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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
大和神国編
15/257

決戦,諏訪岡湖大迷宮のBOSS戦 後編と

さて諏訪岡湖大迷宮編完結です。

ゴーストシップが自身を中心に激流の渦巻きを発生させ,私とトムに渦巻きの攻撃を仕掛けて来たが,向こうは最後の気力での攻撃らしく,私とトムは渦巻きに飲み込まれる。


「目が回る,早く脱しつしないと付与した風魔法が,限界を迎える。」


トムはどうなったかは不明だが,渦巻きの威力が弱まり渦巻きが収まって行く。


「ヤバい目が回って酔いどれ状態。」

「マサさんご無事みたいですね,僕真っ直ぐ歩けないのですが。」

「お前もかよ。」


だがツッコミしてる暇は無い,魔法で回復させる。


「❮恵みの水❯×2」


何とか魔法で三半規管を回復させ,体勢て……何で攻撃したゴーストシップが自爆ダメージ受けてるだよ。

しかもフラフラしてるし……………竜槍で急所に突き刺しトドメは呆気なく終わる。

イメージ画面が登場する。


【レベルが3アップ!】

【ステータスがアップ!】

【水魔法レベル1アップ!】

【風魔法レベル4アップ!】

【土魔法レベル2アップ!】

【光魔法レベル2アップ!】

【精神魔法レベル8アップ!】

【太刀・小太刀レベル15アップ!】

【槍٠斧٠小剣レベル2アップ!】

【神速を習得した。】

【神速を使った技が解放されました。】

【神速のリミッター,セカンドギアが解放されました。】

【神速リミッターシリーズが解放されました。】


神速リミッターシリーズから,命の危険を感じる………身体とか命の代償が居るのがあるみたいだ。

まあ現状神速に馴れないと,シリーズは使えないから瞬動を更に熟練させて,神速に対応出来る感覚を養わないと。


その頃トムは魚が居ないか探索していた,たまに鉱石らしき物とか宝石の原石らしきのが見えたが,興味が無いので無視して魚を探すが,小魚は居るがお腹いっぱいに成る程の魚は見えない。

