私の私
今更こんなの見せてなんのつもりなの?
見てきたのはそっちじゃん?
見せつけてきたんでしょ?
だって暇だもん。
こっちは急いでるんだけど。
いいじゃん、グラついてるんだし。
…
もう渡しちゃえばいいじゃん。
彼が望んでるのは貴方じゃない。
彼の心に居るのは貴方じゃない。
…
大丈夫、私が居るから。
大丈夫、1人じゃないから。
私、邪魔されたら余計燃えるんだ。
知ってるよ。
だから絶対に諦めないよ。
報われないのに?
関係無いよ。
私は私だから。
そんなの虚しいだけだよ…
でも諦める理由にはならないよ。
それでも!
それでも私は、
理由なんて関係ない、
他の事なんてどうでもいい、
私には、
すごいね。
委員長には敵わないよ。
10年以上も他人の中で生きていくなんて、私には出来そうにないよ。
だって元々は私の体だよ?
ただ私が私じゃなかっただけ。
うん。
だからきっと
「私達、出会わない方が良かったね」
優しい笑顔で笑う委員長。
「もう行くね。
大丈夫、1人じゃないから。
大丈夫、綺音も1人じゃないから。」
「違うよ、
私達は1人だから、出会えて良かった。」
「「さようなら」」
またね
泣き出しそうな私に手を差し出す
要らないよ。
どうして?
まずは自分の涙を拭きなよ。
え?
気が付かなかったの?
どうして?
だって、私は私だから。
私は…
結局自分の名前も分からないままだったなぁ。
あなたは?
私だよ。私はあなた。
私は手を差し出した。
私達は秋月楓。
私は恐る恐る手を取った。
それでいいよね?
私は私の手を握った。
私。
行こう、楓ちゃん。
青山さんが呼んでるよ。
…うん。
私はきっと秋月楓なのだろう。
そんな訳で、私(楓)の中のもう1人の人格、
委員長は、紅葉って名前用意してたけど、
サブタイの時にしか使う機会がなかったっすね。
苗字考えてなかったけど。
委員長の体に楓の魂を入れて、
楓が朱音(姉)を殺したショックで心を閉ざし、
委員長の魂が委員長の体に帰ってきたけど、
その時にはもう委員長の居場所はなかったよ。
っていう、ながーーい説明でした。
それでも委員長は私として生きた。
そこの私は個人解釈で。




