魔獣ザサファー封印遺跡下層
翌朝身体をほぐしに朝風呂して身体を温めながら身体をほぐし、マイケルは朝食で悩んでたが僕は昨日残ったご飯を取り出し納豆をかき混ぜ、玉葱インスタント味噌をお湯を入れ作りお茶を湯呑みに入れ、一人静かに朝食を心安らかに食べる。
マイケルはコーンフレークをいつの間にか食べて居た、三人は未だに朝食を食べないが大丈夫かは知らない・・・一応ルーナに起こしに行って貰った。
昼食が食べれるか分からないので、フルーツやカカオのソイレーションや回復ポーションの確認や、エナジーゼリーポーションと言う少し高い栄養補給と疲労回復と気力回復するらしい、不思議なパウチゼリー・・・何か懐かしい気がするがそれより、このカッププリンやゼリーやパフェは食べるだけで魔力等が全て回復する素晴らしい食べ物、だが全回復するエナジーポーションや薬の味が強いポーション等もある。
台所が騒がしいので三人が来たらしいが僕は知らない、朝食は自分達で用意してくれよ・・・僕は君らのオカンではないからね。
ドタバタと足音が世話しない、ルリエは泣きながら朝食を探してるポイが僕は君の保護者ではない、あとローリエさんも「私の朝食もない」とかさも僕が君達の分も用意するの当然みたいに、言わないでくれないかな・・・まったく。
ルリエに着て貰う妖精のローブアーマーは、自然の緑を基調にしたローブで肩と肘と胴回りに部分プレートが有り、ローブ自体も不思議な素材で物理・魔法・状態異常・精神異常・超音波防御力が、75%と高いらしいがそれはローブに対しての防御力で有り、物理や魔法は露出した部分には効果は無いらしいが・・・それにしても、羽の様に軽いローブアーマーは重い装備が嫌いなルリエにはピッタリだ。
装備をチェックしどんな防御力だろうと油断は死を意味する、剣のグリップや魔力の回復等をチェックし終わり、部屋を出るとマイケルも同時だったらしく音が聞こえるが、さて騒がしい人達はどうしたもんかと思ってるとルーナも準備が終わったらしいが、一緒にまだ居ると思ってたメグルンが玄関前に仁王立ちしてたが、メグルンは一体何がしたいのだろうか?
マイケルとメグルンと合流すると、何故かどや顔するメグルンは言う。
「私は女子力が高いですから、あの二人が料理出来なくても私は非常食をちゃんと用意してますし、冷蔵庫から食べれる物が有ればこっそり作って食べる何て造作も有りませんよ!」
だからその程度でどや顔するなや。
無い胸を張り誇らしげに仁王立ちするメグルン、レオンは何故か軽い頭痛がするのだった。
「メグルン・・・あの二人頼んだ」
「任せたぜメグルン」
「行きますか? レオンさん」
仁王立ちするメグルンに二人を任せブーツを履き・・・
「・・・・・・私に丸投げですか? レオンさん」
「たまに消えるプリンの犯人・・・メグルンだろ」
「・・・・・・二人を呼んできます」
たまに冷蔵庫から楽しみにしてた、風呂上がりに食べるプリンが消えてたがやはりメグルンが犯人だったか・・・後で、山分け報酬からプリン代も天引きだな。
一応メグルンにルリエに妖精のローブアーマーを渡して、マイケルに夜営ハウスを任せ通路に出ると遭遇した・・・油断してた訳では無いが、うっかりと影の方を見たら此方を見てフリーズする、顔の中央に巨大な目が一つと角の様な尖りの頭にダメージだらけのジーパンに、右手には巨大な棍棒しかないが何故にムキムキの上半身だけ装備が無いのだろうか?
