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小さな時計屋さん   作者: ルル
3/4

時計屋さんのおじいさん

3話目です!よろしくです!

時計屋さんに入るとそこには、掛け時計や鳩時計、腕時計が置いてあった。(すごくレトロな時計)不思議とそう思う気持ちさせる場所だった。「いらっしゃい」奥の方から、一人のおじさんが、顔をだす。「おじさんが、ここの時計屋さんをしてるの?」「あぁ、そうだよ。もう、30年になるかね。」おじさんは、ほのぼのと話してくれた。「ゆっくり、見ていってね」優しく、笑顔でそう言って、奥へと引っ込んでいった。(すごいなぁ、古い時計ばっかり)私の年代にはわからない歴史ある時計ばかり。テーブルに置いてある時計をみた。腕時計と砂時計が置いてあった。(何これ)テーブルに置いてあった、一つの時計を手にとった。(恋が実る砂時計)こんなのを持っているからといって、恋が実るわけがない。「おじょうちゃん」おじさんの声が後ろからした。「なんですか?」「おじょうちゃんは恋をしてるね」おじさんの言葉が空気を変えた。「何を言ってるんですか!」大きい声で強く言った。だけど、少し慌てていた。「それだよ、それ」おじさんは私を指差している。いや、違う。私の持っている砂時計を指差している。「恋が実る砂時計」そこに書いてある言葉を読んだ。私は決心して、聞いてみた。「もし、好きな人と遊んだ後に家の方向が一緒なのに、「一緒に帰ろう」って言えなかったら、後で後悔しますか?」私が少し恥ずかしそうに聞いた。「わしは後悔しないな」「なんでですか?」また、質問した。「なんでって、後悔しても遅いからじゃ」(は?)と心で思った。「どういうことですか?」またまた、質問した。「人生は一度きりじゃ、後悔しても時計のように時間を戻す事は出来ない」おじさんは優しく話している。「この後悔は後悔じゃない。思い出じゃ。思い出として、とっとくんじゃ」また、優しく話している。「そうだ!また、誘えばいいだ」大きい声で叫んだ。「そうじゃ。取り消しは出来ない、戻す事もできない。だけど、もう一度やり直すことはできる」またまた、優しく話してくれた。「それ、持っていっていいぞ」おじさんが袋をくれた。「いいの?」「あぁ、いいぞ」私は袋に砂時計を入れた。「また、来てもいい?」「お客さんもこないし、いつでもおいで」「ありがとう」私は元気よくお店を飛び出した。

3話目を読んでいただきありがとうございました

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