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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第5章宇宙旅行と冒険編
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第21回元オッサン達異世界人飲み会

鯨肉祭りの始まり

今回は旅の途中だけど二人のリクエストを兼ね,良い物を狩ったついでに試す事にした,少し隠れ家キッチンをリホームし,テーブル下に掘りコタツ風に改良し,テーブル席を失くし個室テーブル席や,酔いつぶれて寝ても泊まれる部屋も完備,泊まる前提なら言い訳してから来る事をお願いし,トム分身に見えない彼等に手紙を渡し,返事をトム達に言って貰う事にした。

さて常連6人は来るだろうどうせ,クジラ肉のブロックを一つ出し先ずは刺し身を作り,半端のはミンチ機に後で纏めて入れる,次にすき焼きやしゃぶしゃぶどちらでも出来る薄さに切り,またブロックを出し追加出来る様にする,味はまあお任せにして次は唐揚げ,下準備しシンプルな唐揚げにし二度揚げして,保管庫に入れ時の止まった場所で,鮮度と作り立てをキープする。

次は古代鮪を船盛にしてついでに鯨のブロックステーキと,メンチカツも挑戦してみるが,何か和牛そっくりな霜降りブラック・グランドホエールクラウンの肉,まあ熱を与え過ぎると地球と同じく硬くなる性質は変わらないが,メンチカツや唐揚げ等二回揚げには影響なかったが,お土産用にするか悩む。

酒泉の大吟醸酒クラスを数種用意し,そして遂にやって来て来た。


「今日はどんなのか楽しみだぜ。」

「また新しい肉じゃろ。」


何時の二人が先頭に常連が6人入り,今回もあの人が来てくれた,ちなみに親子は夜のバータイムを休みにして来た。


「また美味しいの期待してるわよ。」


ローリエは少し考えてから座敷の反対側の,個室に入って行き野郎達は新しい座敷の,足元暖かい掘りコタツ風にしたテーブルに,足を伸ばして居た。


「初めてリニューアルしたな。」

「コタツみたいで良いなコレ。」

「家にも欲しいな,妻と子供が気に入りそうだ。」


ジェラールとルーデウスに鬼丸は,気に入ったらしいがまだ甘い,近くには足湯完備の場所も有るが気付いてない,勿論テーブル席にも一部仕掛けが有り,足湯を楽しむ事も出来るがまだ秘密にしてる,あと千石も鬼丸も何時もの格好で助かった。


「先ずは竜田揚げですよ。」


ニヤニヤする雅史に6人は警戒する,雅史は次にローリエに向かって唐揚げを持って行く,扉を開け入ると。


「待ってたわよ,少し聞いて欲しいのよ。」


アレと思う雅史。


「前に飲んだ時にねいつの間にか帰ってたんけど,何故か服を脱ぎ捨てて寝てたらしくて,娘に怒られたのよあとお酒臭いて,でも綺麗で可愛く成ってるて娘に嫉妬されたのよ,また飲んで驚かせたいから宜しくね。」

「………………後でね。」


お酒はどうするか考える雅史だった。


「ある海のモンスターの唐揚げです,どうぞ。」


だが他の方から。


「クジラ肉何て何十年ぶりだ!!」


ジェラールが真っ先に気付く,流石異世界人でもトップの年齢,クジラ肉が最も給食に出てた世代。


「クジラ肉?」


ローリエは恐る恐る食べると,ゆっくり味わい食べる瞳がキラキラに輝く。


「美味しぃ~!!」


雅史は個室を出て次に向かう。


「お次は此です。」


6人は凝視する,()()()()()()()()()()


