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僕の日記2  作者: Q輔
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昼間にシラフで

 令和七年一月十六日(木) 


 僕の会社は、新型コロナウイルスの襲来を期に忘年会を開催していない。昨年は忘年会の代わりに仕事納めの12月28日に仕出しが振る舞われた。「おい。今年あたり忘年会どうするよ?」「望まれぬ会を無理に開催する必要は無いと思います」毎年ボスとこんな会話をする。僕はお酒をこよなく愛する男だが、実際のところ社員の半数以上はお酒を飲まないし、飲むメンバーの中にも上司との酒席を嫌がる者も多いので、無理強いは出来ないのよね。


 ぽっくんなんか、若い頃は、上司の酒席に散々付き合わされ、その度に有難い訓示を夜更けまで頂戴したものだが、ぶっちゃけあの頃喰らわされた珠玉のお説教の数々が、後のぽっくんのサラリーマン人生の糧となっているかっちゅーと……これがなってねんだよバカヤロー! こちとらベロンベロンに酔っぱらってっから、全然憶えてねーんだよコノヤロー! 漏れなく記憶がぶっ飛んでんだよコンチキショー!……今思えば、のんびりした薄甘い時代だったよなあ。


 サラリーマンが酒席で事を決するような時代は、もうとっくに終わっている。


 腹を割った話は、酒の力など借りず、昼間にシラフですればよい。


 酒は、気の知れた仲間と飲むのが一番美味しいよね。


 昔も、今も。


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