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PCR検査

倦怠感、悪心を感じ始めて7日目


月曜日を迎えた。


私は変わらず出勤である。

B社的には、濃厚接触者の疑い=健常人 なのである。

濃厚接触者疑いのマニュアルなんて存在しない。


(今だから言えるが、会社の対応にはつっこみどころ満載なのである。

 色んな状況に対するマニュアル作っとけよ。と思ってしまう。)



発熱やひどい咳など、自覚症状がなければ特になにも変わらない扱い。

人前でバリバリ仕事をつづけた。


ちなみに、少しではあるが、私もむせるような咳は出始めていた。


しかし仕事中にゴホゴホするようなこともなく、休憩中や時間外にむせるような程度であるので。

上司には問題なさそうと言われている。


(普通に生活してて、急にむせるようなことなんてないのに・・・

 私も検査すれば陽性の自信がある。しかし熱はないので何もないと装い続けている。)





疑いの当の本人は自宅待機継続である。


A社で会議があったのだろうか、ひとまず連絡があるまで出勤は停止。


まだ検査していない。




8日目


私は変わらず出勤。


自宅待機の疑い本人は会社から連絡待ち。



すると私の仕事中に連絡はきていた。


「PCR検査やるっていうから行ってくる。」


やっとである。やっと検査できる。


自分はコロナ陽性なのか、濃厚接触者なのか、

ずっとふわふわしていた現状に終止符が打てる。


もし陽性だったらどうするのか。

それも会社の指示待ちか、保健所の指示待ちか。


自分たちの知らないところで何かが進んでいるが、待つしかできない。


静かに待つだけの生活はかなりのストレスだと感じた。



この時点で、お互いのA社とB社にどこまで経緯を話すかで何度か喧嘩したこともあった。


基本的に私がB社に細かく話過ぎているのだが。

事前に口裏を合わせておくべきだったと後悔している。


やはり陽性疑いの本人としては、何倍も人の目を気にしていたと実感した。

知らぬ間に傷つけていたと、ショックも受けた。


どんなに濃厚接触者といえど、私は陽性ではないのだ。


これからどんな結果になろうとも、私は渦中にはいるが、実質の中心にはなりえないのだ。


それはこれからも忘れてはいけない。





PCR検査を行った2日後に、結果は届いた。










※またいくつか言わせてほしい


コロナの疑いがかかった時点で生活は一変する。


感染したことない人は、他人事に思うしかないが、是非一度は陽性者の気持ちを考えてほしい。


急に体調が悪化するかもしれない。熱がでるかもしれない。

仕事はもうできない。いつ復帰できるかもわからない。

ご飯を食べても味がわからない。


色んなわからないが毎日襲ってくる。




そんな生活考えたことあるだろうか??

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