父の負けず嫌いやアムロさんとの間に有った謎も解けたし、記憶だけ妻達の元に逝くが・・・マイケルさん、この魂を宜しくお願いしますね・・・」


レオンが頭を下げると共に深い黒いローブも消え、レオンは器用にぐったりと寝て何故か起きてたミカドて美人は大泣きして居た。


翌朝何が有ったか分からないが、肩が軽いし全身も軽いし絶好調過ぎるし動きも軽い、何か重いオッサンがどいた様な気がした。


「──おはようレオン」

「おはようマイケル、此処何処だ?」


マイケルは恐ろしい言葉を言う。


「大和神国の真の権力者の屋敷」

「また冗談を」

「まあ自分で確かめな、憑き物取れたレオンよ」

「・・・・・・え?」


それからの話をしょう、ルーナは近くの世界樹に似た木に仲間を呼び帝と共に長い時を生きる種族に成った、神龍達は大和富士で仲間に似た種族と暮らしドランは何故か、色々な冒険者達に頼られる冒険者に成ったが基本野良ドラゴン戦士状態、たまに冥府に行っては閻魔大王と酒三昧をし獄卒の怖い補佐官二人にボコボコにされ、酔いが冷めるまで説教されてるらしい・・・閻魔大王と。

そして僕とマイケルは歴史を変えてしまった・・・・・・



「ダージリン、次の星は何処に行くの?」

「ゲートを潜らないと分からないよローリエ」

「旦那様は私のだぞ」

「イーリスさん、何故に正妻みたいな立ち振舞いしてるのですか?」

「私が最初の妻に成るからよ」

「マイケル素敵」

「ハニー、今日は寝かせないぜ」


エドは未だに仲間だがクロは家族を取り戻したので帰り、ローリエを彼女に迎え北極のゲートをくぐり新しい世界に一歩踏み出すと、またダンジョンでダンジョンの外に出ると砂漠だった、エリアスアースと言う星に来てフランシス国を旅をし、ブラインス発明国を旅をして遺跡に入るとまた、他の星に向かった・・・もう少し旅をしたかったが仕方ないな。

そして今出たのは・・・


「大地が空に浮いてるみたいだな・・・」


マイケルが言うとマイケルの彼女の猫人のエリさんが言う。


「浮いてる大地て不思議ね・・・」

「ダーリン私も今日は寝かせないでね」

「ローリエ? そんなに魔法の勉強したいんだね」

「何でマイケルさん達みたいな風にならないのよ」

「そう言う仲は私が先だからだよ」

「だから何故にイーリスさんは、正妻気取りしてるのですか?」

「もう認めてよ、私が神を捨ててレオンの妻に成るて決めた決意の為に」


まだ続く旅の先にはたぶん温かな家庭が待ってるのだろうね、この頃ルドルフが筋肉ムキムキシルバーグリフォンに成ったし・・・




イザナギ「疲れたから少し休むか・・・」

エルドール「たぶん物語は終わりです、長く雅史やレオンの物語を読んでくれて有り難う御座います・・・アレ終わらないな」


謎の砂嵐により見えなく成るので有った・・・

追加の話を考え中ですが、雅史の全ての話しは此処で終わります、長く読んで頂有り難う御座いました。

また何時か・・・

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