ゴーストシップが居た奥に来たが,()()()()()()()()ある以外は収穫なし,まあ洞窟はマサさんと一緒に入る事にし戻るのだった。


影から何か出て来たと思ったら,トムが何処からか戻って来たみたいだ,さて報告でも聞くか。

トムは雅史に複数の転移魔方陣と洞窟を報告する。


「…………以上ですよマサさん」

「何でラスボス倒したのに,複数の転移魔方陣有るんだ?」

「それより貝の残骸が無いのは何でですか?」

「焼いて畑の肥料用に回収したよ。」

「…………え?ゴーストシップの食いカスの,貝の殻て肥料に成るのですか?」

「カルシウムとかの成分とかな,まあ焼いて石灰として土に撒いて,まだ土の酸性度調べて無いな開墾の時にでも調べるか。」


何かトムが難しい顔をしている,まあ簡単な生物学の本が知識庫に入ってるだろう,私の小学生時代に使ってた辞書位分厚い理科の本が。

何故か学生時代に使ってた,一部の本とか新品同様に有ったが,中もテスト対策で書いてた植物の成長に必要な成分とか,メモ書きが消えてた。

まあ何故かその隣にノートがあり,学生時代の落書き黒歴史が有ったが。

まあ回収して燃やしたけどね,学生時代の若気の至り落書き黒歴史。


「さて先に洞窟内探険だな。」

「どうせ宝箱ですよね。」


まあ宝箱だろうよ。


トムの案内でゴーストシップの最初居たらしき場所の,岩壁の一部が洞窟に成っており先に進む。

洞窟内はやや登り坂で5分位進んだ先に,円形に宝箱が並んで居るが真ん中には一振の刀が,鞘ごと台座に立てられて居た。


「白い綺麗な刀だな,何かこの場所寒いのと関係有るのかなトム………」


おや?返事がない………振り向くと,魚の形をした変な宝箱の解除をしていた………まあ良いか。


「先に宝箱を回収するか。」


ゴンゴンゴン………ガタゴト


何か妖精の形をした宝箱が,今動いてた様な………


「早く出すの~」

「「………………………」」


トムが手を止め隣に来る。


無言でマジックポートを開き,宝箱を解除して鍵を開けてから放り入れる。


「トラブルは白鯨のポートポイントに返したから,たぶん大丈夫だろう。」

「何故変な宝箱の中に居たのですかね?」

「さあな,まあトラブルの予感はしたから,送り返すのが一番だよ。」


あの迷宮図書館の妖精を仲間にする日が来るが,それはミリスタなのかはたまたミリスタを一撃で黙らせた妖精か,他の妖精かはこの先の物語のお楽しみにして下さい………たぶん。


「宝箱は金属製品かインゴットとかだな,あと妖精シリーズで妖精の指輪が複数に妖精のグローブて……」


妖精の指輪は女性用ぽい指輪だけど,あのねんどろ体型に天使的な翼やトンボ的な翼だったが,この指輪のダイヤの宝石の形は地球風の可愛らしい妖精の形で,羽は白オリハルコンでリングは??プラチナとある。

??プラチナてなんだ?あと,妖精のグローブは妖精印のミトンである…………熱い料理とか運ぶ用か?

2つ共に性能等??で解析不能………,虫の巣窟の時のGiftと同じ者が作ったものかも知れない。


だが妖精の指輪だけはこの先ので性能が判明する,妖精のグローブはとある少女により目覚めるのだが,とある分岐点(ターニングポイント)でその少女の運命が変わる。


最後に残った白と黒の宝箱と刀だけ,他の宝箱を私が回収中にトムがトラップとか解除してたが,爆発やモンスターを呼び寄せるサイレンや,魔物を引寄せるトラップ等は解除したらしいが,鍵が面倒な仕掛けらしいが待ってる間に,白い刀を抜きに行く。


「この刀から少し冷気を感じるが,手にすれば分かるか。」


柄を掴み台座から鞘ごと抜き刀を横に


鞘からすぅぅとゆっくり刀を抜く……


「刃文が無い白い刀身の刀………,しかも刀身から冷気が出ている………」


同時にトムも鍵の解除が終わるも,いきなり鍵が解除したので今までの苦労は……と白い刀を睨む。

だが鍵が開いた原因はとある場所を触れたトムなのだが,それを知る事はトムは無いのである。


「マサさん開きましたよ。」

「今行く。」


白い刀を帯刀しトムの元に戻る。

私が着くなり宝箱を開くトム,中味は………感応鉄(かんのうてつ)?と白オリハルコンインゴットと黒曜石の武器と盾,武器は槍とナイフに剣とクレイモア系の大剣,盾は円形をしてるのでガード系の盾である。

ナイフは何か武器てよりサバイバルナイフぽい形状,サバイバルで使えそうだが何処かの考古学冒険家ではないので,出番はあるのだろうか?



