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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
スローライフ
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夏はやっぱり水遊び

私は出勤日ですが世間は羨ましい、そして毎年恒例目が痒い・・・

翌朝から工事開始、珍しそうに見る妻達を気にせずに水着で水中の深さや、浅い場所探しをして遊具の建設予定地を考える。

最初の大和神国の遊具を改良はする、ウォータースライダーを改良して、スライダーからジャンプして飛距離を競うスライダーや、普通にロングタイプでアドベンチャー過ぎる螺旋を取り入れた、マイルちゃん辺りをぎゃふんと言わせる設計や、乗り物で水飛沫を被り濡れのコースターや、水泳練習用の場所とかを検討。

まあ砂浜は南半球が夏に成ったら楽しんで貰う、今回は海ではなく湖なので海より冷たい水温、一部温泉が沸く場所は妻達には内緒。


「じゃあ作るか、BOXで」


安全第一に構想ウォータースライダーの図を入れ、材料を沢山入れミストが広がり時間が掛かりそうなので、一応安全の為に立ち入り禁止用の解りやすい、電球を浮遊させ危険の警告をしておき、一応入るなとキツく中に入りそうなメンバーに言ってから、旅装備を着て出掛ける準備をしてから、イレイナを連れ猫人の集落に向かいこっちの作物等を回収後、土地を全て任せイレイナの家や檸檬を運び戻り、果樹区画の檸檬の場所に植え枯れない様に、対策をして終わって一息着く。


「雅史様たら膝枕好きですね」

「可愛い妻達の膝枕は好きだよ」


顔をムッとし妻達の言葉に嫉妬するイレイナ、昔は目付きが悪く色々大変だったが今は目付きが柔らかくなり、優しい微笑みが増え営みも従順に応えてくれる。

まあ凄く甘えん坊なのは、妻達の中では一番甘えん坊のイレイナだけど、ちゃんと空気が読んでくれるのは正直助かる。

シャロやアリシアの次に愛する妻だ、一応公式には妻に出来ないが裏取引で、ルーデウスさんに妻として登録しては有るが、それは私に何か有った時の遺族関連に必要な書類。

まあ人間何時かは死ぬから仕方ない、出来れば事故や自然災害ではなく寿命でポックリと、最後は逝きたいものだ。


「全く二人の時は私だけ見て欲しいのに」

「全く可愛い妻だな」


やや暑い海風と柔らかい膝枕を堪能しながら、暫くのんびりと過ごしそしてイレイナと手を繋ぎ、家に戻りまだ出来てなかったので、イレイナと暫く一緒に居る事にした。

そろそろかと見てからイレイナを置いて、次の設備の図を入れまた大量に材料を入れ、広く立ち入り禁止場所を増やしミストが広がるのを見届け、次は夕御飯の下ごしらえに行く。

生姜を使い食べやすい大きさと厚みに、オオイノシシ肉を肉専用包丁でブロックを切り、玉ねぎを切り伊岡で買ってる醤油を用意し、オオイノシシロース肉を入れ醤油と生姜を入れたタレを入れ焼く、生姜焼きの香りが広がる。


「何か反則な匂いするよシャロ」

「私に言わないで旦那に言って!」


腹ペコフローラがそろそろ帰って来そうだ、大皿に盛り更に焼きてんこ盛りの、オオイノシシのロース生姜焼きが完成した。

フルーツトマトを切り皿に置き、ゼリー状がほとんど無いフルーツトマト、ミキサーを出してフルーツトマトと蜂蜜を入れミキサーする、飲める位に成ったら止めてジョッキに入れ自分用、フルーツトマトジュースは完成。


「ご飯、ご飯」


テーブルを見るといつの間にか、カルミアとロゼにフローラ以外全員が食べて居た。


「まさか伏兵が!」


急ぎ向かいオオイノシシのロース生姜焼きを食べる、オオイノシシが豚肉に近い肉で良かったと思う。

まあ猪も豚も近い物だし野生化した豚は、猪に近いらしいから変わらないかも知れない、管理され野性味を増やさない肉と、山で色々食べた野性味の猪。

まあ拠点裏は結構高級ハーブや薬草が有ったし、臭みが余り無いのはその影響が強いと思う。

次は色々な星の生姜とニンニクベースの、生姜ニンニク焼きを試そうと思う。


その前に減った生姜焼きを増やす、自分用とシャロとアリシアには、前に採った異世界行者にんにくを仕込み、二人にはスタミナを付けて貰う。

通常のロース生姜焼きを追加し、シャロとアリシアに夏バテと言ってニンニク風味抜群の、行者にんにく生姜焼きを出して食べさせた。

なかなか美味しかったらしくバテ気味だった、シャロとアリシアが此方も完食した。


少ししてフローラ達が帰って来たが、先に手を洗えと追い返し部屋着て戻って来て、夕食を食べ始めた。


翌朝ミストは消え完成してた、シャロとアリシアはまだ自室から出て来ないまだ寝てるだろう、イレイナも当分は起きないし一応点検し完成した、ウォータースライダー等を見てから次に移る。

