表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第6章新婚生活と
133/260

芸術の大陸アクアアンジュ

翌朝酔い潰れに食い倒れを尻目に温泉に行く、赤く輝く太陽を見ながら露天風呂を満喫、身体がコキコキと鳴るが温まれば良くなるだろう。

朝食は食欲無しの二人の食事を食べる二人、毛蟹しゃぶをあんなにおかわりしたのに、食欲底知らず夫婦なトム達。

宿を出て駅に向かい弾丸高速魔列車で最北端、金沢に向かうが距離的にはアメリカ西海岸から東海岸位の距離を、首都秋田経由で四時間半で向かう。

近年開通した海底トンネルで隣の大陸の国、アクアアンジュに向かう、青い色の高速魔列車に乗り変え金沢から国境の街エルリットに向かい、長い青函トンネルを抜け雪景色広がる、アクアアンジュに入った。

北欧の雪国家屋の光景が広がる、エルリット駅を降りず進みスノードームや、雪像を見ながら景色を眺め指定席からスープを飲みながら眺める。

何故かスープに豚汁が有ったが国境跨いでるからだろう、次の駅ターニャでは降りず最北端の駅オスロースに向かう。


「スープおかわりまーくん」

「私はトイレ!!」


扉を開け走るシャロそれはメロスの様に………


「お呼びですかお客様?」

「スープのおかわりを」

「かしこまりました」


有料だが美味しいスープと味噌汁、八幡屋の柚子七味が無いのが残念………何だその七味はとか、聴かないで欲しい。


「私次はオニオンスープ」

「私は豚汁一択だ」

「…………少々お待ちを」


何か言いたげな販売員の美人、そしてまだ帰って来ないメロス(シャロ)の代わりにコーンスープを頼んだ。

暫くすると帰って来たメロス(シャロ)はスッキリした顔をする、少し冷めたコーンスープを飲み数十分後次はアリシアが、メロスの様にトイレに走って行った。


「走れ~♪ メロスの様に~♪」

「変な歌を歌わないでよ!!」


むくれた顔で言うシャロを見ながら、何処かのSFアニメソングを思い出して、一部を歌う雅史だったが基本はアニメよりゲームでの音が耳に残って居た。


「トイレ~♪ 目指してぇ~♪」

「それアリシアの事よね・・・・・・て、それさっきの私も入ってるわよね?」


ジト目で睨むシャロ、ハンズフリーイヤホンマイクを耳に着け、音楽鑑賞に逃げると。


「まったくマサったら………」


肩に寄り添いながらシャロは、雪景色を見てそして身を震わせアリシアと入れ替わりに、再び走り行くメロス(シャロ)


