草原の冒険と偉大なる始まりの竜神の温泉
エネーブルを仲間にし7人で東の目的の草原に来た,フローラ姫はアーサーとスノーウルフが気に入り,リゼは見守り白夜達は酒泉に行った。
バナージ王子は完全武装で,クロイツ君にはカシムに渡した改良版,黒き壮大な鯨の王全身革鎧を渡し物理魔法攻撃無効に,異次元収納推進力システムで吹き飛ばされても推進力で,体勢を維持し攻撃移動のサポートもするが,中にエルビーちゃん,戦闘学習サポートシステムが入ってるが,それは秘密にしてる。
外装はリゼのワンピースを参考に,ダークブルーに星空の様な眩い星の塗装にしてある,角度を変えるとたまに星が動いてる,錯覚トリックアートにしてあるが意図はない。
エルリーナの親友?はクロイツ君の姿に最初は,関心無かったけど戦ってる間に惚れて来てる様だ,それで良いのか君達?
バナージ王子は赤いカエルを倒し,水色のカエルが水を口から噴射して,クロイツ君を攻撃するも無意味。
だがエネーブルがクロイツ君に回避の大切さを教えながら,致命傷ギリギリをカエルに攻撃して,クロイツ君にトドメを刺させコンビネーションを,二人で構築して行く。
エルリーナは雅史にサポートされ,刀背打ちされマヒしたカエルに,トドメを刺したりエマやフローネにトドメを刺させて,順調にレベル上げをした。
次に女子三人で花モンスターに,戦いを挑む。
「エル,剣に炎の魔法を纏わて。」
雅史の指示に従いファイヤーボールを,剣に纏わせ瞬動を使い斬り伏せて行く,触手を容易く躱し懐に入り袈裟斬りで倒す,更にエマとフローネがファイヤーカッターや,ファイヤーボールで援護して倒して行く。
火が弱点な花のモンスターは,レベル差関係無く倒されて行く,たまにレベル3000レベルも居たが,エルリーナが思いっきり炎纏う剣で叩き斬って居た。
流石にレベル上げ過ぎ花梨以外は,宿泊場所で少し休憩して花梨を連れ魔法の練習スパルタをする。
「ファイヤーボール!」
「まだ甘い。」
こめ粒火球がひょろひょろと飛ぶ。
「イメージが弱い,何か恨みとか込めて魔法を放てば。」
花梨は騙して見捨てた櫻井を思い出し,憎しみを糧に。
「ファイヤーボール!!」
放たれた巨大なファイヤーボールは,遠くに飛んで行き遥か遠くで着弾したらしい。
消火にトム分身が向かった,更に花梨は怨みとイメージで魔法の威力の調整に成功したが,何故かバンパイアなのに光魔法と闇魔法が,相性良く扱い易かったのだった。
花梨は闇と光魔法中心に勉強する事にし,光魔法はカシム達と行く寺院で,実戦で慣れさせるが闇魔法は,ナメクジやカマドウマモンスターに攻撃させ,錬度を上げて行った。
流石に禁忌系は教えてない,危なそうだから。
「もうヘトヘトですよ雅史さん。」
花梨が疲れたらしいので肩を貸し,宿泊場所に帰り花梨は脱衣場に向かって行った,例の温泉に行った花梨だが毎日エルビー博士は入り,なんか温泉の主に成りつつある。
フローラ姫は疲れたのか,ソファーで毛布を掛けられ寝て居たがリゼまで寝てた。
二時間後に全員連れて今日は人混み少ない,キジトラ亭で食事にして全員嬉しそうに,食事をしてたがフランソワーは雅史が居る事も知らず,何時もの場所で食事を楽しんで居た。
