子供達の成長
時は経ち大学を卒業したロゼと結婚し、やっとロゼを合わせた家族が揃った、あれから息子達も成長しシャロの勉強から逃げる、まあ木刀はまだ早いからクッション安全竹刀擬きを渡し、剣の素振りまあ剣道の素振りを教える。
異世界だから一応自分の身を守る術を教える、体術は身体が大きく成ったら教える、特にライアンは剣の才能が私とセーラの血筋で有るみたいだ、まあセーラ自体には剣の才能は無いらしいけどそれは、キャスビル義父が関係してるらしい。
まあセーラもフローラ姫も剣は身を守る程度には、剣を扱えるがキャスビル義父が可愛い娘には、剣は似合わないとかケガなぞさせられんとか、色々有るらしいがなんとなく気持ちは分かる気がする。
まあセーラの護衛のプリンセスガードが居たが、全員セーラ誘拐事件で全滅し蘇生は不可能だった、モンスター化しない様に遺体は全部燃やされたからだ。
あと子供達は油断するとゲーム部屋に入り、いつの間にかあのボードゲームをして居る、子供達にはまだ早いのでオセロを教えて居る、子供達にも分かりやすいので覚えが早い。
あとシャロが何故かチェスは必要スキルと言って、子供達にルールを教えてるがまだ興味がないらしく、全然やる気も覚える気配がない。
エディーは特に私の部屋に忍び込む、目的はおやつと炭酸のコーラや果実炭酸水、まあアリシアに見付かり連行されて行くが、そもそも忍び込んでもおやつは見付かりはしないぞ息子よ、まだまだ詰めが甘い。
ルークはライアンの次に剣の才能が有る、勉強も剣の素振りも努力する方だが、妹達の前では努力家を隠し見栄を張るので困る……まあ、気持ちは分からなくはないが。
リディーはクロと白夜の腹を弄んでるし、妖怪の面白話をリディーとエディーにルークやライアンにマテオは、興味津々に聞いてる。
エルリーナとの息子マテオは、万能タイプだけどエルリーナに似ず、物静かでもしかしたら色々冒険者の才能が有るかもしれない、まあたまに座ったまま寝てたりするマイペースな息子だけど。
マテオは他の息子と違いが有る、それはステータスがチートであるが本人は知らない、まあ自分のステータスや兄弟達のステータスを見る、スキルがまだ覚醒してないから。
マテオは沢山スキルを引き継いでるが、覚醒してないスキルだらけだが、成長し必要に成れば覚醒して使える様に成るだろう。
ステータスもレベル150とチートだが、イレイナとの子供達よりは低いが今現在の兄弟の中では、三番目にレベルが高い。
魔法レベルも最初から全てALL70とチートだ、まあ体力と素早さに腕力と知力に魅力や魔力は、息子達の中では抜きに出てる。
息子達との剣の手合わせは楽だ、軽く避けたり連携する攻撃を避けるだけ、木刀や竹刀を使う手合わせまではまだまだ遠い、たまにトムとの鍛練を見せるが憧れの瞳で見ないで欲しい、まあ息子達は良くトムにタックル攻撃してるが、涼しげな顔で受け止めてるが大丈夫なのか? ボディー。
上の子供達が乳離れしたので新しい酒泉の果実酒泉を、成人過ぎて少し経ち人生最初の酒をシャロとアリシアに、エルリーナとセーラは飲む、フローラとロゼはもう飲んだが二人共に酒が強い方だ。
結果から言おう、シャロは飲み過ぎるとテンションが高く成り、更に酔いが回ると絡み酒に成る。
アリシアは酒に強くゆっくり味わって居た、カルミアは一気飲みの常習犯なので、アリシアの飲み方を見習って欲しいあと、セーラとエルリーナは上品にゆっくり味わって飲む派だ、こっちもの飲み方もカルミアは見習って欲しい。
だがこの酒泉の酒が後に妻や私に義両親の一部に、とある効果をもたらした。
効果が発揮しなかった義両親達との差は、何なのか未だに不明な点が残る事に成る。
そして数ヵ月後にゼノンさんが一番弟子に、工房を渡して表向き引退をしてファンタジアでは、少し騒ぎに成った。
この頃の斬新な作品で人間国宝にまで登り詰めたが、まだ息子が修行中の身なのに弟子に任せ引退したのが、相当業界に激震を起こした本人は、エネーブルの家の近くに工房を私に作らせて呑気に、孫用の皿やマグカップを作って居る。
ルキアさんとシャロは呆れ、ゼノンジィージーとか爺ちゃんとか孫達に言われ、この頃はシャロに「勝手お菓子あげないで! 出禁にするわよお父さん」と、シャロに怒られるが孫達に弱い義父はめげない。
中二病オヤジは人気で偽眼帯で遊ばれて居る、まあたまに息子達にタックル食らいダメージ受けてるが、主にリディーとエディーの双子コンビネーションアタックに。
逆にエーベリックさんが来ると、逆に大人しく一緒に釣りに行ったりと大人しい、この差はなんだろうか?
