美少女
いきなり話飛びますのでそのおつもりで。
風になびく黒髪ロング。
ハーフパンツの下に現れているのは長くて細いのにO脚になっていない、真っ白な足。
鼻筋が通っていて、二重まぶたで、モデルのトップを超えていそうな仕上がりの顔立ち。
一緒に歩いている3人の中で1番背が高く、スタイルもいい。
また笑った。笑顔になるたびにぷっくりした唇から除く綺麗に整った白い歯。
全てが完璧すぎた。
どうせ学校中の男子から注目の的にされているんだ。数えられない程の告白を受け、それに等しい数だけ降ってきたんだろう。
そんなお話の世界のような話が本当に現実にある気がしてくる程の綺麗さだ。
本当はこんなことしてはいけないのだろうが、隣を歩く女の子とは比べ物にならないぐらい存在が眩しくて尊い。
しかし、俺らは今からあいつを狙うのだ。あの可愛い笑顔を見せながら何も知らずに笑う彼女を捕まえるのは上からの指示。指示は絶対の世界にいる俺らは、抗うなんてことはしない。ミスもしないつもりだ。
しかし、予想を超えていた。あの可愛さを前にして、一切躊躇せずにミッションを遂行できるだろうか。ついさっきまで自分の腕に自身があったはずなのに、急に心配になってきた。
しかし、行くしかない。
「さあ、行くぞ。」
「了解。」
2人の鍛えられた体をした外国人がハイエースの両ドアからそれぞれ降りた。
いかがでしたか?これは少し先のお話(物語の中ではだいたい18年先)の話になっています。この美少女は一体……




