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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
レーティシア国~ルーベルト国
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肉加工の街バイエルン

ドローペンから東に向かい交易の中心の街、グラナダに向かい旅を続けグラナダからエルクラウドを過ぎてから、エドに乗りバイエルンに向かう。

着いたバイエルンは美味しそうな香りがし、マイケルは近くの屋台で固いバケットにウインナーが入った、ホットドッグを食べて居たが何故か金髪オールバック以外が、一緒に来てるが気にしては行けない。

この街に来る前に寄った街のエルクラウドまでは、彼等は居なかったはずだが。


一応話を聞くとシャアさんの父が体調が悪いらしいので、後から来るらしいとか。

別に付いて来てとは頼んで無いが、銀髪の兄ちゃんに前に手に入れた薬を全種類渡した、話を聞いてしまったから仕方ない。

銀髪の兄ちゃん・・・確かパウエルさんは、急いで冒険者ギルドに行き帰って来なかった。

何故か他の人は付いて来るが面倒なので居ない人として、マイケルと近くの食堂に入る。


「いらっしゃい」


ザ・オバチャンが接客し、空いてる席に案内する前に言う。


「その人達は僕達の連れでは無いので」

「また会ったのに連れないわよ」

「ローリエは金欠だから、彼に養って貰いたいだけでしょ」


茶色髪の魔法使いが言うと、ピンクゴスロリのローリエさんは言う。


「違うわよゲルダーさんみたいな彼氏が居る、ネフィルさんの様に尻に敷く男は私居ないし」

「私の彼氏を私が尻に敷いてるみたいに言わないで」

「事実だろ? なあゲルダー」



ゼルダーはゲルダーに言うと。


「ネフィルは可愛いからなぁ~」

「聞いた俺が馬鹿だったぜ」


ゼルダーさんがやってらんないと適当な席に座り、僕とマイケルは案内された席に、なんでローリエさんが相席するのかな?


「奢ってね」

(奢ってくれるよね)


ローリエは甘い考えで居たが、何故にそんな思考になるローリエ? だがレオンとマイケルは。


「「自分の分は自分で払え!」」


そんなぁ~て顔でうるうる瞳で僕を見る、マイケルは我関せずとメニュー表を見る。

たかられてたまるかと思い、ミートボール入りスパゲッティーを頼む。


「ミートボール入りスパゲッティーを、8人前で」

「俺はウインナー入りスープと、魚のムニエルとソテーを10人前」


全員何か変な者を見る目で此方を見る、オバチャン以外。


「ハイよ! 、ミートボール入りスパゲッティー8人前とウインナー入りスープに、魚のムニエルとソテーを10人前ね」


注文を聞き厨房に向かって行った。


「俺達の分までありがとよ」

「? アレ僕達が食べる分だよ?」


四人は開いた口が塞がらないで固まって居た、ミートボール入りスパゲッティーは美味かったが、マイケルとフォークで死闘を繰り広げたのは言うまでも無い、僕が食べてたらミートボール入りスパゲッティーを横取りするマイケル、勿論報復にスープを横取りしたけどね。


食べ終わり宿屋を見付けたが、本当に金欠らしくローリエさんまあ同い年らしいが、冒険者ギルドにローリエさんは行き金稼ぎを手伝った。

依頼は街道に出るビックボアを退治らしい、僕とマイケルは弱らせてトドメはローリエさんがして、ゲルダーさんが一割の報酬で解体し冒険者ギルドに渡した。


一体1200アイリスの5体で6000アイリス、あと僕とマイケルが出したビックボアは、一体2500アイリスと値段格差が。

まあ内緒で狩った残り8体は、後で調べて食べるので渡さない。


この時ローリエは思った、レオンと恋人に成れば離れる事無く自分が理想とする楽しい旅が、レオン達と出来るのではと思いこの後ネフィルに相談しとんでもない事を、ネフィルはローリエに吹き込むのだった。


