新しき冒険者とコッソリ冒険と,異世界から過去に戻った18歳のフランソワー
とある日雅史は銀髪オールバックを黒くし,調整した手持ち装備と名前を今はある一定の場所限定で,仮名ゼルガディスにした20代の彼は背が高く,貴族にしては筋肉隆々で声がデカく,未来から来たので彼は貴族では無い,昔から憧てた冒険者は楽しいらしいが,まだ色々甘いので白鯨の武道場で彼女達に黙ってやって来た,ガヴリエフさんを鍛えてるがやはり実戦でないと,レベルもステータスも上がらないのは当たり前だけど,得意は剣や大剣にハーバルドらしいが,ガヴリエフさんは斬るより,パワーで叩き倒すて感じだ,まあ基本は出来てるからレベルと実戦経験のみ。
妖精雑貨店の奥にまた行き材料を置いて,また補充された武器を拝借してエネーブルと同じく,銃の経験あるガヴリエフさんの再婚の奥さんの,清水さんには精神エネルギー式2丁のデザートイーグルの様な銃を,孫娘さんは冒険する気は無いらしいのでトム分身護衛の元,アーサーの餌………もといゴブリン狩りに行く。
一日出掛けて来ると四人に言って,数日前にセーラとエルリーナや,ルリスティーナやロゼがレベル上げをした,ゴブリンとユニコーンの様な角が額に生え,中型犬の様な体格の狂暴一角兎等が居る草原に来た。
狂暴一角兎は狂暴で目付きが悪く,たまに木の棒片手に腹の出た人間や狸モンスターを襲うらしい,何処の仇討ち兎なんだ?
またゴブリンを弱らせ二人が倒せる様にし,何か変な顔をされたがレベル上げには必要だから仕方ない,トムを見ると前足で狂暴一角兎を瀕死にして,戦うとは言ってなかった孫娘のフランソワーが,ロッククラッシュでトドメをさしてた,何か苛立ってる感じだがストレス解消に,魔法を使ったみたいだ。
「せりゃぁぁぁ!!」
レッド素材で作った銀色塗装の鎧に,羽の繊維と白オリハルコンの粉を食べさせた蚕の糸で作った,白銀色のスカーフを巻きマントをはためかせるガヴリエフさんは,水龍王の大剣で豪快にゴブリンを倒して行く。
「ガヴちゃん格好いい,惚れ直しちゃう。」
ガヴリエフさんの再婚相手の,清水さん?が片手でゴブリンを撃ちながら,うっとりとガヴリエフさんを見てる,器用だなと雅史は見ていた。
「政人のバカ!………」
またロッククラッシュを放ちながら,元カレ?の名前を言いながら魔法を放つ,何が在ったかは聞かぬが仏。
「だから前に言ったのに…………」
トム分身?が何かを呟いて居た。
「政人なんて嫌い嫌い大嫌い!!………ファイヤーボール!!」
此方に向かって来てた新たなゴブリンが,怒り?のファイヤーボールの餌食に成ったが,火傷程度だけど爆風で怪我はしたみたい,負傷したゴブリンが石を持ちフランソワーに投げる,フランソワーは避ける事が出来ず,トムに助けられるが面倒にも更にゴブリンが増え,他のゴブリンも石を投げるも清水さんに撃たれ,孫に攻撃したとキレたガヴリエフさんが,水龍王の大剣から水の刃を放ちゴブリンを倒して行く。
「俺の可愛い孫娘に攻撃するとは許さんぞ,モンスターごとき雑魚が。」
ガヴリエフさんのレベルは1205に成っていて,清水さんもレベル978に成ってた,あと清水さんは異世界の赤い全身コートを着て,サングラス姿にポニーテールのお姉さんだが,孫娘のフランソワーは水色のドレスワンピースに,コルセットベルトとバッテン髪止めを両サイドにし,銀髪の後ろ髪は紐で縛って居た。
「さてそろそろ終わりにしますかね。」
名無しを抜くと。
「またゴブリンすか?」
「またゴブリンだけど何か。」
目が笑って無い雅史に黙る名無しだった,雅史とトムにガヴリエフと清水とフランソワーは,残りのゴブリンと狂暴一角兎を倒し,フランソワーもレベル827に成ってたので,三人にリフレッシュするハーブティと,チョコドーナツとホワイトイチゴチョコドーナツを出し,おやつにするとトムが違うおやつをねだり,ガヴリエフさんはドーナツより珈琲ゼリーと言われ出した。