たまに三人で湖畔でキャンプしてるが、店は大丈夫なのだろうか? と思ってたら。
「もう楽して暮らせる資金有るから、隠居しょうかな?」
まだ大学生の娘一人居るでしょうよ義父よ。
「跡取りも居るし孫と遊びほ………」
「お父さん………」
アリシアがエーベリックさんの背後を取り、肩に手を置き何か怒りのオーラが珍しく、アリシアから放たれて居る。
「働いて」
「だって孫と沢山遊びたいし……」
「ダメ、働いて」
そして影から現れたトムに、エーベリックさんは肩を掴まれドナドナされて行く、どうやら刺し身か何かで雇われたらしきトム、エーベリックさんが情けなく連れて行かれた。
「まったくこの頃のお父さんは………」
アリシアは暫くぶつぶつと文句を言って居た。
「さて子供達を風呂に入れるか」
「温泉で遊ばせて湯冷めや、のぼせたりさせないでね」
何か釘を刺されたのだが、息子達を連れトムと悪い奴らを倒した旅の話を、息子達に人様に迷惑すると大変な事に成ると教え込む。
そろそろ雑菌とか衛生に対する基礎や、食べ物に悪い事すると大変と言う、人間としてちゃんと節度を持たせる段階の教育をする。
まあ手洗いやうがいは基本的に教えてるが、どうしてと言う事を教えないと後に、バカな行動や人道を外れた生き方をして欲しくは無いからだ、昔バカな事をしてる人間がニュースに成ったしな。
翌日息子達に雑菌や病原菌が、如何に危険で食べる前に何故手洗いが必要か、アニメを見せて教える為に数年ぶりに見る。
子供達は「モンスター成敗」や「モンスター許さない」とか、「モンスター怖い」とか細菌とかには見えないらしい、まあ何時か子供達が理解出来る日を待つ事は出来ないので、何としてでも汚れた手で食事をしたり、将来冒険者とかに成り口に入れる食べ物を、手袋したまま食事をしたりとかしない様にする為に必要だ。
時間は掛かったがちゃんと、衛生の必要性は覚えたはずだ後は悪い事をすると大変と、わんぱくが変な方向に行かない様に、地獄獄卒鬼人の日常を見せた。
ドS鬼人がサボる閻魔をお仕置きしたり、悪さをした亡者を金棒でボコッコボコにしたり、たまにドM亡者をミンチにしたりととんでもない日常、悪さをすると地獄で鬼にお仕置きされると教えたが、何故か金棒が気になったらしく欲しいと言われた、まあやんわりと聞かなかった事にした。
翌日からもちゃんと手洗いはしてるので、アニメを見せた効果は有る気がすると思いたい。
たまに食料を狩にアーサーとトムにエネーブルと、海や色々な星に行き狩ってフィーネさんに任せる、まあ一部はキジトラ食堂が買い取るだろう、娘達も育ち料理を覚え始めたし料理スキルのおかげで、セーラとの子供達は料理が出来てるので安心だ。
まあ料理は生きる為には必要、現代日本みたいなコンビニは無いしスーパーは在るが、それは一部の国の一部の街にしかない。
基本野宿は携帯食か狩った魔物かモンスター位、まあ子供達はアレルギーは無いし、食事はシャロが作った物を片っ端から食べて居る、何かシャロが栄養士的な立ち位置に成ってる気がする。
少し時は経ち上の息子達は学校に向かう、上の息子達はベルフリーデンの学校に通って居る、イレイナとの子供達は伊岡の義務教育を受けて居る、まあ来る者は拒まずらしいので助かる、あと義実家では家庭教師に勉強を教わってる。
長男の禎丞と次男のリアムは、通訳翻訳スキルを使いこなし分からない事は、母ネモフィラか私が居る時に聞いてくる。
大抵はネモフィラが対応してるから、私は魔法に関する事しか聞かれてない、まあ大抵聞いて来るのは家庭教師の出した課題らしいから。
何か鬼丸さんや千石さんもたまに教えてるらしい、まあ千石さんは小鬼の集落近くで奥さん捕まえたらしいし、何処かのお嬢様らしいが少々歳が離れた奥さんらしい。
まあ近くの藩のお嬢様らしく、お見合い嫌で旅に出たわ良いけど思い付きで家出したから、お金忘れて帰りたくないし我慢し歩いてたら、何日も飲まず食わずで歩いてたから行き倒れてたらしい、丁度狩から帰って来た時に助けたらしいのが、運命的出会いだったらしい。
まあ今や四人の息子の父で、鬼丸さんの末息子とヤンチャしてるらしいが、何回か来てるが秘密にしてた意味とは?
「ユリ殿にサプライズは、効果絶大と言われたのでな」
「タイミングが肝心とも、ユリさんから聞きましたよ」
犯人は身内だったが、千石さんも鬼丸さんもタイミングと言われただけで、何時言えば良いか悩んでたらしい。
事後報告で良いから言って欲しかった、ご祝儀とか色々此れから包みに戻る事に成ったし。
酒泉と畑で取れたピーナッツカボチャと、ご祝儀に出産祝い等を包み千石さんに渡した。
渡したピーナッツカボチャを、千石さんと鬼丸さんに瓢箪と言われたがちゃんとカボチャだ。
禎丞とリアムはレベル1000を越えてるが、武器や魔法レベルは全て0と不思議で、ステータスはレベル1000に釣り合ってるし、魔力も5000と子供達の中では抜きに出過ぎな程だ。
だが禎丞達も私には似て無いし、またイケメン息子なんだがどうなってるんだ? 私の遺伝子?
