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プロローグ 爆炎にまぎれて
月明かりが照らす巨大な城の前。
その静寂に響く少女の声。
「貴様ら、何者だッ!?」
質問をぶつける少女は腰からレイピアを抜く。
少女の殺気に答えるように、レイピアを向けられていた少年もまた剣を構える。
「だんまりか。ここの兵士ではなさそうだな。なら……」
少年と少女の敵意が交錯する。
その瞬間。
爆発音とともに城の上層階が吹き飛ぶ。
その重い音が少年と少女の身体を揺らす。
彼らの頭上から大理石の瓦礫が隕石のごとく降り注ぐのだった。
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