46/47
ふりかえっても誰もいない
「とどのつまり:答え」
それは言い訳
たくさんの嘘
謝れない
謝りたいって
思ってないもの
問われれば言う、
「謝りたい」
そこに私はいないの。
確信が、もてないの。
私を私たらしめているもの、
それは何?
「復讐」
どうしても
許せないの。
赤い色を
まいて、
終幕を
引いて、
全ておしまい。
そうしないと、
そうしないと、
何も、
何もできない。
「順番を間違える」
愚かゆえに、
手を伸ばせないでいた。
引くことを先に覚えた。
ひらいていく距離が
恨めしかった。
その「思考」こそがあなたを形成しているもの。