「生姜醤油で食うか。」


5人はジェラールの反応を待つと。


「蕩ける様に消えるな,コレは全部ワシが食う。」

「俺にも食わせろ。」


また取り合いが始まるのだった。


「お酒は大吟醸の精霊の雫ですよ。」


鯨の刺し身を食べて,精霊の雫を飲み更に注ぐ。


「俺は熱燗頼む。」


ルーデウスからリクエストが入る。


「拙者も頼む。」

「俺も同じく。」


熱燗6本にして温める。


「次はローリエさんだな。」


一口サイコロステーキを運ぶ。


「お酒はまだかしら?」


入るなり酒を催促された。


「その前に足を温めたい時は言って下さいね,良い物を出しますよ。」

「?良い物」


不思議そうな顔をするローリエ。


「先に一口カットサイコロステーキです,唐揚げと同じ食材です。」

「あら同じな割に良い香りね。」


醤油とニンニクベースのソースに仕上げてある,酒瓶をテーブルに置き精霊印の,カルバトスをグラスに注ぎ持って行く。


「ローリエさん,カルバトスをお持ちしましたよ。」


琥珀色のお酒をテーブルに置き,次は野郎達の相手だお盆に載せた熱燗運ぶのはトム達に任せる。


「つぎは鯨肉のしゃぶしゃぶ,試しては無いので好みのタレを選んで食べて下さいね。」


テーブル中央の蓋を取り外し,トム分身?が鍋とタレを持って現れた,ゲストであと一人は来ないのでお手伝いしたトムに,船盛食べて良い許可を出すとはしゃいで取りに行った。

そしてローリエの元に有る物を持って行く。


「3品目お待たせしました,ハンバーグですが少し思考を変えています。」


何か機嫌が悪いローリエ。


「私の対応短いわよ。」


確かに短い気がしたので,少し接待をする。


「次は何飲みますか?」

「そうね…………フルーティーなお酒。」


一応精霊から買ったのや酒泉の集めたのは,大抵飲んでから出してるが,アレを出しても良い物かと考えると。


「はやくぅ~」


仕方ないので取って置きの度数が高い割にスッキリとし,フルーティーで良いが少し酔いが早く来る,謎の酒の精霊祭りを出す。


「注ぎますよ。」


お酒の色は日本酒みたいに澄み渡り,香りはフルーツのようなほのかな香り,だが此れはこの酒の罠で飲めば分かる度数の高い酒。

グラスに少し注ぎ大丈夫そうなら,次もう少し追加する事にした。


「何か甘い香りがするわね。」


ローリエはゆっくり味わいながら飲む。


「………少しアルコール強いかしらね?」


雅史は次を出す,度数が低いが飲み易く色々な料理を食べても,酒は脇役に徹する不思議な酒だけど,何故かこの酒泉の名前は,相棒酒と出る何故相棒?


「このお酒は何か物足りないわね。」


次は桃源郷を注ぐと満足そうにし,次はこのお酒を注ぐ。


「女神の雫てお酒です。」


お酒を注ぐと不思議に花の様な香りがする,酒泉ではこんな香りはしなかったが,何か香りがする条件が有るのかも知れない,あと料理も満足してもらってるので,ルーウィックにクジラ肉を提案してみる事にした雅史。


