生き方
掲載日:2017/07/03
朧げなる様にて 酒を飲み
阿呆のように 笑っては
氷のように 冷たく
静かに黙って
切なさが満ち潮に 愛の不確かなることを嗤って
己のくだらないことを 哀れに愛おしむ
これいかに これいかに
定まらぬ瞳を 定まったようにして
定まったこのおれを 定まらぬようにする
気違いに見てもらいたくて 慣れぬ小芝居をして
染みついた気違いが 人をおのずと遠ざける
哀しむ人 愛おしむ人
憐れむ人 蔑む人
嗚呼みぞれ ひどく身体を 濡れさせて
吹雪ふけ 心を芯まで 凍らせて
虹の影だけ 歩かせて
丑三つ時だけ 歌わせて
いつか記憶の 灰になるまで