予定より早くレベルアップしたので,次はどうするか聞くとここで暫く旅をするらしいが,女性二人居るのに野宿どうするか不思議だったが,異世界何処でもキャンプテントで野宿するらしいが,孫娘は旅をしないらしいので,何時も美味しい料理を作るシェフに会いたいらしい。
「…………………」
雅史とフランソワーに何か言いたそうに見るトム分身達,一応関わってるシャロとアリシアに,会わせる事にした。
ガヴリエフさんに孫娘を何故か託され,ガヴリエフは元の銀髪に戻し去って行く,雅史はフランソワーを連れ一旦セカンドハウスに帰ると玄関には,エルリーナとルリスティーナのブーツは無く,拠点の魔法練習場で魔法の鍛練をしてるらしく居ない,フランソワーを案内しリビングを見ると,ちょうどリビングのコタツでせんべいとクッキーを食べ,コタツの住人に成ってる二人が居た。
「気に入り過ぎだぞ二人共。」
雅史の突然の声に驚く二人は,雅史を見るとその後ろに自分達と変わらない年齢の美人が居て,また新しい彼女かと雅史を睨む。
だがシャロとアリシアはその女性に,何故か初対面なのに懐かしくそして,三人は目を合わせると何故かは分からないけど,セーラやカルミアやロゼより姉妹みたいに仲良く成れる気がしたのだが。
「…………………」
「…………………」
「…………………」
三人は黙ったまま見つめ合う,雅史は一人ポツンと置いてきぼり。
『何だろ?懐かしい気がするよ。』
アリシアはそう思いシャロは。
『何故かしら?懐かしい感じがするわ。』
フランソワーは。
『初めて逢うのに何故か懐かしいです。』
こうして三人は意図せず出会った,さてフランソワーは幸せを掴めるのだろうか?
そもそも雅史対して,フランソワーは恋心が有るのだろうか?
「それでシェフは何処ですか?」
一番の疑問を聞くフランソワー。
「「シェフ?」」
アリシアとシャロはあんぐりと,口を開けたままで居る。
「そうあの不思議で美味しい喫茶店の,あのハンバーグのシェフとシチューのシェフは,私はシェフの虜に成りました,是非とも私の料理人に…………」
シャロとアリシアは雅史に,白い目で視線を送る。
「あのシチューはこの二人が関わってるよ。」
味見だけどと雅史は言わない。
「まーくん………」
「マサ…………」
何か言いたげな二人だが,シチューは雅史が作ったと言って良いものかと,二人は悩む。
「他にもいらっしゃいますの?」
雅史は悩む。
「料理を運ぶ配膳の貴方なら知ってますよね。」
「「!?」」
雅史の事を配膳と言う女性に,流石に好きな人を配膳呼ばわりされ頭に来る,さっきの感覚は却下し大切な人が配膳と呼ばれ,本当の事を言いたい二人だったが。
「私は料理を運んだだけだから,知らないよ。」
それを聞きガッカリするフランソワーだった。
「まーくん…………」
「マサたらまったく……………」
色々文句を言いたい二人だが,フランソワーが真実を知るにはまだ遠いのだった。
「でこの二人の女性も,シェフなんですか?」
シャロとアリシアは言う。
「味見係よ。」
「私は新作の味見係。」
「羨ましい………シェフに逢わせて頂きたいですわ,エルお姉様の旦那様とは知ってますが………過去に戻ったから彼氏さんですね。」
シャロとアリシアに羨ましい視線を飛ばすフランソワー,巻き込むなと雅史を見たが視線を合わせないが,今とんでもない事を聴いた気がしたアリシアとシャロだが。
「では次は君の暫くの宿泊候補に行こうか。」
雅史はフランソワーを連れ,トムの家に行くとコタツの中で丸く成ってる,二人を呼び暫くフランソワーを頼むが。
「夜知りませんよ。」
「ユリそれ言っちゃう?」
雅史のこめかみがピクピクとする。
「仕方ない料理のグレード落ちるが,我慢できるかい?」
「ある程度なら。」
雅史はエトワールのゲスト部屋を案内した。
「これもロストシップですか?」
雅史は一応答える。
