新たな地で新たな冒険を
トムその後編
僕は妻ユリを探す為ヨシナカさんに、転生してるが詳しく何処に居るかは知らないと、怪しい誤魔化しをしてたが昔使ってた装備をして、何か旅装備は怪しまれないし色々な人々が居るし面白い、桜が咲き誇る大陸から出発するがヨシナカさんが何か、慌て手を振り何か言ってたがまあまた直ぐに戻って来るし、空を見上げながらユリを探す旅を始めた、先ずは旅をしながら世界を知ろう。
空に人間に翼が有る白いドレスの様な姿で、空を自由に飛ぶ女性が居たけど僕から言わせたら、魔法で飛べば翼は要らない。
「エアーウイング!」
やはり使えた、金髪の巨乳な女性は僕に驚き此方を見て居たが無視し、僕は自由に空を飛び巨大な世界を見て回る、先ずは目の前の怪しい巨大な雲に行く、巨大な雲の中にはさっきの女性の仲間が空を飛び、浮遊大地ではプロポーズされる女性達、だがデカイ胸の女性以外イケメン達はプロポーズしてない、何か見た目大きな胸の美女にしかプロポーズしない何て、人生を損してるなとしか思わないよ僕には。
白い石柱の建物やレンガの白い街が有るが、ユリは此処には居ないと直感で感じるが、人間に翼が有る人々しか居ないので雲を再び抜け、空の旅をすると龍が山に自由に飛ぶ山や黄金のドラゴンが、身体を光らせて人の姿に成ったりと不思議は多い、街道は赤い色のレンガを使った道が続く。
街道の一部では戦争して居て昔に旅をして、野蛮な事を平然としてる国を思い出す、どちらが悪かは分からないので介入はしないで進むと海が広がり、その先には巨木の密林が見える。
耳がやや長く尖った褐色の人々が居たが、昼寝してるのかイビキか寝息だかがたまに聴こえる、まあ寝てたけどね。
たまに街道から視線を感じたが無視して進む、前にマサさんが旅で乗ってた列車に似た物が走り、光る粒子を排気口から出しながら走り続けて居た。
更に進むと大きな街があり首都らしき城を過ぎ、途中港町に立ち寄り魚料理を堪能するが余り美味しくなかった。
お金は少し貰ってるがヨシナカさんの店は、たぶん少し高いので少し稼ぐ為にエアーウイングで移動する。
どうやら此処はモンスターを倒しただけで、お金が手に入るとかヨシナカさんに言われたが、モンスターの見分けはスキルで判断して、たまに亜人やモンスターではない魔族が居るらしいから、間違えて倒さない様に注意しないとね。
後はまだ自分の姿見てないけど、身体を慣らす必要も有るしあと魔法も試さないといけない、何せエアーウイング以外殆んど魔法使った事ないし、大抵爪から放つ魔法で倒せたしさてマサさんみたいに、うっかりやらないようにしないとね。
もう冒険しなく成ってから結構経つし、何百年マサさんと居たか忘れたけど、またマグロの刺し身食べたいなぁ~
あとマサさんの術の大半はオリジナル魔法だけど、魔法防御のオリジナルや攻撃魔法のオリジナルは、何時か誰か継承されるのかな?
あの趣味で作った変な剣は、誰も要らない気がするけどねウィップスソード龍とか、下手するとまたあの祐奈の様に壊すに決まってる。
少し寒そうな風が吹く草原に降り立ち、モンスターは居るけど人は何故か居ない。
先ずは海老なのか蜘蛛なのか分からない、シュリンプスパイダーと戦う。
「確か血を凍らす魔法が有った筈だけど、どんな風に成るのか先ずは物理攻撃からかな」
蜘蛛の様な毛の生えた甲殻の頭を狙い、神鉄の剣を抜きジャンプするが全然高くジャンプ出来ない。
「嘘!」
身体を回転させアクロバティックに、シュリンプスパイダーを回避し猫精霊の時の、戦い慣れたスタイルは無理ぽいので出来る事を探す、先ずは神速を使うと前より早く走れて居るので、先ずは神速を使いモンスターの脚を斬り倒すとやはり軽く斬れた、流石神鉄の剣昔より扱いやすいし何か人間の身体ぽく成っても、重くは感じないしステータスもカウンストしたままだし、器用のステータスもマックスだし色々猫精霊の時とは違う。
脚を全部切り落とし終わるとモンスターは、光りに成り砕け光の粒子に成り木の箱が現れた。
木の蓋を開けると解体された、シュリンプスパイダーの部位や何かの鳥の刻印された、金貨五十枚と回復ポーションを一つ手に入れた。
たすき掛けのウエストポーチに成った、首輪型収納アイテムは見終わった後、木箱を回収し後でヨシナカさんに料理を作って貰おう。
回りを再び見ると寒そうな青い巨大な蛇が、森の木の間から此方を見て居たので調べると、アイスヒュドラと言う蛇系ドラゴン亜種類らしい、しかも冷気や熱に強く斬撃や打撃に強いモンスターらしいが、何故か尖った物で突いたりには弱いらしいが、神鉄の剣に斬れないものは無い。
「お前も剣の露にしてくれよう」
なんとなく思い付いた台詞を言い、剣を抜き神速を使い力強く大地を踏み込み、大地を蹴る様にジャンプすると前より違う感覚で、ジャンプが出来たぶん首を軽く切り払う。
斬った場所から血が溢れ出て赤黒い血が滝のように出て、赤黒いモンスターの血が大地を染める。
アイスヒュドラはのたうち回りながら絶命し、血がない場所に木箱が現れたので回収した。
「楽勝だね」
お腹が空いたからヨシナカさんの店に行くと、もう夜だったが閉店時間に来たので怒られた、一応店に入れる街のリストを貰ったが全てではないらしい。
ヨシナカさんが適当に選んだ街と管理してる、エルクラネルて神様の選択肢で選んだが扉を見付けられる人は、何故か少ないがまあ忙しいよりはマシらしい、あと無料の食堂が有るらしいがそれは、懐かしいあのエルビー博士のアイテムで移動出来るらしい、あとエルビー博士今何歳なんだろう? 不思議で仕方ない。
「エルビーエモン、また変な発明品作ったんだな」
「私に変なあだ名を付けるな!!!」
昔よりエルビー博士が生き生きしてる気がする、あと僕のご飯まだですか?
