第一回 男達の食事会
麦畑の開墾中だけど息抜きは必要、焼肉の肉の準備も終わりトムに千石さんに鬼丸さん、パウエルギルマスに何時もの二人を招待を頼んだ、あとビール飲みたい場合は自分で持って来る事と、一応言って伝言をし出掛けると妻達に言って、家を出て湖畔近くにて、焼肉の準備をする夏の太陽と日が暮れ始める、焚き火をし備長炭を石を積み上げた窯に入れて上から、鉄板と網の二種類を置く。
「薄く切った魔物やモンスター肉に、牛系モンスターや魔物肉で食べられる肉、後は普通の牛達の部位肉」
収穫出来たフルーツトマトと小鬼の集落の、玉葱やモロコシにシシトウを用意した。
何故か鬼丸さん達男達は畑を荒らすモンスター退治に、出掛けてたらしいがオオイノシシ居たら倒して、持って来て欲しいな。
「終わりましたよ」
「ご苦労様」
カバンから前の鶏皮の串焼を渡して、来るまで待つ事にした。
「先に食べるかな」
「そうですね」
鉄板に油を引いてから肉を焼く、一応塩にレモンに特製焼き肉タレに、物凄く高かった異世界の焼き肉のタレ、地球とは違う調味料は入ってるらしいが、何故か日本語としか思えないラベル、トムと火花を散らしながら先ずはカルビーを焼く、漂う焼き肉の香りとまだ来ない面々を諦め焼き肉戦線の開始だ。
「トムには負ける気は無い」
「マサさんには負けませんよ」
火花を散らし両面焼けたカルビーを奪い合う、戦いの火蓋は切って落とされた。
「もうやってるぞ」
「出遅れたが焼き肉は久々だな」
だが雅史とトムの争奪戦は、ルーデウスとジェラールが来ても無視をし、肉の奪い合いは火花を散らしながら食べる。
「美味そうなに………」
ルーデウスが取ろうとした肉は、雅史が取りジェラールが取ろうとした肉は、トムが取るそしてジェラールもルーデウスも、二人からの宣戦布告と受け取りバトルに参戦。
「ワシの肉奪った罪は重いぞ!」
普通にジェラールの肉ではない。
「兄貴来たぜ………何だこの穏やかでない焼き肉は……」
呼んだ覚えな無い和政が参戦、スティールしたら生きて帰れない戦場に、ゲスマは参戦した。
(今誰か俺の事をゲスマて言った?)
周りを見渡しても和政を無視、焼き肉争奪戦は過熱を増す。
「トム負けませんよ!」
「今回はマサさんに負けませんよ」
無駄に火花を散らす雅史とトム。
「トムはゲソを食え!」
「今日は高級肉だから嫌です」
焼き上がった特上カルビーの取り合いをする二人、トムの言葉に慌てて参戦する者が数名。
「ギルドの仕事何て終わらせてから来るより、直ぐに来れば良かった」
パウエルは悔しがりながら、皿を片手に参戦した……酒を飲む暇なく、全員焼肉争奪戦に挑む。
食べれば消える柔らかな肉、美味いタレが更に食欲を掻き立て、箸は止まらないが香りでまだまだ食欲は加速する。
「それはワシの肉だパウエル!」
「早い者勝ちですよ、ルーデウスさん」
冒険者ギルマス同士で火花を散らす、和政は自分の好きな焼き加減で焼き食べて居る、そして全員食い倒れるまで焼肉の宴は続いた。
「上ハラミは渡さん!」
「僕の上ハラミがぁ~」
トムは自分で焼いた上ハラミでは無い、トムの近くにはロースも有るが何故か食べない、何故かジェラールが食べて居たが。
最後は卵麺を焼きソースを絡め、小さい肉と玉ねぎを入れ焼く香りはシメの食欲に最適。
焼きそば擬きを食べ終わり、リクライニングチェアに背中を預け夜空を見上げる、その内義妹が友達連れて遊びに来るらしいので、南半球は今冬だしこっちに新しい遊び場を作る事にした。
「じゃあ解散!」
アイテムを使い帰って行く面々、そして鉄板等を回収後雅史も帰りトム一人だけ、大爆睡して寝て居たのだった。