帰らぬ宇宙への旅立ち
長い時を生きるとは悲しみすら有る、長生きしても何時か来る悲しみや別れもやって来る、突然の別れや苦しみすら越え今に至る。
まあカルミアの場合はあんだけ注意したのに、一気飲みを直さず飲み続けた先は倒れ、アイテムも効かず還らぬ人と成った。
そして子供達が家庭を作り孫が産まれ、カシム達弟子が私より先に旅立った、カシム達の子供の一部はカシムやレイナードには似て無い、あとルナリアの旦那は不明で何故かカシムやレイナードに似た子以外、家の子に対抗するようにイケメン何だが、家の子に喧嘩売ってるのかな?
フィーネとの子は成長し今はフィーネの代わりに、解体の仕事や技術研究や発展を目指して居る、まあフィーネは今は年齢隠し偽名で活動中だが、子供に後は任せるらしい。
そしてフィーネとの次男は農業を継いでくれ、そして孫達も成人したので生きてる一部義両親と妻達と、アーサーの孫達に白夜とクロを連れ、もう帰らぬ片道の宇宙に旅出た。
「まったくお前は隠し事が多い!」
「うるさいわよキャスビル、少しは年齢に似合った落ち着きを身に付けなさい」
相変わらずな義両親にセーラは恥ずかしく、顔を真っ赤にしキャスビル父を殴って居たが、手加減しろよセーラよ全身ピクピクしながら倒れてるぞ、キャスビル義父が。
エルリーナは羡ましそうに見ながら、数十年ブリの妊娠の余韻に浸って居る、まあ年齢が二十代前半のままの肉体のままだし、何か二十代よりまだ若返りたい嫁が数人居るが却下。
シャロとアリシアとネモフィラは、足を組みティータイムを楽しんで居たが。
「何年経っても、シャロさんは成長しませんね(胸が)」
「何言ってるの、ネモフィラもでしょ(胸が)」
「私は二人より少し成長してるよ(たぶん胸と身長が)」
何を張り合ってるやら、全員成長してないぞ胸は。
「また縮んだ気がしますが、旦那様捨てないでね」
「……ロゼ、女性の価値は胸でもチョコの食い気でもない」
ロゼは白い目で雅史に言う。
「最後のは余計です」
「チョコはまだ禁止だけどなロゼ」
「そんなぁ~」
絶望にくれるロゼ、それを見てる元残念眼帯と義母リセさん、やれやれと娘の成長の無さに呆れる。
そしてモニカさんは家の子と本当に結婚するし、エレンさんも便乗し結婚した。
アンドリューはモニカさんの毒牙に掛かり、エディーもエレンさんの毒牙に掛かり結婚し大変だった。
あとアメリアがフローラ元姫の子供と結婚し、色々問題に成ったが産まれた子には何の障害も発生しなかった。
モニカさんやエレンさんの墓参りして、亡き子供達の墓参りを済ませた。
息子達も数人先に旅立った、国を運営中に暗殺されたり逆恨みから死んだり、子供をモンスターから守る為に死んだりと寿命ではない最後ばかりだ。
行方不明のローリエさんの墓もハルモニアに有り、そして今から数年前にバナージ義弟が表向き旅立った事に成ってる。
影武者を使い演技したバナージさんは、今モカさんと二人新婚に戻りながら何処かの星で旅をしてる、まあ色々年齢を誤魔化すのが大変だったが、色々準備が大変だった。
ジェラールさんはルーデウスさんの死に際に立ち会い、最後の別れをして葬式を見届けた。
一部のルーデウスさんの長寿種の奥さん達は、再婚の道を探すと言い故郷に帰って行った。
今乗ってる義両親達は、ジェラールさんにルードリッヒ夫婦に、キャスビル夫婦に、何故かライアンとリディーも居るが、家族まで連れて来てるみたいだがまあ良いか。
ゼノンさんとルキアさんは残り、何時か終わる余生を終えるまで、孫や曾孫達を見届けるらしいまあ、ネフィルさんとゲルダーさんも居るし大丈夫だろう、それにエネーブルの一部の孫が残ってるし。
あとロイドさん達は他の星でのんびり暮らしてるが、フローラは少し別れが寂しいらしい。
エネーブルとトムは妻と子供達の墓に別れを告げ、エトワールの何時もの場所に居る、一部孫達は色々な星に定住してるらしいが、エトワールを通常航行しながら星系を離れ本格加速し銀河を離れた、色々な姿の銀河を見ながらエネーブル達と雑談する。
たまにキャスビル父とうるさい、ルードリッヒ父が来てはアレは何だとか宇宙旅を邪魔をする。
