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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
大和神国編
14/260

決戦,諏訪岡湖大迷宮のBOSS戦 前編

物語は色々な人が,人それぞれの物語を紡いで行きますが,さてとある人の名が遂に解禁です。

通路の先で私とトムの前に立ち塞がった敵は,異様な魔物だかモンスターであった。

何故か肩らしき所に黒いマントを着けて,下半身は魔術師みたいな格好なのだが,顔とかは薄い光の影響かやや紫の様な青い様な色の,縄文タコみたいな感じの敵である。

しかも敵は魔術杖を持って居て,既に戦闘体制で此方は後手を踏む。


「タコのモンスター?だか分からんのが,魔術師とは解せん。」

「不味そうな色だから要らないですよ。」


トムはタコのモンスター?に,喧嘩を売ると同時に嫌な予感がして防御魔法を展開する。


間に合え。


(とな)えずに無演唱でマジック٠イージーフィールドが,一瞬で展開と同時にタコモンスター?から真っ黒な魔弾の攻撃が放たれた,同時にキャナルから情報が入る。


『マスター,あれはディープマジックキャスターと言う,タコの魔物やモンスターの進化系の一つです。

今の無演唱魔法は,魔王魔法と判明しました。』


❪魔王魔法とは❫


魔王が作り出したと言われている,魔物やモンスターや異形の者が使う魔法である。

実際は魔王が作り出した魔法かは定かになって居らず,無詠唱で原理は不明である。


真っ黒い魔弾がフィールドに着弾と共に,激しく爆発するもフィールドは大丈夫ぽいが,破壊力はヤバそうである。

現に今の攻撃の爆風で,天井の一部が降って来たからである。


「厄介だな,接近戦が有効だと思うが……。」


トムが此方をみて何か言いたそうしにしている?あのディープマジックキャスターの事かな?だが次の魔法がフィールドに直撃する。

フィールド無傷だが威力がさっきより強い,爆風のソニックブームの影響で,天井から落下する石の大きさがどんどんデカく成る。


「落下して来る石で,フィールドの耐久が持たないな。」

「では僕が倒して来ますよ。」

「たぶんあの目玉の間の眉間を貫けば,倒せるはず。」


トムは迷わずプロトタイプのウィップソードを取り出し。


「剣よ伸びろ!!」


フェイントとフェイクを混ぜながら,トムは剣先を眉間に一撃を入れる隙を狙う。

向こうも魔術杖の宝石部分に黒い炎がらしきのが,形成し始めている。


「あの黒い炎らしきのヤバい気配を感じる,放たれる前に倒すぞ。」

「アレ,そんなにヤバいですか………了解,援護頼みますマサさん。」


光魔法でトムを援護する。


「行け!❮サンライトアロー❯!!」


魔術杖と足元を狙い複数の,光の矢が光の尾を引いて足元に着弾し体勢を崩し,魔術杖を持つ触手にも当たり(宙)に飛ぶも,他の触手が杖に伸びる寸前で。


「そこだ!!」


体制と杖が宙に飛び気を逸らした隙を付いて,トムが眉間を貫く。

紫の様な血飛沫(ちしぶき)を放ちながら,ディープマジックキャスターは力尽きる。

ディープマジックキャスターが居た,後ろの階段の先から光が発生する。


「コイツが階層主かよ,魔王魔法て何か厄介な魔法だな。」

「………マサさんがさっき使った防御魔法は,魔王魔法では無いのですか?」

「?……………,何故か無演唱で展開出来た精神魔法だぞ。」

「たまに無演唱な時有りましたよ。」


そう言われれば,一度使った魔法をたまに無意識で,魔法放ってた気がするな………。

今度意図的に出来るか,無演唱の練習してみようかな。


「さて階段を登って宝箱回収したら,ラスボスの居る最下層だぞ。」

「腕が鳴りますね。」


腕が鳴るより何か,ヨダレらしきのが光ってるぞと思う雅史だった。


じゅるり


「じゅるりてトム………」

「これは武者震いてヤツですよ。」


無駄な言い訳をしながら前足で拭いて顔を洗うトム,誤魔化してるみたいである。

階段を上がった先に着くと,虹色の宝箱が一つと金色の宝箱が数個ある。

