第20回元オッサン達異世界人飲み会
今回は色々変え常連六人と,またゲストに来てくれたローリエの七名がだけで行われた。
先ずは他の星で手に入れた,モンスター肉や魚や酒を振る舞う事にする。
先ずはマグロの刺し身を六人にトムが持って行く,座敷に運び他の星で手に入れた酒と酒泉も置いて去る,次にマンモス恐竜と首長恐竜の合挽きミンチを成型したのを,ステーキハンバーグ風にしローリエに出し,蜂蜜酒をグラスに注ぎ次の料理に取り掛かる。
「前のチーズインハンバーグも美味しいけど,何かしらコレ前よりお肉の質が違うわよ。」
モンスター材料のデミグラスソースは,今は一人で考え中なのでスキルを使いながら,恋人に味見させたいが皆何を食べても美味しいなので,基準には成らないので味の感想が言える人材が欲しい雅史だった。
「う・ま・い・ぞぉー!!」
何かやまかしいルーデウスを無視し,刺し身に舌鼓する野郎達は無我夢中で食べる。
「ワサビ追加してくれ。」
ルーデウスが早くもワサビ追加らしいので,禁忌の山葵を古代鮫皮ですりおろし,色々我慢をしてルーデウスに追加し逃げるように去る。
トムは何時ものワサビより色が違うルーデウスのワサビに,戦慄を覚えるがそのワサビをツケて食べるルーデウスは,悶絶するのをこの後目撃したのだった。
騒がしい座敷を無視し雅史はパイを蓋にした料理を,食べ終わったローリエに出す。
「パイ生地のスープです。」
何のダシかは秘密だが,香ばしいシュリンプの香りがパイを崩すと香る,クラムチャウダーの様に白いスープを,パイと共に食すローリエは眼を見開く。
シュリンプ料理は数多く食べたが,このシュリンプは始めて食べる味わいだった。
次に蜂蜜酒を贅沢に使ったデザートが出て,ローリエは始めての料理の余韻に浸る,見た事無いワインを注がれ豊潤な葡萄の味に酔いしれる。
「この海老美味いぞ!!」
「何処の海老じゃ!!」
ルーデウスとジェラールがうるさく騒ぐ,鬼丸と千石はプリプリの海老の切り身を食べ,ロイドとパウエルも焼いた香ばしい身を食べ,トム達はマタタビ酒を片手に他の座敷で宴会中,雅史があらかじめ盛ってある刺し身を違うトムが運び,トム達はマグロ三昧の宴を加速させる。
野郎六人に海老の殻をファイヤーボールでこんがり焼き,砕いて出汁にした雑炊を出した,ついでに同じく出汁にうどん風のつゆにし,うどんと買ってきた餅を食べやすいようにカットしたのも,六人に出したら両方食べるのだった。
ローリエからもリクエストに答え,箸とフォークを付け小さな漆器お椀で出す。
「王様の付き添いで,和の国で見たお椀て食器ね。」
ローリエさんの役職は分からないが,色々出来る人らしいが過労死だけはしないで欲しい雅史だった。
「ローリエさんこれを一杯。」
透き通る水の様に棲んだ酒,味はまろやかで口当りも良い酒だが欠点もある,飲み易くいつの間にか酔い潰れるまで気付かない程,お酒を飲み始めたら止まらない酒。
女性受けが良いしこの酒泉の酒は,どんな肉体や精神疲労すら回復する,だが二日酔いし易く酔ってた間の記憶が思い出せなく成る,そんな危険性もあるお酒だが後にこの酒は,他の酒と飲む事により色々な効果を発揮した,この酒泉の名は桃源郷。
天国かよと雅史はこの酒泉に,ツッコミしたのは言うまでもない。
「…………飲み易くて美味しいわ。」
更に酒が進むローリエ,蜂蜜酒を追加し気分良く締めの後の一杯を飲み,野郎達は珍しく千鳥足だが帰った。
ローリエさんは桜花酒を飲み,何故か少し顔が童顔加速して居た,旦那や王様の愚痴を聴きながらお酌をし,雅史は生命酒を注ぎ飲むのを見た後変化が起きる,童顔系なローリエさんの顔が更に若返り,更に肌の張が娘のエルリーナとより艶々で綺麗に成る。
「これも美味しいお酒ね,でも飲み易いお酒が良いわね。」
雅史はローリエの接待をし,トム達は酔い潰れて居た。
「すー……………」
酔い潰れて眠るローリエ,毛布を掛けて片付けを終わらせても起きないローリエを連れ,ローリエの寝室に運び……帰るのだった。
トムの食器を片付けぐったりした身体で,日が昇る温泉に浸かりながら朝日を見る。
「今日も始まりだけど,トムの晴れ舞台の為に用意はしないとな,その前に眠い………さて三人の方はどうするか?」
この後色々起こるが眠い雅史に,この後の記憶は無いのだった,お母様がいきなり綺麗に成りすぎて,ナンパされそうに成ったとも,何か聞こえた気がした。
シャロ「マサたら温泉にも居ないわ。」
トム「頭痛い…………」
ユリ「またマサさんと何処かでお酒ね,まあ頭が上がらないし仕方ないわね。」
このシャロは後湯上がりのエルリーナと,ルリスティーナに遭遇しのだったが,雅史は居なかった。