「刀以外もそろそろ経験積まないとな。」

「じゃあ僕は………」

「あのゴツイ薙刀だろうトムは。」

「…………何か僕に厳つい武器ばかり使わせてません?」

「そうか?白銀の剣は普通の剣だし,ワームデストロイヤーは砕けたしな。」


ワームデストロイヤーの失態だけは,なにも言えないトムである,それにこの頃はプロトタイプウィップソードを多様している。


「あとプロトタイプウィップソード返して,改良をチョチョいとするから。」

「?改良ですか?」

「実験第二段階だ,例の計画通りで頼むキャナル,あとこの()()()を柄に組込んでくれ。」

『BOXにマスターの計画データーを,インストール完了しました。』


この感応鉄は武器の取っ手や柄に仕込むと,使用者の意識を感じ取り反応するらしいが,まあバイオセンサー的な能力だな。

小石位感応鉄と補強にオリハルコンを少し入れ,大型建築.ユニット製造BOXに入れて数分,改良したウィップソードが少し形を変えて出現する。


「さてと期待通りに反応してくれよ。」


剣を振り上げけんの柄に意思を伝え,前に剣を振ると剣の刀身が前回よりスムーズに延びて行く。


「よし,次は操作性。」


だが操作性の前に出入口の天井に刺さる。


「…………マサさん」

「うっかりしてたよ。」


ジト目で雅史を見るトムだった。


剣を元の形状に戻し一応何処で再検証する。


「さて転送魔方陣を確めるか。」

「………………」


まだジト目で見ている。


「さてトムさんや,転移魔方陣ルーレットに行きましょうかな。」

「…………おやつはいつ貰えますか,小腹が空きましたよ。」

「おやつ欲しいなら言えよ。」


移動しながら大王イカのゲソを焼く,…………イカ臭いだがトムにとっては。


じゅるり


待ち遠しい香りらしいが,途中コケそうになり体勢は何とか成るも,焼いてたゲソが中を舞いトムの顔にダイビングには成らなかったが,逃して成るものかと口に咥えた瞬間軽い火傷をする。


「あちあちあちぃぃ~!!」


あまりの熱さにゲソを投げるトム,再びゲソが中を舞うが雅史が串の取っ手部分をキャッチし,トムに恵みの水で火傷を癒す。


「スマンスマン,さて焼きを再開と。」


涙目で再び歩き出すトムだが,痛い思いするくらいなら生が食べたいと思うトムだった。


「洞窟に入る前にみたが,魔方陣の光が微妙に違うな。」

「………違うのですか?」


何か今間があった様な………


魔方陣は五つ有るが両端の2つは水路の終着点で,魔方陣で海水を移動してるみたいだ,自殺願望は現在無いのでこの先の調査はしない。

洞窟出入口の前にある3つは,真ん中は帰り用の魔方陣ぽいので,左の魔方陣に入る。


「で,左の魔方陣の先は海の真ん中の無人島らしき場所か。」


波の音と,目の前のダンジョンに入る前に見た祠に似た祠と,どんよりとした空と寒そうな風。

どうやらここが北海かも知れない,一応マジックポートを設置して………魔方陣が稼働してる内に入る。


「お帰りなさいマサさん。」

「…………もう食べ終わったのかよ。」


ゲソを食べて待ってた様だ。


「右は南かな………オチ的に。」

「?」


一応マジックポートを洞窟に設置してあるが,行ってみるか右側。


「さてどんな気候なんだ?」


今度は右の魔方陣に入り移動する。


「…………何か日射しが強いな」

「眩しいのですがて,マサさんそこに人が倒れてますよ。」


白い砂浜に少しアラビアンな風貌の少年が,倒れて居る。


「少しメディカルチェックを魔法でするから,何か手掛かり探してくれ。」

「お安いご用です。」


オリジナル魔法等を使い,褐色の少年の状態を診たが命の危険は無い,まあ気絶してるだけぽいが腰に着けた曲刀は,短剣系の曲刀でまんまアラビアンな装備だが,服装は独特感漂う青い麻系の服装に何かややダボダボなズボン,髪は後ろで三つ編みに纏められてる。

左腕には金の腕輪があり,家紋らしき紋様がある。


「戻りました。」

「早過ぎだろう。」


トムは魔法の麻布的な物と,刀の半分位の曲刀を持って来た。


「少し先の砂浜に,壊れた小舟の残骸らしき物の近くに有りましたよ。」

「ご苦労様,ほい残り少ないカニカマ。」


さてこの少年をどう起こそうか………,()()を使うか。


カバンから薬品瓶を取り出し,蓋を開けると独特の匂いがする,虫刺されに使われるキンカンに調合されてる()()

()()を少年の鼻に近付け嗅がせたら。


「ゲェホ………なんだ?この強烈な匂いは。」

「気が付いた様だな少年。」

「マサさん早く蓋閉めて,臭くてそっちに戻れない。」


いつの間にか逃げていたトム,そんなに鼻良かったけ?