あと金色と虹色の宝箱は,中身回収すると何処かに消えるので,金や虹色の宝箱の素材解析が出来ない。

RPGみたいな世界だと染々思う,まあ異世界だし………まあ普通の木の宝箱は開きぱなしでそのままだが。

金の宝箱には妖精シリーズがあり,白鯨でアースドールが育ててたハーブを乾燥したり生のが一式や,妖精のティータイムと言うポーションが入ってた。


「この妖精のティータイム,何か面白いな……小さい採取試験管みたいな容器に,蜜色の液体が入ってるぞトム。」

「あのちんちくりんの仲間が作ったのですよね?」


ちんちくりんてトム………,それはさて置き


『置くんじゃあ無いかしら。』


………何か聞こえた気がしたがさて置き,鑑定解析するとこの妖精のティータイムは,精神崩壊等の精神異常や錯乱回復の特効薬みたいである。

まあ敵の魔法での精神異常は,魔法でも解除出来るがこれはトラウマとかにも使えるらしい,ヤンデレとかヤバい人物に効くのだろうか?

まあ他にもリフレッシュや(MP)(WP)体力(HP)の全回復のオマケ付き。

強敵戦で必需品に成りそうである。


雅史はまだ知らない,この時ある救出フラグが何本か立った事を,そして一つのフラグには救出する対象が悲惨な目に合い,身も心もズタボロである。


「さてと虹色の宝箱の中身はナン٠チャラ٠ホ~ィ♪」


トムがツッコミを入れる。


「それ,地元の踊りの歌詞の一部ですよね。」


良く覚えてたなトムよ,小学生の頃は運動会で踊らされたな…………。


「さてと」

「…………僕のツッコミはスルーですか,………そうですかスルーですか………しくしく………」

「………今のツッコミだったの?」


ツッコミはツッコミと認識されなければ意味が無いのである。


「虹色の宝箱の中身に何故釣竿?しかも電動風の海釣りリール式の,何処ぞの亡き黒光り俳優が愛用した,カジキとか釣る竿みたいだなこれ。」


釣り竿等の一式の鑑定をしたが,素材不明で魔力でリールが稼働するらしい以外は全て不明である。

しかも疑似餌付き釣り針はクジラでも釣るのか的な物から,複数釣り用の物まであり疑似餌ない針もあるが,基本疑似餌無い針はデカイ釣り針である。

何を釣る専用なのだろうか?マヌケなあのマグロだったりしてなと。


またまたフラグを立てる雅史,どれだけフラグを立てるつもりだろうか?


「剣より刀身が長く少し面積が少ない剣………薔薇の装飾がしてあるな………名前はと,薔薇の蜃気楼(ローズミラージュ)円舞(ダンス)か………何かバラの華とか連想する技とかありそうて,固有技何かベルサイユ的な技あるな…………ローズミラージュ円舞剣て,完全薔薇乙女とか貴族が使いそうな技名だな。」


旅で似合いそうな人にでもプレゼント用にするか,金髪か銀髪のお嬢様に合いそうな気がするな。


「何を真剣に考えてるのですか?」


剣を凝視して考え込んでたので,トムが話し掛けて来たぽい。


「金髪や銀髪可愛い系お嬢様とか,異世界に居るのかなとかな。」

「ま٠マサさん…………」


何でそんな哀れみみたいな目で私を見る。


「でこのデカイ槍は………竜槍(りゅうそう)………,素材は竜鱗(りゅうりん)て竜の(うろこ)加工槍かよ。

しかも白と黒の槍一本づつかよ,しかも2mの長さて……まあ体力と腕力が10%アップするみたいだが,装備してる時だけはお約束だな。」


いつの間にか黒い槍を手にして,何かイラッとする程槍捌きをしている………私だったら絶対手が(もつ)れたりして,大怪我や事故するなたぶん。


不思議な籠手の恩恵で,槍を頭上で回転させたり何処ぞの青タイツ槍戦士みたいな,決めポーズをしたりしている………何処で覚えやがった。

回収が終わったので,決めポーズをしまくってるトムを放置して,転移魔方陣に向かう。


「置いて行かないで下さいよ~」


慌てて追い掛けて来るトムである。




-伊岡郊外の街道-

場所は変わり奇妙なパーティーが街道を歩いて居る,その一行には一際目を見張る美少女が2人居てその中でも,銀髪のロングヘアーの美少女は異彩を放つ,装備は青いマントをたなびかせ白オリハルコンを特殊に加工した軽鎧を装備し,杖を持って無いが杖の代わりに特殊なアミュレットが施された,細い剣にショルダーガードを装備している。