帰る一団の背中を見るとエルリーナと雅史を見て,慌てて立とうとしたらもう居なかった,エルリーナと雅史が楽しそうにしてるのを見た途端,フランソワーは胸が張り裂けそうな思いがした,まだ知らないこの感情をどうしたら良いか判らず,再び食べた食事は味がしなかった。
『前までなんとも思わなかったのに…………どうして………』
その答えが出るかはフランソワー次第だが,何故此処で雅史がエルリーナの彼と気付かないフランソワー。
そしてまた戦いレベルを上げ回復して,冒険レベル上げ四日目は湖で釣りをし,のんびりと過ごすがフローラ姫は二匹釣り上げ満足して,またスノーウルフと戯れバナージ王子以外が,フローラ姫の戯れに癒されて居た。
「尊いですわ。」
「尊いですね。」
「フローラ姫は尊いですわ。」
三人娘は暖かな目で見守る,スノーウルフを撫でわんこと戯れるかの様な風景に,更に四人は暖かな目で見る。
「愛らしく確かに尊いですね。」
花梨も同意らしい。
「「…………………」」
クロイツと雅史はバナージ王子を見る,何かシスコンが発動してる様な気がしたからだ。
バナージ王子は釣りをしてる素振りで,フローラ姫が心配で仕方ないみたいだ,わんこではなくウルフだからね戯れてるのは。
「やはりシスコンだな。」
クロイツが言うと。
「クロイツ君もね。」
「何の事ですか?マサシさん。」
惚けるクロイツ君だった。
「魚捌けたよ。」
花梨が魚を捌き内臓を出し串に刺していく。
「魚~魚~♪」
「トムさん…………」
エネーブルはトムに何か言いたいらしいが,エネーブルも早く魚が食べたかったのだった。
「雪鶏の焼き鳥でも焼くか。」
「さんせ~」
「あとさけ~」
酔っ払い妖怪が現れたので。
「そう言えばアリシアが……」
酔いが冷める二匹だった。
「来るとか来ないとか。」
雅史を睨む二匹だった,またシャロは登校してアリシアが「私はシャロのお供か!」と,ぼやいて居た。
バナージ王子達のバカンス休みは明日で最終日,後は春休みまで学校らしい。
そして午後フローラ姫が観戦する,雅史は補助に回り見守る一応強敵に手助けする,バナージ王子は張り切りビックオークを斬り伏せ,花梨はフローラ姫の近くで周りを見ながら戦局を見て,死の弓を使い援護して居た。
エルリーナの動きは更に良くなり,双子連携攻撃でビックオークを翻弄し,確実に一体一体倒して行き殲滅を確認してたら,大地を揺らしもう一体現れたが。
「なんだアイツは!」
鎧から腹肉が飛び出した,ビックオークナイトが一体現れた,片手に巨大なハーバルドを持ち,短足ながら大地を揺らし突撃するビックオークナイト。
「たぶん強敵だけど倒せない訳では無い,行くぞ皆。」
「援護は任せて。」
バナージ王子に花梨は言う。
「「私達は魔法で。」」
エマ&フローネが援護する,そして雅史は全員にこの頃解明出来た魔法を発動。
「龍脈陣!」
❪龍脈陣とは❫
地・水合成支援魔法
大地に眠る龍脈の力を借り,仲間全体の攻撃力とステータス能力全てを,限界まで高める魔法。
「ファイヤーカッターです!!」
「ファイヤーカッターですわ!」
フローネとエマがファイヤーカッターを放つ,効果抜群にのたうち回るビックオークナイト。
そこに花梨の放った矢が尻に3連続で刺さり悶絶,3方向からエルリーナにクロイツにバナージ王子が,剣を刺してトドメを刺す,まあ最後の一撃はバナージ王子が,鎧を貫き心臓貫き倒したのだけど。
