確かな決意
リーズ王国中心部に広がる訓練所に1人の少年が剣術の修行をしていた。
その少年は兵士というにはやや幼い顔つきでで白髪の短髪をなびかせ1人汗を流していた。
「ジーン!!!」
「ん??おー!マリヤじゃねーか、どしたんだ?そんな慌てて」
マリヤと呼ばれた女は金髪を揺らしながらジンのもとに走ってやってきた。
マリヤとジンは幼なじみでとても仲がよく、いつもジンの後を追っている。急ぎ足で走ってきたマリヤの顔は険しく、少し悲しんでいる様にも見えた。
「はぁはぁ、、、はぁー、国王が、予知夢を、、、はぁ」
「まぁまぁ落ち着けマリヤ。国王がなんだって?」
「見られたのよ!予知夢を!それで、早急にジンを連れてこいと、、まさか、悪い予知夢でも、、」
「そんな焦るなマリヤ。大丈夫、国王の考えはいつも冷静だ従ってればきっと大丈夫だ。じゃ、俺行くからマリヤは大人しく家に帰れよー!」
「まって!私も!ちょっとーー!!」
ジンは要件を聞くとマリヤを置いて瞬足で消えていった。
兵士最高位に位置するジンを呼びつけると言うことはそれほど危険な状況だという事だ。
大地震が起きるか、反乱がおきるか、それとも、、、
どれにせよもうすぐ戦いが待っている事に変わりはない。
持っていた剣を納め、見えない速さで城に向かうジンの胸は興奮で高まっていた。
なにがあっても守ると決めた。この国リーズだけは、マリヤだけは、、、、!
「誰もいねーな。なんでだ?」
城の廊下を歩くジンの周りには人1人おらず、暗く長い道が続くだけ。いつもなら複数の兵士達がジンに向かって深々と頭を下げるのだ。
「国王のやつ、まーたなにか企んでるのか?」
スッ、 キン!!!
暗い廊下を歩くジンの後ろに突如現れた金髪の男はジン目掛けて長剣を振り下ろした。その剣には雷が宿っており凄まじい力でジンに突き刺さろうとしている。
「さすがはジン殿。この程度の不意打ちでは効かないか。」
「なんのお遊びだ?ルーク。俺にちょっかい出すとまたマリヤに怒られんぞ?」
ルークの雷剣を片手で受け止めたジンは薄笑いを浮かべ呟いた。
ルークはマリヤの兄でありジンの部下でもある。とてもジンを崇拝していて、ジンを超えるためことある事にこうして戦いを求めてくる。
「城を壊す勢いできやがって、本当に壊れたらどうするんだ?」
「ふん、貴方にはこの位力を込めないと私が吹っ飛ばされるのでね。」
「お、わかってんじゃん。で?なんの用だ?国王が俺を呼んでるんだろ?」
「そうだった。こっちだ。」
ルークに連れられ国王のいる部屋へきたジンは扉を開け、キングダムの元に近づいていった。
「きたかジンよ、お前に頼みがあるのじゃ。」
「予知夢、、、見たんだってな、国王」
「あぁ、破滅の前兆じゃ。」




