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一人と一匹暮らしの日常  作者: 音葉 響鬼
6/13

『習性』

……ガブッ


「いったあああああ!!!??」


ーー


「……いてて…寝起きのかぶりつきモーニングコールは流石にキツイな…」


忙しく働きながらも手の噛み跡をさする。甘噛みなんかもよくしているのだが、朝のこれはどうしてか本気で噛み付くため、完全に怪我になる。


「(猫にそんな習性あったかな……そこらへんはあんまり覚えてないや…)」


ーー


「ただいま〜……」


バイトを終え、疲れに疲れた僕を待っているのは、最近ではお馴染みとなった


「ニャン!」


この声。


「ただいま黒。いい子にしてたか?」


サラサラとした髪を撫で、部屋に入る。


「……ってあれ…部屋が…」


で、いざ部屋に入ってみると、そこら中に物が散乱していた。


……恐らく、いや、まず黒の仕業と見て間違いないだろう。


「……黒…」


僕が名を口にすると、ビクッと反応する。


「……はぁ…これからは自分で片付けてね?それならいくら散らかしてもいいから。」


が、僕はあまり怒らず、諭すような口調で言った。


「…ニ、ニャン!」

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