その時はキャナルに説明を任せたら、二人共に頭が追い付かずに燃え尽きて居たけど。
エルリーナは銀河を見ながら涙し、新しい命に話し掛けながら宇宙を見る。
シャロはまだ理解出来ずネモフィラは、理解はしてないがお花畑に脳を切り替えてる、たぶん現実逃避だなアレは特にクエーサーとか、どうして近付いてはいけないのかのキャナルの説明に、シャロとネモフィラは脳が追い付かない様だ、まあ研究者か興味無ければ仕方ないし、宇宙放射能や恒星の仕組みを知らないとキツイだろう、地球とは違う教育だから仕方ない。
アリシアは精霊友達のミコを肩に乗せ、宇宙の広さと輝く星の命の光に心踊って居た。
「子供達が生きてたら見せてあげたかった」
「じゃあ今日頑張るかな」
下品しかない雅史だった。
「色々台無しだよま~くん」
「じゃあしない?」
「………する」
まだまだアツアツ過ぎるバカ夫婦だった。
「トムさんよ」
「僕に色々同意求めないで、マサさんは昔と違ってアレだから」
(子供が暗殺されてから、辛さを忘れたいみたいに成ったんだよね、報復にゴキのダンジョンに放り込んでたけど)
色々面倒でエネーブルの話を聞きたくないトム、刺身や魚さえ食べられれば他は何でも良い、トムも先に逝ったユリの寂しさを埋められずに居た。
その寂しさを食欲で満たすトムだが唯一、マグロ尽くしが食べてる時だけは幸せだ、席に戻り火器管制のチェックに戻るエネーブルも、ビオラとの別れを癒せずに居たがビオラはつい最近まで生きて、天寿を全うしたかの様に変わらぬ姿で旅立った。
子供の一部は猫人の里やトムの子と結婚したり、他の星で家庭を築き暮らし今は孫が成人し、エルビー博士が残したエトワールプロトタイプで、宇宙の旅をしてるらしい。
何故プロトタイプのエトワールが有ったかは、まだ雅史には言ってないしプロトタイプを見付けた事も、雅史には言って無いが雅史に似た男に案内され手に入れたが、孫に宇宙船の使い方を教えて自分は乗らずに、異世界宇宙冒険の夢は孫に託し、エネーブルは雅史の旅に同行する。
空間レーダーでブラックホール区域を回避しながら、木星より巨大だが質量不足で恒星に成れないガス惑星や、二つのリングが有る木星型惑星に、木星型の冥王星みたいな氷の惑星等があった、トムと行った銀河とは違う巨大銀河に向けて、ワームホール航行を始め二週間掛けて向かった。
その間キャスビル義父はライアンと、チェスで勝負をしライアンが圧勝してる様だ。
「認めなく無いな………孫に負ける現実を……」
「爺ちゃん、まだまだだね」
「次は負けんぞ、ライアン!」
どっかの中二病はトランプでジェラールさんに惨敗中、シャロとネモフィラは一進一退のオセロ勝負、だいたいたぶん第2900回目の戦いをして居る。
私はお金を全部出して、ゲームや食料を雑貨屋から買い此からアリシアと、もう何回戦か忘れた戦いをする。
「連勝をキープするぞ」
「やらせないよ、今日は連敗ストップするから」
ゲーム部屋にフィーネとフローラも一緒に入り、トンネルや土管障害物のカートゲームを開始する。
フローラとフィーネも身体がゲームと連動するタイプ、アリシアとダブルロケットスタートからバトル開始するが、フィーネの追跡ミライルランチャーにアリシアは食らい、バナナの皮を何とか回避した直後に、後ろから巨大マグナム弾に吹き飛ばされた。
犯人はフローラとフィーネのタック、雅史とアリシアに火が付き容赦なく二人を倒し、二人の勝負に成る前にフローラが運良く雷を、アイテムスロットから引き速効で使い運だけで、雅史とアリシアを出し抜き勝ったがその次からのレースでは、更に容赦無くマークされたフローラは、容赦無い二人に倒され最下位に沈んだが何て大人げない二人だ。
お菓子休憩を挟みつつシューティングゲームや、協力プレイゲームをする雅史とアリシアに、フローラとフィーネは嫉妬しながら見て居た。
再び雅史とアリシアは格闘ゲームで火花を散らす、一進一退で勝ち負けを繰り返し夕食前まで、二人の闘いは終わらなかった。
ライアンやリディーとの親子対決でも完勝し、父親の威厳を保つがそれは威厳だろうか?