サイクロプスが前に一歩前に歩くが何故か、巨体が歩いても揺れないダンジョンはそれだけでも油断を誘うのに適してるだろう、フリーズしてたサイクロプスが棍棒を振り上げ此方に攻撃を始める、床に向かって棍棒で潰そうと振りかぶり攻撃するが、攻撃の音や震度は何故か無いが此方の足音は普通に聞こえる。
しかし攻撃した振動や音が壁や床に吸収されてる様な、そんなレベルで音が響かない地下六階層だが、地下六階層はそれ以外でも六階層は広過ぎる。
レオンの居る地下六階から広く成り、京セラドームとバンテリンドームとエスコンフィールドが余裕で同時にすっぽり入る位は、地下六階層は広いし高い天井である・・・・・・何か忘れてるドーム在りそうだがまあ良いか・・・。
レオンは首が痛く成るので距離を取りながら攻撃を躱す、ルーナは羽を広げ飛び視界外の背後の離れた場所から向かい、他の敵が来ないか見に行く。
鬱陶しい攻撃だ! 魔法を使おう。
ファイヤーボールの炎の球体を構成し、真っ赤に燃え盛るファイヤーボールを放つ。
「行け!」
ファイヤーボールをサイクロプスの目に向け放つと、顔の前に腕をクロスさせ防御体制に成るが当然の事だが、炸裂してるのにダメージは薄い。
「そうなるのは折り込み済みだ!」
更にファイヤーボールを角度や着弾位置を変え、放物線を描きながらファイヤーボールは炸裂しながらサイクロプスの顔に直撃するが、目を潰す決定打には成らないので足を踏ん張り腰を据え次の魔法を放つ。
「なら此で、フレームレーザー!!」
身体の奥の魔力リミッターを解除し、魔力の質を上げた威力マシマシのフレームレーザーが、サイクロプスの腕を貫通して顔に直撃してらしくサイクロプスは、ゆっくりと倒れて来たので急いで回避する。
倒れて来たサイクロプスの下敷き死なんて情けない最後は御免だ、サイクロプスを倒した判定でキューブはサイクロプスを回収したが、サイクロプスて何かの素材に成るのだろうか?
サイクロプスも頭を狙えば倒せるみたいなので、他の巨人にも有効か試す価値は有りそうだ。
暫くするとルーナが急いで此方に来るのでナビを出すと、モンスターでも敵対心ある魔獣でも犯罪者でも冒険者でもない、一応キューブから剣を出して構えるとルーナが見に行った通路の角から、本人のか分からない血塗れのエルフが現れた。
「・・・・・・初めて使う転移スキル間違えた・・・・・・」
「・・・・・・グリーンのキャップのモンスターが、沢山遠くから来ますし更に頭皮の天辺が髪の毛無い白髪の巨大な人が来ます!」
神速で血塗れエルフまで行き、回復魔法使いながら引き摺りながら入り口前まで戻り、血塗れエルフを見てドン引きしてるのを放置しメグルンの首根っこを掴み再び行く。
「メグルン出番だ!」
「なんですか! あの数の得たいの知れないゴブリンと、巨人ジジイは!」
「「巨人ジジイ?」」
ルリエとローリエはダンジョン通路に顔を出し見ると、ボロボロのYシャツにボロボロのスーツのパンツは高そうだがルリエやローリエは分からず、レオンは何か思い出しそうで何かで蓋され出ないもどかしい気分だったがメグルンは。
「あの高そうな布で、格好いいローブ作れますかね?」
「作るわけねぇーよ!」
マイケルが哀れな者を見る目で言いながらメグルンを見ると、レオンはメグルンに頭痛がしたのだったがそれ何処ではない。
「そんな事より」
「私にはそんな事では有りませんよ!」
もうダメだメグルンは戦力外だ、血塗れのエルフ治療に魔力温存したかったが仕方ない、両手首を合わせ手の平を広げその手の平年に魔力を集め魔法を構成し魔力エネルギー質量を上げながら、手を前に移動させ光と炎の合成術魔法を手の平から放つ。