「走れ~♪ メロスの様に~♪」

「………まぁーくん………(怒)」


二人目のメロス(アリシア)にジト目で睨まれた。


「寒いからスープおかわり」

「再び走っても知らないよ私は・・・・・・」


おかわりしたアリシアが再びメロスに成るのは、その数十分後だった。


「走れ~♪ メロス達♪」

「マサァー!!(怒)」

「まぁーくん!!(怒)」


めっちゃ怒られた、そして大きな街で乗り換えオスロース行きに乗り換え、次の指定席の個室は豪奢な赤いソファーに、高級感漂う部屋だった。

三人で落ち着かない状態で列車の旅を続けた、更に雪深い景色が広がり反対車線を雪掻き車輌が過ぎて行く、オスロースに着いたのはもう夕方でホテルで一泊した。

ビュッフェ式の夕食もフカフカ巨大ベッドも、夫婦と愛人旅と何故か思われてる気がするが、気のせいにしておこう・・・・・・私の大切な妻だからね、誰に何と言われようが。

夜はフカフカの布団でハッ……凄く快眠出来て素晴らしかったが、翌朝また二人はげっそりしてたが気にしない、顔は満足そうだからだ。

部屋のシャワーで身体を温め、お風呂が恋しくなり簡易アイテムを置き、エターナルエデン拠点で温泉に浸かる。

何か聞こえたがまたエルビー博士か、セフィール一家だろうがたまにフランソワーさんも、使ってるらしいがついでに装備を渡して戻るが何か男の声だった気がする。


フランソワーさんは何か言いたげだったが、去り新居をついでに見に行ったら何故か、周りの木々が無くそして夏エリアや秋エリアが、スキル地図から消えて居た。


「一体何が起きたんだ?」


唖然とする雅史だが雅史は知らない、この星は誰かさんが実験で使ってた星で、樹木は回収されたがモンスターとかは、この地に来る事は無い。

色々脳が追い付かないので無かった物……とは、無理が在るがいつか原因を探り取り戻したい。


❪それは永遠に不可能だった、雅史に所有権は無い❫


雅史は戻りホテルを出て観光名所の城に向かう。


「また凄い乗り物だな………」


スノモービルとバスが合体した乗り物に乗り、スノーキャッスルに向かう、二時間揺られた先には雪の様に白い、童話から出て来た様な綺麗な城が鎮座して居た。

バスから降り入場を払い中に入り、タキシードを着た時計兎や白い剣白い鎧の騎士、白銀の槍を扉の前で交錯させる騎士に、色々なポーズを取るタキシード時計兎、目の色は様々で赤に青に黄色に黒、良く見ると目は宝石だが仕掛けの様な、トラップ窪み仕掛けが見える。

たまにタキシードの猫が寝てる兎を起こしてる、そんな大理石の石像が城のあちら此方に有る。


「お城て凄いね」


アリシアが瞳を輝かせ言うとシャロは。


「どうなのマサ?」

「セーラに聞いた方が早い」


質問から逃げる雅史だった。


「まったくまーくんは」

「困った旦那様だわ!」


王の間は威厳あるヒゲのお爺さんが、剣の柄に手を置き睨んで居る。

玉座には左右にホワイトタイガーの像、玉座の背もたれに白いクマ……グリズリーを白くしたクマが、玉座の背もたれとは如何に。

開放されてる部屋は少なくお土産物屋で、可愛いクマのぬいぐるみを婚約者達と弟子様に買う。

まあ弟子用は手の平サイズだ、カシム達にはお菓子にしたが文句言ったら、防寒着無しで此処に特訓に来よう遺跡も在るし。


観光を終えてバスに乗り次は雪国温泉地の、クラーゲルに行く一応昨日降りずに過ぎた駅に行く。

バスでオスロース駅に向かいクラーゲルに向かう、高速魔列車でクラーゲルに行き、駅を降り珍しい温泉温室栽培を見学し旅行客にも開放してる、リゾート温泉プールで遊ぶが。


「シャロはいつもチェスは強いから嫌」

「アリシアは詰めが甘いから」


温泉で水着姿でワザワザチェスをしなくても………


「あの滑り台に行こまーくん」

「行くか!」

「あ!」


出遅れたシャロ前方アリシアで後方シャロ、何故に私は挟まれて居るのだろうか?

滑り台は普通だった面白味がない、滑り台の先は浅くも深くもない平凡、移住地に色々遊べるスライダーとかイメージ画面にメモする、作るかは別だが。

遊び疲れたので一泊しクラーゲルから首都、ミュージークランにやって来た。


❪首都ミュージークラン❫


国の中心で音楽の祭典や芸術音楽祭や、学生コンクールや個人歌手の舞台や、芸術家を支援する学校が集まる芸術学園都市が在る首都、世界を旅する歌姫が数年に一度才有る姫が現れる。