ギルマスの部屋からパウエルさんが現れた、何か嬉しい事が合ったらしくデカイ身体で走って此方に来る、何か身の危険を感じて盾を出して身代わりにする。


「ゲルダーシールド!」

「俺を身代り・・・グェ!!」


力強く抱き付かれてるゲルダーさん、何か色々助かった。


「ゲルダーさんの献身的な犠牲に敬礼」

「ゲルダーさん・・・アンタの事は忘れないぜ」

「勝手に殺すな! パウエルはさっさと離れろ!」


パウエルさんの股間に一撃を入れゲルダーさんは逃げた、パウエルさんは悶絶して立てなかった。

どうやら何かの薬が効いたらしいが、呪いや解毒の薬だったはずと言うと慌てパウエルさんは、戻って行った。


「忙しいゲルダーさんの彼氏だな」

「ダブルで恐ろしい事を言うな!」


何かネフィルさんの髪が揺らめいてるが、まあ気のせいだよね。


「浮気は許さないわ!!」

「俺にそんな趣味は無いぞネフィル!」


こうしてローリエは、今日の宿無しから回避したのだった。


冒険者ギルドを出て屋台を見て回る、ローリエさんは唾を飲みながら屋台の物を凝視し、ゲルダーさんはネフィルさんに左腕をロックオンされ、イチャイチャなのか浮気防止かは分からない状態で居た。

マイケルと目を光らせながら色々なスパイスを買った、レッドペッパーは特に心動かされ大量に買った。

何時か鳥魔物を倒したら試したいレシピが有る、一応猫屋以外でスパイスや香辛料やハーブも購入しては居る。


「何時か美味い鶏肉の為に!」

「美味い鶏肉料理の為に!」


目を輝かせ言う二人は周りを気にせずに、ニヤニヤするのだった。


「美味しい鶏肉料理て興味深いわ」

「鶏肉ならハルモニア付近に行けば、山程ロック鳥が居るだろう?」


こうして買い物をし夜にはパウエルが合流し、明日にはキャスビルが合流すると話すとレオンとマイケルは、早く旅に出た方が良いと思うのだった。


そしてゲルダーは翌朝げっそりし、ネフィルは艶やかな姿だったと付け加える。

レオンは宿屋以外で一夜を過ごし、ローリエはレオンが寝てる筈だった部屋から現れた。


「おかしいわね? 夜這いしたはずが、何故一人で寝てたのかしら?」


不思議そうに考えながら薄いネグリジェ姿で、自分の部屋に戻り着替える。

マイケルは一部始終を知ってるが、発端はゲルダー達と部屋に女を連れ込んだゼルダーが原因、まあ盛る声がうるさかったとマイケルは思った。

便乗してローリエがレオンの部屋に突撃し、眠りを妨げられレオンは魔法でローリエを寝かせ、宿屋を出て夜営ハウスで一晩過ごしたオチだが、レオンはもう無いかも知れない美少女との初めてのキスチャンスを、自分で不意にしたかもとさっき愚痴って居た、だがタコ唇で迫って来る光景は何故か恐怖だったらしい。


お前普通にフツメンだから大丈夫だと俺は思うぞレオン。

ついでにレオンは朝食も食べて来たらしく、もう出発する気満々だったが俺はまだ食べて無いぞレオン、一人だけフザケルナよ。




マイケルは少し不機嫌だが、焼き鮭おにぎりをそれなりに渡したら仕方ないと、クロに乗りながらおにぎりを食べる。

国境を越えウロライナーの国境の街ヘルゼンで、色々な小麦粉を買いそのまま北の道に行かずに東に行く、首都エデンスに着くと白い石の様なレンガの建物が沢山有り、沢山の香り高い花を使った香水が有る。

街を歩くとベッドから外を見て在り来たりな、悲愴感の瞳で外を見てる少女を調べる。

命が削られる呪いが掛けられてるが、さて手持ちの薬で回復するか分からないから、確か魔法も有った気がしたし人助けをたまにはしても良いだろうと思い、悲愴感の瞳の青髪の少女に使ってみる。