巨大なハーバルドを残し消えたビックオークナイト,ビックオークナイトを倒したバナージ一行,記念に雅史に頼みビックオークナイトの鎧の1部を手にし,不思議な金貨も全員戦利品として,一枚一枚手にし明日はバカンスを楽しみ帰るらしい。
残った金貨はトムがマリに渡しに向かい,何か散財しそうな気がするが雅史とトムは,散財しても助ける気はない。
疲れた6人は温泉で疲れを癒し,泥のように眠ったのでフローラ姫と雅史は,フローラ姫のリクエストで珍しい鳥を見せに向かう,フローラ姫をサイドに載せ浮遊バイク改で飛ばし,フラミンゴやピンク鳥や,鶏冠が青いリング王冠の様なブルーキングバードが,光を放ち空を優雅に飛びフローラ姫は好奇心に眼を輝かせた。
フローラ姫の頭上で旋回してた,ブルーキングバードがゆっくり降り,鳩位のブルーキングバードとフローラ姫の目が合うと,フローラ姫が言う。
「私のお友達に成って。」
ブルーキングバードはフローラ姫に近付き,フローラ姫の前でどや顔で胸を張りそのままで居た。
「どうやらフローラ姫の,仲間に成ったみたいですね。」
そしてフローラ姫は。
「これから宜しくね,カスケード。」
名前にツッコミたいが我慢した雅史だった。
翌日6人はフローラ姫のブルーキングバードに,驚き綺麗な鳥に女子四人は羨ましく見ていた,ブルーキングバードの身体は温泉で綺麗にしてある,一応病気や寄生虫も無い。
湖で暫くボートやスワンボートで楽しみ,雅史はエルリーナと夏のエリアでデートし,森の中心に向日葵が咲き乱れリスが枯れた向日葵の種を取り,口に方張り巣の木に帰って行く。
エルリーナと暫く歩き,新しい和服の幾何学模様の着物を装備して,青いお嬢様ドレス姿のエルリーナと暫く空中散歩をし,楽しい時間を過ごしたしエルリーナは,嬉しそうに雅史に抱き付いて居た。
そして夕方に全員帰しフローラ姫は,キャスビル王に羨ましがられた,後に「赤か暁色の鳥が欲しい。」と言われたが断った,そもそもフラミンゴかピンクの鳥しか居なかったし。
翌日はアリシアが雅史に想いを全て話し,アリシアのリクエストに答えた,この日シャロは正式に学校の要望をハッキリ断り,ロゼを更にスパルタ勉強に力を入れロゼは,もうシャロを怒らせては身が持たないと思った。
そしてアリシアに赤い髪と同じく,レッドムーンストーンの婚約指輪を渡し,エーベリックさんに挨拶に行ったら号泣された,結婚しても号泣が酷く成らない事を願う。
「まーくん私も選んでくれてありがとうね。」
「私の側に居てくれよアリシア。」
笑顔でアリシアは頷く,そして何件かウエディングドレスの店を回り,シャロが黄色の薔薇の装飾が有るドレスを気に入り,その日の内に買い同居のシャロの部屋に飾った。
シャロとたぶんアリシアとも新婚生活にも成る,新居を完成したのでエトワールを再び発進させ,次の星へ向かう。
「リフレッシュし過ぎたかしらね,身体が軽すぎるわ。」
何か前より童顔に成ってるエルビー博士,あの温泉に入り続けても若返るらしいと,記録をキャナルが残し大気圏離脱後に次を決める。
「艦長期待してるわよ。」
ルリスティーナは今クズ宝石で,造形の魔法練習の自分課題をしてる,今エネーブルの家近くでビオラさんと,何かの宝石の像を建ててるらしいが,エネーブルの像でも作ってるのだろうか?
