元オッサン・・・
雅史の旅の終わり……
浮遊大陸の星を出て沢山の星に行き、エミリアが何故合流出来たかは不明だがやはり蘇生は失敗したらしい、原因は素材不足だったのでカバンを再度確認したら、不死鳥茸の欠片があったので渡し、他は色々な星で兄妹達が集めてくれてたらしい、二人を蘇生させ息子達や娘達はアンドリューをボコボコに殴って居た、アンドリューは暫く正座しシャロ達母の説教の日々を暮らす、エミリアは禎丞達とまた何処かの星に行くらしい、そして数ヵ月後キャスビル義父とライアン達は途中でエトワールから降り、新しい星で旅をする事を望み去った。
その後旅を終え腐敗した国家首席を倒し、キャスビル父は新しい指導者として新しい国を作りを始め、いつの間にか合流してた禎丞達とより良い国を作りをし、バーミンガム擬き城より更に大きな城を、ライアンとエミリアが造らされたのは言うまでもない。
何故に知ってるかはエトワールにメールが来て、何故か写真付きで近況付きで色々無双してるらしいが、腐敗した国を生まれ変わるにはまだ時間が掛かると、禎丞はキャスビル義父の補佐をしながら充実した日々を満喫してるらしい、カシム達先にあの世に旅立ってからもう何百年経つが、何故かその子供の一部は未だに長生きしてるし、カシムには無いし私にも無いスキルが私の子供同様に在るが、神様のGift的なスキルだろうか? 禎丞は生き生きと補佐してるらしいし。
禎丞がそれで良いなら構わないが、あとどうやってエミリア達はキャスビル義父達の所に、宇宙船無しに行けたのか不思議で仕方がない・・・あの知らないスキルが関係してるのだろうか? まあ大抵、隣にカシムの息子のエルストかレナードの双子の娘フラウが居るが、この子達にも不思議なスキルが在るがキャナルの解析不可なスキルらしいが、何故か二人はエミリアの研究助手と言ってたが何故か何か複雑な顔を毎回される、全く私に似て無いしエミリアは何か隠してる気がするが言う気配が無い、それにエルビー博士の技術を更に発見してるが何故か教えてくれない。
もしかしたらその教えてくれない技術で遠い銀河間を移動出来たかも、未だにエミリアから説明されて居ないけどたまに何か言いたそうだ、そして食堂で噂の人物はフローラのおやつのパフェを、いつの間にか持って来て食べてた、色々話を聞くが頑固に教えてくれない。
「パパには秘密だもん」
「いや、もう良い歳だから『パパ』も『もん』は禁止だ!」
そうエミリアに言うと。
「嫌!」
(私は本当にパパの子だもん、お兄ちゃん達は微妙だけど・・・あの人?が言った事が本当なら・・・)
何処で娘は年相応に育たなく成ったのだろうか?
「旦那様がエミリアを甘やかすからですわ!」
何かネモフィラに初めて怒られた、それにエミリアを甘やかした覚えは無いが、娘達に嫌われない様に努力はしたけど。
「アレは自覚無いよレキリア」
「昔の名前で言わないでアリシア、その名を言って良いのは最愛の雅史様だけよ!」
「うるさいわよレキリアもアリシアも」
「シャロさん、貴女絶対今ワザと昔の名前言いましたわね」
「何の事やら」
何か喧嘩が始まったが放置だ、エミリアを見ると逃げて居なかったが犯人は意外に身近に居る。
「なあトム」
「………なんですか?」
(居場所教えたのバレたみたいだよ皆)
何かを感じたトムは振り向きながら、食べてた刺し身を仕舞い雅史から向けられた視線に、コレ怒られると感じ影に逃げる。
「やはりエミリアが此処に移動出来たのは、トム達も手を貸してたなやはり」
影に逃げてたトムから返事はない、他にも耳以外隠してバレバレなトム分身達、暫くは刺し身禁止だな全員。
また穏やかな星にリディー達は降り、地球に近い環境で暮らすらしいが大丈夫だろうか?
