表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第6章新婚生活と
132/260

秘境の国 大和帝国

雅史は一目が無い森から光学迷彩のエトワールに帰還、三人での旅の戦利品は自分の部屋に置き、雅史は隠し倉庫に隠しイレイナが帰ってるか確認してから、妻達の元に戻る。

エトワールを西に向け航行させ海を渡り山が多い、大陸? の大和帝国に到着したけど大和神国より、少し小さい程度の大陸でまあ外の大陸が超大陸なだけで、普通に大陸として成立する国だ、雪は殆んど無く陽気な陽射しが降り注ぐ。


スキルで人が居るかの確認をし、先ずは近くに温泉宿が有るか旅をしながら見付ける、シャロ達は同じくワンピース姿で街道は石畳のに成って居て、手でエンジンを掛ける式のレトロ車が、石畳の道路を疾走する。

近くにはジブリや戦時中に登場するバスが、光るミストを排気しながら走って行く。


「列車の次は車とバスか」


アリシアとシャロは不思議に、走る車を物珍しく見る。


「さて先ずはバス停に行こう」

「「バス停?」」


近くに反対側に渡る地下道を見付け二人を連れ、反対車線に向かい時刻を見ると分からない。

イメージ画面を出して今この国の時間を出して、バス停の時刻を見るとさっきの以降、次のバスが来るのは30分後で待合室を見ると、このバス停の先に温泉村が有るらしいが反対側は、長い旅に成るらしいが温泉の文字が踊る路線図、トレンチコートを着てるので寒さは大丈夫そうだ。


夕方も近いしバスを待つことにし、日が陰り始める頃バスが来て乗車、北上して終点の龍神境に降り近くの温泉宿に向かう、龍神玉光旅籠に入りシャロ達に土禁と教え、番頭さん?に宿泊三人と伝え前払い料金だったので、三人で金貨十枚払い部屋に案内して貰う。

青い法被に○光と書かれ、着物は藍色の青海波文模様案内してくれ、部屋の襖を開け中に通し畳香る部屋の外から、滝の音が聞こえ客も少ないらしいので、風呂を聞くと家族風呂と混浴風呂と猿と混浴風呂が有るらしいが、家族以外混浴でしかないし、最後のはご遠慮こうむる。

家族風呂は桐の湯と桜の湯子作り祈願の、玉光のゆに分かれてるらしいが、私は桜の湯を断固選ぶ玉光にはまだ早い。


シャロ達は浴衣は初めてなので、着方を教え着替えて二人は藍色の桜の浴衣、私は力士用と書かれた白黒の市松文模様の浴衣のみ、選択肢は体型で無いらしいが結構大きい浴衣だった。


