境目。
掲載日:2020/10/14
はるか越えた ずうっと向こう側
ーー眼差し
まだ先にある眩しい 夕焼けよりも暗くて
夕やみを迎える前の壁 ひっくり返された
灰色の 仕切られた感覚
檻のなかに閉じ籠られたような 窓ガラスから
同席者の拙い疑問はさりげなく
あれ 雲なの? って
この時期ならではのありふれた現象
景色 日常 山よりも深く 蒼空よりも
秋口の水平線上 その向こう側で見えたけど
雄大な雲の壁は まっ逆さまに落ちてきて
いつしか感じた 清々しいまでの 夜空より
邪魔だった 街灯




