42/47
空に浮かぶもの
講義中、あまりにも暇だったから。
「本質に気づく」
テーブルの上の、
食い散らかされた
料理。
おびただしいほどの、
くたびれた
人間。
宴が終わり、
熱気は拡散し、
笑い声は宵闇に
溶けるように消えた。
浮かれ心地のまま、
ふらふらと歩く。
まあるい月の、
やさしいきいろ。
星々のかがやき。
まぶしすぎて目を細めた。
「雲見る仕事」
わたあめ、ちょこれえと、そふとくりいむ。
いぬ、ねこ、ぱんだ。
くるまにしゃぼんだま。
いろんな形に名前をつける日々。
雨の日はおやすみ。
晴れた日は、
ずっと空を
みあげてる。
そしていつか、
そらの海にすいこまれる日を
夢見てる。
少し手直ししてます。
ひらがなの多用。