ほかのメンバーの前衛はハーバルドとレイピアに全身鎧(スーツ)装備の騎士らしき2人と,黒髪を後ろで束ねた武士らしき(サムライ)風の男の三人,特に侍は微妙に服装が痛みが所々あり,刀は古い型そうなのを脇差しに挿している。

銀髪少女の後ろには,金髪でもみ上げ近くから左右三つ編みを後ろで纏めて,後ろ髪はロングヘアーの令嬢風少女で,服装は上は白いプリースト風服装に,下は膝上白スカートで武器は装飾がやや派手なメイス的白い杖を持つ少女と,何か疲れ顔をしているマジックショルダーバッグを運ぶ銀髪少年のパーティーが,伊岡のギルドに有った偵察の仕事で,南下して調査していた。

途中大土竜(オオモグラ)に遭遇したり何処から来たのか大和神国には居ない,邪妖精族のゴブリンが数十匹が銀髪と金髪少女を狙い襲い来るも,武士に瞬殺され全滅する。

この調査依頼は2~3日で終わる予定だったのだが,途中の集落で情報収集したり食料を買い足してたら,予定より2日以上遅く調査地域に着く。

主な原因は馬や走竜(そうりゅう)を途中預けたまま忘れて戻ったり,少女達が風呂付き宿屋の要求などである。

途中怪しげな盗賊らしき者を,侍が問答無用で切り捨てたので,何故少女達を付けてたのか情報が手に入らなかったり,黒い服装の集団に囲まれたが魔法等で撃退したが,生き残った者から情報を得ようとしたが,毒や舌を噛み自害してまたもや情報無し。

実はこの黒い服装の集団は,某国の特殊工作員でたまたま遭遇しただけであった,侍が切り捨てた盗賊らしきのは正真正銘の,人攫いや火付け盗賊をする狐火一派の下っ端で有ったが,それを知るのはまだ先である。

彼らの向かう先に,この地域に狐火の隠れ拠点があるのだが,この先の物語は雅史達の攻略時間で変動する。




-魔道列車内-


現代の高級内装の新幹線の様な車輌の,空いた客席の一席に白いベレー帽を深く被った,黒髪ロングヘアーで右髪を三つ編みにし,神官冒険者風の白を主にし,青い生地や金の刺繍等を施した服装に着替えて居る,スカート丈が膝上よりやや短めで黒い熊の絵柄の黒ニーソを履いている。