「万能船だよ。」
あながち間違えでは無いが何故濁す?雅史は,フランソワーを次に食堂に案内する。
「ここが食堂でこの前の博士が作った,全自動調理機はこの鉄の箱の,メニューから選んで食べてね。」
またこれかと顔になるフランソワー,雅史はキッチン奥に案内しフランソワーに言う。
「あとこっちの倉庫は,一部出来た料理在るけど全部食べてはダメね,博士の数週間の食事が入ってるから。」
フランソワーは雅史に続き倉庫に入ると,不思議な広さと空間に驚く,しかもサラダ付きであのハンバーグとか不思議な入れ物に入ってて,不思議な入れ物を開けると出来立てに見えた。
「…………私はどれたけ食べていいですか?」
うるうる瞳で聞くフランソワー,ハンバーグ見ただけでキャラ変わり過ぎだ。
「まあ毎日同じので無ければ大丈夫だよたぶん。」
『たまに来てこっちも補充かな?白鯨で大量生産かな?』
こうして暫くフランソワーはエトワールに住む事に成る,たまにアリシアが来てフランソワーと遊んでたりする,何故かアリシアがフランソワーに勉強教えてたり,フランソワーがゲームしてるのを見てたり,雅史にゲーム仲間にフランソワーを入れてと言われ,アリシアのお願いに屈して雅史は許可を出す。
そしてアリシア対フランソワーのカート対決は,アリシアが圧勝しブロックゲームは何故か,互角の攻防を繰り広げて居た。
「新参者に負けないから。」
「アリシアさんには負けられせん。」
一応同い年の仲の良い姉妹の様な二人を,微笑ましく見る雅史,字が読めるならとフランソワーを知識庫に誘う。
何故かアリシアまで来て漫画区画に案内して,未だに成長を続ける知識庫は乗り物か,移動魔法無いと端から端まで移動出来ない距離まで広く成り,シャロが調べてる物はキャナルに頼み,入り口付近にしてあるが簡単な魔法の書籍は,だんだん遠くに向かって居る,自分以外禁書はまた違う知識庫に入ってるので,白鯨禁書図書館の最奥の物は雅史以外閲覧出来ない。
「アリシアさんコレ面白いです。」
「私には何て書いて有るか分からないよ。」
フランソワーは魔法の箒が喋り,相棒の喋る魔法の箒と銀髪の魔法使いが旅をし,色々な国を巡り成長する漫画を読んで居た。
「私はどんな異世界や多国語も,通訳して読み書きするスキルが有りますので。」
「羨ましいよ。」
本当に羨ましそうにフランソワーを見るアリシア。
「まーくん,便利な道具無い?」
雅史は思った。
『私は猫型ロボットではないぞ。』
だがアリシアの知った事ではない。
フランソワーはエルリーナやルリスティーナに,接触無く日々が過ぎて行き,アリシアは新学期で来れなくなり,フランソワーは広い知識庫を散歩の様に歩き,気になる本を見付けては読み更け,興味深い魔法は覚えてから雅史に魔法が使える場所に案内され,魔法の練習や習得を祐奈やルナリア以上の吸収で,魔法を習得して行くのだったがその実力は,全体的に見ても総合的に祐奈を凌駕する,祐奈チート無しならルリスティーナより上,まあ祐奈は装備以外チートは無いしチートでなら,ルナリアと同等だけどそろそろルナリアが,レベルアップ次第では頭一つ抜けるし,ルーシエも努力し祐奈の後ろに迫って居るけど,上級魔法のコントロールの甘さが課題だけど,何時かは越えてくれないと困る,何時までも全員を見てる事は出来ないから,まあ心配は…………さて置き。
雅史はトムの為に狩りをして,ガヴリエフさん達にも手伝って貰い,ある程度食材は揃いガヴリエフさんと清水さんにお礼に,グランドモササウルスの料理をご馳走し,旅の資金を少し包んで渡した,何か言いたげなガヴリエフさんだった。
「フランの新しい…………何でもない。」
雅史は一瞬ガヴリエフの言葉に,何かフラグを立てられた気がした。
次回に続く。
フランソワー「本編に帰って来ましたよ。」
シャロ「お帰りて言って良いのかしら?」
アリシア「私に聞かないでよシャロ。」
次回に続く。