ライアンやリディーとの手合わせもして、最初から本気で掛かって来た二人を返り討ちにして沈ませる。
「まだまだ追い抜かせんよ、私が老いるまでに勝ってくれないと困るがな、まあ負ける気は無いが」
「「化け物親父めぇッ!!」」
台詞を聞いてから再び相手をする、殺気のフェイントや残像にたまに惑わされるリディー、ライアンはたまに此方の動きを見失ういや、残像フェイクに惑わされてるだけみたいだ。
「まだトムにも勝てんぞ、二人共」
「呼びましたて痛!!」
影から運悪く出て来たトムが、リディーの木刀の一撃を食らいたんこぶができ、頭をさ擦りながらトムがキレ、リディーに襲い掛かる。
「今日は許さん」
「トムさんの目付きヤバイよ」
神速で逃げるリディーだが影渡りで捕まえ、リディーを空気投げし倒すトムは大人げない。
結局父雅史に勝てないライアンとリディーだった、アリシアとセーラは息子にやれやれ顔で、『お父さんに勝てる訳ないでしょ』と思って居た。
皆読書をしたりゲームをしたり談笑をしたり、何かしらの勝負をして居た。
ワームホール航行を終え出た宇宙は、煌びやかな星の瞬きと十字にクロスした巨大な青いガス惑星、静かながらも出た近くには小惑星帯が見える、小惑星帯の向こうには太陽クラスらしきの恒星があり、更にワームホール航行をしハミダブルゾーンに出ると、何惑星か在りキャナルの分析が始まり文明が有る星と、酸性雨や灼熱の大気の星に未だにマグマ吹き荒れる星等、色々な星が在り文明が栄えてる星の一つは地球と同じ星だが、人口大爆発による人類の多さに食べる物が少なく、食べれるモンスターも動植物すら絶滅手前らしい。
もう一つの星も地球そっくりだが、地球より気温が低いらしいが人類文明レベルは、地球歴の中世前半辺りらしいが此方は生活水準値が、中世前半てだけで黒色火薬で鉱山で鉱物を爆破し、採掘してたり世界に帆船を使い貿易が始まったばかりの、帆船大航海時代黎明期みたいだがある国はそうでは無かった。
その国は日本に風土が似て居たが面積は、オーストラリアと日本を合わせた様な国で隣の大陸から、日本の鎌倉辺りの様に何処かの国に似た帆船の大軍が、港から出て日本にそっくりな風土の国に向かって居たが、だが日本に似た風土の国はオーバーテクノロジーだった。
先ずはこの星の海の移動手段は帆船である、しかもイギリスの国旗の中心にグリフォンが描かれた国旗の国、グリセローズ・ロイヤル国は王族と国民から、霧と格式高い騎士の歴史とヨールピアンで一の工業が進んだ国、この星の中で最大派閥の国で科学も中世にしては早く、石炭や薪の蒸気機関の車や蒸気機関車が動いて居る、海にフロートが在るのでもしかしたら文明が進んでるかも知れない、だがそれを越えるのはまだキャナルが分析進まない、日本に似た風土の大陸国はオーストラリアを、日本の位置に押し込んだ様な何とも奇妙な形をして居たが、帆船を撃破した船は太平洋戦争時の戦艦や護衛駆逐艦の艦隊、黒い煙りは出て無いが赤い粒子が煙突から出て居て、侵略して来た砲を持たない敵に対して容赦なく、砲撃をして撃沈して居た。
敵は黒い何かに攻撃され倒されてる位だが、侵略行為をされてる方は容赦や情報すら与えなる気は無いと、攻撃からも伝わる情報戦の大切さが分かって居る、まあ侵略する方は情報無しに侵略を始めたのだろうか?
