??世界の分岐点・・・・決戦、平行世界の諏訪岡湖大迷宮の戦い
もう一つの諏訪岡湖の戦いと・・・
私と猫精霊族トムとグレイと影豹と戦い苦戦してた、金髪エルフの転生者ライアンと、巨大なクラーケンのゴーストシップ魔物と対峙してたが・・・
「何か貴方と冒険してると懐かしい気がしますよ」
金髪エルフのライアンが言うが、私は全然そんな感想は浮かばないがトムとグレイはゴーストシップに、獲物を狩る瞳でゴーストシップと睨み合って居た。
「地上にもダンジョン入れる何て知らなかったが、先にヤツを倒そうか」
「そうですねマサヨシさん」
(名前思い出せないから、何かバグったステータスの名前が雅芳なんだが本当に私は雅芳なんだろうか?)
雅史・・・いや雅芳は知らない、彼はバグった存在で本来の世界線とは違う歩みをこの雅芳は進んでたが、武器は刀で魔法も多用するのも変わらないのだったが違う部分も有る、黒髪を後ろで束ね桜の花びら舞う柄の藍色の旅装束にブーツ風の黒い足袋の様な履き物、全ての呪いや毒に精神異常も無効化する琥珀製の複数の桜と月の紋章の印籠には、ムーンストーンやダイヤやトパーズ等の魔宝石の五芒星が複数有り、桜の花に隠れた魔宝石が守りが毒等を無効化し、印籠は印籠型オーラコンバータとして機能し持ち主を、見えないオーラフィールドで攻撃を弾くが、無敵ではないが今の敵程度は無敵に対処して居た。
ある意味Iフィールドレベルのフィールド防御だが、この防具は雅史達やヨシナカや雅史が二度転生した者にも無い、それはヤマト女神でもこの世界のどの神も作れず、ヨシナカや雅史の二度目転生をさせた上位者存在すら認識出来ない存在が作った物だからだ。
「さあ行こうか皆」
「「任せろマサさん」」
「何か違和感あるが仕方ない、了解だマサ・・・さん・・・なんだこのゾワゾワした感覚は・・・」
何かライアンがくねくねと身体をくねらせてるが、色々大丈夫かな?
私とトムとグレイは刀を鞘抜き構える、私達はオーラを発動させ全身にオーラを纏わせる。
ライアンは大剣を鞘から抜き構え華奢な身体には似合わない武器だが、トムが壊したワームデストロイヤーの大剣よりは小回りは利きそう。
クレイモアらしき大剣で神速を使い触手に斬りかかるライアン、トムとグレイもオーラ纏い神速で膝まで有る水深を無視して、色々な世界に居る自分を召喚してゲソ触手を食料として切り裂く。
ゴーストシップは頭に刺さった古い海賊旗の帆船から、砲撃するが触手を斬られ狙いが定まらず倒れながら放った砲撃は、自分に自爆攻撃として降り注ぎ再生するゲソ触手を斬り、頭も斬り始めるトムやグレイ達。
「何か私の出番無くない・・・」
だがまだ再生してるので神速にオーラを纏わせ走り、うっすらと光る青いコアに刀を突き立て破壊すると、再生はせず絶命したが次の敵が現れるが敵には成らなかった、トム達が現れた途端にタコ・・・グランドオクトパスを倒してしまったからだ。
全員で奥に向かうと更に部屋が在るらしく向かい、何処に隠れてたのかナビゲーション妖精のミリスタが出て来た。
「この先に宝箱の反応がするのよ」
ピンクのツインテール団子頭に背中には光る青白い翼、いや推進剤の様な光の粒子が舞い散る光の翼は甘い物がエネルギー源だと、ミリスタはどや顔で何故か勝ち誇った様に言ってたが本当かは知らない。
洞窟の広い部屋には白い巨大な二枚貝の宝箱? が有り、宝箱の様に開けると白金大判や小判にアイリス通貨を手に入れた。
スターキューブの収納別ホルダーにお金を入れ、魔物素材は食料ホルダーと防具素材ホルダーと魔石ホルダーに分けられてた。
前に解体の仕方を教えて欲しいと、何処かの冒険者ギルドに言われたが自分でしてる訳ではないので断った。
白い雪の様な刀と煌びやかな星の様な鞘と柄をした刀を二振り貰い、トムは両片手仕様の彗星剣を手にしグレイは十六夜桜と言う刀を手にし、ライアンは黒竜槍を手にし元の場所に行くと転送陣が四つ有り、為に北側に行くと冷たい風が吹く島に出たが祠が在るがやや遠くには火山らしき煙が見える、一部のトムとグレイは釣りを始めたが放置する。
転送陣に再び入り南に行くとまた祠が在るが日差しが暑い、トムが浜辺で褐色の少年が浜に打ちあがってのを発見し、上等な服装に如何にも貴族か王族らしき鳥と曲刀紋章入りの、宝石が装飾された小さい曲刀が脇差らしく腰のホルダーに有り、近くには大破しボロボロの木の船が穂先のみ残って居た。
アイテム袋らしき物と曲刀をグレイが船から運び、ライアンが回復魔法を使うが目覚めないので素晴らしい目覚めを提供する。
薬品瓶をスターキューブが手に渡してくれ、瓶を開けるとトムとグレイとライアンは凄い勢いで逃げて行った、ミリスタはまた何処かに消えてるし。
瓶の匂いを嗅がせると目を醒まして、いきなりのたうち回る褐色の少年は涙目だが目覚めので良しとする。
「グエッ・・・」
まだ臭かったらしくオェ・・・と吐き気が収まらないらしいが、このアンモニアは気付け程度の臭いの筈だが。
蓋を閉めスターキューブの薬品ホルダー戻し、癒しの水を空中待機させ火魔法でぬるま湯にしてから、褐色の少年に掛けると砂や海水は流れた様だが。
「我に何をするか下郎」
「助けた者にその言葉ですか」
「助けた・・・だと?」
周りを見渡す褐色の少年は唖然とする、見た事無い場所に甦る記憶に呆然とするが、此方を向き言う。
「済まなかった、我はナージュの王族の第二王子のカシムである」
(王族として毅然とした態度を崩さぬ様にしたが、何か印象が悪い気がするのは気のせいだろうか?)
