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空の空  作者: lycoris
空の空
14/113

私の最近

いつものように起きた。

暑さのせいか習慣のせいか、今日は目覚ましが鳴るより少し早く起きた。

寝ぼけた頭を醒ますため顔を洗う。

そのまま歯を磨いて、寝癖を直す。

一度部屋に戻って着替えを済ませてから、昨日のうちに準備しておいたカバンを持ってリビングに向かう。

「おはよう。」

支度途中のお母さんに挨拶を返す。

「おはよう。」

そのまま支度の手伝いをする。

3人分の皿を並べ終えると楓が起きて来た。

「ん〜、ぉはよう。」

まだ眠そうに目を擦っている。


お父さんはいつも早い。

だから朝食はいつも3人。

たまに夕食も3人の時があるが、みんな父が家族思いの優しい人だと知っている。

朝食を食べ終え、家を出る。

楓は今着替えているところで、お母さんは後片付け。

さて、今日も照りつける日差しを睨み返しながら、真斗の迎えに行く。

真斗の家の前に着くとちょうど真斗が出て来た。

その後ろに見送りに来た真斗のお母さんが見えたので、頭を下げると向こうもにっこりと手を振り返してくれた。

「いってきまーす。」

「おはよう真斗。」

「おう、おはよう。」

今日も真斗と一緒に通学路を歩く。

他愛もない話を交わし合う。

「わざわざ挨拶しなくていいよ。」

「何、反抗期?」

「ちげぇーよ、あの人は過保護なんだよ。」

「愛されてるね〜。」

「そうじゃないだろ。」


真斗と話しているとあっという間に学校に着く。

友達と挨拶を交わしながら教室に向かう。

真斗とは教室が違うので別れた。

「じゃあまた後でね。」

「うん。」


昼放課になりいつも通り真斗の教室に行き一緒に昼飯を食べる。

他にも2人、4人で机を合わせる。

登校している時と代わり映えしない会話をする。

食べ終わっても、予鈴が鳴るまではそのまま会話が続く。


午後の授業も終わり、部活に入って居ないのでこのまま帰る。

クラスの友達に別れを告げ廊下に出ると真斗が待って居た。

「今日は俺の方が先だったな。」

「待たせた?」

「そんなに。」

下駄箱で一旦別れてから、それ以外は真斗の隣を歩く。


「それじゃあね。」

「それじゃ。」

真斗の家の前で別れを告げ、玄関に入って行く真斗を眺める。



いつも眩しい夕焼けは、いつでも真斗に遮られていた。

だから私は真斗を睨む。

(わたし)は、酒井 真斗が嫌いだ。































そんなわけで、

一気に書き上げたので少し短いですがだいぶ早めに更新出来ました。


今回から(真斗を主人公とするなら)もう一人のヒロイン。「秋月(あきつき) 朱音(あかね)」です。

妹の「(かえで)」は既に登場してたりします。

朱音の方は考えては居たんですが最初は出す予定はなかったのですが、やっぱりって事で登場が少し遅くなりました。


分かってはおられるでしょうが一応過去編です。


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