「いきなり一網打尽の竜息破斬!!」
「ズルい! また新しい魔法を!」
最初ドラゴンの様な光の炎が表れて、扇状に光の炎が広がり高出力の光の炎がグリーンキャップのゴブリンを飲み込み、光の炎は巨人ナベツナをも飲み込みダンジョンの壁にヒビを入れるが、音は響かずにモンスター達を一掃した。
残ったのは巨大な謎の麻の袋が何故か人数分有るだけ、床や壁に煤は無く何故かピカピカ何だけど・・・
確かナベツナて巨人の魔獣て大金が・・・とか見た覚えが、一人一袋を手にしたがルーナは微妙な顔をしてたが、お金で果物や甘い物を沢山買えると言ったら鞄にしまって居たが、ルーナが鞄に入れた麻の巨大袋は皆より小さい。
私が手にしたのは一番大きな巨大麻の袋、次にジャンケンでマイケルが同じ位の巨大麻の袋を、次に少し少なそうなのをローリエさんが次は同じ位だけどジャンケンして、ルリエが手にしてメグルンが最後の何か金塊の形が見えるのをアイテム袋を広げ上から、アイテム袋に吸い込ませる様に入れてたがそれはローリエさんやルリエも同じだったが、女子三人が必死過ぎる姿にレオンは引いた。
僕のはキューブに表示された金額は、八億アイリス有ったがマイケルは金塊の時価相場と紙幣併せて十ニ億アイリス有ったらしい、実際は分からないので嘘か信かは不明だが何か家具を買うとか言って居た。
あのやナベツナて巨人倒せば、暫く通販生活で過ごせる気がするがまだ居ればの話し。
再び血塗れのエルフにの所に戻り恵みの水を温めた水で、血塗れ状態を何とかしたが殴られたりしたキズではないみたいだが、マイケルと担架で運び着替えさせてからキューブを見ながら、使える防具が無いか調べる。
後ルリエのローブアーマーは、余計な事しなければ美しいローブを着た銀髪エルフだろうな・・・見た目だけだけどね。
猫屋の買い取りにサイクロプスとタイニーフェザーの羽に、オークやイービルアイの灰を出したら結構な金額に成った、まあトムの今の金額には届かないけど。
あと売ったからか新たに武器と防具の販売コーナーが解放された、マイケルの方を見たが何かを探してるみたいだ。
「フカフカの暖かい布団が欲しいな・・・」
今のは聞かなかった事にした、防具を見ると海王レザーとブーツ・・・海王レザーは上半身革鎧らしいが値段は、 普通には買えない値段の1200万アイリスもする、革鎧の耐久性は防具無効化攻撃や破壊攻撃以外全ての攻撃を無効化するらしい、ブーツは風魔法等が付与されてるらしい。
銀髪のエルフはうっすらと目を開け、僕に失礼な事を言いながら抱き付く。
「父さん・・・」
「・・・・・まだ僕は結婚してないし、エルフの妻や子が居た覚えはない・・・」
(まあ、記憶無いけどもね・・・)
「・・・・・・父さん? 痩せた?」
何故かエルフに痩せたかと聞かれたので答える。
「僕は太ってはないが痩せた覚えもないぞ」
「・・・・・・父さんより若い・・・すまない、僕はルーカス・・・転生前は母フランソワーと父雅史の子だった、転生したら何故かこのエルフの身体でしかも知り合いの妖怪は、僕に会った記憶がないし・・・色々な街の名前違うし」
銀髪のイケメンエルフはそう言う、そして・・・
「祖父は若いし、相変わらず筋肉ムキムキだったけど父から受け継いだスキルを初めて使って、父をイメージしてスキル使ったら此処に高い空間から落ちてもう少しで、また死ぬ所だったよ」
このおっちょこちょいは前にの死因、おっちょこちょいで死んでそうな気がするが何故か、頭が痛いのだけど・・・・・・何故だろうか?
