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бキーク① 報告する
私は自分でキークへ報告しにいくことにした。
「リーダー、昨日の任務のことなんですけど」
「偵察先の男のことか?」
ビスキュイが悪魔だということはリーダーにも口止めが条件だが、魔法が使えることは話してもいいと言われた。
「はい、帝国とはあまり関係ないらしいですけど、どうやら魔法が使えるみたいで帝国なんてトルニタラナイんだぜ!という口ぶりです」
「よし、面白そうな話だな。オレを連れていけよ」
どうやらリーダーがついていってくれるようで、ホールは置いていくことになった。
「頼んでおいてごめん。リーダーが急に行くって言い出して」
「まあ暇ならいいんじゃないか、リーダーが協力者を信用できるか判断するのは普通だし……ただ」
「なにしてんだいくぞー」
ホールがなにかをいいかけていたが、キークに手をひかれアジトを出た。