廊下を歩き桜の暖簾を入り目の保養をし、体を洗い温泉に浸かると極楽だ、目の保養もしたし素晴らしい温泉だ。

まあ此で近くに猿が居なければ尚良い、何かの木の実を食べながら此方を睨む猿、猿ごときのガンで怯む私ではない。


「あのおサルさん何か怖いまーくん」


素晴らしき感触と共に抱き付くアリシア。


「まあマサには勝てないわよ」


全裸で胸を張る可愛い嫁シャロ、夜に見てるが温泉で艶やかな裸体も綺麗だ。


「………何かゴミが頭に………あの猿玉潰す……」


腐った木の実を頭に投げ逃げた雄猿、玉無しにしてやんよ……


「後悔させてやるぞ猿!」


シャロとアリシアが雅史を見て、初めて見る怒りのオーラと空が暗く成り、雷雲が旅館頭上に広がる。

雷鳴轟き猿は一目散に旅館から逃げるが、近くに雷が落雷し何匹かが犠牲に成る。


「さあ……ブラッディーカーニバルの始まり……グハッ!!」

「落ち着きなさいマサ!!」


後頭部を桶が直撃、そのまま倒れ温泉死体の完成。


「………ちょとマサ ?……ねえまさか倒れて無いよね?」


返事がない屍の様だ。


「………私シャロのせいで未亡人に………」


深刻そうな顔をし、肩をプルプル震わせるアリシア。


「まーくん死んで私は未亡人に……」


ゴボ………ゴボ………ゴボ………


「マサ………いい加減にしてね」


少し怒気を込め言うシャロに観念し、甦る事にした。


「優しい妻の目覚めの……」

「肘鉄かしら?」

「…………直ぐ目を開けるからやめて」


観念した雅史は浸かり直し、直撃したと思ってた猿達は感電痺れながら、山に帰って行った。

しかし数日後一匹の猿が丸焦げの死体で、近くの猟師に発見されるのだった。

温泉を満喫し戻りお茶とせんべいを食べ寛ぐ、夕食は焼き魚にぼたん鍋に、鹿ジビエにふきのとう等の山菜。

勿論トムが来て魚を加えて消えて行った、ぼたん鍋はなかなか美味かったしご飯も、なかなかの美味いご飯だった。

夜は沢山三人で身体を重ね二人が寝るまで、激しく身体を重ね夫婦の営みをした。


翌朝は気持ちスッキリし朝風呂に行き、ぐったりして起きないシャロを置いて、アリシアとイチャイチャお風呂。

朝食までに起きたなシャロとご飯を食べ、なかなか美味しい味のりと納豆と卵焼きだった。


納豆は私がな全て回収した、おかわりして納豆を堪能した。

旅籠からバス停でバスに乗り揺られながら南下、五時間で帝都首都秋田に到着したが、なまはげは居ないので残念。

売れなさそうなハゲ芸人らしきのは居たが、上京感丸出しは色々痛そうなハゲ散らかしだった。

バスから地下弾丸高速魔列車に乗り、何処が辺境なのか教えて欲しい、更に南下し京まで行くが弾丸高速列車は、普通に日本ではまだ営業運転してないリニア風だった。


名古屋から五島列島位在りそうな距離を、一時間半で到着し弾丸高速列車で食べた牛飯は美味かった。

此方はまだ雪が残り残雪と桜吹雪は綺麗だった、寺を散策と御朱印スタンプラリーに、茶屋巡りスタンプラリーをする。


「みたらし団子にお茶美味い」


異様なハイテンションのシャロ。


「イェー!!」


甘酒一口で、ハイに成ってる我妻シャロと


「………私ダーリンの妻だよね? ……ちゃんと妻だよね?」


半分飲んで情緒不安の泣上戸のアリシア、甘酒に酒の効果は無いはずなんだが?


だが何故か甘酒だけ、この状態に成る二人だった。


暫く待ち正気に戻ってから散策再開、どうやらあの甘酒色々曰く付き甘酒らしい、たまに狂喜乱舞する客や泣上戸に成る客も居るらしいが、笑顔で笑い邪気を蹴散らす笑顔程幸運が舞い込むらしいが、シャロの場合ハイテンションなだけだった気がする。


龍神と鳳凰の寺鳳龍堂で旅の安全祈願と、全員分の家内安全と厄災の御守りを買い、三人でおみくじを引くと何故かアリシアが末吉、シャロは末小吉何故か私は吉だった。

そもそも末小吉てなんぞえな、厄除け饅頭と胡桃餡饅頭を買い胡桃餡はなかなか美味しいかった、次はお茶を買いながら異世界八つ橋もどきを食べ、八咫烏神社でまたお参りしおみくじを引くと、三人共に大吉を引く。

運気が上がって来たようだ、万年神社で亀の仏像?にお参りしお土産菓子を買い、木刀も買い影に突き立てると白羽取りのトム参上。


「よく分かりましたね」

「魚を昨日咥えて逃げる位だからな」


更に大仏殿に行き焼団子を食べ、夕方前に旅籠を探し入り残雪と桜吹雪が綺麗に見れる、素晴らしい旅籠で一泊した。

名産牛鍋は超絶品で追加料金払っておかわりをした、シャロ達は湯葉が気に入ったらしいが、またトムが魚を咥えて逃げて行った、また影に。

夜は燃え上がり昨日より激しく愛し合った、何故か気持ち良く眠れ翌朝はスッキリした朝だった,布団の中でげっそりしてるアリシアを寝かせたまま,お姫様抱っこしてシャロと朝風呂で更に激しく求め合った。

