スノーフラワ国のプリンセス
久々にタイニーフェザーを呼び出したら、何故か全身白く成って居たが他にも何か羽毛がフカフカで乗りやすい、シルやエドも呼び出すとシルはシルバーフェンリルから皇帝フェンリルに進化して、体格も大きく艶々の毛並みだが伸びすぎの様な気がする。
エドは変わらないが風格が出た様な気がするが、毛玉や毛並みのゴアゴア感が気に成る。
夏毛のトリミングをしないといけないので、財宝の洞窟で倒したワームや虫モンスターをタイニーフェザーに出して食べさせて、自動トリミング機で先ずはシルの毛並みを整えぬるま湯で残った毛を洗い流し、更に犬や狼獣用シャンプーを機械に投入し自動マッサージ洗いをして、更に毛に磨きを掛けエドも同時に夏毛トリミングをして、綺麗な毛並みに成った二人に料理を作り振る舞ったがマイケルは、生肉食べさせてるだけだった・・・
一日のんびりして次の日に歩き出す夏はこのスノーフラワは、麦を収穫するので忙しい季節らしく黄金色の麦畑は大忙し・・・訂正、怠け者は何処でも居るが親Gだかにお尻を叩かれてる者も居る。
ルーカスを見ると何かトラウマか青ざめて居たが、子供の頃に何かヤンチャでもしたのだろうか? のんびりした麦畑を過ぎ、和な旅をしながら進みたまに村人にワームの討伐を頼まれたが、タイニーフェザーの餌確保に依頼を受けて、たまにはタイニーフェザーに戦って貰ったが・・・餌として食べただけだった。
途中麦を食い荒らすレッドビックブル・・・赤毛の巨大牛を倒し、まだ未成年なのでルーカスが酒を村人から奢って貰ってた、僕はヒマワリの種を貰い種を絞っても余り油は採れないので、必要な時様に持っておく。
レッドビックブルの肉は少しクセが有るけど、香草や塩コショウで押さえられるレベル、しかも赤身が多い肉質で旨味が微妙。
北上しながら進むが北に進むにつれ平屋の家が多くなる、石レンガに漆喰をした家が多く緑や白や黄色等個性豊かな漆喰が見える、更に進み花の様な形をした首都スノーローズが見えて来たが、建物は白で地図は統一されてるが唯一城だけが青い色の屋根をして居る。
薔薇の花の形をした街区画は独特で城は、見張り塔は玉葱の様な青いドーム状に成っており真ん中の宮殿は、アクアブルーの屋根に四角く大きな建物で何か威厳を感じる。
街への入口の門近くには白い薔薇の旗がはためく、軽鎧の騎士が荷物検査して居た。
「次、冒険者ならカードをソコにあとカード無い者は500アイリスだ」
冒険者カードを出しパネルにタッチし、何故か不信な集団を見なかったかと聞かれたが見てないので、普通に質問に答えたが他国からと知ったら余り質問されなかった、街に入り冒険者ギルドに行き何かこの国で面白い依頼無いかと見てたら、東の端で人の行方不明が多発し他国の服装や防具にエルフらしき服装が、発見されて居て他国でも虫が人を殺して遺体を運んだり、生きたまま連れ去られる事件が多発の為、調査依頼を多く募集と書かれて居るが。
「またあの依頼の冒険者パーティーが行方不明らしいぜ」
「アレは呪われた依頼だぜ・・・」
「あんな依頼怖くて受けられないよな・・・」
どうやらモブ的な冒険者の話は、この書かれてる依頼ヤバいだけは分かるが誰かがやらねば終わらない訳だな、前に変な蜂倒したが・・・それ関連の気がして来た・・・
何となくマイケルもそう思ったらしく此方を見る、珍しいモンスターも倒せそうだしコッソリ倒すなか。
今日は美味しいものを食べて明日旅立つ事にした、ルーカスは何か夜の街に行くと言ってたが・・・街は街だろう?