プラネット地図を見ながら次も人が居なく,修行とか出来そうな星にしたいので数字表記の星に向かう。
「このSH27399Nに行きますか。」
「アステリア,発進よ。」
「了解。」
ワームホールで次の星系に向かう,次に出た星系は太陽のフレアーが活発な星で,ハミタブルゾーンが結構太陽から結構離れた場所に有る,ハミタブルゾーンには三つ星が在るけど全て,リングがある中に衛星が在る星が二つの内一つが近いので,その星に向かう。
-アルケミスト-
この星系最大の鉱石等地下資源が豊富な星,一部高濃度の放射能や火山ガスが吹き,荒野が広がる大地には魔物さえ踏み入らない。
激しいプレート境界には,この星でしか手に入らない宝石が手に入り,その宝石は不思議な力を持つのだが………
エトワールが大気圏を突破し,危険なレッドゾーンの仕分けをし,今度は魔物しか居ない星に降り立つ。
大陸は五つに別れて居て一つはウラン鉱石類エリアと,火山活動が活発で火山ガスが吹き上がる場所に,人が一瞬で溶ける温泉等が一つの大陸に集まっていた,自然危険地帯のパンドラの箱だ,しかも大陸中心には腐蝕湖なる巨大な湖があり,大地を溶かし大きい侵食してる様な感じだ。
あと何でブリッジにこの二匹居るのやら,全くこの妖怪二匹は何がしたいのやら。
「ツマミは無いか?」
「マタタビ酒を出せ私が飲む。」
「やるかよ。」
何かトムに毎回絡むなあの二匹は。
「ケチなヤツだ。」
「高貴で無いヤツだからな。」
「僕は妖怪ではない,猫精霊族だポン太。」
「「ポン太言うな!!」」
やれやれと全員無視をし,着水出来そうな場所を探す。
「あそこ良さげだろ雅史。」
エネーブルが有る場所を爪で指す。
「面白味無いからエネーブル減点。」
「何ルール減点だ雅史。」
エネーブルをからかいながら,キャナル推薦の大陸の場所に空中停泊させ,エアーウイングで降り立つ。
山や崖はプレートの影響で,剣山の様に尖った形や激しい段差の大地,割れた隙間に出来た溪谷や断崖絶壁な深さの溪谷も在る,その中でも地層が剥き出しの場所に,光る原石を見つけ魔法で掘り出し,虹色の原石はレインボーな鈍い光を放つ,この星にしか出ない宝石の原石だが,構成物資不明が多いこの原石を掘り出し,他にも固有原石無いかスキルで調べると,通常の魔宝石の二倍の魔力宝石を見付けた。
暁て出たその魔宝石は朝日の様に赤く燃える空の様な赤で,更に磨くとその名の意味を持つ美しい暁色の宝石,その暁色の魔宝石は即死耐性と,あらゆる異常無効耐性付きの貴重な物だった。
「これでカシムの防具の底上げが出来る,あと暗殺されそうな人に渡すか,職業上あり得そうだし。」
更に鈍いコバルトブルーとコバルトグリーンの,魔宝石の原石を発掘此方はコバルトブルーが,精神魔法と水魔法の威力アップと,モンスターや魔物が嫌がる波動を出してるらしいが,生きてる生き物系限定らしい。
コバルトグリーンは回復魔法ブースト効果と,武器に装飾するとアストラル体にも,対ゴースト武器で無くても宝石着けただけで,効果を発揮するが使用者の魔力を使うらしいから,魔法剣士でないと意味がないみたいだ,何か意味ない気もする。
「レイナードはそろそろ魔法使えるまで,成長したかなあのアイテムで。」
今まで忘れてた雅史だった。
「レッドクイーンシリーズ素材ヤバイな,新しい素材か鉱石探さないとな,在れば良いなこの星で。」
一応ピンクダイヤモンドや,ブルーオーシャンダイヤモンド等手に入った,ピンクダイヤモンドはその内セーラの婚約指輪に小さいのを使って,ブルーオーシャンダイヤモンドは誰に使おうか悩む,一瞬恋人でない彼女が過ったが彼女は何時かは,元カレと復縁するかも知れないし,今は彼女のやりたい様にすれば良いと雅史は思ってるし,そもそも何故思い浮かんだのだろうか?