たまに異世界の歌姫が転生して、異世界歌姫がとして活躍するらしい。



「ミュージークランの駅凄いな………」

「天使様みたいな素敵な像ね……」

「……………私にはあのいたずら書きの、芸術は分からないよ」


アリシアの言葉に目線を向けない雅史とシャロ、子供の尻振りを書いた落書きや、下ネタ混じりのブラックジョーク漫画らしき、キツイ落書きに目を向けない。

街を歩き散策し最初の音楽ホールで、学生の無料音楽の祭典を見る事にしたが失敗した、歌はレベルが高く透き通った声はプロ、圧倒される歌声は素晴らしかった。


「将来が楽しみな学校だね~」

「でも歌姫は出て無いんだよな……」


観客のオッサン二人が言う。


「オペラ歌手のプロは沢山出してるのにな~」

「アカペラも素晴らしい人材を出してるのに……」


オッサン達はもう一つ学校に、勲章が有ればと言いたいみたいだ。


「次は天界の歌姫を輩出した、聖セレナーデ学園だな」

「まあ後にも先にも異世界歌姫は、彼女だけだしパンチ力に欠けるな」


なんかシャロが言いたそうだが、異世界人は大抵勇者や英雄が多いシャロには、何か思う事も有るかも知れない。


(戦いや歌だけが、異世界人の存在意義ではないしな)


「異世界人は歌が上手くて良いよな、まあ例外は我が国には来ないが、発明国は特に異世界人多いよな」


モブなテンプレ有り難うオッサン。


(あの列車やバスを作ったのは、やはり異世界人で確定だな、さて次の星検討するかな)


♪~♪~♬~♪


「良い歌声だ」

「良いわね………」

「………眠くなりそう…………」


うたた寝し始めたアリシアを背負い、歌を聞き終えてからホールを出る。


「次は他の星に行こう」

「マサとなら何処までも」


美術館や座れるコンサート場で音楽を楽しみ、吹奏楽の祭典は二時間頼んだ、地球には無い不思議な楽器には驚いたが、綺麗な音色をしてたが、アレはどうやって音を奏でてるのだろうか?

三本のパイプから違う音を出し尚且つ、ブレスの肺気量は人間には難しそうなんだが。

ジャズの祭典やオペラ歌手の澄んだ声の、不思議な歌や冬や雪をちなんだ歌等、色々な歌を聴いてシャロも疲れて来た所で、この星での観光を終わらせる。

エトワールに戻り二人を寝かせて、次の星を考える。


「分析終わったわよ」


エルビー博士が現れた。


「調べたら調べるだけつまらなかったわ」


刺激が足りたいて言いたそうなエルビー博士、結果を話し始める。


「カフェインやエーテルが多く検出されたわ、後エーテルは魔石に成る成分不足ね、後は櫁飲んだら死ぬわよカフェインで、珍しいカフェインだしアレは研究に成ったわ」


エルビー博士は続ける。


「後あの花から発してる超低音波振動と、地脈の温泉作用で虫も動物も嫌いな波長だから居ないだけね、まあ他にも有るけど面倒だから調べなさい」


そしてエルビー博士は言う。


「私は新しいクライアント見つけたから、此処でサヨナラよ」


雅史は突然の事に脳が追い付かない。


「アステリアを任せたわよ」


そ言った直後、虹色の光を残しエルビー博士は消えた。


「………メンテナンスとかどうするの?」

「そうならない様にしてあるわよ!」


一応研究室を見たらエルビー博士の私物以外全て、研究室に残って居た。

しかも急いで作ったらしい取説が有り、取説以外をして壊しても直さないと書き置き付き。


「色々事態が動くな………」


雅史は色々悩みターニングポイントに差し掛かる、呑気に新婚旅行を続けるか修行をして強く成り、いつか来る驚異に準備するか、何もかも投げ捨て三人で宇宙の果てが有るか見に行くか、それとも………


雅史が選んだ物は………




エルビー博士「本当に楽しんですか?」

エルドール「引き籠りの末娘だから分からないが、世界が作られるのに興味あるでしよ」

エルビー博士「………私色に………」

エルドール「変な発想はしないでね」


次回に続くのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