「花の良い香りね。」


味わいながらゆっくり飲むローリエ。


「では暫く料理とお酒を楽しんで下さいね。」

「早く戻って来てね。」


6人の近くを見ると酒の空瓶が転がり,ご飯もいつの間にか食い終わりトム達が,追加でお酒を持って来てくれてたので,例の物をトム達に渡したら嬉しそうだった。

暫くし5人は帰るらしいので,彼女達には絶対出さないだろう鯨料理と,精霊の大吟醸酒を偽装した瓶をお土産に渡す。


「家でも飲めるぜ。」

「これはありがたや。」


ルーデウスと千石が帰り。


「帰るぞ親父。」

「久々の鯨は美味かった,次回も鯨な。」

「妻と子に良い土産に成った。」


ジェラール親子と鬼丸も帰り,ローリエが個室から出ると。


「トイレ何処かしら?」


トイレを教えて片付けを始める。


「このお湯暖かいな兄ちゃん。」


カウンターの足湯に浸りながら,バーボンを飲むパウエルは酒をもう一杯頼み飲む,トムがまた食器を持って来てくれた。


「トイレで寝てないよね?」


なかなか出て来ない,一応男女で離れた場所にトイレが有る,便座は火エーテル魔石で適温にしてある,だが見に行く事は出来ない,まあ最悪ユリを呼び見に行って貰う。


「俺も酔いがヤバいから帰るか,すまないがアレの妻が寝てたら送ってやってくれ兄ちゃん。」


何か変な信頼をされてる気がする雅史だった,だがパウエルの真意は他に在るのだった。


「また苦いお菓子の試食頼みますよ。」

「任せろ。」


パウエルも帰って行った途端,ローリエがトイレから出て来た,何かを探す様に見ている。


「あら?皆帰ったの?早いわね。」


トム達が最後の食器を持って来て,シンクに置き座敷に戻り酒盛りを始めた。


「私も座敷を体験しょうかしら?」


新しく色々設備が有る座敷前の,鶴の絵と温泉に浸かる猿の間を開ける。


「ブーツは脱いで上がって下さいね。」


靴やブーツを脱ぐスペースで脱ぎ,ローリエは座敷に入ると今にも飛び立ちそうな鳥に,長い毛の尻尾をした亀に何かの樹木らしき物の木材細工に,ローリエは我を忘れ見る。


「何かお屋敷みたいね。」

『江戸時代だったら武家屋敷は,更に凝った欄間らんまとか在りますよローリエさん。』


テーブルを一回どかし準備をしてテーブルを戻し,長座布団を出し座椅子を出し,バルブを回して温泉を引く。

今日は疲労が和らぐ不思議な泉質の温泉バルブを開く,一応ジェラールが若返った温泉も雅史は引いて居る,それに雅史は今日のローリエの一部行動が引っ掛かる。

自白魔法は知ってるので,何か意図を話させる為に有る酒をローリエに飲ませる事にした。


「素足でお湯を堪能して下さい,疲れが取れますよ。」

「素足で?」


靴下履いてはシャワーとか浴びないと思うが,ローリエはストッキングを脱ぐと綺麗な生足が現れる,前に飲んだ酒の影響があったとしても,美しい曲線美の足である。

ゲストに来る様に成ってから膝丈のスカートで来る,何時もは少しフリル系ロングスカートや,ドレス系の貴婦人系ロングスカートで,何時もは色違いや大人の色気を意識した,服装やアクセサリーをしてるのだが。

今日は特に可愛らしさに色気がを完備した,何時もは着ない系の服装,しかもカワセミ色の服装は見た覚えがないが似合ってる。


「少し足がむくんでるわ,むくみも癒されるかしら?」


考え過ぎかな?と雅史は通常思考で,接待する事にして恋人の母親だしバチは当たらない筈だ………たぶん。


「では寛いで下さい。」


軽くお酒のお供に成る,大鶏のフライドチキンとポテトフライに,塩味のピーナッツとクルミにカシューナッツを運ぶ,洗い物はローリエさんが最後に食べてた食器とグラスだけ,数本酒をカバンに入れ戻り反対側に座る。


「何で隣に座らないのよ~」


何で隣に座る是非なんですか?と雅史は思った。


「先ずは此から飲みましょう。」


レモンチェルロを開けグラスに注ぎ,カルミア意外とは初めて女性と酒を飲むはず。


「美味しいわね,レモンの香りもするし。」


雅史はゆっくりとジョッキで飲む。


「…………普通ジョッキでは飲まないわよね?」


雅史は言う。


「葡萄酒や酒泉も大抵ジョッキですよ。」


何か言いたそうなローリエ,雅史はローリエに口当たり良く直ぐ酔い,色々喋りたくなる酒を注ぐ。

これはカルミアで実験済みで,色々愚痴や不満を言ったり幸せだと言ったり,何時もは言わないシャロ達への怨み節や,それでも色々感謝してるとか色々ぶちまけてくれた,そう私が知らない寝ぼけやらかしを聞いた時は,やってくれたな過去の私と思ったが,色々聞くとカルミアは私を使って兄の過保護から逃げたかったらしい,まあ色々後で説教とお仕置きはしたけど,何故かお仕置きに喜ぶカルミアに軽く立ち眩みがした。


