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和製ファンタジーにおける”魔法”の設定について  作者: 囘囘靑
第三講:呪文(文様)原論、および封印

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3.1.1.魔法言語を「口唱」と「文様(記述)」に分割する理由

第三講「文様」に入ります。

 口唱呪文についての考察は前講で終了しました。続いて記述呪文(文様)の問題へ移ってゆきます。


 そもそも、どうして同じ魔法言語に属するものを、わざわざ「口唱」と「記述」に分割する必要があるのか。これについて説明します。


 「記述」というアウトプットの方式には、必ず「媒体」が存在していなくてはならないということが、この問題の背景にあるのです。


 「書く」というアウトプットを行うためには、書くための素材(鉛筆やペンなど)と、文字が書かれる媒体(紙、壁の表面など)が必要になるはずです。


 以降は、書くための素材を「質」、文字が書かれる媒体を「媒」として話を進めていきます。


 質・媒が存在するということは、その状態が魔術の発動に少なからず影響する、ということを示唆しています。たとえば、ある魔法陣Mを壁(媒)に書き付けるときには、必ず蜂蜜をこねて作ったクレヨン(質)でなくてはならない、などといった作法があるはずです。これは「書き付ける」という行為を通じて呪文を発動する以上、必ずつきまとう問題になります。


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