光魔法を構成し魔法を解き放つ


「リフレクション」


少女に光が降り注ぎ少女の呪いは消えるのを確認し、悲愴感の瞳に光が宿るのを確認して試しに使った魔法は成功、自己満足してレオンはその場から去る。


マイケルに「お人好しは今回だけにしろよ」と、釘を刺されたがお人好しでは使って無いけどな。

暫く首都エデンスに滞在する、冒険者ギルドで依頼を見てフェニックスマッシュルームの採取、それに生命力の茸の採取依頼をする事にした。


フェアリーガーデンと言う場所に行き、冒険者ギルドで倒しては成らないモンスター一覧が有ったが。

害虫モンスターを食べるラフレシアや、ブルーバードとイエローバードは国鳥で、害虫モンスターを食べるからやはりダメらしい。


エルダートレントはダメだが、炎を纏ったトレントや黒い姿のトレントは危険な魔物なので、早急に退治が必要らしい。

何か色々指示が有ったが覚えきれるかよ!

他にはツリーマンて木のモンスターが、レアな木の実が付いてるらしいが、モンスター自信もレアモンスターらしい。

オレンジの身は瑞々しく美味しいらしい、特に子供が欲しい夫婦は欲しい果実らしい、どちらも食べると何故か妊娠する確率が高い果実らしいが他力本願だろうよ。


先ずは白いチューリップフラワー、チューリップの花の様な花だが花が全て開く前に、中の蜜を回収する依頼。

何か猫屋のタンブラーに似た入れ物に入れる、エドとクロは蜜を飲んで居るが。

彼等には飲み物なんだろうな、次に上級薬草花リリンデリーを摘みキューブの△を押すと、登録されてる回復ポーションの液体が出来るらしい。


尚容器は別途必要であるし、液体しか作れないらしいので注意が必要で、硝子原料や陶器粘土を手に入れれば▽で製造可能らしいが、量産には全ての材料が足りない。

近くに硝子原料に必要な原料も有るらしいが、まだ色々足りないので回収しながら依頼も果たす。


花が生い茂る場所に虫モンスターが触手に捕まり、ラフレシアに補食されて居た。

虫モンスターは一帯の花の養分らしい、ハエの様なモンスターも捕まり補食されて居た。

シルは空を飛ぶ虫モンスターを自身から出す、エネルギーサンダーで撃ち落とし鬱陶しハエの様なモンスターを、ラフレシアに喰わせて居た。


「鬱陶し虫共だったな」

「何か臭い物でも・・・・・・」


有ったが見なかった事にした半分以上腐ってるし、シルに乗り草原の奥に向かうと何かイラッとする動きの、ウッドマンボーイと言う人をおちょくる様な動きをする、黄色い実を付けたモンスターが居た。


「アイツ前足で殴って良いぞシル」

「何かムカつくので遠慮なくやらせて貰う!」


シルの一撃でウッドマンボーイは倒したが、仲間を呼んでたらしく鬱陶しく身体をくねくねとさせ、おちょくる様にやって来る。


「殲滅するぞシルとマイケル」

「何かムカつくなアイツ等」

「そうだなレオンはあの弓をレオンは使ったら」


妖精の弓を出し解析し魔法の弓矢が分裂する、ギャラクシーの技が有るので使ってみる。

弓を手にし戦闘体制に入ると光る弦が現れ、弦を指で引き光の弓矢を出して放つ。


「行け! ギャラクシー!!」


放った光の矢は分裂しウッドマンボーイを無数に貫く、回収されるウッドマンボーイの木の実、マイケルもギャラクシーで撃ち漏らしたウッドマンボーイを倒し、残りをシル達が殴り倒して行く、何故かエドとクロは果実を食ってたけどね、夕御飯なしだよね。

ウッドマンボーイの中にウッドマンも居たらしく、変な巨木か居るな程度だったがラッキーとしか言えない。

倒したウッドマンボーイの真ん中に、赤い宝箱が有るので開けると流星の弓と、妖精の槍を手に入れた。

何故か今回はアイリス通貨は無かった、僕は流星の弓を手にしマイケルはやはり妖精の槍、何か不思議な力を感じる槍を手にしてた。


更に奥に行き薬草や上級薬草やハーブを摘み、岩山近くで珍しいらしい崖に生えた茸や鉱石を回収。

採取ハンマーとピック等を使い回収し、更に幻の薬草やハーブも手に入れた、何か上から岩みたいな柄の鳥に睨まれてるのだが、調べるとロック鳥と言う高級薬草やハーブを食べるけしからん魔物らしい。