白で統一された町並みは綺麗で犯罪や喧嘩等の雑音も少なく、石畳は綺麗に整備され清潔感が今までの国の中では一番だと思う。
屋台や店は活気に満ちて居て街の人々は、幸せそうにしてる人が多く子供が元気良く走り回って居た。
城は更に大きく外壁はやはり白だが、見張り塔の観音開きの扉からは兵士が遠くを監視してる様だ、城の近くは貴族街と貴族御用達の店は区画が有りその外には海外の、外交官屋敷や中級以上の商人や騎士の詰所等が有り。
その外には中流家庭の住まいや商店が並び最後の区画は、旅人の娯楽施設や普通の一般家庭に身軽な兵士の詰所や一般学校が在るらしい。
基本外苑はモンスターを討伐を目的としてるので、人間の外敵に備えた訓練はしてないらしい・・・色々大丈夫か?
長い歴史上モンスターの襲撃が多くそれは、モンスターから逃げて来た冒険者が原因が多いらしいが、大抵牛や八木のモンスターらしく冬の食料狩りになるとかならないとか・・・
僕らは普通の宿に泊まり柔らかなベットを堪能しながら、ルーカスは夜何処かに出掛けて行った、ルーナは部屋でフルーツを食べてるだろう。
翌朝何か通常の財布がすっからかんのルーカス、一晩でいくらお金をつかったのやら・・・宿を出て再び旅を始めたが、街を出る時に白い馬車には近付かない様にと言われた、近付くと護衛の騎士隊に殺されても文句は言えないらしいと教えられた。
東に向かい歩き出し途中エドに乗り誰も居ない草原を爆走する、ルーカスは空を飛びルーナはマイケルとタイニーフェザーJr.に乗り、モンスターに出会わなかったがJr.の影響だろうか?
途中でシルに乗り換え颯爽と走り誰も居ない場所を走ると、ルーカスが何か指を指してたので森を出てマイケルはJr.で、下に居る怪しげな盗賊には見えない連中に牽制してるが、何故か白い馬車を守る騎士までマイケルを警戒するなよ。
「近付くなと言われたが助太刀は良いはず、シル全力で黒い服装の奴等を吹き飛ばせ」
「了解、レオンさん」
加速し黒い服装の奴等をシルは手加減無く吹き飛ばす、何人か踏んだような感じがしたがどんな悪党にも慈悲はない。
「冒険者よ助太刀感謝するが・・・もう少し考えた行動をしろ!」
何故か騎士に怒られたが見たら、一人騎士を跳ねてた・・・マズイ・・・回復魔法を使い直ぐに回復させた。
腰が引けてる黒い服装をした連中は顔を見合せ、動揺しながら言う。
「こ・・国王を出せ、我々に権力を委譲させて王一族は皆ご・・・」
何か物騒だったからシルに前足で蹴って叩いて貰った、マイケルから援軍の言葉は聞こえないのでシルから降りて。
「・・・仲間の敵討ちだ」
「遅いけど」
「消えた! ぐふぉ!」
神速使って腹パンして残りの黒い服装の者達を沈める、後は騎士達に任せて東に向かおうとしたら止められた。
「何処へ行く?」
「東に向かいますが?」
何か騎士に変な顔をされたが何故だろうか?
「褒美を受け取らないで行く気か?」
「ダンジョンで沢山稼いだので別に要らないです」
「・・・王妃様に謁見してからにしなさい・・・」
一応賊を縛り上げてから白い馬車の前に赤い絨毯が引かれ、馬車から銀髪のティアラをしたピンクのドレス姿の王妃様と、小さい銀髪の少女・・・イヤプリンセスが降りて来た。
隣にはいつの間にかルーカスが居て、膝を付き頭を垂れてたので真似をする事にしたがマイケルは、どうやら面倒から逃げたらしい・・・・・・羡ましい。
「王妃様どうぞ」
「・・・何故に恩人を畏まらせてるかしら?」
「いえ、私共は命じては・・・」
「頭を上げて宜しくってよ」
優しい声の王妃様と。
「お母様、大きいわんわん」
何故かお座りしてるシルにわんわんと言う銀髪の可愛い姫。
「マリー姫、アレはデカイ狼で御座います」
違いますフェンリルです騎士さん。
「わんわんだよ、アレスはたまにうそいおしえるからキライ!」
「そんなマリー姫様!」
金髪騎士のアレス? さんは、何故かダメージを受けてるがロリコンではないよね?