それから数ヵ月後またエミリアが現れたが、その時にはエルの末息子が育ち幼稚園児位に育った頃、新しい相当歳の離れた弟にお姉ちゃんよ~と、やって来てたがやはりどんな技術で来たかは言わなかった、翌日数十年ぶりにエリーゼが現れた、一応死んだ事に成ってるがエリーゼは、今新しい旦那を探してるとか婚活をしてるらしい、この前こっそり孫を見て来たとも言って居たが、再婚する気満々なエリーゼ。
この結婚願望をエミリアにも分けてやって欲しい、まあ娘達は美女だらけだから悪い虫が来なければ良い、まあ何故か孫の一部は私に似てるが何か決定的な何かが違う気がする。
たまにエル以外の妻達から痛い視線が来るが、もう子作りはしないと宣言はした、我等の実年齢を考えて欲しいが・・・今思うとシャロ達の妊娠早かった気がするが、気のせいだよな・・・・・・
夜のスキンシップは今もしてるが、子作りはエルだけ特別にしただけだが何か物足りないと、妻達たまに何かを恋しがられる様に言われる。
何時まで生きられるか分からないし、もうひ孫が居る年齢だしリディーの息子達も家庭を持ったと、聞いてないがエミリアが報告してくれた。
あと残ってる義父達も相変わらず孫達に甘々らしい、新しい食器やコップを作ったり昔話武勇伝を話してるらしい、まあ偽眼帯はロゼと戻り何か問題解決に、変装して対応に向かって行ったがもう帰らない旅が台無しだ、ジェラールさんはまた若返り隠してた酒は空に成り、エミリアに頼み拠点に戻り秘密の場所から酒蔵に行き全て回収した、まさか遺品として残す酒を全て持って行く事態に成るとは、一応昔の傑作武器を台座を作り置き、辿り着いた子孫に授けると残しエミリアに、試練を受けたい兄妹や孫に渡してくれと別れ際に、隠し酒蔵に行くダンジョン地図を渡した、まあ普通にアトラクション型のダンジョンで、たまに生捕りにしたモンスターが居たりする、大抵は全員初見モンスターだけどね。
一応保険にトム達にも手紙と地図の配達を頼んだ、たまにエミリアはやらかすので保険だが、やはり兄妹達には配らなかったらしいエミリア、死にはしないが瀕死前に強制的にダンジョンから排除される、一応最大五人まで入れるダンジョンにした、何せ置いて来た物は宝石やら使わない防具や、神鉄を使ったもう使わないだろう刀や剣、まあ最新で最後のは置いて来ては無い。
ラストの今まで集めた最強モンスターや魔物の、色々な素材を解体し融合して出来た最強鎧と武器は、最後の試練ミリスタとチノ店長に謎の守護者(私の戦闘経験込めた宇宙一硬く、宇宙一液体金属な特殊メタルスライム融合型ドール)が待ち受ける。
何か渡す気無いだろうと批判が聴こえた気がするが、試練とはそう言う物だから仕方ない。
まあ今私に勝てる子供や孫達居ないからな、やるとしたらトム位だろうな……
まあいつか追い抜かしてくれる事を楽しみにしておく、そしたら最後の秘術を継承させるつもりで居るが、さて生きてる間に現れるだろうか?
ジェラールさんも途中で降り、夢で見た地? らしい星で転生した妻を探すと行った、また虹色か白金の存在が現れて今度はジェラールさんに、何か掲示でもしたのだろうか?
二十代にしか見えないジェラールさんは、いつの間にか若返り禁酒を片手に持ってたが、もう色々あきらめてエミリアにロイドさん宛に伝言を頼んだ。
そして旅は色々な経験が待ち受けて居た、超新星爆破には流石のエトワールも爆発の余波に流された、たぶん生きてる間に見れなかったかも知れない、宇宙規模のお祭り騒ぎ……いや命の危機も含まれてたが、地球で一生を過ごしてたら見れなかった光景だった、ガス雲海は危ない橋を渡る様な場所なので行かずに、拡がり行く宇宙の果てに向かって行く途中でルリが、若い姿のまま老衰死の様に逝った。
キャナルと死因をスキャンし調べたが不明だった、新しい星に降り立つとロイドさん達がこの世を去ったと、やっと結婚したエミリアから報告を受ける、何か身内らしいがそれで良いのかエミリアよ?