「ここは何処だ,爺と兄上は……」

「ここは大和神国の海域の島だよ。」


スキルの地図で確認してあるが,遥か西南に黒い雲と雷が光る場所は,大和神国が抱える呪われた地で有った。

あの何処かに酒呑童子(しゅてんどうじ)が居るらしい,まあ後々はサツマイモとか手に入れる為に,来る予定ではあったがまさか,転移魔方陣で見える範囲まで来るとは。


「で,ソナタは誰だ。」

「そちらから名乗らないのかね。」

「まあ良い」


褐色肌の少年が自己紹介をする。


「我はナージュ王国第二王子の,カシム=ナージュだ。」

「では此方も,冒険者の雅史だ。」

「お供の猫精霊族のトムです。」

「……………」


何か少年………いやカシム王子がフリーズしてるのだが,何か思い出し私に詰め寄る。


「もしや貴方は勇者か英雄ですか?」

「何で皆猫精霊族て聞くと,私が勇者にされるんだ。」

「違うのですか?」

「…………普通の(異世界人)冒険者だけど。」

「でも英雄や勇者は猫人や犬人か妖精族と共に,世界の各国の軍事歯車だったり世界平和守る存在でしょう。」


今ヤバいのが有った様な。


「私とトムはダンジョンを攻略して,転移魔方陣でたまたま転移先で君を発見しただけだ。」


何かガッカリしてるが,私達は戻って最後の一個確認したら買い物したいのだが。


「て,今ダンジョン攻略て言いました?」

「言ったけど。」

「イカを倒しましたね。」

「イカ?」


カシム王子の頭上に?が浮かんでそうである。


「手合わせ願いたい。」


何か口調変わって来てない。


「嫌だけどまあトム相手してあげたら。」

「嫌ですよ,マサさんと稽古の方が武器のレベル上げ経験になりますから。」


私との稽古は経験値稼ぎかよ。


「トム少し相手したら,さっきのマグロを夕食で出す()()知れないぞ。」

「マグロの為なら。」

「…………俺はマグロとやらで対決了承されたのか。」


ダメージを受けるカシム王子,やる気みなぎるトムこれは戦う前から勝敗が決まったな。


「で,現状の状態で手合わせするのかね,カシム王子。」

「………では旅に同行させて下さい,現状国には帰れませんし今は国は他国に侵略受けて居て,今のままでは兄上達に顔向け出来ません。」

「侵略戦争とは欲の皮が分厚いヤツが居るのだな。」


カシム王子が続ける。


「それに大和神国も標的にされてますよ,密偵の話しでは工作員が大和神国に上陸し,先ずは最近B級冒険者に()()()()()を暗殺とか聞いてますよ。」

「「……………………」」


私達狙われてるか?,まさか大和神国の戦力と認識された?不名誉な。

何故かトムは此方を見たままに成ってるのだが。


「どうかしたか?トムよ。」

「何か命狙われてるの一人だけみたいですし。」

「…………!?」

「あれ?B級冒険者は一人では無いのでですか?」


カシム王子が不思議そうに聞く。


「…………………」


あの色物ギルマス長,どんな手続きしたんだ。


「本当に着いて来るのか,まあ私達なら今直ぐにも送り届けれるよ。」

「?どうやってですか?」

「魔法で。」


カシム王子がそんな魔法は無い的な顔をする,まあ実際無いが。


「私はロスト魔法を使える冒険者だから,問題は無い。」

「ロスト魔法使い,でも腰に白い得物を持ってますよね。」

「冒険者と名乗ったけど,剣士とも魔術師とも名乗っては無いよ。」

「………確かに,ですが私は修行がしたいのです,民を救う為にも。」


モンスターや魔物の為の修行なら良いけど,まあ現状この場所に置いて行けないから連れて行くか。


「少しの間だけ王子と同行しましょう。」

「ではその間俺をカシムと呼んで下さい師匠。」

「……………君を弟子にした覚えは無いよカシム王子」

「………何か暑苦しそうなのが仲間に成りましたね。」

「暑苦し無いですよトム師匠。」

「僕も師匠なの!」


トムとの旅に珍仲間が加わった。


「トム,漂着してた剣と袋渡しといてね。」

「そうですね,ハイこれね。」


腰の短剣曲刀より長い曲刀と麻布風な袋を渡すトム。


「その前にと,❮恵みの水❯」


空中で恵みの水を溜め,火魔法で少し沸かして………やれば出来るもんだな,温かい回復湯の完成。


「じゃあカシム王子じっとしててね。」


頭からお湯を掛け,サッパリさせる。


「何をするんですか師匠。」

「だから弟子にした覚えは無いよ,あと海水でベタベタ状態で歩かれてもな。」

「私は砂漠の民の王族,この程度。」

「風呂嫌いか?」

「………いいえ実際気持ち悪かったです。」

「何でやせ我慢するのですかね?」

「砂漠では水は貴重ですし,海水は飲み水には成りませんから。」

「「………………………」」


ここは大和神国海域の島なんだが,トムと顔を見合せやれやれと思うのだった。


「次は超手加減の❮熱風❯」


❪熱風とは❫


風と火の合成魔法で,目標全体を高温の熱風で攻撃する。

術者によってはとんでもない熱風も放てるらしい。



吹き飛ばない程度の暖かい熱風で乾かす。


「………………」


何故かトムが居るのだが。




カシム王子を乾かし終わり,ダンジョンの転移魔方陣で戻る。


「本当にダンジョン攻略後だったのですね。」

「次は真ん中のだな。」


カシム王子が不思議そうに聞く。


「もう一つは行かないのですか?」

「もう行ったから,後は真ん中だけだよ。」

「…………そうですか。」


何でガッカリしてるんだ?