エアーウイングで再び飛び立ち,ワールドマップをイメージ画面に出し,レッドゾーンを迂回しながら回る。
この星にしかない薬草やハーブ薬草,酒泉は無いが温泉は危険な酸性系を除けば,山の険しい場所に秘湯を発見したが,絶壁な場所に在るので一人か二人しか入れない場所も在る,しかもどんな病気も治る効果も有るが条件が有る,ゆっくり身体に浸透し回復系な温泉だから,毎日入らないと効果は無いらしい何か,病院に通院と同じだなしかも温泉名医者いらず,何かアカンネーミングの温泉だ。
一応簡易アイテムを設置し,ネフィルさんが癌再発したら試して貰おう。
更に遠くで噴火する山脈の溪谷に温泉発見,此方は生命の奇跡とか出たが,効能不明だったが試しに手を入れたら気持ち良かったし,手の豆やかすり傷が回復したが何故か血行も良く成った気がした。
「バンパイアが入ったらどうなるのかな?」
生命の奇跡にはとある秘密が在るが,まだそれを知るには花梨が犠牲に成るが,アレは犠牲と言えるだろうか?
この温泉は入る人間によりその効果は変わり,有る意味願いを一度だけ叶える温泉,それは失った何かかも知れないし若返りたい思いか…………それとも…………
また雅史はアイテムを設置し後で整備する事にした,更に近くに断崖絶壁秘境温泉が有り,桃源郷と出たが酒の次は温泉かと一人ツッコミした。
この桃源郷だが濃い緑の温泉だが,桃の甘い香りがし確かに桃源郷と思った,効果はどんな呪いや病気や状態異常も回復と,色々な邪気を祓う効果も有るらしいがどんな効果やら。
だがここにマリや花梨が入ると大変危険だが,まだそれを知らない雅史だが,生命の奇跡温泉後の花梨なら大丈夫かも知れない,瓶に少し入れ雅史は悪い顔をしながら,これをある人物に1滴垂らしたらどうなるか試したく成った。
更に溪谷を上がり湯気が凄い温泉湖に辿り着いたが,雅史はその大きさと温泉名に軽く目眩がした。
「偉大な竜神温泉て,どんな存在のグランド・ゴッドドラゴンなんだ?」
❪偉大な竜神とは❫
異世界全てを統べるドラゴンの神,竜神や龍神や竜やその眷属の母にして父。
宇宙が生まれた時には存在し,高次元の者と世界を見守る存在だが,今はとある負傷のリハビリをしてるらしい。
「温泉治療してたなら剥がれた鱗とか,素材ないかな?」
雅史は万能スーツでも無理そうな温泉の中ではなく,巨大なすり鉢状に在りそうな,鱗を探す事にした。
「新しい剣が出来たら良いな,神竜鱗剣とか。」
雅史はスキルをフル活用し探す,温泉湖底や温泉が流れ行く下流や地下洞窟等反応する,竜鱗とは思えない反応も何ヵ所か出たが,エアーウイングで一応下流に下ると,一部魔法か魔物が掘った様な後がある,だけど最近では無いみたいでどんなのが掘ったのだろうか?