今の地球の戦争常識ならあり得ないだろうな、キャスビル義父や中二病は戦艦に興味津々だ。
「確か大和神国に鉄の船が、普通に使われてたよな」
何故に私に聞いてくる、知っててもまあ教えないが。
「尾張に聞いてみては」
「帰らねえよ!」
面倒くさい中二病義父だ。
「一方的に終わるが、攻める方が一番損害が大きいな、やはり戦いは情報戦が当たり前だな」
何か分析と解説してるが、元王として見てるよね。
「今侵略してる方はチョンメイ帝国です、アステリアの偵察機の調査では世界の中心国に、世界はひれ伏し税を払えとか世界の起源は我が国だから、他の国の富は俺達の物だとか言ってる勘違いの風土の国です」
何か何処かで聞いた事ある文句だな、あとジャイアンや独裁者が言いそうな台詞が有るな。
世界の中心何て無いのに、まあ土地の歴史は長いが国の歴史が短い国に似た様な国らしい。
宇宙の広さを考えれば一つの星の大陸の一部で、世界の中心と叫んでも無駄に虚しいだけなのにな。
「侵略されてる方は龍神国です、巨大な山に蛇の様に巨大な龍を確認しました、この国を守護する聖龍みたいです」
日本系な国の名前かと思ったら、龍の神が居る国と名前から言ってる国だな、龍が守護してる国だが守護する前に迎撃してるけどね、侵略者たちを木っ端微塵に。
この龍神国は服装は大正から昭和の服装や、現代平成前の服装が多いが今風な服装をした者は居ない、逆に真面目過ぎる様な人々が多い気がする。
しかし撮影された地域では人々の暮らしが違う、南の南国的な場所は逆に半袖短パンで陽気に、音楽を流しながら陽気に仕事をしてたり、漁師はのんびりと漁船で漁をしてた。
まあ戦場近くは木片やモンスター達が、生き残った侵略者達をペロリと食べて居たが、海岸部まで生きてやって来る侵略者の兵は居ないだろう。
龍の様な白い髭をしたモンスター集団が、海面から顔を出し侵略者達を海水ごと口に入れる、三國志の様な鎧とかした者達は食われて行く、良く見ると巨大な海王モンスター達が待ってましたと、まだ沈んでない帆船まで襲って居た。
モンスターには良いエサ場いや、とんだ火に入る夏の虫みたいな状態だろう、エビの様な甲殻類が帆船を髭の様な物で捕まえ海に沈めて行く、他にも巨大なダイオウイカ? が触手で口に帆船を運び、帆船を巨大な口で砕きながら食べて行く。
モンスターが結構増えたらしく、戦艦や護衛駆逐艦は海域から撤退して居た。
更に帆船が来る方に向かいモンスターの群れは向かう、雅史達はヤバい星だなと思ったがトムは、マグロを血走った目で映像確認をして居た。
龍神国の西の映像に変わり商業が盛んで、良く映像を見ると駅が在り新幹線の様な高速鉄道が走って居た。
まあこの義父達をこの鉄道に乗せては成らない気がする、絶対面倒事を起こす気がするからだ。
ロゼはリゼと何かまた言い争ってるし、リゼはリゼでいつの間にか小さな妖精の子が側に居るし、チャームて言う子らしいがいつの間に仲間を連れて来たんだ?
