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和製ファンタジーにおける”魔法”の設定について  作者: 囘囘靑
第六講:魔術的呪具のあれこれ

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6.2.1.“狭義の”杖について

 今度は「杖」について考察を進めてゆきたいと思います。


 ですがその前に、和製ファンタジーにおいて杖がどのような役割を果しているのか、それについて少し考えてみましょう。


 まず初めに思いつきやすいのは、魔術を扱う場合の指揮棒として「杖」を利用する方法です。この場合は「杖」などという言葉よりも「タクト」という言葉に直接置き換えた方がよいかもしれません。このような杖の利用法は和製ファンタジーに限ったことでなく、あまねく魔法を題材とした世界中のファンタジーに共通することだと思います(本物のファンタジーである『ハリーポッター』シリーズでもそうです)。


 次に考えられる「杖」の効能には、魔術を宿した杖、もしくは魔術発動のカギとなりえる杖というものが考えられます。古いおとぎ話では、杖が重要なキーアイテムとなって、主人公に転機をもたらす、などといったストーリーが無数にあります。


 このように「杖」と一口に言っても、その役割は二種類あるようです。しかしながら今回は第二の役割「杖そのものに魔術が宿っている」場合を考えてみます。


 したがって、以下になされる「杖」の話は、すべて「狭義における杖」を題材にしているということをご了承ください。


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