カシムは大失敗をしたが、それは普段しない事をしたからだ。
何故か上から目線で言うがまあ良いか、此方も挨拶をせねば。
「私は冒険者の雅芳と申します」
「その相棒の猫精霊族のトムだよ」
「同じくグレイさ・・・フッ」
何故か格好付けるグレイに白い目で見る雅芳とトム、ライアンも名乗る。
「私はライアン、エルフだが弓が得意とか思わないで欲しい」
まあ私が異世界の人間と何故か分かったとか言ってたが、他の人には対応が違うらしく言う。
「・・・猫精霊族様なら貴公達は異世界から召喚された、何処かの国の勇者か英雄か?」
不思議な事を言われたので言う。
「私は普通の冒険者だよ(異世界人らしいが記憶が未だに回復しないが)」
「私も普通のエルフ冒険者だよ(何故か父上や母上が出会う前の時代みたいだが、何故か父上は見付からないし母上は聴いてた呪いは無いし、あの祐奈と言う女は居たけどハレンチな女だったけど、祖父は相変わらずだったが何か話しと違うから困る)」
ライアンは父から聞いた酒呑童子や悪い領主が実際に調べると居ない、しかもフィーネ母さんは聴いてたより幼くローリエ祖母は、ハルモニアで聴いてたエルリーナお母様の父とは違う人が、領主に成って居てエルリーナお母様は微妙に性格が大人しく、クロイツ叔父は逆に剣技に優れた少年だったが二人共にまだ12歳と聴いてた年齢と違うし、それに何故か父にそっくりな少年にエルフの女性も近くに居るし、エルフの女性にも父とそっくりな少年を『クー君』と言って優しい眼差しで居たし、あとネフィル祖母も元気で魔法の講師をしてたが街の人に聞いた時は驚いた、ローリエ祖母は結婚は今の領主とだけだけど長男のルークスは父親が違うらしいし、元々の領主の跡取りは不倫をされた旦那達から慰謝料を請求され、多額の借金返済中に鉱山の洞窟落盤事故で生死不明らしい。
エルフのルリエさんも同じ人を好きに成り、妊娠したけど旦那さんは旅の途中で亡くなったらしく今は、領主の保護を受けてるらしいが何故受けられてるかは謎だとか聞いた、黒髪の子は前領主にとって恩人の忘れ形見らしい。
しかもセーラお母様はまだ13歳だしバナージ叔父王や、何故かフローラ叔母にそして珍事にもう一人居て、全員で四姉兄妹だけど驚くのは噂に聞いてたエルリーナお母様の妹エリス叔母が、フローラ叔母の双子の妹だった事。
しかも昔見せて貰った父上の記憶媒体映像のエリス叔母にソックリで、しかも全員同い年で話しに聞いてたのとは違う事が起きてた。
和政と言う有名な冒険者も居ないし白鯨に行くダンジョンが消え、懐かしき街は名を変えそして冒険者ギルドと商業ギルドの本部も違う、私は一体どんな世界線の過去に転生してしまったのだろうか?
ライアンは父親そっくりな雅芳と出会うが聞いてた年齢と違い、19歳で酒に肉好きは同じだが何かが違う・・・そう、纏う雰囲気が映像記憶と何かが違うしトムさんは同じなのに仲間が一人多いし、髪を後ろで束ねては居なかった。
そもそも星型の浮遊する物を見た事は無い、しかも知らない技も使う父親にそっくりな雅芳さん。
ライアンの何か悲しげな瞳に雅芳は困る、何故にそんな瞳をされてるのか分からないしそもそも、ダンジョンで出会っただけなのに父上とか言われて困惑した。
エルフの妻の記憶は無いしバグったステータスには、19歳と表示されてるしそもそも私は異世界人で地球で生きてたのと、だいぶ若返った年齢でこの異世界冒険をして居る、何故か冒険者カードは古い様な年期を感じるけど・・・永久Bランクて何だ?