問題は無いみたいなのでギセ……試しに、暇そうな義妹のモニカちゃんに試して貰った、もしバラバラに成っても魔法で回復するからね。


「………良いんですか?」

「モニカちゃんしか出来ない任務だよ」

(色々バレたらジェラールさんが、般若に成って来るだろうがバレなければ良い)


ウォータースライダージャンプ台から試して貰い、モニカちゃんは体重軽いから結構な飛距離が出た、ウォータークッションは上手く機能してる、次は螺旋ループ地獄付きのスライダーを体験して貰う。


「何故かワクワクが止まりませんよお兄ちゃん」

「マイルちゃんも同じ事言いそう」


モニカちゃんは言う。


「マイルさんは、彼氏居るから来ませんよ?」


意外な事にマイルちゃんに彼氏、彼氏大変そうだな……


「登校中にぶつかり、ファーストキスの責任取れと言って付き合ったらしいです」

「それは脅迫だよね」


モニカちゃんは何も言わなかった、目を反らし遥か彼方を見て居た。


「可愛そうな被害者だ」

「・・・・・・彼氏居ないよりはマシです」


モニカちゃんは雲を見ながら。


「私も同じ事して彼氏作ろうかな………」


その台詞にいつの間にか居たフローラが言う。


「そんな不純な事したら、私とモカとお爺ちゃんが許さないからね」


フローラが静かにモニカちゃんに対し、怒りのプレッシャーを放っていた。


「ごめんなさい、やりませんから怒らないでフローラお姉ちゃん」


青い顔をしフローラに土下座するモニカちゃんに、フローラは釘を刺す。


「本当にやったらマサに、怖いモンスターの洞窟に運んで貰って、反省するまで住んで貰うから」


その話に雅史はフローラに言う。


「それ洞窟に入れた日に、モニカちゃんの命日に成っちゃうからねフローラ」


ガクガク震えるモニカちゃん、軽はずみは身を滅ぼすと知るのだった。



そして数日後義理達は友達を連れ遊びに来て、彼氏に逃げられたマイルちゃんも合わせて、盛大に遊びそしてマイルちゃんはフローラから、盛大に説教もされて居た、エリスちゃんは思いっきり楽しんで居た。

カルミアと編集さんはパラソルの下で、グラサンしながら酒を飲み数杯で酔い爆睡、まあ疲れ軽減の酒泉だけど眠くなる効果も有ったらしい。

ロゼは補習で大学に居る、何をしたら補習に成るのだろうか?


「マサ、アレ面白いわ」

「私は目が回るよ………」


シャロは楽しめたらしいがアリシアはダメらしい、セーラやエルリーナも楽しみ、何故かルリスティーナはマイルちゃんやモニカに対抗心を燃やし、飛距離を競って居たが体型差や空気抵抗でも、差は広がるぞルリよ。


この後妻達が飛距離大会をして、運良く飛距離が出たアリシアが優勝した、何をやってるんだか家の妻達は。


あと湖の水温に走れメロスが久々に起きた、走るシャロを見て口ずさむ。


「……行き先は、走れメロスのように~♪」

「ま~くん!!」


アリシアに睨まれた、また何時か夫婦三人で列車旅も良いかも知れない、またメロスは走ると思うが……トイレに。

流石に全員は無理が有るし、喧嘩に成るのが目に見えてるし騒ぎをすると他の人の迷惑に成るし、やりそうな妻が数人脳裏に浮かぶのは仕方ない、空気を読まないからな……。

数日義妹達は遊び倒し帰って行った、セーラとルリスティーナとエルリーナに、模擬戦をしたがなかなか早く息切れした三人、まだ一割程度しか力を出して無い。

仕方ないので三人に激しい運動をして貰う、なかなか手加減して逃げるのは大変だった、次にエルリーナと剣の稽古を軽くしエルリーナが、ギブアップするまで軽くあしらい続けた。


「また一本も取れませんでしたわ」

「手加減しても、油断はせんよエル」


セーラとルリスティーナは二人の動きを見て、この後の自分達はどんな事に成るか青ざめ、この後二人はぐったりするまで運動をした。

次の日三人は筋肉痛等でダウンした、カルミアは締め切りで書斎に籠って居る、サボり癖さえ直せば楽なのに。

前に買った異世界ボードゲームでシャロとアリシアと、フローラを合わせた四人でゲームをする、この商品はなかなか大きな物で、大勢でするゲームだけど時間制限無いのが、結構大変な感じがする。


「一位はマサとの夜の時間独占ね」


シャロが負けフラグを立てる。


「私が優勝だね」


フローラそれ負けフラグだ。


「まーくんたまに容赦ないから、難しいよ」


どうやらアリシアとの真剣勝負180回目の戦いに成りそうだ。


「シアには負けんよ!」

「今日勝って、連敗を止めるよ」


あとイレイナは実家で弟を愛でに行ってる、弟が可愛くて堪らないらしいが早く、子供欲しいとねだられた。

ねだられても妊娠分かるのに数ヶ月掛かるのだが、まあそれよりはアリシアに負けない事だ、油断したらまた連敗街道に戻ってしまう。


ゲームは簡単でSD化した自分達ソックリな駒を使い、立体影像の世界を冒険して真ん中の竜神の塔を目指すゲーム、ボタン式スロット数で駒を進めるが街やボスモンスターや、ハプニングで強制足止めも有る、戦闘の先手とかはスロットで決まる、戦闘はオートなので運ゲーだ。

