久々の二人旅へ
カシム達がやって来たが花梨の姿は無く、探しに行くと自分が使った時は大丈夫だった簡易ポートが、何故か砕けて居て花梨の姿を探し出す事は出来なかった、キャナルに頼んだが見付からず白鯨の不思議な存在が、現れた場所に行ったがあの爺さん以外居なかったし、何故か現れなかったので打つ手が無い。
仕方なくカシム達に話し道具の暴走で、何処かに飛ばされたかも知れないとカシム達に話した。
カシムとレイナードに詰め寄られたが、何も出来ないと話し打ち上げは中止に成り、カシム達は雅史から離れた誰にも何とも出来ない事は有ると、カシムとレイナードも知っているが仲間の突然の別れは辛かった、一人誰もが忘れてるが。
そしてカシム達が旅を再開し紺色の服を着た、がま口カバンを担いだ三毛猫の猫精霊から、がま口から手紙を渡され猫精霊は霧の様に何処はかに消え。
その手紙にはある人物からの手紙だった、カシム達はいつか雅史に謝ろうと先ずは、近くの村に現れた異形の魔族を倒しに向かった。
雅史達は修業の地を探す前に、なんとなくあの場所に行くとまたゴブリンが。
「雑魚だが見逃せないな」
「雑魚だけどゴキブリよりしぶとい」
「オレ……オレ………」
壊れた機械の様にオレしか言わないゴキブリンを倒し、また変な肉塊が居ないか確認してから、この浮遊島に浄化魔法をしてからエトワールで、新たな修業の地を探しに他の銀河に向かった。
エルビー博士の最大最高の技術の結晶で、隣の銀河に何故か四日で着いたが、エルビー博士の予想以上のポテンシャルを発揮した。
他の銀河も修業には向かず五日目の最後の星で、修業をする事にした。
❪ブルーウォーター❫
地球よりやや大きな星、だが居るのは強いモンスターや太古に死んだ武人の、スケルトンが居る星。
強敵のモンスターに雅史は生き残れるか?
エアーウイングで二人は降り立ち早々、麒麟の様な角が生えた巨大ワニ?と遭遇した。
『それはドラコンアリゲーターです』
「またややこしいモンスターだな」
『確かにモンスターですね、魔物はスケルトンだけみたいですよ』
トムと視線を合わせ立ち向かう、トムは大地を蹴りジャンプし見えない斬撃を爪から放つ。
だが皮? 鱗? が固いらしく弾かれる、雅史は神速サードで新武器の神鉄複合の竜神剣で居合をするが、身体がデカく一撃では致命傷には成らない。
「防御力が半端ないな」
「心臓に近いのと頭………狙ってませんね」
だがドラコンアリゲーターは、口から毒ブレスを吐くが意味は無いのに驚く、前足を上げ鋭い爪を出し雅史とトムに攻撃するが、素早く消え躱され更に驚く。
自分より弱く貧弱そうな存在を一撃で倒せない不思議に、角に微細の気配を感知し再び次は腐食ブレスを吐くが、全く手応えは無いが周りの植物は枯れて行く、微細な気配は左右に別れたが攻撃不可能な場所に居る、暫くすると頭が砕ける痛みと共に、意識が消え行くのだった。
「ドラゴンスパイラルクラッシュ!!」
妖精の槍で技を発動し、脳天目掛けて龍の闘気を纏い突き刺す、闘気は脳天をかち割り砕けたみたいだ。
「やっぱり頭攻撃が有効だよな」
「ですね、次も倒しましょう」
更なる敵を求め歩いて行く、解体BOXは何とか解体を始めたぽい。
だが雅史は知らない、解体して良いのか迷う解体BOXに。
「何か巨大な鷲飛んでますね」
「レーザーで撃ち落とせそうだね」
雅史は脳天を狙い手をかざし放つ。
「レーザー発射!」
二十本の光の線の軌道が空飛ぶ巨大な鷲目掛けて、高速で向かい逃げ惑う鷲わ追いそして脳天を貫く。
「経験値毎度あり」
「魚倒しましょうマサさん」
どうせ食べたいからだが、食料増やすのは賛成なので先ずは川を目指す、ドラゴンアリゲーターが居たくらいだワニは水辺に生息するから、歩き回り川を見付下流に歩きながらドラゴンアリゲーターをトムが狩り、ツガイのドラゴンアリゲーターも狩り、途中ビック芋虫の群れを倒し更にシルバーファングて言うアーサー級狼を倒し、その群れを壊滅手前まで追い込む。
「デカイし爪が鋭くとも、どんな装備だろうと勝てるのだよ」
不思議シリーズの着物姿では、説得力はない。
「猫精霊体術、キャット拳!!」
右前足に闘気が光りシルバーファングの顎を捉え、殴り猫のシルエットの闘気が貫通し、シルバーファングの脳を破壊した。
