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和製ファンタジーにおける”魔法”の設定について  作者: 囘囘靑
第四講:魔法陣

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4.3.「配列法陣」の特徴と弱点

 今度は「配列法陣」について考えてみましょう。線と点の組み合わせを利用した「幾何法陣」に比べ、こちらで主体となるのは「文様」になります。法陣のになう役目は自然と付随的なものになりますので、


 文様+法陣の形状=魔法の効果


 というような図式を頭に思い浮かべるのが正解でしょう。要するに「文様そのものでも効力があるものを、更に特別なフォーメーションに配置しなおすことによって(魔法陣にすることによって)、魔法の効果をより高める」ことがこの配列法陣における鉄則となります。


 配列法陣のメリットとはどのようなものでしょうか。前述の通り、魔法陣はあくまで付随的なものである以上、不慮の事態による影響が軽微であることがこの法陣の特色になると考えられます。幾何法陣の場合、あまりにも直線や円がぶれていると、それだけでアウトですが、配列法陣の場合はそもそも文様が主体であるため、配列が多少ぶれていても効果が消え去ってしまう、ということはなくなるはずです。


 配列法陣のデメリットを考えてみましょう。「横(もしくは縦)に文様を並べただけでも配列になりかねない」ということが最大のデメリットになると思います。縦や横に文様を並べただけで、文様に付随的な意味が備わってしまうことは思わぬ弊害を生み出しかねません。したがって配列法陣において、文様は基本的な記述表記の形態とは一風変わった方式で書かれることになるでしょう。


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