何故か朝食は二人揃ってげっそりしてたが,私は更にスッキリ艶々である。


少し遅くに出発して鹿神社を参拝して,みたらし団子を食べ風神神社と雷神神社と火龍神社に参拝,昼は鴨鍋を食べ休み午後からは,阿修羅寺に行き阿弥陀寺に行き魔除け饅頭を食べ,仏像堂で色々な仏像を見て歩き、鬼灯堂で目付きの悪い鬼の裁判官の絵を拝み、輪廻堂でやたらデカイ体格のほわほわ顔の閻魔の絵を拝み、何かヤバそうな白装束の婆さんがきえ~

て感じで、三途の川の通行料払わない亡者もうじゃを出刃包丁で、地の果てまで追い掛けそうな形相の絵も有った。

まあ世紀末の出刃包丁持った婆さんて、そんな感じにも見えた迫力ある婆さんだった。


「………あの老婆の絵は、迫力有り過ぎ」


アリシアが文句を言い。


「鬼気迫る絵ね」


微妙にカタカタ震えてるシャロ。


「最後は道永公の寺だな、梅の花が有名な寺らしいぞ旅籠の人が言ってたし」

「ウメノハナ?」

「ウメ?」


また大抵の日本人はその後の実が目的だが、私は実より花を愛でたい……実を収穫アレ大変だし面倒。

旅籠を出て碁盤の様な街を歩きそして辿り着く、朱色の鳥居の近くに出迎える様に散り掛けの梅、白い梅の木を横切り入り残雪がうっすら残る境内、色取り取りの梅の花が最後の散り際の様に花びらを散らす、風に舞い散る。

枯山水や妻達の健康を祈ってお参りし、札を買い……結構札が沢山だがこれも参拝した証だ。


御朱印をラスト押して完了、のんびり近くの茶屋で休み近くの露店でお土産を買い、次は南の端の熱田に向かい昼過ぎに着いて、遅昼をしてから海岸に行きしめ縄してある、夫婦岩にそっくりだが家族岩らしい。

夫婦岩に子供岩も有るらしい、正月の夫婦岩から昇る初日の出を誰より先に見れた夫婦は、家族円満が何時までも続くらしいが、当の昔なので意味はない。

夫婦用の箸を買うと複数用は無かったので、二セット買ったら店員が微妙な顔をしてた。

仕方ないのだ星が変われば地球と同じく、一夫多妻が無くても仕方ないのだ。


海岸沿いの旅館に泊まり、海が見える露天風呂で夫婦水入らずでのんびり過ごした、余り汚さない様に。

料理は海の幸と地元牛と特選海の恵み、三つのメニューから選べるが料理は四人分払って居るから、木刀を影に突き白羽取りのトムを釣り上げる。

まあトムは特選海の恵みを希望し、女将さん達が人数増えてるのに驚いてたが、注文を聞き去って行く。


「楽しみだな………特選海の恵み」

「「わたしは海の幸!」」

「地元牛か美味いのかな?」


特選海の恵みはサザエや船盛に、熱田海老……アレは伊勢海老を一回り大きくした海老だった、熱田毛蟹セットに黒アワビに幻アワビと、今日捕れた物尽くしらしい。

ついでに言うとシャロとアリシアが、トムのメニューを血走った目で凝視して居た。

仕方ないので一泊を二泊にしてトムも一緒に、明日は熱田観光をする。

あと特選海の恵みは1セット十八万金貨だった、宿の代より高いのは時価が高い幻アワビと熱田毛蟹と、船盛に入って千二百万の黄金マグロが入ってたかららしい。

どんだけトムは運が良いんだ?全員満腹全滅し、翌朝瑠璃色の空を見ながら一人朝風呂、トムはユリさんと夫婦岩に散歩に向かった、今日は休みらしいが曜日感覚が旅行中に麻痺した様だ。