武器や防具やアイテムは、マスに止まった街やダンジョンの報酬や、王様や領主からの褒美の選択から選べるが、自分で選択するか運任せかはプレイヤー次第。

あと七つ有る出発地点が在り、出発した場所の幸運や国ガチャ要素次第でも差が出るらしい、何とも現実的な要素入りなゲームだ。


「私はエルフの国からだよ」


アリシアのスタートはエルフ王国らしい、何故かアリシアの初期クラスは魔法剣士冒険者らしい、運が強過ぎる気がする。


「私は……何でアリシアと同じ国ぽいけど、なんで小さい子供の様なエルフだらけの国なのよー!!」


何かシャロに関しては察してはいけない気がする、そう察してはいけないのだ、エターナルなアレだし。


「私はサキュバスの国?」

「「あ゛~」」


何か納得してるシャロとアリシア、何かを察したフローラはプンプンに二人に文句を言って居た。


「私エッチじゃあないもん」

(嘘をつけフローラ)


内心で雅史はフローラにツッコミを入れた、シャロとアリシアは胸を見て言っただけだった。


「やはり私は和の国か………」

(有り難う和の国よ)


風来坊な旅の姿に大刀を装備してた、だがダンジョンが無く宿場町が点在する、世直し風来坊だろうか?


「さてゲームスタートだ!」


一斉にボタンを押しスロットを回し、数字が出た分だけ自動に進むがアリシアは、途中エロゴブリン集団と戦闘して勝ち国王から武器の褒美を貰い、シャロは何故かエッチな盗賊に絡まれ身ぐるみ剥がされ、奴隷に成りゲームオーバーで振り出しからスタート。

フローラは恐ろしい、いつの間にかドラゴンスレイヤー騎士に成り、国外で武器や防具を集める旅に入って居たが塔までは、一番遠いルートに駒が入ってしまって居た。

一番最初にスタート点の国から出たのに、運が良いのか悪いのかシャロの居る国に向かって進んで居た。


「まーくんは悪党退治でお金だけ貯まるね」

「まあお金は大切だからな」


私は悪代官退治の強制ストップだらけ、まあ何故かお供に八助て奴と六朗てお供が増えた、まあ大量の悪党退治には役に立ったけど。

八助は薙刀使いだし六朗は火縄銃と、小太刀を使う万能タイプだけど茶店のマスが在ると、強制で5分休みに成ってしまう。


「六朗ではないは八兵衛だな」


そしてアリシアは国を出て迫力有るバトル画面を見て居た、迫力有るレッドドラゴンと戦い勝ったが、何故か二体目のレッドドラゴン出現し二体目に敗北して、振り出しからリスタートして居た。

フローラはシャロの居る国で最初の盗賊は倒したが、回復アイテム不足で次のエロそうな、豚鼻に猪牙のオークに負け襲われ、フローラは振り出しに戻った。


「そんなぁ~!」


フローラは灰に成った、そしてシャロはその隙に先に進むも、フローラを倒したオークに身ぐるみ剥がされまた振り出しに戻る、二回目の振り出しに戻るで灰に成るシャロ。


「オーク強過ぎよー!!」


装備が強力に成らないと厳しいだろうさ、フローラは回復アイテム有れば一番に、塔近くのエリアに近付けただろう。


「やっと国から出れたぁー!」


やっと駒が進み和の国から出れ船で大航海、だが運次第で刀と風来坊の姿で魔王が居る島に行き、魔王軍と戦うかそれとも魔物の森広がる国に入るか、アリシアのエルフの国かゴブリンが蔓延る国ルート、なかなか大変なルートだらけだ。


「魔王ルートは避けてくれ!」

「「「魔王ルートに………」」」


三人に魔王ルートを願われたが何とか回避マスに進んだ、だか着いた先はゴブリン蔓延る国だった。


「現実もゲームもゴブリンとはもう、戦い飽きたぞー!!」


フローラは再び国を出て何故か、バンパイアレディーの剣士が仲間に成って居た。

シャロは何故か攻撃力ゼロ防御力無敵の、女クルセイダー二人が仲間に成りシャロは魔法使いで魔法を、仲間とモンスターと一緒に吹き飛ばして居た。

アリシアは弓使いのイケメンエルフに、何故か四人護衛されてたが何かあのエルフ達倒したい。


「何だろう映像なのこの気分は」

(まーくんが嫉妬してる、此はなかなかレアだよ)


雅史はイケメンエルフを、倒したい気分はだったそして次回に続く。






セーラ「もう夕方なのに誰も居ませんね?」

エルリーナ「まさか外食に四人で……」

ルリスティーナ「でもお菓子は全く、テーブルに無いのですよね………」


三人は首を傾げ考える、さて雅史達のボードゲームは何時終わるのだろうか? 次回決着してくれ。

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