それは分岐した雅史の並行世界の息子だからだが、息子達は完璧に父には似て無いのは不完全な身体だからだ、しかしルーカスは知らない・・・他の並行世界から兄が来てる事を・・・・・・
「まあ父さんは僕が亡くなる前に母さん達を連れて、旅に出掛けたけどね・・・僕も成人過ぎたらあの酒飲めば良かったかな?」
(ビール飲むカルミア母さんに憧れて飲んでハマったけど、寿命は兄弟達より短かったなぁ~)
何だか分からないが頑張れイケメンエルフのルーカスさん、僕らは何時までも貴方の話しに付き合えないのだよ。
「まあ何でも良いから、防具着たら出るよ」
「・・・・・・なんか君せっかちだね」
「僕はレオン、君が血塗れだったのを回復させた者だ」
「俺はマイケル、レオンの相棒さ」
せっかちではない、無駄に長話をする気が無いだけだよ。
こうして転生者エルフのルーカスと旅を共にする事に成ったが、この転生銀髪美形エルフのルーカスは何かイケメン過ぎて腹立つ、父親もイケメンだったに違いない・・・何か腹立つな・・・イケメン理不尽に。
「・・・イケメンですね」
ルーカスさんの支度を終え出たら、メグルンの開口一番がコレだ・・・ルリエもローリエさんもイケメンを見て無いなぜ?
「何か頼りなさそう」
「私の居た集落に居ないタイプですが、何かナヨナヨしてますね」
ルーカスは顔を引き吊らせて居た、ルリエとローリエさんは容赦ない。
「そんな事より先を行くかマイケル」
「何で地下六階層から面倒に成るんだ!」
夜営ハウスを収納しシルとシロを呼び出し乗り、僕とルーナにマイケルとメグルンで出発すると何かわめき声が聴こえる、今日はマイケルがナビゲーションを見ながら進む、軽く流す様にシルは走り後ろから泣きながら走り来る二人と、飛行魔法で涼しい顔で頭上を飛ぶエルフのルーカス、ルリエとルーカスの差は明らかだな・・・
途中でエドと交代し進むが後ろから気配はしない、まあ戦闘に成れば足止めされるので追い付くだろう、エドは何か言いたそうだが先に進む・・・まだ先は長いからだ。
地下六階層を15%を過ぎた辺りでマイケルが警戒を促す、そして何個目かの角を曲がった先の広場にヤツは居た。
「行くぞマイケル」
「さて行くぜ!」
角の様なのを着けたヘルムと茶色の顎髭に、肩当てと前面のみのプレートに巨大な斧を担ぐ巨人、腰には楔帷子らしき防具に膝当てにブーツを履き此方に向かってやって来る、しかしマイケルは更に警戒を促すと二体目の巨人兵が壁から空間を渡って来た様に現れた、頭と鼻を防護するノーマンヘルムをし茶色の口髭の濃い巨人はもう一体とは違い、チェインメイルを全身にし片手にはロングソードらしき剣を持ち、ドラゴンの紋章の盾を片手にして此方を睨み動き出す。
「マイケル、先頭の頼んだ」
「任せろ!」
「デカイ標的ならファイヤーバードが使える」
「僕も使えますよ、ファイヤーバード」
「「・・・・・・」」
(全く君には聞いてないが、巻き添えしたらメグルン締める)
(お前さんに聞いてないが、魔法コントロール失敗さしたら・・・メグルン締めるぜ!)