チャームは紫色のツインテールで、リゼより小さいが可愛い美少女妖精で、瞬く星のベールの様なドレスに宙を飛ぶと背中から、光の翼を出して翼を羽ばたかせずに無反動に飛び立つ。
どんな原理で飛び立ち空を飛行出来てるか不思議だ、更に瞬間移動の様にたまに高速移動して居るし、謎多きチャーム。
北の果てでは熊が鮭を食いながら、酒を食らい不意討ちに冒険者に倒されて居た。
「………熊が魚食いながら酒飲んでたよな……」
どうやら見間違いでは無いらしい、キャスビル義父も信じられない物を見たと言う顔をして居た、冒険者は熊を解体し要らない部分は放置して去る、冒険者が居なくなった後に雪の様に白い狼が、放置された内臓をご馳走の様に食べる光景はモザイク級。
一応龍神国の冒険者の装備を見てから考えるが、他にもスノーランドて言う永久凍土の地域は、雪深い土地で歴史は踏めずだが赤いレンガの建物は朽ち、何かの像の顔は破壊された様に無く、デカイウサギのモンスターやシロクマを二倍にしたモンスターや、シロクマの体にホワイトタイガーの顔のモンスターや、牙がドリル化した様な鋭いマンモスモンスターや、白いゴリラ達が居た。
このスノーランド大陸他にも西の方に国が在り、グリセローズ・ロイヤルの隣の国らしく、ドイツの有名な城建築に似た城が点在し、その一つの地域を見るとビールやワインやリンゴ酒を片手に、ウインナーやソーセージに蒸かしたじゃがバターや、ホットドッグを食べてたが全員防寒具を着て寒い雪の中で、酒を飲み陽気にウインナー入りスープを飲みながら騒いで居た。
何処かの三人はビールに釘付けなんだが、まあ放置して他はやはり服装は中世規模だが、食べ物の味は不明だがグリセローズ・ロイヤルの南の方は、また他の国らしくドワーフらしき背の低いオッサン達が、斧やハンマー片手に狼や熊モンスターを狩り、国境の街らしき巨大な城塞都市には職人気質なドワーフや、血の気が盛んなドワーフの喧嘩や鍛冶工房では、武器や調理鍋等が作られて居た。
たぶんドワーフ達の国らしいが、巨大なアルプスの様な山に映像が変わると、鉱夫らしきドワーフや人等がトロッコの縁に乗り、トロッコには満載の鉱石が載って居る。
土埃に汚れた筋肉ムキムキの鉱夫達は、トロッコの縁から降り建物に入り入れ違いに出て来た、鉱夫達がヘルメット? ヘルム? を深々と被りながら、空のトロッコに乗り職場に向かって行く。
鉱石が載ったトロッコは集積所で蒸気重機で、グリセローズ・ロイヤルの国旗の蒸気機関車と、国内用の蒸気機関車の鉱石運搬車輌に積載して居た。
どうやらこの辺りで一番の鉱山の国らしい、アルプスらしき山の向こうには世界樹らしき大樹が見えた。
南国の辺りの映像には本来大地に成る果物が、巨大なヤシの木擬きに実付きそれを首を伸ばし食べる、草食? 恐竜モンスターが居たりする。
ジャングルにはトカゲが服を着て槍を片手に、蜂モンスターや蟷螂モンスターを狩り食べて居た。
「アレはリザードマンとは違うのか?」
「鱗が無いぜキャスビルさんよ」
「何かトカゲじゃな」
三人もいつの間にか一緒に見てたが、リザードマンではない種族に興味津々だが、虫を食う光景はやはり爬虫類だ。
だが他にも淡水の生魚を踊り食いしてるし、フルーツもワイルドに噛み砕き食べて居たが、雑食らしいがモンスターで無い事を願う。
再びスノーランドの映像を見ると、色々な人々が居る街を映し出し、今まで見た料理とは異質なクオリティーの料理と有る方に、映像は変わり少年らしき姿にキャスビルと雅史は凍り付く。
それは数十年前に死んだ初代キジトラ食堂料理長の、ルーヴィックに似て居たからだ。
二人が固まってるのを見たジェラールも見て、若い少年だがどう見てもあのルーヴィックにしか見えない。
「相変わらずみたいじゃな」
「普通同じ見た目で転生しますかね?」
ジェラールと雅史は苦笑いするしか無かった、そして五人は確かめるべくその街に行くのだった。
ルードリッヒ「俺を置いて行かないでくれぇー!!」
置いて行かれたルードリッヒだった。