「さてダンジョンを出るぞ。」

「ですね。」

「え?これ…………」




-伊岡ギルド-


私は看板受付嬢の一人で名は咲,数日前に山向こうのギルドで飛び級B級冒険者が誕生したらしい。

ギルマスが何か悔しがってましたが,あの筋肉ギルマスが地団駄踏むとギルドが揺れるので,おちおちマッタリ出来ませんでした。

その数日前は海外の異人さん達が,依頼見て旅立ちましたが帰って来ません,少女二人居たので盗賊に誘拐されて無ければ良いのですが。


「コラ,咲仕事しろ。」

「ギルマス~,例の冒険者見たさに冒険者は山向こうに行って,冒険者が居ません。」

「ぐぬぬ」


厳つい顔にスキンヘッドの一部に古傷があり,大和神国では珍しい高身長の2メートル超えの身長おオッサンが,17の受付嬢に諭される。

他の受付嬢や職員も苦笑いで傍観する。


「例の探索頼んだ冒険者達は。」

「未だに帰って来ませぇ~ん。」

「お前本当にやる気あるのか?」


入って2週間のバイト?をしてると思う私。


「学生しながらなので。」

「あれ?卒業したんだよな?」

「寺子屋の方は。」

「………………,まさか」

「異世界勇者様の作った,高校生?まで義務教育は来週です。」

「……………,水戸藩の大学とかは?」

「めん,親を楽させたいので行きません。」

「今面倒て言ったか?」


以外に地獄耳なんだよね,このハゲ。


「今俺の事をハゲて言わなかった。」

「言ってませんよ。」


口では,何で感が良いのだろう?悪口だけ。


「さて調査中の者達の現状調査を誰に頼んだものか。」


今何かギルドの中心光った様な。


「………何だろうあれ?」

「何だ咲,昼寝し過ぎてねぼ…………何だアレは。」


ギルド中心に不思議な光の紋様が浮かぶ,光は激しさを増し光がギルドをに溢れる。





「?建物中に出たぞトム。」

「何でダンジョン出口の魔方陣の出口が,建物のなかなんですか?普通入った場所では。」

「師匠達,ギルドの職員が唖然としてます。」

「私は師匠に成った覚えはない。」


どさくさに紛れて師匠と呼ばないで欲しい。


「いつか弟子と認めて貰います。」

「カシムお………くん諦めて。」


厳ついオッサンが接近して来た。


「何者だ貴様ら。」

「「冒険者です。」」

「その冒険者に助けられて,弟子入り志望者です。」

「……………,冒険者カード見せろ。」


厳ついオッサンがカードを要求して来た。


「カードを何するつもりだ。」


トムと戦闘体勢に入る。


「ギルマス,ちゃんと自己紹介しないから。」


眠そうな顔をした受付嬢?らしき少女が厳ついオッサンを,ギルマスと言っている。


「………三上ギルマスはやはり特殊だったか。」

「あんな役人上がりと一緒にて,アイツの知り合いか?」

「一応冒険者登録したギルドは,あっちなんで。」