メグルンはレオンとマイケルにプレッシャーを感じた、コントロールミスしたら此処に置いて行かれてダンジョンで孤独死すると、メグルンは色々ピンチを感じ集中力を更に高め召喚をする。
「出でよ! ファイヤーバード!!!」
床に炎が現れ五芒星が描かれそして、五芒星から炎を纏ったファイヤーバードが現れ炎の翼を羽ばたかせる。
「あのデカ物を倒すのです!」
メグルンか指差しした方に翼を羽ばたかせ、空中を飛びながら旋回してから勢いを付けながら巨人兵に突撃して行く、ファイヤーバードは突撃するが巨人兵は盾を構え防御し、全身火傷したが決定打には成らない。
「あらよっと!」
「コイツでダウンだ!」
二人は一斉にジャンプして攻撃を放つ、マイケルは頬を打槍で思いっきりフルスイングして殴り倒し、レオンはチェインメイルを貫き心臓部に光の刃を突き刺しオーラを更に込めて光の刃を伸ばし、トドメをさしたが最後の足掻きレオンを自重で潰す試みは失敗に終わった。
何とか先制攻撃して倒せてるが、不意討ちだけは回避したいレオンだったがルーカスは何故か父親の戦い方をふと、脳裏に思い出したが基本巨大なモンスターには魔法で攻撃したなと思って居た。
「「・・・・・・」」
何か視線を感じ振り向くと疲れ果てたルリエと、何か言いたそうなローリエさんだがルリエはへばってたので、疲労回復のポーションを飲ませた。
「・・・・・生き返りますよ~・・・て、レオンさんが置いて行ったから私は面倒な、教えて貰った飛行魔法使う事に成ったじゃあないですかぁ!」
たまに魔法を使わないから制御に疲れるのだろうな、ローリエさんは何かを諦めた顔をしてるが僕には関係無い、そもそも一方的な恋人宣言されても困るしそんな関係に成った覚えはない。
それに今はマイケルとルーナと旅を続けたい、まあルリエとメグルンは何処まで一緒に来るかは知らないけどね。
しかし他のルートのレオンはルリエやローリエと、仲良くダンジョン攻略してたがこのレオンは余りルーナ以外に興味を示さないのだった、だがこの差が後にレオンの運命の分かれ道に成ったが、それが語られる事は本編には無いかもしれない。
再びエドに乗り進むと後ろから非難の声が聞こえるが、シルやエドに負担を増やす事は今回はしたくない、この遺跡に来るまで嫌々ローリエさん達を乗せてたエド達だから、それに僕達の仲間だしタイニーフェザーには狭い場所だから嫌がるだろうし、それにもうルリエは一人立ち出来る位はモンスターと戦ってるし。
まあメグルンはあの二人と違って魔法以外ダメだし、料理は不明だがどうせ僕が冷蔵庫に冷やしてたプリンやお菓子を食べたのだろう。
旅の途中で倒したモンスター肉を串刺しにして魔法で焼いて食べてたが、アレは料理と言えなくもない気がする、料理を何もしない人よりはマシだ。
更に進み途中昼食を取りながら、グリーンキャップのゴブリンを排除し進みダンジョンの30%位の所の、モンスターが居ない場所で今日は休む事にした。
ルリエ達はまだ来ないので放置し今日は自分達の食事は、自分達で作り食べる事にしたらメグルンは食材を要求したので、キューブで買った食材をメグルンに売り何やら胸を張りながら、サンドイッチを作ってるが無視をしルーナはカバンからフルーツを出して食べる。
マイケルはキューブから解体された魚魔物の肉を、グリルで焼き色々な調味料で食べるらしい。
正直料理を人数分作るの疲れてたので、惣菜をキューブで買いキャベツと黒毛豚のメンチカツを温めてから食べる、メンチカツに掛かってるソースが疲れた身体に活力を与えてくれる。
そしてルリエとローリエはルーカスに料理をさせ、自分達は何もせずにレオンは薄情だとか文句を言って居たが、ルーカスは料理の手伝いすらしない二人にイラッとした。
料理の手伝いもしないで冒険してる何て信じられないと、ルーカスは二人を見て思ったし片方が楽してる状況に、ルーカスはこの二人が薄情だとか言う資格あるのかと思った、しかも今日見ただけでも二人は戦闘に参加してないし楽ばかりしてる気がしたルーカスは、思った事を言う。
「冒険者なのに自分の料理も自分でしないなんて、異常ですね」
「私が料理をしなくても、してくれる人がすれば良いのよ」
「そうですねローリエさん」
ルーカスはその発言に呆れて言う言葉を失う、父が居たらこの場で怒ってただろうと。
