第27回元オッサン異世界人飲み会 新年会
さて忘年会の次は新年会である、やっぱり新年会は必要枠だよねたぶん……未成年達は、今回は呼んで無いしマリも呼ばない。
それに今回は義両親達が数名やって来る、ついでにルーウィックさんも参加する、食べ飲みするがそこは数名に分ける、何時ものメンバーにエリアにキジトラ関連エリア、女性陣エリアに分ける。
先にもう来てる何時ものメンバーは、茶とせんべいを出して全員集まるのを待つ、ルーウィックさんはもう来てルキアさんとジェラールさんと、今年の方針を話し合って居るが此処は会議室ではない。
エーベリック義父………面倒だからさん継続、エーベリックさんとサレンさんが来て、トム達が案内する次にヴィッツさんとエルテナさんにリセさん、義弟のガロードと義妹のシェスタは、離乳食から年末には柔らかい食べ物に成り今はハイハイしながら、眼帯に攻撃してるらしいがまあ地球だったらもう、一歳は過ぎてるし早くはないよね。
今日はロゼに子育ての苦労を教えてるらしいが、大半仕事が忙しい時は雇った乳母に頼んでるらしい。
続いてはキャスビル王とエフェルナ王妃が、お忍び服装で来たが何時もより派手で、浮いて居るのは見なかった事にしてロイドさんと、パウエルギルマスが何か顔を引き吊らせて此方を見てる。
紅茶やお茶を出しつつ待つと、ローリエさんと一時帰り中のクロイツくんまで来たが、後の社会勉強だろうか?
何故かその後ろにバナージ王子にフローラ姫まで、やらかしてくれたなローリエさん。
ついでに仕事終わりだったゲルダーさんを、トムが呼びに行き来た所で新年会開始、先ずは明石鯛の塩釜焼きを出し三つを割一緒に数人と、鏡割りの様に割り取り分けて行く。
フローラ姫達始めて食べる面々は喜び食べる、トムに頼み秘蔵のジュースをバナージ王子達に、トムがジュースを入れ差し出す。
バナージ王子達は酒を解禁したみたいだが、まだ早かったらしく少し飲んで酔ったらしい、まあ地球ではまだ未成年の部類だからね、私は肉体以外はオッサンだから良いのだ。
まあ少しした旅の話をするが、異形の魔族を見掛け倒したらしいが、バナージ王子以外何も出来ずに悔しかったらしい、後でクロイツくんに神酒か神聖酒でも渡そう。
まあ神聖酒は焼肉のタレに使ってるが、基本私とトム以外には使って無いが、この頃使って無いし酒も飲んで無いが明くに判定されて無いよね?
注ぎに鯛の刺し身を出しスノーバードの、肉入り茶碗蒸を出したが好評だった、珍しくバナージ王子にフローラ姫にクロイツが、おかわりを頼んだ珍しさ。
ルーウィックさんは肉の方を出して欲しいと言ったが、もう倉庫に入れた以外はもう入れないと言っておいた、新しい肉類はゲルダーに相談してと言っておいた。
これで解体しても売り先が増えるだろう、それに蜂の巣に成ったモンスターや魔物も、全部ゲルダーさんに渡してたが何か言いたげだった。
「このチャワンムシて食べ物は、いくらでも入りますね」
「確かに美味しい、クロイツ食い過ぎだ」
「お兄様も食べ過ぎですわよ」
三人共に4回おかわりしてるが……クロイツは、もう5回目だったな……もう少し大きめの器が必要だな。
「松茸のロビン蒸し出せぇ~」
「松茸の茶碗蒸もな」
「そんな物は前に食い尽くしたでしょうが」
まったく四季エリア消えた影響は、凄く手痛た過ぎる。
雅史の行動が悪いとは知らない、それにアレは雅史の物では無いので文句は言う資格はない。
「このウイスキーもなかなか」
「年末に飲んでましたよ」
「私はそんな記憶はない」
まああんだけベロベロに酔って飲んだらね。
キャスビル王達は一部記憶が飛ぶ程、年末パーティーで飲み過ぎて居る。
「キャスビルまた飲み過ぎたら、休憩無しで公務よ」
エフェルナ王妃の一言に、キャスビル王の顔から血の気と酔いが醒めて行く。
更に鯛飯を出したら恐ろしい勢いの四人に、周囲はドン引きしたのは言うまでも無い。
鯛茶漬けまで四人は食べ食い倒れた、仕方無いと担架班トム分身達が搬送して行ったが、次回は搬送費用を吹っ掛けよう。
妻達用に作り途中のフルーツケーキを、前にシャロの裏誕生日に使ったエルフとダークエルフの里の、フルーツの残りを使い閑静させ出したが、相当好評だった。
バナージ王子はヴィッツさん達に話を聞き、言えない部分以外の話や人の上に立つ苦労に、国は国民無しでは成立しない事を話す、独裁や自分中心や政治独裁は国民に支持されないと言う、国民が居るから国は成り立ち貴族や官僚や王は、国民に支えられ国民も手に負えない者は、政治が支え自然災害やモンスター災害、福祉や医療や国民が安心し暮らせる国造りは、国が続く限り貴族や王族の責務だと話す。
悪しき貴族や身内を裁くのも、それで身内から批判されても先ずは、国民を苦しめる政治は許して成らないと話した。
「だが此だけは忘れてはダメだ、身内を断罪する最後の決定権は王だ、バナージ王子はいつか王位を継ぐがその時家臣には、余計な感情を捨て非情な判断をしなければ成らない時が来る」
その道を進んで来た父を見るバナージ、何かを決意した様にクロイツは服を握り、母ローリエを見てそして結婚して家を出たエルリーナ、末の妹エリスを脳裏に浮かび後日母と王に直訴に行った、このクロイツの選択はまた雅史の人生と時間軸を分岐させた、そして……クロイツは帰る前に母ローリエに向き合い。
「母上お話が有ります」
クロイツの真剣な顔にローリエは向き合い。
「屋敷で聞きましょう」
その日クロイツとローリエの、ターニングポイントに成った。
そしてその分岐は有る者達にも影響を与えたのだった、それはエリスとフランソワーにガヴリエフに、祐奈とルイーズにとても影響した。
それはローリエの隠居にも関わり、ガヴリエフが帰って来る事件が何故か消えた、そしてサトシ達は異世界ワープに失敗し、その後元の世界に帰れたトム夫婦以外消息不明に成った。
分岐した世界は加速する………