「ウン?あっちで登録?」


何かハ………スキンヘッドが難しい顔をしてる。


「今俺の事をハゲて言わなかった?」

「?言ってませんよ」


心の中で言いそうに成ったが。


「ギルドなら売りたい物が有るのですが。」


眠そうな顔をした受付嬢がこちらに来た,何か頭撫でたくなる可愛さだな。


「あのお~頭撫でないで下さい。」


黒髪に少し光で赤毛に見える小さい身長のギルド受付嬢が,赤い顔をして頭から手を払う。


「何か頭撫でたく成ってな。」

「「「「うんうん」」」」


ギルマスと本人以外のギルド職員達が頷く。


「このギルドのマスコット受付嬢なのかなお嬢ちゃん。」

「これでも17歳だよ~」


少女が半泣きで叫ぶ。


「の妄想をした小学生かな?」

「だから私は17歳なんだよぉ~,あの銀髪と金髪冒険者みたいな事言わないで。」


他にも言われたんだ。


「それよりも冒険者カード出して下さい,受付が出来ません。」

「小さい子なのに頑張ってるね,いいこいいこ。」

「だから頭撫でないで。」


それにしても某ファミレスのポニーテール店員に似てるが,身長は分からないが一部が完全に違うな。


すぃーとん


「何処を見てるのですか?」

「胸だろう?」

「胸でしょう。」

「体格だけど。」


失礼な胸以外も見てるぞ,ちんまい身長とか。


「今誰かちんまいて思わなかった。」


少女の長いアホ毛が動いている,異世界ではアホ毛がマンガみたいな能力があるのだろうか?

置いてきぼりの厳ついオッサンは,ギルドの隅で拗ねて居るが誰も気付かない。

カードを渡し受付を終え,アンデッド海賊達の武器防具を処分する。


「錆びてたりしてますが,この量異常なんですが。」

「まさか本部が通達が来て,ギルマスが騒いでた噂の冒険者?」


少女受付嬢と商業ギルドの女性が何か言ってる。


虎の痛みあるのと,影豹は後でバ………色物ギルマス長に売り付けるか。


いつの間にか復活した伊岡のギルマスが話し掛ける。


「お前さん仕事をする気無いか?」

「買い物したいのですが。」


ち……受付少女が手を挙げる。


「私が店案内すれば直ぐ終わるよ。」

「確かに咲なら,ジジイ連中に足止めされるな。」

「ダメじゃん。」

「使えないですね。」

「幼女よ使えないぞ。」

「そこの褐色野郎,私は幼女じゃあ無い17歳だ。」

「俺が正真正銘の17歳だ。」

「ぐぬぬ」

「フンそんな身長で………」

「ハイ,ストップ。」


さて変なループに入る前に,依頼を聞いてから買い物行く事にするか。


「で,依頼内容は?」

「あの銀髪と金髪少女のパーティーの件ですよね。」

「咲,俺が言う前に割り込むな。」


?銀髪と金髪少女のパーティー?たぶん旅のパーティーだろうが,美少女なんだろうか?