「マイケル、鳥肉発見だ!」

「殺ってやるぜ!」


エアーウイングで一気に崖の上に飛び、ローズエペを抜き素早く突きを放ちロック鳥を倒して行ったみたいだ。

崖を上がった時にはもうロック鳥の姿は無かった、血痕の跡は凄かったが。


「まだ足りない材料は、猫屋で買うのか?」


マイケルに言われたので、一応頷いた。


「まあパン粉位かな」

「ピリ辛チキン・・・・・・」


この頃のマイケルの口癖は今のだ、どんたけ楽しみなんだかね。


更にロック鳥を狩りながらハーブや薬草を回収、マイケルにブロードソード系の武器を貸して、更にロック鳥を狩るマイケルは止まらない。

エドは蜂蜜を探し出して欲しい分だけ手にして、他にも危険なビーが居たのでの蜜蜂のビーは蜜蜂にした方が良いみたいだ、巨大スズメバチの姿のビーがやって来たが、エドの叩き落としの一撃で倒れ何か赤い蜂らしきのを、マイケルがエーテルビームライフルで撃ち落とし、珍しいレッドビーと言うモンスターと魔物の中間のモンスターを、ガラハドギルマスの約束通りキューブに保管して置く、まあ二体しか居なかったけどね。


だがキューブを見ると、ウォームレッドクイーンマンティスと言う、最終形態進化前の予兆らしい。

子孫を残さない代わりに自身を進化させ、魔王や邪神より手強いモンスター最終形態の()()らしい。

何かまだ最終形態有るみたいな情報は要らない。


『最終形態に必要なのは魔力の高い人間一万人と、上質な人間の無垢な肉体三万人に、普通の人間十万人の肉体、強力な魔石を持つ獣モンスター百万体・・・・・・・・・』


何か凄くコストが無駄に高いモンスターだな、だけど前兆と書かれてたけど。


『ウォームレッドクイーンに数十年肉体を成長させ、真の姿でサナギとなり数十年眠りに付き目覚めないと、ウォームレッドクイーンマンティスか、真・レッドグランドマザークイーンには進化しない』


何かのフラグみたいで嫌だな、美味しい食べ物なら歓迎なんだけどな。

何日か蜂蜜や薬草とかの採取して首都エデンスに帰る途中、他の方にに行く馬車にあのシャア一行が乗っていた、何か色々助かった様な気分だし気付かれなかったので安心した。


首都のエデンス冒険者ギルドで、依頼報酬を貰いついでにウッドマンボーイの素材を売る。

何かギルマスが顔が引き吊ってたけど、気にはしないし意味はないから報酬を受け取りシャア一さん一行が向かった方ではなく、聖ルーン騎士国の違う方に向かう、マイケルが海の幸を食べたいと言ってるからだそれに今観光するには良いらしい、数日後に祭りが有る場所も有るらしいとギルドで聞いたから。


南に南下しながら集落や村で特産のチーズや、鶏の卵を買いエド達に頼み村長さんや集落の代表さんが、何故かエドを拝んで居たのだが。

聖ルーン騎士国の近くではベアーゴットて言う、神が奉られてるらしいが昔、ウルフ達がこの辺りを荒らした時に冠付けた熊が現れて、ウルフ達を一掃したらしいがその時の熊が金色だとか黄金色だとか、金色こんじき色だとか黄色だとか定かではないらしい、ハッキリしない話しだが大昔の話しだし言い伝えだから仕方ない。


そして最後の川を渡り国境検問をスルーして爆走し、主にシルがだけどまあ良いか、そして面倒くさい奴と出会う事に成るとはこの時の僕は甘かった。

そう後にこの国の黒騎士バーンと言われる、まだ騎士に成る前の少し思い込みが激しい面倒なストーカーは、とある国までストーカーしてきたけど・・・。



イザナギ「甘い蜜を私に献上しないかな?」


??「私も食べたい!!」

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