「コレ美味しいからおかわり。」


いつの間にか飲み終わっていた,また注ぐとピーナッツを食べながら,酒を味わう様に飲むローリエ。


「次はチョコを酒のお供にするかな。」


トム達4匹?4人?はマタタビ酒でまた泥酔して,イビキをして寝てるらしい………イビキが聞こえる。


「聞いて欲しいんだけど………」


雅史はローリエに向き合う。


「私の専用シェフに成って。」


雅史はジト目でローリエを見る。


「何で変な目で見るのよ。」

「生まれ付きな変な目ですいません。」


何かまた言いたそうなローリエ。


「で成らない?」

「成らないですよ,私は私の為に美味しい物を探求してますし,彼女達の胃袋を握り潰しますから。」

「私の娘の胃袋を握り潰さないで。」


雅史は言う。


「冗談ですよ,もう掴んでますので後は一気に握るだけです。」

「冗談に聞こえないわよ。」


ローリエにジト目で見られる。


「ローリエさんもう一杯。」

「あらありがとう♪」


ローリエの視界外にアーモンドチョコを開いたのを置き,葡萄酒を飲みながら話を聞く。


「エルとは何処までしたの?」


雅史はフル回転し,酒で話題を濁す事にした。


「まあそれよりもう一杯。」


桃源郷を注ぎ話題をかえる。


「あの薔薇マニアの旦那とは,仲良くしてますか?」


聞いたら何故か顔を曇らせるローリエ。


「…………お互い忙しくって会えて無いわね。」

『この前王都に居たよね?王様一家と,チーズインハンバーグを無我夢中で食べてたて聞いたけど?」


雅史はユリの報告を聞き,そろそろ気は熟したしそろそろ次のステップを考える,キジトラ亭が在る店の2階の計画第二段階。

コーヒーや紅茶に緑茶,団子やホットケーキやクリームサンドとか,ピアノ演奏が流れる不思議な店を考えてるが,それはこれまで立ちよった人が居る,他の星も巻きんだ喫茶店。


「それに………気になる事も在るし。」


何故か酔い意外でも顔を赤くするローリエ。


「気になる事を手伝えるなら,いつでも手伝いますよ。」


また何か言いたそうな顔をする。


「今日は酒飲むの付き合いますよ。」


桃源郷やローリエに試したい酒泉を飲ませる雅史,ローリエの日頃の疲れは回復したが,まだ数分だがまた酔い潰れるローリエ,お酒の効果か髪の艶が良いし何か満足そうな寝顔,何かあの薔薇マニアの不満が在るのか寝言で言ってるし,エルリーナが羨ましいとか聴いて色々どうするか困る雅史だが,ローリエの爆弾発言に唖然とした雅史,エルリーナには聞かせられない内容が,結構ありしかもローリエさんが恋を知らずに結婚は,雅史にとって衝撃的な事実とエルリーナより若くして,政略結婚とは更に驚きこの後も色々驚き過ぎて,酒を飲ませたのは失敗だったと思った,しかもクロイツ君にも言えない内容も有,あの薔薇マニアは若き日のトンデモ武勇伝も聞きたくは無いが,良くもそれを知ってても夫一途を貫き続けてたらしい,たぶん何人かも知ってるだろうと思う雅史,表向き平和に見えたけど色々闇が深いローゼン家だった。

雅史は足湯からローリエの足を出し濡れた足を拭き,ローリエに布団を引き暫く寝て貰い,片付けをしてトム達の布団を引いて雑魚寝させる。

複雑な顔をしながら掃除をして全て終わらせてから,ローリエが眠る部屋の奥に行き,更に扉の向こうに行き誰も立ち入りをさせてない温泉に行く,今日は酒を片手にのんびり温泉酒タイム,次回は何時に成るだろうか?

色々後悔しながら疲れを温泉で癒すのだった。






雅史「疲れにはやっぱ温泉は最高だな。」



次回も酔っぱらいの夜は来る。


エルリーナ「またお母様たら,また飲み過ぎて起きて無いみたいですわ。」


この後エルリーナは更に母が綺麗に成ってるのを見て,嫉妬するのだった。



トム「…………ここ何処。」


さてトムは何処に居るのでしょうか?目の前には広がる海と何故か砂浜に埋められてるトムだった。


雅史「朝は味噌と玉子焼きも定番だな。」

シャロ「久々にマサと朝食,マサのフワフワ玉子焼き美味しい!」


幸せそうなシャロ,さてトムは生きて次回の飲み会に居るのだろうか?本編で分かります………たぶん。

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