「・・・・・・此は自分の分ですし、食料を無駄にしたく無いので自分達で何とかして下さいね」
ルーカスの言葉に絶望する二人、ルリエは実家で何もして来なかったうん百年間に、ローリエは大抵は街があるルートを旅をし討伐依頼料で食堂とかで食べるか、固いパンとチーズを出し夜営しながら食べるかキャスビルに奢って貰うか、前に冒険者パーティーに居た時は料理は仲間に依存して居たら、いつの間にか仲間に成る冒険者が居なく成った。
戦力としては優秀なローリエも、料理をしなく一人何もせずに料理を待つ姿に仲間が嫌気を滲ませ、ローリエは仲間から外され何故戦闘で活躍した自分が追い出されたのか、ローリエは未だに理解して居ない。
そしてメグルンはたくましい環境で育ってるので、両親の稼ぎが悪い中山で山菜や川で魚や魚モンスターや、沢蟹やシュリンプを弟妹に丸焼きにして三人で食べてので、色々な意味でたくましく生きる生存力が二人より有るのだが、この頃は少し舌が肥えて来たメグルンだった。
サンドイッチを食べ一人寂しくお風呂に入り、杖を抱きしめながらメグルンはその日久々に一人の夜を過ごした・・・懐かしい孤独感、ふとメグルンは弟妹の事を思い出して、このダンジョンの冒険を終えたら街に帰って弟と妹に美味しい食べ物を、久々に一緒に食べようと誓うのだった。
翌日メグルンは早く起きて居て、自分の食料を買いたいと食材のリストを渡して来たので、感心したレオンは昨日活躍したしとリストの食材を安くして売った。
まあ半額位の値段だが二体の巨人兵の活躍した割引には釣り合うだろう、巨人の剣とドラゴンシールドは売らずに、巨人兵はマイケルと同時に売り三億アイリスで売れた・・・勿論一体の価格だ。
弱らせたメグルンには僕からはお金ではなく、一億五千万アイリス分の食材が大量に入ったクーラーボックス型の、異次元コンテナを無料でオマケに付けメグルンに渡しマイケルは、色々な魚や肉が入ったクーラーボックス型の異次元コンテナを渡した。
「?」
メグルンに渡したら反応が薄かったが、クーラーボックス型の異次元コンテナの説明をして、実際に使わせたら沢山の食材に何故か目を回し倒れた。
一応食材は数十年使える位は有るので、焼いてかパンに挟んでか煮て食べるしかレパートリーが無いらしいから、メグルンにも分かる料理本を渡すと。
「器具は次の報酬に下さい、まだ知らない料理を弟や妹に食べさせたいです!」
何かのやる気スイッチを押してしまったらしい、だいぶ遅れたが出発し惣菜の唐揚げを食べやる気に満ちたシルに乗り、爽快にシルは走りいつの間にか先に進んでた三人を追い抜かし、メグルンがファイヤーボールやフレイムボムでグリーンキャップのゴブリンを蹴散らす。
更に魔道書や魔法に関する書籍を要求して来たので、猫屋の本コーナーに一般向け魔法習得書が有ったが、読むだけで魔法が習得出来るらしいが読んだページは消え再び読む事は出来ないらしいが、メグルンは何故か五冊欲しいと言い仕方ないので、魔法属性を五冊づつ買ったが誰も一冊に全ての魔法が有るとは言って無い。
アイテム袋のキャパが厳しいらしいので、小さな女の子が好きそうな革の異次元リユックと空間魔法付与鞄を渡した、リユックは今日の活躍の報酬で革の鞄はルリエの居た集落で試しに買ったが、何かキューブと相性が悪いので鞄経由で物を出すトリックは使えない。
「活躍すればもっと色々貰える!」
「「そんなには無いよ、今回はたまたまだ!」」
メグルンは鼻息荒くしながら喜ぶのだった、この日の昼からメグルンは料理の補助をする様に成った、ノートを渡して料理の仕方を自分独自の解釈でメモしながら覚える、野菜のカットは元々出来てたが煮込み料理や用途で切り方が違うのを覚え、ショートパスタのトマトソース仕立てを今回は作りトマトは、この国では普通に手に入りケチャップとか有るので、ショートパスタを代用にしたナポリタン風を作った。
ショートパスタは色々な食べ物にも成る、夜はグラタンにしマイケルが猫舌に涙する、まあ僕も猫舌だがマイケル程ではない。
再び三人を追い越しを繰り返し途中またナベツナが三体現れ、僕と完全習得したメグルンでフレイムレーザーで頭を貫き倒し、マイケルも格好付けながら軽くフレイムレーザーを放ち心臓を貫き倒すが、何故に格好付けたポーズしないと魔法使わないのマイケル?