「助けて頂感謝しますわ」
姫と騎士のやり取りを無視し、礼を言う王妃様は何か騎士にいい加減にしなさいよと、言いたげな顔に成りつつ有る様な顔だ。
「たまたま通りががっただけですので、我等は此で」
「・・・・・・」
何か言えよルーカス、だが王妃様は。
「城に招きましょう、では行きますわよ」
「いえ、先を急いでるので・・・」
(マイケル達に僕は追い付いてみせる! いや、此処から逃げたいだけだけど)
しかし姫を見ると・・・
「わんわんにのりたい~」
困った顔をする全員だが一番困ってるのは、城に来いと言われた僕・・・ルーカスに任せよう。
「なら城に行くのはこの連れのルーカスが行きます」
「え゛」
信じられないて顔をするな、昨日金を散財したなら報償金貰って来なよ。
「イヤイヤ、此れは倒したレオンさんが受けとる・・・」
「ルーカスさんは散財でお金無いから、譲るよ」
「わんわんフカフカ~」
いつの間にかマリー姫がシルの体にダイブして居て、騎士は青ざめ王妃様も青ざめシルは困った顔をしてた。
「シル、暫く相手してあげて」
「酷いよレオンさん」
「「「!?」」」
シルが喋った事に周りの空気が凍るが、仕方なくキューブから最後の切り札を出した。
「マリー姫、此を差し上げます」
「ネコさんのヌイグルミ~」
必殺、ヌイグルミで気をそらすをすると案の定、マリー姫はヌイグルミを受け取り嬉しそうに持って王妃様の所に行った。
「ではあと任せたルーカスさん」
「待て!」
「待ちなさい!」
王妃様と騎士達の制止を振切りシルと共に逃げ出したが、僕は何も悪い事はしてない筈だ。
「シルには後でステーキでも出すからな」
「何時もより多めに下さいね、レオンさん」
シルの頭を撫で了承し東に走る、2日後にルーカスに文句を言われたが王様は城に居て、ルーカスはマリー姫の婚約者にどうかとか言われたらしいが目は何故かお前にはやらんがと語ってたらしい。
報償金を貰い王様が疲労で疲れてるらしいので、黄龍の肉を渡したらしいが僕は後でルーカスが指名手配されても知らないよ、普通に手に入らない肉をホイホイ出して後が大変だと思うよ。
あと王妃様が何故馬車に乗ってたかと言うと、実家の両親に娘と遊びに行ってたらしいが、虫が人間を誘拐してるのに良く行けるなと思った。
「まったく、色々やらかしてくれましたねレオンさん」
「任せろ」
「・・・・・・本気で言ってます?」
ルーカスの眉間がピクピクしてるが知った事ではない、マリー姫はたいそうヌイグルミが気に入ったらしく寝る時も一緒に寝てるらしいが、絶対将来美しい姫に成ってるだろうが、たぶん王様が恋の障害に成るだろう・・・たぶん。
本来のマリー姫はまだ生まれたばかりの幼い子だが、クーデターが無いレオンの世界ではマリー姫は五~六才と、早い誕生に成って居たが色々歴史や人々の生まれや人の歴史が、レオンの介入により変って居るがそれは雅史の子供の転生にも、影響を与えて居たのだが・・・それはとある人物が色々した影響だが、その本人は異世界で店をしてるので知らないだろう。
この数十ヵ月後にルーカスのおかげでマリー姫は、どの世界線でも手に入れられなかった妹弟に出会う事が出来た、そしてそれはマリー姫の運命さえも変えるのだった。
》
エーテルドライブブーツは欠点が有った、それは推進力は保々無く神速で力場を走るかだが、グラビティドライブと言う魔法を使ったら重力のフィールドを発生させ、走らずに脳や神経と魔法がリンクし空を自由に飛べエーテルドライブブーツと併用し、攻撃も可能だが魔法を脳や神経とリンクより発動しながら、他の魔法も使えるがエアーウイングと違い感覚が違い慣れるまでは、マイケルに魔法を撃って貰い空中バレルロール回避の感覚を養い、急加速加速や方向転換や急上昇や高度の限界を探した。
何故か急上昇しても重力制御が機能してるらしく、辛いGは感じ無かった・・・逆に全く感じ無かった、程度の高度も上がれ何故か普通に呼吸も出来るし、高山病等の症状もエアーウイングを使ってる様に無い。
そして数日後僕達は辿り着いた・・・巨大な赤い虫と対峙する。
イザナギ「龍の肉て美味しいのか?」