相変わらずヘンテコで良く分からない、凄いらしい発明をしてるらしいがエルクラネルて神様から、衝撃的な事を言われた。
「もしかしたらユリて転生者は、下手するともう他の人と結婚してるかも知れない、もう転生して十七年経つしお祖父様からは大丈夫とか聞いたけど、お祖父様だし怪しいからな……」
「!?」
頭が真っ白に成り何も考えられず、マグロ丼を4杯食べたらしいが覚えてないし、目覚めたら見覚えない所で目を覚ました。
「何かとんでもない悪夢を見た気がするけど、ユリを探さないとな」
だが手掛かり聞く前に記憶が飛んだので、朝食を食べながらヨシナカさんに聞くと猫人か猫や猫獣人が居る、街や島が有るが最も有力なのはキャッツアイランドと言う、猫種が住む国の様な島に居るのではと言われた。
あと何か僕が知るフランソワーちゃんと、エリスちゃんが異世界に行く事なく彷徨い魂が、この世界に来て今は十六歳の成人らしく、名前も違うらしいし記憶は無いがステータスとか持って、この世界に転生してるらしい。
この世界にレベルやステータスの概念は無く、戦って来た日々の経験が戦いの時に、ステータスに似た力が発揮されるらしいが、モンスターと戦う度に成長するのはステータスと変わらないらしい。
スキルはGiftとしてどんな人にも与えられるが、戦いのスキルは戦闘を重ねないと手に入らないらしいが、人同士がする戦争や犯罪には戦闘スキルは使えないらしい。
逆に犯罪者を捕まえるだけなら使えるらしいが、それは生け捕り限定と得意分野なのだが、僕にはこの異世界ルールは適応されないらしいが、転生者も異世界ルールは適応しない。
そもそも異世界人を呼ばなくても平和だし、彷徨い来た魂の異世界人は記憶が無いまま異世界に転生するらしい。
「全て記憶が無い訳では無いよ」
「上司今日は息子達学校で居ませんよ」
「お祖父様、また唐突に来ますね」
あの白金色の人形の姿の神様らしき存在が、もういつ頃ぶりか分からないが再会した。
「久しぶりだね君も、あの世界の神に召喚されし者よ……まあ召喚したの、実は私の妻だったりするのだがあの大和て女神は、自分が管轄する地域の惨状を変えたくて君を妻から譲渡されたらしいが、その後で雅史の魂が引き受ける神が二人居たが、ヨシナカはアイリスと言う幼子女神と大和女神に拾われなかったから、私が面白半分で………ちょっとヨシナカ何で刀を出してるの?」
面白半分て言ったからですよ神様らしき存在。
「お祖父様はたまに爆弾発言するから、父が怒るのですよ」
「父は失言するタイプだから」
また増えた神様、もう驚き疲れるしかない。
「それでユリて子にもう会わせたのかい?」
「詳しい場所聞いてませんよ上司」
「………忘れてた」
ヨシナカさんや神様二人は「やれやれ」と言って居た、そしてユリはキャッツアイランドではなく、以外に近い街に居るらしいので向かった。
海岸沿いの町でユリにソックリな女性が居た、誰かを待つ様に岩の上で海を見て居た。
「………いつ頃サプライズ来るのかしら?」
「………ユリ?」
僕は声を掛けると驚いた顔で振り向いたが。
「………今懐かしいトムの声が、此がサプライズかしら?」
「………そんなボケは要らないよユリ」
「………?」
何で僕を見て不思議そうな顔をするんだユリ?
「まさかこのイケメン、トムなの?」
「何か精霊姿の僕がイケメンでない発言しないで」
今の姿は人間らしい姿らしいけど、僕は変わらず格好いい筈だ。
「イケメンのトムがサプライズなんて………」
「ユリ、僕本気で怒るよ!」
二人は死別から時を越え異世界を越え、再び再会したがめでたしめでたしでは無かった。
「それで私を迎えに来たの?」
「来たよ、昔の約束も叶えるよ」
「昔?」
トムの永遠に近い時間からしたら昔ではなく、遥か昔だろうがトムはユリが亡くなってから、時間が止まった様に感じて居たけど今、トムの時は再び動き出した筈だ……たぶん
「じゃあ、トムと旅に出る支度しないとね」
ユリは立ち上がり言いそして続けて言う。
「あと二日遅かったら他の男性と、(強制的に)お見合い結婚する処だったわ」
トムは驚いた顔でユリを見ると真剣な顔に、トムは冷や汗が背中を伝うのだった。
こうしてトムはユリと駆け落ちの様な形で、新たな異世界の旅を始めたのだった。
ヨシナカに報告に現れたのは、それから数年後の事である。
雅史編全て終わりますが、次はまた雅史はこの異世界で人生終わったのに・・・・・・編的なのスタートです。