自分で倒したナベツナを倒した後に床から何故か現れた、巨大な麻の袋・・・倒した自分の報酬を手に入れ、メグルンは大金に有頂天に成らずに必要な物を僕かマイケルから買った。
ナベツナは一体二億アイリスで売れたが、今は珍しいから高値買い取りかも知れない、翌日は三人の姿が前には無いが何個か宝箱を放置して来たので、宝箱を開けてるのかも知れない。
昼過ぎにやっと地下六階層のボス、巨人的な守護神はオリハルコンの外装だが見た目鋼鉄色をした皮膚をした、彫刻芸術的な巨人の門番に居そうな階層主。
「・・・・・・人よ問う・・・」
一呼吸置き守護神は言う。
「この先は更に行くには強者の資格が必要だ、我に力を示せ・・・さもなくば死か此処より強制排出する」
マイケルとメグルンに向き二人は覚悟が有るらしい、ルーナは頷いてるので着いて来てくれるみたいだ、そして・・・
「我々も共に戦うぞ!」
後ろを振り向くと疲れてた顔の三人とキャスビル王子一行に、黒い鎧が二人居たが一人は黒い眼帯をした金髪戦士、片方は・・・見なかった事にし何故か疲れてる魔法使いらしきフードの八名は、床に倒れぐったりして居たがその近くにトリコロールカラーの、珍しいグリフォンに乗った天然パーマの冒険者一行が居た。
「此処までご苦労だったアムロくん」
「・・・いや~ご苦労と言われましても、故郷の国の王子様のキャスビル王子様が無理矢理乗せろと言われたので仕方なく・・・」
アムロと言われた天パの冒険者の仲間にゼルダーさん達が頷く、とキャスビル王子は・・・
「えぇーい! 細かい事を言うではないアムロ少年」
「・・・・・・俺は、王子より一つ上です・・・」
この出会いが二人の長い付き合いの始まりとは、二人はまだ思って無いが出会った場所は本来の場所とは違うので、色々しょうがないのであるしこの守護神まで本来なら自力で来れる実力は有るが、守護神にグリフォンを倒され強制排出された後、とある遺跡でキャスビル王子と共闘して他の難関ダンジョンを攻略して行ったが、この世界では運命は違う方向に向かう。
「挑めるのはその四人だけだ、ズルをして楽して来た者は明日挑みに参れ」
守護神が言い終わると床から門が現れ、ルリエが無理矢理乗り越え疲れた顔でレオン達に合流した、守護神の後ろの通路にも門がいつの間にか有り進めない。
「・・・・・・エルフか・・・まあ良かろう、我に力を示せ!」
「・・・お腹空きましたぁ~」
「全く数日ぶり・・・何か臭いますよルリエさん」
「言わないでぇ~」
メグルンは容赦なく言うが、本来の冒険者の在り方だろう。
「オリハルコンなら魔法威力が弱まるか無効化されるから、全力で魔法撃てば行けるよな?」
「俺に聞くなレオン」
一か八か・・・
「メグルン行くぞ!」
「アレですね」
メグルンと息を併せ魔法を放つ。
「行け! フレイムレーザー!」
「撃ち貫け! フレイムレーザー!」
同時に放ったフレイムレーザーはオリハルコンの円盤型のシールドに、弾かれたがその隙にマイケルがエーテルライフルで顔を狙撃したが、オリハルコンの顔に少しキズが有るかな程度、ルーナが青い風の刃を無言で放つがバスタードソードらしき剣に払い斬られる、その隙を突き再びレオンとメグルンがフレイムレーザーを放つとレオンのフレイムレーザーが、守護神の左腕を貫通すると円盤型のシールドを落とす。