ニーソとスカートの間から見える肌は白く,絶対領域から上は何が有っても黒い影しか見えない,不思議防御が施されているらしい。

男のロマン殺し装備なので絶対領域の先は,顔を突っ込んでも見えないのである,まあ試したバカが後に当時するがそれはまだ先の話である。

車窓から流れる景色を観ながら少女は思う。


「海鮮丼食べたいなぁ~」


だが近くには釜飯の陶器が空で置かれている,まだ食べ足りないらしい少女は色気より食い気,花より団子みたいである。


「そろそろフィーネに連絡しないと,まあ筋肉ギルマスと領主のハウゼンには,冒険行くからと言ってあるし………まあ王様には言って無いけど。」



その頃ハルモニアギルド長室。


ハァ~ッ~クション


独特なデカイくしゃみをする銀髪オールバックの,身長2メートルを越える巨漢と前にのソファーには,赤毛を後ろで束ねた貴族が座って居る。

中世のイギリス貴族みたな服装で,赤茶色の服装に襟には金の薔薇の刺繍があるが,この貴族の家紋をあしらった刺繍である。


「すまんハウゼン,あの嬢ちゃんがまた噂してるのだろう。」


ハウゼンと言われた貴族が口を開く。


「ユウナだったらありえるさ,で俺を呼んだ理由は何だパウエル。」


このハルモニアのギルマスであるパウエルが,領主のハウゼンに全世界を驚かせた情報を話す。


「…………まさかその大和神国で飛び級した冒険者達は………」

「異世界人では無かったらしいが,一人は太った人物でもう一人は妖精族らしいぞ。」

「…………まさか新しいタイプ勇者なのか?」


パウエルは重い腰を上げて窓の外を見て言う。


「勇者や英雄の反応も無かったらしい,しかも立ち会った人物にあのテルミナギルマス長がいたから,嘘偽りは無い。」


その名を聞いて頭を抱えるハウゼン。


「あの色物商業ギルマス長か,昨日嫁から手紙が来たから読んだら,国王様が珍しい赤い魔物の素材を,個人資産で買ったらしい。」


パウエルは赤いで察する,何せ昔は現国王の皇太子時代のパーティーメンバーの一人だからである。

無傷の赤い彗星やら無敗の赤い悪魔やら呼ばれた,ヤンチャ皇太子が今や一国の国王である。


「王妃様に一目惚れ結婚しなかったら,今頃まだヤンチャしてるかもな。」


ハウゼンは遠い目で窓の外の青空を見る。

この2人は皇太子時代のパーティーメンバーだったので,今でもあの時の昔話をする仲間である。

ハウゼンとパウエルは思う,国王以上のじゃじゃ馬娘が現れてここ数年,ユウナの冒険被害等による事後処理やら,非常識なトンネルや盗賊や悪人の事後処理で忙しかったが,店を初めてからは大分マシに成った気がしてる。


「今はまた出掛けて冒険中だったな。」


それを聞いて後ろで頭を抱えるハウゼン。


「頼むから,他国で問題起こさないでくれよユウナ」

「それは俺のセリフだから,取るなよハウゼン。」


またクレームが,他のギルドから来ない事を願うパウエルであった。





-諏訪岡迷宮最下層-


最下層は広い空間で,所々の岩壁に穴があり海水の滝が海外映画のシーンの様な風景である。


「海水の滝て………階層を流れてた海水だよなアレ。」


トムは海水と聞いて,魚を捜すのだが。


「マサさん。」

「何か?」

「魚が居ません。」


思わずズッコケる寸前の雅史だった。


「何でズッコケそうに成ってるのですか?」

「トムよ自覚無しかよ。」

「?」


不思議そうに此方を見ながら,何が?の顔をしている。


まあ貝らしき山や何かデカイ建物らしき白い物体に,何か黒い物が刺さった物が見える………………


白い物体は雅史達に向かい動き出す,水飛沫(みずしぶき)を立てながら移動している。


「トム,緊急戦闘体勢。」

「僕に狩られに来たな,超ド級イカさん。」


キャナルから報告が入る。


『マスター,アレは海等のダンジョンに生息する,BOSS級魔物のゴーストシップです。

特長は30m級の巨体の大王イカの親玉ですが,ゴーストシップの名の通り難破船やゴーストシップが刺さっており,大王イカやさっきのBOSS達より強力な攻撃力があります。

基本水魔法や水を操る技や魔王魔法を使って来ると思われます。』


キャナルの発言かは不明だが,巨大なウォータージェットが通り過ぎる,まるでコロニーレーザーと例えたくなる水量の水圧が,転送魔法陣のある岩壁を貫き岩壁の一部が水圧の摩擦で,湯気だかが見える。


「あれ直撃したら,90%の全攻撃防御力あっても防げないぞ。」


防御魔法付与しとくか。


「トム,防御魔法を付与するが悪までも万能ではないが,魔力リミッター解除版だが気を付けろよ。」

「防御付与魔法ですか?」

「まあ無いよりはマシだろ。」

「では頼みます。」


魔力リミッターを解除しトムと私に付与する。


「❮エアーガード❯」


❪エアーガードとは❫


風魔法の風の膜を張り,防御力を上げる魔法である。

短時間なら水中を風の膜を張って歩けるらしい。


「❮エアーフィールド❯」


❪エアーフィールドとは❫


エアーウィング発動時にも展開される魔法,防御魔法では付与した者を風のフィールドで守るのと同時に,水中や飛行中の酸素供給の魔法にもなる。

風の層を展開してるので酷な環境でも,エアーフィールドを展開すれば毒や劇物地帯も,マスクや特殊武装無しで歩けるらしい。


「さて倒すぞトム。」

「僕の食料ちゃん,今解体するぞ。」

「……………トム,色々と台無しだがまあ倒せば問題無い,あとこれ渡しとくぞ。」


それは前にトムが扱えなかった特大大剣,だが今のトムは軽々と扱える。


「僕の真の実力を出す時。」

「………食い気だな。」


無視してトムは瞬動を使い,ゴーストシップの触手を一気に切り落とす。


グォォー


切り落とされて暴れるゴーストシップだが……,自己再生能力で斬られた触手が切り口から再生する。


瞬動を超える()()とか()()とか無いんだよね。


その時頭の上でピカとか音がしたと同時に,トムが私の頭の上を見るが私が上を見ても何も無い。


イメージ画面に神速(しんそく)を閃いたと表示される。


❪神速とは❫


瞬動を超えた超人の域のスピードを指し,魔力とオーラと闘気を足に纏い素早い攻撃や移動をこなす。

方向転換に見えない足場


「じゃあ試しに《神速》」


凄いスピードである,良くこんなスピードをスキルとか使える異世界主人公達は凄いな,だが適応しないと倒せないだろう。


「マサさんが消えた………」


マサさんが攻撃体勢に入り,何か言ったあとみずしぶきを立てながら消えたが,ゴーストシップに向かって水面が立ち何かが高速を超えたスピードでて,まさかマサさんか?

