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空の空  作者: lycoris
空の空の下
79/115

真斗と夏七子と 1


高崎 綺音 17歳 163cm

酒井 真斗 24歳

酒井 夏七子13歳?

秋月 朱音 14歳

秋月 楓 17歳 委員長

青山 友美

山本 穂花 先生の組織を継ぐ

道永 先生

志水先輩 食われた 先生の親友 生徒会長

宮内 健太郎 クソゴミ

日下部 朝子 夏七子の友達



朱音、楓 義姉妹

真斗 重ねる 思い込む




設定忘れた時用の自分向け設定資料です。

本編でやろうとしてグダるだろうからカットした話を、番外編で進めていきます。

誰かが背中から抱きしめた。

「また、懐かしい夢を見ていたな。

私を食べてくれ…か…

これで2度目だ。」

それで目が覚めた。

目の前で今もなお燃え続ける火。

「やっと終われる。」

自分の全てを終わらせる為に放った火。

最後の最後の最後まで自分勝手だった自分。

背中が濡れる。

震えている。

きっと、寒いんだとか、空腹だからじゃないんだろう。

なんにせよ自分に出来る事は何もない。

せめて最後にその声を聴きたかった。

全て自業自得。



朱音が楓に食われた後、俺は卒業と同時に家を出た。

ここに居る理由が無くなったから。

つまり1人になりたかったが、

祖母が危篤と聞き、一度だけ顔を出すつもりで戻った。

そこには母親と一緒に知らない子もいた。

聞くと、再婚する予定の相手との子だと。

親父が死んだ後、その相手と出会い、しばらくして立ち直って、それをきっかけに。

無性に裏切られた気がした。


祖母はそれなりに元気だった。

意識を失って倒れ、そのまま搬送された。

俺が見舞いに来た頃には退院していたそうだ。

「よく、帰って来た。お前の居場所はここだ。」

そう言って弱々しく抱きしめられた。


夕食までの間、ただひたすら縁側で空を見ていた。

ここにきて余計な事を思い出したくなかったから。

すると間を空けて隣にさっきの子が座った。

「名前は?」

目もくれず、聞いた。

「さか…宮内、夏七子。第2世代の人形人食種。」

「…そっか。」

「…」

「…。」

「ぁ…あの…ここに、いてもいいですか…?」

「…」

「……」

無視をしてみたが、動かないようなので、なら

「…好きにすればいいよ。」

「…はい」


妹…か

考えないようにしていた余計な事を思う出してしまった。

妹、朱音の、

楓って言ったっけ?

今も生きてるのか、

少しの罪悪感と好奇心から見に行くことにした。

それにここにいても暇だったから。

「どこに行くの?」

「どこでもいいだろ。」

「ご飯までには帰って来なさいよ。」

「…」

今更、今更

そんな思い込みで母に素っ気ない返事をした。

「チッ」

扉を閉める音に重なって舌打ちが聞こえた気がした。



朱音の家の前に着いた。

表札は変わっていなかったが、家に人の気配がなかった。

扉を開けようとするが鍵がかかっていた。

「あの、どちら様ですか?」

後ろを振り返るとちょうど楓が帰って来た所だった。

「え、うそ!?」

買い物袋を落として駆け出した。

声音から怯えているのだろうと分かった。

…まあ、無理もないけど。

買い物袋の中身は野菜が大半で、後は魚や少しのお菓子。

それをドアノブにかけて、後にした。

楓は生きている。満足したので次に気になった場所に向かった。


俺と朱音の繋いだ手を埋めた場所。

「…」

ない

「…」

ない


どこにもなにもない

「そこにはもう…無いです…。」

「…」

「ごめんなさい…」

「てめぇ…」

「ごめんなさ

「誰が謝れつった?どこだ?」

「ぁ…

「どこだ!!?」

「ぁ…ぁう…


首を締めていては話せない。

俺が片手で握れるほどの首筋をさすりながら息を整えている。

「どこだ?」

代わりに髪の毛を強く掴んだ。

「っ…!ご、ごめんなさい、、ごめんなさ、いっ、ぉめんなさ…ぃ…」

俯きながら呟く。

さらに力を込める。

「ど こ だ ?」

それでもなお、啜り泣きながら謝罪を続けるだけだった。

「酒井!何やってるんだ!!?」

「…」

「おい!聞こえてるのか!?」

「あ?」

「お前!歯ぁ食い縛れ!!」

「!!」

頰に衝撃が走り、体が地面に着くと同時に痛み出す。

「っ…」

睨みつけた先には道永先輩が居た。

「お前、何自分の()に手をあげてるんだよ!?」





















最終回は今まででも一番多くの人に読んで頂いたようで感無量です。

ありがとうございます。


そんなわけで、番外編1番は主役の真斗くんを掘り下げていこうと思います。

また、遅筆になるかもですが、よろしくお願いします。



真斗くんの絶望をそのまま描けるよう頑張ります。

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