旅に出てもう年月が分からないが、私達も老化し始めてから早かった。
新しい地でルリを埋葬し歳を重ね、セーラとロゼが逝き少ししてフローラが逝き、そして最後はたぶんひ孫達に看取られ私達は………
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父を追い越す前に父が逝ったが、もたもたしてた私も悪いが結局誰も父親追い超せなかった、兄妹も私とエミリアとライアン位だ、長生きにも程がある親父達だが自分達も親父の事は言えない、もう1000歳は軽く越えたが親父達みたいに老化はしてない、まあいきなり老化するのは困るが。
母さん達の墓と同じ場所に埋葬し全員で泣いた、遺品はカルミア母さんが寂しくない様に、カルミア母さんの墓近くに埋葬し兄妹達が親父達と、再開してる事を願う。
トムさんは墓守をするらしい、エネーブルさんはもう居ないし親父の残した最後の試練は、今も突破出来て無いが何故か隠し通路が増えてるのは、スキルで把握してるがエミリアすら知らない。
子孫達が最終試練に挑んでるが誰も、親父の戦闘技術を越える者は出て居ないが、腕を一回片手を切り落とすが直ぐに負けた孫も居る。
やはり親父は化物だ、私も戦闘技術に限界を感じ子孫に技術を継承させた、親父と同じ様に死なない工夫を伝授し戦闘経験を教え、この頃やっとエミリアが探し出した親父とトムさんが、邪神を倒す前に修行した星に行くと地獄だった。
モンスターのレベルが化物だが、異常に高いしよくこんな星で修行してたのか、不思議で仕方ないがトムさんの異世界から来た一人が言う。
「だってその時はまだ凄い装備してたし、毒とか無効のチート防具や、勝てない集団は避けてたからね」
さてこの星は最後に調整の星にして、子孫達にレベルを上げるステップアップの星を教え、最終試練の先を見る事無く私も兄妹や親父の居る場所に逝った、兄妹で見れたのはたぶんエミリアかもしれない、ジェラール爺ちゃんは行方不明だし。
リディーが旅立ち数世紀後雅史の残した、秘術を継承した少年は仲間達いや親戚達とエトワールに乗り、祖先が残した宝を探しに旅を始めた。
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リディーも去り僕は一人だ、マサさんも亡くなりその最後の子の正樹もリディー達の、孫達の最後の子達と逝った。
世代は進み何千年経っただろうか? 懐かしい雰囲気と、懐かしい体型の男が立つて居た。
「やあ、トムお疲れ様」
「………マサさん?」
「いや、その名は遥かとは言えんが、昔に捨てたんだよトム」
トムは混乱すると雅史の名を捨てた男が言う。
「拾われた私の一人の墓守は終わりだトム、トムの妻が転生した世界に案内に来た、トムも猫精霊から解放して彼女と新しい生活を楽しめ(何処に転生したかは知らないが)」
「………でも墓守は………」
「もうトムの役割は終わってる、今度はトムが自分の物語を始める番だよ」
そしてトムは手を引かれ、光の先に行くと人間の姿に成り耳と尻尾は在るが、手は人間だし身体も人間でズボンのなかも確めると、マサさんに似た物が有る。
「では行くぞ、トムが此から暮らす世界に」
「マグロ食べれますか?」
トムは必要な事なので聞く。
「まあ私が経営とは言えないカフェ花鳥風月に行けば、定食にマグロ丼が有った気がするな」
ゴクリ
「ミルと喧嘩するなよ」
「? ミル」
頭を傾げるトムは見渡し、懐かしい白鯨に来たと思った。
「白鯨は何時ブリだろう」
「三男達に接触してたか、だがこの子は銀河鯨だから違うぞ」
顎を外しかけたイケメン人間姿のトム、また移動し何処かの店の裏に来て中に案内されると、この世に居ない筈のキャスビルさんとライアンにアメリアが居た、しかも若い姿で。
「ここ数年入り浸ってるよ、常連として雅史の関係者数人」
混乱するトム、確かに相当昔に世直し旅を数年してたし、ライアンが結婚してもアメリアが結婚しても、二人をつれ回して居たキャスビルさん。
まだ結婚前らしくライアンもアメリアも、結婚した後の雰囲気は無い。
「まあ奢りだから、腹一杯食べ終わってから教えるよ」
僕は勿論海の幸を食べれるだけ頼む、でも猫精霊の時と違い全ては食べれなかった。
「………マグロ丼3杯で満腹何て不便」
「………普通に大食いの方だぞトム」
マサさんの名を捨てた今はヨシナカと名乗るマサさんに、呆れられたが前だったらまだ半分位の量だ。
「仕方ない毎日奢って貰おう」
「毎日たかる気だな………」
(トムの食欲壊れ過ぎだろ)
こうしてトムは新しい世界で、新しい物語を始めたが。
エネーブル「トムさんばかりズルいぜ」
シャロ「そうよ」
アリシア「もう出番終わり?」
残念ながら終わりです、お疲れ様でした。
セーラ「まだ私活躍してませんわ」
エルリーナ「私もよ!」
ルリスティーナ「私もです」
ルナリア「私は途中退場………」
ルーシエ「私も結局ヒロインに成れませんでした」
エリー「私は少し幸せでしたが、出来れば次はヒロインに…」
祐奈「エリー寝言は寝て言いなさいよね、そして次は私が主人公よ」
和政「違うな俺だ!」
残念ながらその可能性は有りませんが、もしかしたら再出番のチャンスはアルカモ。
和政&祐奈「何だって!!」
キャスビル「なら次は私が主人公に成ってやろう」
残念ながら有りませんが、その内また登場します。
キャスビル「何だと! 私が主人公に成れないだと!」
信じられないて顔をするキャスビルは放置し、新しい物語の扉が二つ開く。