だが次の瞬間イカのデカイ足が数本宙を舞う,そしてダンジョンの岩壁に足をめり込ませてる僕のご主人のマサさんの姿が。


しくじった,コントロールミスである,スピードが出過ぎて車で言う水面スリップ(ハイドロ現象)を仕出かした。

しかもとっさとは言え,ギャグマンガみたいに壁に人形穴で死亡フラグは回避はしたが,まさかの膝下が岩壁にめり込むとは。

次こそはコントロールしながら,水面から出てる岩を使って水面移動を回避しょう………,空中を足場で方向転換の方が早いかな。



「❮エアーウィング❯」


足を岩壁から抜け出しエアーウィングを解除し着地する,………足は無事だがトムがマヌケな顔に成ってる,何かアゴ外れて無い。


「さて次は大ダメージをて」


ゴーストシップに刺さった難破船から砲撃が飛んで来た,トムも我に戻り回避しながら触手を切り落とす。

だが次の瞬間ゴーストシップが残った触手を水面に叩き付け,水柱が立ったのと同時に全方位に波の攻撃が襲い来る。

エアーガードとフィールドのお陰で流されはしたが,息が出来ず溺れて水死の最悪は回避出来た。

第2波を仕掛けるゴーストシップ,だがトムが振り上げた触手を切り落とすも再生を優先させたか,また振り下ろす直前に神速の居合で切り落とす。

魔力で足場を形成し,方向転換しゴーストシップの片目を一刀両断する,魔力足場を作り触手を回避するも紙一重。

目を斬られたので触手に面したの地面を叩き暴れる,まあ何故か触手でも無い目が回復するのが解せん。


「おや?砲弾は弾切れだかは不明だが,砲弾は止んだが再生が厄介だな。」


ゴーストシップがトム目掛けて,大量の墨攻撃をする。


「僕を舐めるなぁー!!」


瞬動と分身を使い撹乱しながら回避すると,ゴーストシップが頭に刺さった難破船をトムに投げ付ける。


「非常識過ぎだあのイカ」


〘岩壁を重力無視して走るトムも非常識だけどな。〙


難破船があった場所に巨大なエーテル魔石らしきのが見える,水色………イヤ紺碧色ぽい青い光が点滅している。

光の点滅の大きさを見る限り,中型船舶位の大きさ在りそうと,この時の雅史は目視でそう思ってたのだった。

その時ゴーストシップを中心に水流が発生して,海水滝や水路の水を集め激流の渦を形成して行くゴーストシップ,私とトムはこの攻撃を凌げるだろうか?



次回に続く。




祐奈「やっと少女??解禁よ。」

少年??「やはり食い意地のクセがぐふぅ………」


祐奈は少年??のみぞおちに一撃を食らわせ黙らせる。


祐奈「それにしても,ギルマスとハウゼンが私の愚痴を言ってたとは。

しかも内心私をじゃじゃ馬娘扱い,今度あの二人に問い詰めよ,援軍付きで。」


だが信じてた援軍は援護しなかった事は,言う間でもないのだが,偉業と非常識は既に表裏一体かも知れない………祐奈の場合。


祐奈「誰が非常識ですて,待ちなさい雅史ぃ~」

「何で私が追われてるんだ………て私は年上だぞ祐奈よ。」

祐奈「異世界では私が先輩よ,後輩は素直に倒されなさい。」

「理不尽過ぎる,祐奈ジャイアンだなてうわッ!!」


とっさに回避する雅史。


「て,危ないなファイヤーボール撃って来るなぁー」

祐奈「何でその体型で,毎回避けられるのよ。」

「短気は損気だぞ祐奈,危ないから三十六計逃げるに如かずだ。」


神速を使い逃げる雅史を逃げてる方角に魔法を放つ祐奈………,何だこのカオス………では次回に続くて何で流れ弾がこちらに………

















年内決着をする予定です,たまに各話の手直しをしてます。

魔物のゲソて猫が食べても大丈夫なのだろうか?

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