追放宣言
ちょこっと設定を変えました。魔法適性検査の年齢を、十二歳から十五歳に引き上げました。
リヒト君の(私の頭の中の)設定的に、十二歳にしては賢すぎるなぁと感じたためです。
物語の本筋は変えていません。よろしくお願いします。
「リヒト。君の魔法の適性は無い。炎、水、風、土の全ての属性に適性がない上に、魔力量も少ない。魔法の適性が皆無な者に、このレーゲン家にいる権利は無い。よって、今日からお前を追放する」
十五歳になり魔法の適性の検査を受けた翌日、リヒトは父親にそう告げられた。
「荷物をまとめなさい。夕刻に馬車が来るはずだ。それに乗って、君は『君が行くべき場所』に行きなさい。何か欲しいものがあれば、餞別として少しは渡してあげよう」
そう言って父親、リューゲル・レーゲンは部屋を出て行った。一人残された僕、リヒト・レーゲンは、ただ呆然と突っ立っていた。
この王国では、十五歳になった者は全員『魔法適性検査』を受けることになっている。そこでは、魔力量と適性のある魔法の属性が示されるのだ。
レーゲン家は王国の辺境伯であり、その家系からは優れた魔法使いが数多く生まれている。リューゲル・レーゲンも例外で無く、彼は王国の筆頭魔術師という称号を得ている。その息子である僕、リヒトにはとても期待が寄せられていたのだ。父からだけで無く、屋敷のメイドや護衛たち、秘書官……沢山の人から「この子はリューゲルを超えるだろう」という期待をかけられていたのだ。
昨日までは、そうだった。
昨日十五歳になった僕は魔法適性検査を受けた。そして、その結果を父から告げられた時の言葉が、冒頭の言葉だったのだ。
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