「初めて使ったけど、何か小腹が空く技だな?」
❪キャット拳とは❫
ある程度の体術レベルと、レベルに合った敵に遭遇しないと現れない技、どんな敵も当てた場所の内部を破壊出来るが技消費は150とコストもそれなりな技である。
「もう一撃! キャット拳!!」
片目が塞がったシルバーファングの顎を捉え、また脳を破壊し土煙上がる戦場を、トムは無双し腕を組み威風堂々とシルバーファングを蹴散らす。
「次掛かって来いやぁー!!」
やる気満々過ぎだ、雅史は妖精の槍を使い流星衝を連発で放ちシルバーファングを狩る、前足を神速トップを使い尻尾を避け、爪を躱し更に同時攻撃の前足を躱す。
「連携とか狼は一匹だろ」
文句を言いながら更に狩り、吠えるシルバーファングの合図で逃げるまで戦い続けた。
だいたい二週間位で海に出て万能スーツを出し空から海のモンスターに挑む、ビック芋虫を放り投げ群がる水棲モンスター達、二本角のマグロがビック芋虫を食い、ビック芋虫を噛る鯨以上の鯛が居る。
「頼むドラグーン!」
『お任せあれマスター』
フィンをパージし二本角……
『鬼鮪 ですマスター』
鬼鮪と鯛を脳天目掛けドラグーンが攻撃を開始、撃ち貫いたモンスターを回収して血の臭いに現れた、ワニの様な口に手足のようにある四つのヒレ、グジラより巨大な体のリオプレウグランドロドンて、グリーンの水棲王系魔物がビック芋虫と鮫を襲い食い千切る。
「ドラグーン! 奴もヤレ」
『了解マスター!』
『しくしく俺は呼ばれない……』
ドランを呼んでどうなると言うのやら。
リオプレウグランドロドンの脳天を狙うが、動きが邪魔で鼻にレーザーが当たるも何故か弾かれる、ドラグーンは出力を上げ次は脳天を確実に狙い、閃光の様なレーザーを放ち貫く。
リオプレウグランドロドン数体を倒し、カバンに収納されて行く更にビック芋虫を落として再び狩り、リオプレウグランドロドンは未知の食材なので、調べる必要か有りそうだが流石に銀河間移動は不可能なので、一応試したいが死にたくも無い。
同じモンスターしか現れないので、トムと一緒に移動する途中スノーバードて白い空飛ぶ鶏、プテラノドンクラスのと遭遇しヘッドショトし撃墜し、四つの蛇頭のヒドラをドラグーンが倒し革以外使えないが困る、更にスノーバードの群れをドラグーンが狂喜乱舞に倒す、ドラゴンの時の血が騒いだのだろうか? もう流れる血は無いが。
北に向かいモンスターや魔物が減り、人類が築いたらしき巨大な城の様な、巨大遺跡を発見し降り立つ。
日も暮れ始めたのでスキルを使い、周囲モンスター確認をしてからたまには外で食べる、解体されたスノーバードの肉を取り出し、バーベキュー台を出し備長炭に火を着け、肉を切り串を刺し一本焼いて行く、焼き上がってる端からトムが食べ猫舌なのに欲張る、トムに食べられる前にやっと一本取り塩と、極上な肉の柔らかさのに感激する。
皮も焼き固そうな筋肉部分も焼くと、流石に固いらしくトムの食べるペースダウン、今度は焼く時は硬い肉質から焼こう。
砂肝や軟膏まで焼けば食べるトム、食欲の底が抜けたかトムよ? 更に焼き、焚火ををして今度は直火焼きにして回転させながら焼き、直火焼きはスライスして食べたがなかなか……
スノーバードのチキンハンバーグや、メンチカツなんかも試す価値有りそうだが、やはり唐揚げに勝るもの無しなので、トムが居ない時を狙い後で唐揚げにチャレンジ。
一応モンスター避けを設置して、旅ハウスを出して火を消し一泊する。
翌朝石レンガの城の様な遺跡に入る、遺跡の中は草が生え蔓が延び黒い奴の存在は無い、二番目にキツイ奴の姿も見えない、両方共に触角に気持ち悪い姿だからね、両方共に飛ぶし片方はジャンプ力すらある、やはり城らしく天井が高く空間も広い。
割れてたりする石タイル張りの床を歩き進むが、宝箱は無いが嫌な予感しかしない、朽ちた鎧らしき物や食器がたまに見える、だが二人は進むが一回全てを見渡したが、地下に向かう階段四つと上に向かう階段三つ以外何もない、次に二階に向かい踊り場で二てに分かれてたが、結局どっちも二階なので右に行き二階を探索する。