「精算が終わりました,錆び等の状態等を差し引いて30万アイリスに成りました,また有りましたらお願いします。」


商業ギルド職員嬢からカードを受け取り,以外に高く売れたが意外な物を売ったからであった。


「黒い毛皮一枚が特に高い査定でしたよ。」

「……………え?」

「やっちゃいましたねマサさん。」

「それでは。」


ギルド職員嬢はそそくさと帰って行った。


「続き良いか?」


伊岡ギルマスが続ける。


「怪しい団体や盗賊の目撃の報告があってな,地域の人から目撃情報や目撃地域の場所を,聴くだけの依頼だったのだが。

もう遅くても昨日帰って来てるはずだが。」

「報酬はどれくらいだったのですか?」

「10万アイリス位だったよな咲。」

「ギルマスなのに忘れるなハゲ,20万アイリスでしょう。」

「俺はハゲてない,古傷でスキンヘッドなだけだ。」


分からん相場だな?妥当な金額なのだろうか?


「親子喧嘩はその辺で。」

「俺の娘はもっと可愛いぞ。」

「こんなのより父様の方が格好いい。」

「…………………」


火に油を注ぐだったか,父娘…………ぽく無かったな良く見れば。


「さてと」

「「さてとじゃない。」」

「その少女達のパーティーを様子を,見て来いて事ですね。」

「ついでにその近くで目撃されてる,怪しげな者と盗賊の情報を。」


怪しげな………それもしかしてと,カシム王子を見ると頷く。


「その怪しげなのは,カシム君後は頼む。」

「はい,マサ師匠。」

「もう疲れたから反論も肯定もしないぞ。」

「で,怪しげな者の心当たりあるのかね。」

「ハイ,俺の知る限りこの国で飛び級した冒険者の暗殺工作員ですよ。」

「まさか今ナージュ国に侵略してるあの国か。」

「そうです,貴国もその内宣戦布告しますよアイツらに。」

「これは殿に報告だ,こうしてはおれん城に報告に行く,まあ飛び級冒険者は大丈夫だろう。」

「何故ですか?」


カシム王子が聞く。


「規格外ので無ければ飛び級なぞ無理さな。」


何か此方に言われた気がするが,まあ雑魚なら捕まえて海に沈めとくよ。

命を狙った代償は払って貰う。


「さてと,行くぞトム。」

「何で俺が入って無いのですか師匠。」

「では依頼受けました,後で来ますね。」


ギルド職員はトムを見てまさかとフリーズする。


「買い物どうするのかな?」


一人呑気な少女とギルマスは除く。




では次回に続く。




カシム「遂に師匠との修行旅と言いたいが。」

魔法弟子少女「次回私も合流の話しね。」

カシム「この後のドSな修行に比べたら,この頃の無邪気さが羨ましい。」

「ほう,まだ足りない様だな。」

2人「「げぇ!?」」

トム「ノコノコ出て来るから,カシム君は修行再開ね。」

カシム「ちょっと待って下さいトムさん」


トムに修練場に引き摺られて行くカシム王子。


「早く安定した飛行をマスターして貰うぞ。」

魔法弟子少女「ひぃ~」


近くには練習に疲れ倒れた,金髪少女と黒髪の女性が居る。



では次回お会いしましょう。



















何とか年内に書き終わった,では来年お会いしましょう。

ではまた来年。

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