岸に岩に同化してたり一部化石の様だったり,ぬるい川底に新しそうな脱皮の様に川らしきのと在った。
上位過ぎる神竜の鱗なので光の当たり方では,虹色だったり白金だったり金色だったりと,変化のある鱗だったが鱗の加工の資料が無い,それに鱗が一枚がデカイのでそのまま巨大な盾に出来るが,装備は出来ないな加工文献が今はないしあの,虹色の存在に会わないと無理だなと思う雅史。
更にエアーウイングで洞窟の方に向かうと周りわは,雑木林で嫌な予感しかしない。
「先に洞窟のデータでも取るか。」
雅史は鍾乳洞の洞窟の入り口に入り,キャナルの分析と洞窟の検索や全体をスキルスキャンし,コバルトブルーの宝石の原石の欠片を置き,マジックポートを設置しエトワールに戻り,トムをブリーフィングルームに呼び,久々にトムと原点回帰して二人で冒険をする。
「何か緑が多い場所の洞窟は,あの虫の巣窟を思い出すな。」
「僕偵察してませんが。」
まあ最初に行った以降偵察とかしてないからね,トムに一応偵察を頼む事にした。
「見てくるだけだからな,魔物とか倒すなよ気付かれたら倒して良いが,まあ今のトムなら大丈夫だろう。」
忍び猫聖霊トムなら大丈夫だろう,お腹の虫が鳴かなければ。
「じゃあ行ってきます。」
物影からトムは潜って行き,その間エネーブルと会議した。
「新しい武器扱えそう?」
「ガドリングよりマシンガン無かったのか?雅史。」
有ればもう渡してるハズである。
「またバズーカ使えば。」
「レベルアップしたしアレ使って良いのか?」
嫌な予感しかしない洞窟だったから,そう黒いカサカサと動く気配らしきのがしたが,雅史は雑木林にも嫌な予感がした。
さて雅史の嫌な予感は当たるのだろうか?
「この洞窟時間かからないか?」
トムは未だに帰って来ない,スキルダンジョンマップでも,二層しか表示されないが長そうな洞窟ぽい。
「マスターこの星の解析完了しましたが,偉大な神竜の血が染みたりした鉱石や,プレート等の現象でマグマに溶けた血や鱗が,鉱石や宝石として色々な現象の地下資源に変化し,神鉄クラスの素材の確認しました。」
雅史は新しい鉱石に心踊るが,もしかしたら魔宝石の新しいのは,この神竜の血か鱗由来かも知れないと思った。
「帰って来ましたよ。」
トムがどや顔で帰って来たが,他の分身トムが何か疲れて居たので聞くと,マグマの場所も在り虫が大量に居るし,蛇やカエルも居るらしい。
あと物凄く面倒で広過ぎるらしいのは知ってるが,想像以上に大変みたいだが目的地が地下なので更に大変である。
「私が説明中に割り込まないで。」
「うるさいよキャナル。」
エルビー博士に身体を作って貰ったキャナル,何故か白いゴスロリメイド姿で居る,睨み合うキャナルとトムに呆れるエネーブルだった。
「また始まったか困ったもんだ。」
やれやれと見てる雅史だった。
「さて準備するから終わりにしろよ,あとキャナル。」
「何ですか?マスター。」
キャナルは雅史に向くと。
「人が入れる温泉分布と,鉱石分布の検索マッピングも頼む。」
「了解ですマスター。」
張り切るキャナルだったが,エルビー博士は何故キャナルの顔を,何処かのアニメかマンガの美少女顔にしたのだろうか?
黒髪にツインテールのペッタンなゴスロリなメイド,何を狙ってるのか雅史は意図が分からずに居た。
「準備開始だ。」
雅史は新装備の太刀と小太刀と袴に着物を自動着替えで,トムも忍びの服装に新装備の忍刀らしき刀を,エネーブルは何時もの銃にエネルギーバズーカを装備に,トレンチコートを羽織り。
「二人だけ新しい服装て,ズルくない。」
エネーブルの抗議を無視する二人,三人はマジックポートで洞窟に向かう。
「次回に続くらしいよエマ。」
「私達てモブなのかしら?」
確信を言うフローネだった。
パウエル「そろそろ酒が飲みたいな。」
ルリーナ「早く書類終わらせて下さい,この頃荒くれ冒険者が増えて問題が多いので,そろそろ対応しないとまた街の人が減りますよ。」
住む環境が悪化し始め,何世帯かガヴリエフ領主領に向かったらしいが,パウエルはゴロツキ冒険者の増加に頭が痛かった。
次回に続く。