朝食を取りブラウスとスカートに、トレンチコートを羽織り今日は、熱田神宮寺境内を散策するシャロとアリシア。

先ずは海近くの神社を周り近くの茶屋で、赤福餅に似たのを食べお土産を買い、どうせなので赤福餅に似たのを買い和政達を驚かせる事にする。

途中のお土産屋で熱田木刀を買い和政のも買った、何処かの二人は赤福餅に似たのだけで良いだろ、酒は自分のだけ熱田酒蔵のを買い、まだ宝物庫から手に入れた金貨も有るし、まだ入れてない金貨も大量に宝物庫に在るし、まだまだ金は使い放題。


残念ながら宝物庫の残った物は全てある者が、全部回収してスッカラカンなのだった。


買い物を終えて何故かご満悦の二人の側に、何人か人が居たので聞くと精算して下さいと言われ払った。

買う前に呼んでね二人共、真珠の指輪に宝石珊瑚と真珠の置物に、真珠のアクセサリーて高い珍しく買った二人。

他にもあぶらとり紙に美容水とか色々買って、半分以上換金と手に入れた金貨は減った。


まだ数日は余裕なのでその内金貨を補充しに行こう、軽い気持ちの雅史に宝物庫の悲劇は近付く。

熱田大社本殿に進み御神木が綺麗に並ぶ参道を歩き、澄んだ空気の参道を歩き、伊勢神宮にそっくりな本殿近くで参拝をして宿に戻ると、いつの間にか日が沈み掛けて居たので、日が沈む夕焼けをながめてから、宿に入り温泉に浸かる。

何故かユリさんまで合わせて特選海の恵み四人前を頼んだが、昨日より少し金額が安かったがそれは、幻のアワビが無かったおかげかも知れない。


「アレ?一つ昨日より足りないような………」

「そうなの?」


トムの発言にユリが反応するが、一応私達の新婚旅行て言う事は、片隅にでも思い出して欲しい。


「………美味しい~!!」

「………昨日のも美味しかったけど、今日のも美味しいねシャロ」


満足そうに食べてるが、君達そんなに大量に食べれないよね?そこの、大食い夫婦と違って。


「…………堪らないわトム」

「…………絶品だよねユリ」


その後蟹に入る前にユリは雅史に言う。


「この頃キャスビル様とアムロ様が、来店しなく成りましたよオーナー」


だが雅史は思った、溜めた公務でキャスビル王は来ないだけと、アムロさんはまた無茶を言われて何処かの魔物討伐だろいと。


「たぶん仕事だよ」

「ローリエ様は毎日来ますが、大抵兵士に呼び戻されるか新しい部下に、連れ戻されるかエルリーナさんに怒られてますね」


光景が直ぐ浮かぶのは仕方ないのだ。


「疲れてそうなら従業員用の、薬草DXエナジーポーション渡しといて」

「分かりました、アレ沢山お客さん居る時は助かります」


どんだけ客が入ってる状況なんだろうか?


「この頃はキジトラ食堂が忙しいみたいですが、あっちの減りの方が早いと思いますよ」


食べ終わり海を見ながら一人酒を片手に、海を見ながら黄昏るが寝室では唸る二人、食い過ぎ破裂寸前の顔。

トム達は酒をまだ飲み、何かいつの間にかポン太達が襲来して居て、宴会騒ぎをして居る。


「私達の新婚旅行なんだがな…………」


熱燗清酒を飲みながら夜の海を見るのだった。



「次回も宴会だー!! あそれ!」

「いくぞー!!」

「行くなポン太達」

「「ポン太言いな雅史!!」」



ルーデウス「この頃開かんな………酒が恋しい」

パウエル「確かにそろそろ呼んで欲しい」

千石「早く飲みたいですぞ」

鬼丸「確かに、では芋焼酎を一献」

千石「これは………ハァ~身体に沁みますな~」


次回に続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