ルーナから貰ったドライフルーツで、ルリエが立ち上がり剣を抜き左腕を攻撃するが弾かれて、ルーナに助けられるが今までに無いジャンプ力でルリエは翔んで居たが、少しローブがめくれパンツが見えたが結局ルリエなので興奮はしないレオン、更にルーナが風の槍らしき魔法を放つがオリハルコンに刺さるが貫通しない、更にマイケルが目を狙うが紙一重で躱されマイケルはエーテルライフルから、打槍に変えて左腕を攻撃するとヒビが入ったが決定打には成らない。
レオンは鞘から柄を抜きオーラを纏わせ、光の刃を形成させ左腕に飛び乗り滑る腕からエアーウイングで飛び、肩まで行き神速を使い落とされる前に首に一撃を与えると、何故か左腕の時もそうだが血は出ないが片膝を付いて動きを止めたのと同時に、マイケルもエアーウイングで反対の右肩からフルスイングして、首に攻撃しオリハルコンにヒビを入れたのだった。
「お見事・・・」
目から光が消え。
「次へ進むが良い・・・」
レオンとマイケルはゆっくり降り立ち、天井から降りて来た光の玉を手にすると五人各々違う物に成った。
レオンはコバルトブルーの波紋の大太刀、鍔には鶴と龍の細工に聖霊石のブルーとアクアマリンの玉が、龍の手に握られた様な細工で嵌まって居た。
柄は宇宙の様な神秘的な色の柄で、何の素材かは分からないがレオンは剣をキューブに仕舞い、懐かしき大太刀を腰のホルダーにセットし半身から刀を抜き素振りをし、感触を確かめた。
マイケルは剣の長さが変わる不思議な剣を手にした、白く鱗の様な模様らしきのがある両刃に斑色の聖霊石が鍔にあり、グリップはマイケルの為にある様な感じで一瞬で程馴染んだ。
マイケルは剣を構えると剣をどう使えば応えてくれるか、不思議な感覚がマイケルに起きて居た、それは不思議な空間と感覚に剣の使い方を優しい女性の声が教えてくれる、マイケルはその不思議を拒まず受け入れ習得した。
ルーナは不思議な腕輪が左手首に有り、不思議な力が全身に活力を与え背中の翼は何故か天使の白い翼に変わり、背中に一瞬後光が現れた。
メグルンは蒼き炎の様な聖霊石の杖を手に入れた、聖霊石を支えるのは花びらの様な不思議な金属で魔力増幅に、何故か杖が空中浮遊するので横に浮遊させ横座りで乗ると、魔力が少し必要だけど行きたい方向に杖が飛んで進む。
「何て素晴らしい杖ですか!」
だが誰もメグルンを見ない、自分の武器やアイテムに集中してるからだがそして、ルリエは軽い鍔の無い剣とローブが草原の様な緑から白いローブに変わり、ローブは汚れが消えブーツも白い色に成り何故か更に軽く成って、白いマントまで現れ何故か魔法使って無いのに浮遊してるが、ルリエは新しい剣に自分の可能性の扉を開いた気がした。
こうしてレオン達は新しい力を手に入れたのだった。
イザナギ「私以外の力の武器・・・しかも私より高位ぽい力を感じる・・・」
??「プリン食べたい・・・」