二階を見て回るが一階より奥行きの先が見えないが、腹が減っては動けないので、何処か食べれる場所で食事にする、火を使っても大丈夫か不安なので、クッキーバーを私が食べ前に買った。キャットフードをトムに渡しバリバリと食べる。
再び歩きだし色マーキングとイメージ画面に、スキル地図に歩いた足跡を残すが地下の方に、点滅して敵反応が示されるが、さて地下はどうせスケルトン系が居そうな気がする。
二階前半は何もないが奥に行くと王の間らしき場所や、松明の煤の跡等が壁に残って居た、更に壁を調べたりすると仕掛け抜け穴とか、まだ使える仕掛けも有ったがその先は、蜘蛛の巣に埃の山とキツイ。
まあ城の裏に抜ける道みたいだが、好き好んで埃て蜘蛛の巣に突っ込んで行く気は無い。
鉄の扉をトムが解除したが錆びてたので、トムが蹴り開け突入するが蜘蛛の巣だらけの鉄の全身鎧に、オリハルコンに金の装飾に鷲の家紋の鎧、ひび割れた精霊石の魔術具に聖霊石が、剣の鍔に埋め込んだオリハルコン両手剣。
エアーガードで埃避けしながら進み、奥の頑丈な鉄扉はトムが切り鉄は再利用の為回収し、中を見たら金の延べ棒に鷲の刻印金貨が大量、妻達の生活費に使わせて貰おう。
基本再利用出来る金や珍しい金貨は、冒険者ギルドが本部か商業ギルド本部が買ってくれる、珍しい刻印の金貨収集家やコレクター貴族等居るらしい、某中二病眼帯は騙され易いのでお勧め出来ん。
前にダンジョンで手に入れた太古の金貨に、興味津々に見て懐に入れようとしてたし。
まあロゼも親子だなて思う行動をする、シャロの目を盗みチョコをもっと食べたくって、懐に仕舞い部屋に持った行こうとしたり、色々困った婚約者である。
カバンに回収し玉座の間で一晩過ごし、交代の警戒しながら眠り翌日は身体が痛い。
凝った身体を解しスケルトンと戦う気は無いので、上を目指し地上部全て回るのに三日掛かり、二つ目の宝物庫に王の部屋に在った隠し部屋財宝、王御用達の精力剤は興味深いから材料の解析をする、まあ殆んど結晶を分析だけど。
一部判明しない薬草や素材が有るので、この星固有薬草も有るかも知れない。
ポーションや薬剤は割れてたり、風化とか劣化が激し過ぎるが、精力剤は大切に保管するなら他も大切に保管して欲しい。
遺跡城を出て山に修行に行く、ゴリラをふた回り大きくした体格の、グリーンの毛の山男や白い毛の雪嵐親父て変なゴリラ貰いたが、顔以外全堅そうな身毛に覆われて居る。
縄張り争いか殴り合って居るがゴリラに興味はない、だが見てたのを見付かり走ってやって来る。
「襲って来るのは一緒に来るのかよ!」
「ふざけたゴリラですね!」
二人で迎え打つがグリーンの毛の山男が、走りながら周りから岩を浮遊させ、ロッククラッシュを放って来た。
「ゴリラのクセに魔法使うのかよ!」
「アッチもですよ!」
白い毛に覆われたゴリラの雪嵐親父が、何処から出現させたのか分からないが、大雪玉を投げ飛ばす。
「全部回避だ!」
「モンスターのクセにとんでもない攻撃を…あらよっと、して来ますね」
ロッククラッシュを神速を使い回避し、落ちて来る大雪玉を避け刀を抜き二人で斬り倒す、斬り倒した瞬間何か堅そうな物を切る感覚に、何故か似てた気がしたのは気のせいだろうか?
暫く開けた山を歩くとムキムキな白い、ボクサーラビットが黒いキックボクサーラビットと、殴り合いをしてた……群れ単位で。
「人類が絶滅するよね、この過酷な環境なら」
「血の気が凄いですからね」
戦いをや見てたが鋭い動きやフットワークは、トムが上だがムキムキだけなら彼が餓えだろう。
目を血走りながら戦う姿は、ウサギのバーサーカーにしか見えない。
その内ソロと戦う事にし気付かれない様に去る、まあトムなら倒せそうな気がする様な………
山には昔死んだらしい石の墓標や、石積等が点在し過酷さが伺えるが、モンスターの屍も有るが冬虫夏草が付いた屍から採取、なかなか貴重な冬虫夏草回収は、薬用エナジーポーション原料と未だに改良中の、新薬用エナジーポーションに持ってこい。
トム分身にも頼んで同じのを頼み回収して貰い、何故かボクサーやキックボクサーまで、狩ってる分身まで居るしなんだかなぁ~
トムと更に進む修行をする為に。
トム「鶏肉美味かったよ」
エネーブル「羨ましいぜ、それで俺の分はトムさん………」
トム「無いよ?」
エネーブル「そりゃないぜぇ~」
次回に続く