半年差の娘エミリアは禎丞達の半年後に産まれた娘、この頃は魔法の書物を読み何処の学校も行かず、母ネモフィラの勉強を受けて居たが兄達の学力と変わらない、学力を維持してたてよりネモフィラが優秀なのだろうか?
魔法は全姉妹や兄弟達より早く習得し、禎丞達と変わらないステータスだったし、魔法レベルだったが覚えれば凄い成長力だった。
「お父様、早く次教えて」
「エミリアは覚え早いが、魔法使える力が増えてからね」
魔法を使うMPはまだ少ないので、もう少し魔法レベル上げてから、消費量が高い魔法を教えて行く。
それに数年前に和解したネモフィラと、シャロにアリシアと微妙なロゼ。
まあカルミアは親戚と聞いて、冗談はやめてと笑いながら言ってたが、ヴィッツ義父に本当だと言われ固まってたな。
ネモフィラの複雑な人生にシャロとアリシアは、なんとも言えない顔をしてたが子供が同い年と知り、三人に詰め寄られたな……出産後気が付いた時に、アリシアが私が居なかた事や、シャロが陣痛した時に私が現れた事や、ネモフィラが出産時あんまり動揺せずに居た、私に違和感が有った事や。
シラを切りうやむやにして今や、善き母親ライバルとしてシャロとネモフィラは、子供自慢をお茶をしながら言い合う仲に成ってるが、アリシアはそんな不毛には参加せずに三男マシューの相手をして居る。
シャロとの娘エマはシャロに似て可愛い、義弟は結婚してるのに姉の娘を妻にくれと言い、シャロと奥さんに鉄拳制裁を食らい、ゼノンさんとルキアさんからも鉄拳制裁食らってたな、残念イケメン義弟だ。
あとローリエさんは出産後に行方が分からなく成り、もう数年姿を見てないがあのクロイツ義弟が、あのフローラ姫と結婚するとは思わなかった。
今やちょび髭をして、祖父亡き後もしっかり街を守り民を導いて居る、二人の息子とつい最近産まれた双子の娘さんは、何故かフランソワーさんとエリスちゃんに顔が、似て居た気がする。
まあ本人達も微妙な顔をしてたが、あの義父が一番微妙な顔をしてたのが一番の印象だ。
ガヴリエフさんは新しい妻達とあの星で、子沢山ライフを満喫して居るが更に若返ってる気がするが、気のせいだろうか?
ガヴリエフさんの最初の子達は息子に領地を任せ、色々な責任を取り義父とガヴリエフさん以外知らない、責任の取り方をしたらしいが聞く事はしない。
アムロさんは今やフラウホーさんて妻と結婚し、三人の息子と幸せに暮らしながら義父の軍事部門を、サポートしながら新しい人材発掘や育成してるらしい。
ローリエさんの後任はエーベリックさんが入り、アリシアがたまに監視しに行ってる。
バナージ王子は四人の妻達と王宮で暮らして居る、今は公務の責任ある部門まで任されてるが、何時あの義父が引退すると言うか気が気では無いらしい。
ロゼとの子クランツはメンデルス家の後継者候補に成り、フローラとの子は双子の男の子で、何故か義両親に睨まれたがモニカさんは、どっちか婿にくれとフローラ元姫の再来を言う。
凄腕バリスタに成ったモニカさんは、美人なのに彼氏の影を感じないが、何故か家庭を持つマイルさんやメグルさんは暖かな目で、店に来ては婚活しなよて言ってるらしい。
長男幸人はフローラとシャロ以外が抱っこすると泣くし、父の私には何故か胸にパンチを繰り出すし、次男の信繁は何故か産まれた時にから威風堂々として居る、たまにロゼが抱っこすると胸にワンパン食らわせ、カルミアとセーラにも胸にワンパン喰らわせる恐ろしい次男、何故かモカさんとモニカさんは甘えん坊だ。
一回危なくバナージ王子をワンパンする所だった、この息子恐ろしいがバナージ王子は楽しそうだった、何か悪い事を企んでそうな顔だ。
あと他の兄弟達に対し負けず嫌いが有る気がする、数ヵ月で何故か対抗心を幼児ながら持ち、何回もハイハイから立ち上がろうとした根性には、私達全員慌てたのは言うまでもない……根性だけでは立てないからね。
あと変な転び方して取り返しつかない事故回避と、このリディー達よりヤンチャな信繁には、手を今まで以上に手を焼いた。
そしてルーク達が12才に成り、学校の長休暇を機に子供達と、とある星へ旅に行く事にした。
トム「マサさん大丈夫かな?」
エネーブル「俺に聞かないで下さいよ、俺今忙しいので」
エネーブル一家は今日も子供達が、騒がしく走り回る。