それよりは先にこの王子をどうしょう?
「色々話を聞きたいから、話してくれ」
色々後には引けないカシム王子と、仕方なく今まで大和神国の諏訪岡湖のダンジョンで、冒険をしてたと話す。
ライアンは地上の入口の事はやんわりと話さなかった、まだこの時点で諏訪岡湖の周囲では認知されてない場所だからだ。
「そのダンジョンで修行すれば、俺も強く成れますか?」
何故かいきなり口調が変わったが、何故かライアンに泣き付く様に聞く。
「何で私に聞きますか?」
「エルフの国には強い女冒険者剣士が居たと、隣の山向こうの国では伝説に成ってますので」
「リーダーは彼方ですよ」
カシム王子はライアンが指差す方を見て青ざめる、どう見ても強そうに見えない小太りの男を見て思った。
「そんな嘘言わないで、この通りお願いします」
ライアンは懐かしい気配を感じた、そう本気で怒らせると父親から感じた怒りの気配を、雨雲無き空に稲妻が走り海に向かって落雷が複数見え、海からは落雷で倒されたモンスターや魔物が海面に浮いて来る。
「弱い見た目で悪いね・・・・・・」
「「やっちまったなアレは・・・・・・」」
ライアンはカシム王子から距離を取ると、何故に逃げるのですかと慌てるカシム王子だった。
「私は強く成りたい・・・婚約者のユウヒを守る為にも・・・」
ライアンは父親の初恋の名前に似た名前にビックリしたが、此処はもう自分が聞いてた世界と違うと心を何とか納得させる、もう聞いてた話が通用しない世界。
果たして私は父親とソックリな雅芳さんと出会い、歴史が違うこの世界に何を果たす為に自分が居るか確かめる為にも、雅芳さんと行動を共にすると誓うが・・・・・・
「婚約者は異世界からの迷い人で、家出したら我が国に生き倒れてたのを私が介抱し、そしていつの間にか身体の関係に成ってそのまま・・・俺は・・・」
雅芳とライアンは何となく察した、責任取る為に結婚する予定だったが何か面倒に巻き込まれて、この王子だけが国から逃げ延びたのではと。
でもライアンは思った、何故か昔弟子らしき王子の話しをしてたけど何か同じ様なシチュエーションな、今の現状なのが気になる。
「ユウヒは兄上の婚約者と逃げ延びたが、国を侵略して来た異世界人のコキントーンを倒さねば、我がナージュは新生国チュウカジンミン帝国に蹂躙される」
苦虫を噛み潰したような顔をし言うカシム王子、しかも何かの力で国民を洗脳し死ぬことを恐れないマリオネットの兵にしてるらしい、魔法も使わずに爆発する玉を使い攻撃し戦火を拡大させようとしてるらしいが、国内でもナージュへの侵略に反対する組織がクーデターを起こし、一年で王の座に座った異世界人コキントーンと元王族生き残り勢力が、戦い国を取り戻す戦争中らしい。
クーデターに侵略戦争にとんでもない異世界人も居たもんだ、仕方なくカシム王子はトムやグレイが鍛える事に成った。
「大和神国と言えば、強い武芸者がこの頃活躍してると聞きましたが、本当ですか?」
カシム王子はライアンに聞くが。
「私に聞かれてもなぁ~」
「そうですか・・・・・・知ってれば助っ人を頼みたかったのですが・・・」
全員火中の栗を拾う物好きは居ないと思うが、カシム王子はそう思ってなかった、カシム王子を仲間に加え転送陣に戻りまた一部トムとグレイと? が釣りをする為に残った。
転送陣の西に出ると山間に出たが近くに祠が在り、その遥か下では黒髪のツインテールと銀髪の女性が黒装束に囲まれて居た、神速を使い助け盗賊を縛り転送陣ゆ戻り最後の転送陣に入り伊岡の冒険者ギルドに出た。
伊岡冒険者支部に出るのは変わらずの世界、雅史と違う方向に進みルーシエ達を狙うアサシンを倒し、雅芳達は礼金を貰い旅をする。
途中で神楽坂 祐奈を助けたが破廉恥冒険者とルーシエや撫子姫から逃げ、途中またもや姫を助けるとまたもや追われるが、いつの間にかライアンとカシム王子は居なかったので気楽に旅を三人でして。
途中ハルモニアではレオンとか言われたが、人違いと何とか説得して去りまた金髪オールバックの人に、レオン逃がさないとか言われたがまた説得して人違いと言ったら、疑りながら納得してくれた。
レオンとは誰なのだろうか? 再び旅をして、出会いと別れを繰り返す・・・
??「色々な者があの魂を使って色々な冒険をさせてるが、私の目的は他に有るが今はまだ早い、あの者が覚醒してまたゴブリンに成らなければな・・・あの異形の因子が強いあの者を今倒せる者は、もう雅芳しか居ないのだから・・・」
意味深な言葉を残し消える水色のロングヘアーの女性は消えて行く、何かの定めから逃げる様に。